2006年8月2日
No.841: 粋な雫チューハイ レモン / 宝酒造(I.B.J.共同開発商品)
いきなしずくちゅーはい れもん / たからしゅぞう
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昨日飲んだタカラ「香果搾り」はイオングループ限定商品だったが、これは
全国の酒販店が共同で設立した仕入れ会社
インターナショナル・ブランズ・ジャパン(IBJ)限定でタカラが造っているもの。
IBJに加盟している大阪の酒の楽市というお店で入手した。
グラスに注ぐとまず外観は無色透明。立ちのぼる気泡が細かいことから、炭酸があまり強くはないことがわかる。
香りは、フレッシュ感をやや不自然に強調したレモン香。レモンキャンディのようでもある。少し甘そうな感じがする。
実際に味のほうも酸がそれほど鋭くなく、やんわりと甘い。それでもあっさりめに造っているので、
ごくごくと飲み干せるタイプ。
果汁1.4%。アルコール分6%。原材料:レモン果汁、醸造用アルコール、糖類、酸味料、香料、ビタミンC。
販売価格税込79円だから、ジュースよりも、発泡酒よりも、第3のビールよりも断然安い。
それを思えば、十分な内容だろう。
それにしても「粋な雫」って、なんだかよくわからないネーミングだなあ。
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チューハイ |
2006年8月3日
No.842: 香果搾り スウィート巨峰 / 宝酒造(イオングループ限定商品)
こうかしぼり すうぃーときょほう / たからしゅぞう
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イオングループで売られているタカラの限定チューハイ「香果搾り」が新しくなり、
既に先日、新顔フレーバーのスウィートレモンを飲んだ。
今日は、以前からあるフレーバーの1つである巨峰を。
色は淡い紫で、ピンクに近い。
香りは、いかにもぶどうキャンディのような、魅惑的な甘さを湛える。
味も率直に甘い。ここまではっきりと甘さを出してくれると、むしろ気分がいい。
炭酸が弱いので、非常にやわらかな飲み口。
当然、後味はスッキリしないし、飴をなめたようなドヨーンとした甘さが口中に残るが、これで良いのだ。
果汁1.5%。アルコール分4%。原材料:ぶどう果汁、醸造用アルコール、糖類、酸味料、香料。
250ml入り缶で税込85円。
チューハイというより、フルーツソーダにアルコールも入りました
と言った方が良いような商品。これはこれでちゃんとニーズがあると思う。
以前の製品と比べて、どこが変わったのか、にわかにはわからない。
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チューハイ |
2006年8月4日[1]
No.843: 氷結 レモン(2006年5月リニューアル品)/ キリン
ひょうけつ れもん / きりん
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今年の5月製造分から刷新した人気の氷結シリーズ。いちおうCMは打っているものの、
王者の貫禄とでも言おうか、大々的宣伝とまではいかないので、新しくなったことを知らない人も多いだろう。
缶をよく見ればデザインも少し変わっているわけだが、何しろ他に新製品が目白押しだったこともあって、
私もここまで取り上げずに来た。今こそ押さえておこうということで、まずはレモンから。
グラスに注ぐと外観はほぼ無色透明。ジューシーなレモン香がツンと立ち、フレッシュな導入部。
味も極めてクリア。酸が効いているのに酸っぱすぎない適度な味加減。
不必要にアルコール感を強調しない、クリアな作り。甘味も適度。
アルコール分7%。果汁3.5%。原材料:レモン果汁・ウォッカ・糖類・酸味料・香料。
以前より果汁含有率が若干上がったようだが、氷結らしいクリアな飲み口は健在。
あまりに普通すぎて、取り立てて感動がないという事実こそが、既にして大きな存在であることの証明。
考えてみれば、ウォッカベースでくせのない味わいが缶チューハイのスタンダードとなってしまったのは、
ひとえにこの氷結の貢献によるものだろう。
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チューハイ |
2006年8月4日[2]
No.844: 氷結 21° ストレート / キリン
ひょうけつ 21ど すとれーと / きりん
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当ページの守備範囲は、ビール系飲料のほかはチューハイ、缶カクテル等のいわゆる「割ったもの」までで、
割る前のリキュールやスピリッツにまでは手を広げていない。理由は、数が多くてそこまでフォローしきれないということと、
もちろん私も生身の人間で、体には限界があるからだ。
この製品は「割る前のもの」だが、缶チューハイ氷結ブランドなので、取り上げることにした。
かなり以前から出ているものだが、たまたまディスカウントストアを覗いたときに
299円で売られているのを発見し、なんだか「買ってくれ」と呼びかけられているようで、購入した。
しかも写真のグラス(SAMURAI BRUE 2006)までついていた。
本来は自分で割ってチューハイをつくるためのベースだが、あえてロックで飲んでみる。
香りは、純粋なアルコール。注射を打つときに腕にぬってもらってスッとする、まさにあの匂い。
味もなんだかエタノールを薄めて飲んでいるみたい。ガムシロップみたいにピュアな甘さだが、
まったくくせがないので、焼酎ベースでつくるよりもだんぜん透きとおった味のチューハイができるだろう。
ただ、普通の酒好きにそれが好まれるかというと、若干ハテナだが。
リキュール類。アルコール分21%。「氷点下でろ過したウォッカでつくったクリアリカーです。
お好みの飲み物で割って、爽快なおいしさをお楽しみください」。
製造者:キリンディスティラリー(株)。販売者:麒麟麦酒(株)。
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チューハイ・カクテル等 |
2006年8月5日
No.845: 香果搾り スウィート白桃 / 宝酒造(イオングループ限定商品)
こうかしぼり すうぃーとはくとう / たからしゅぞう
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イオングループ限定でタカラから出ている香果搾りが新しくなり、既に2種を飲んだ。
最後の1つがこの白桃。
色はほとんどないが、かすかに白濁。
香りは、桃の缶詰を開けたときのような、甘〜い、甘〜いピーチ香。
味も桃缶のシロップを飲んでいるような甘さ。実にフルーティ。
およそ爽やかさとは無縁だが、この濃厚さが魅力と言える。
「上品な香りとやさしい甘さのお酒」というサブタイトルがついているが、まさにそんな感じの味わいだ。
あえて言えば、やさしい甘さというよりは、深みのある甘さといった感じだろうか。
また、以前の製品と比べて、炭酸が弱くなったような気がするので、
その点からも、一層深みのある味わいになったと言える。
果汁3.4%。アルコール分4%。原材料:白桃果汁、醸造用アルコール、糖類、香料、酸味料、ビタミンC。
この白桃と巨峰は以前からあったフレーバー。今回のリニューアルで新たに登場したのが
レモンで、
なくなったのがライチ。以前の製品の中では、ライチは一番人気がなかったということなのだろうか。
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チューハイ |
2006年8月6日
No.846: くまのビール ラガー / くまのビール
くまのびーる らがー / くまのびーる
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最近色々と既存のチューハイをフォローしているのだが、今日はビールが飲みたかったので、これ。
先日、和歌山県・南紀白浜に行った時に購入してきた地ビールだ。
まず外観はやや濃いめでくすんだ感じの黄金色。
香りは最初ホップの爽快感があるものの、干し藁や紅茶
みたいなニュアンスもある。
たぶんこれは、鮮度が若干落ちているためだろう。買ってきてから少々日にちが経っているので。
口当たりは柔らかく、軽く、引っかかりなくすいすい飲める。
ボディはスリムで、苦味も強くない。
アルコール分約5%。原材料:麦芽・ホップ。くまのビール(株):和歌山県新宮市熊野川町上長井302。
330ml入りで450円。
賞味期限は過ぎてはいないが、持ち帰る間の温度変化にやられたのか、
コンディションが万全とは言えない状態だった。残念だ。
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ビール |
2006年8月7日
No.847: くまのビール ダーク / くまのビール
くまのびーる だーく / くまのびーる
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昨日のラガーに続き、南紀白浜に行ったときに買ってきた「くまのビール」の今度はダークを。
まず外観はコーラ程度で、グラスの向こう側がやや透けて見えるくらい。
泡はカフェオレ色で力があるが、泡持ちはほどほど。
香りはカラッと軽めのカラメル香(なんか、早口言葉みたいだけど)。
かりんとうに似ていると言ったらいいだろうか。
口当たりはシャープで、甘味はほとんどなく、その代わりに酸が目立つ。
細身の味わいだから、後味もスッキリ、サッパリ。
アルコール分約5%。原材料:麦芽・ホップ。くまのビール(株):和歌山県新宮市熊野川町上長井302。
330ml入りで450円。
びんに何の説明もないが、おそらくラガー(下面発酵)であろう。
ダーク・ラガーの中でも、これはかなり軽やかな部類だ。
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ビール |
2006年8月8日
No.848: 氷結 グレープフルーツ(2006年5月リニューアル品)/ キリン
ひょうけつ ぐれーぷふるーつ / きりん
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今年の5月製造分から刷新した人気の氷結シリーズ。いちおう
フォローしておかなくては、ということで、先日レモンを飲んだ。今日はグレフルだ。
グラスに注ぐと外観は無色透明。ガムやキャンディのように甘そうなグレフル香。
実際の果物とはちょっと違うが、グレフルチューハイとしては実にスタンダードな香りだ。
甘味が結構強く、酸は弱い。アルコール感がきちんとある。甘味と苦味が口中に残るが、
くどいというほどではない。とても中庸な味わい。
アルコール分6%。果汁4.5%。原材料:グレープフルーツ果汁・ウォッカ・糖類・酸味料・香料。
以前の製品とアルコール度数も果汁含有率も同じだから、どこがどう変わったのかわからないが、
どうせ変えるなら、もっとシャープな味にすればよいのに、と思う。
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チューハイ |
2006年8月9日
No.849: 角瓶ハイボール / サントリー
かくびんはいぼーる / さんとりー
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6月13日の発売だから、もう約2ヶ月が過ぎたわけだが、ようやく順番が回ってきた。
サントリーウイスキー「角瓶」のソーダ割り。コンビニ限定商品だ。
(同社サイトによれば、
セブン-イレブン、ファミリーマート、サークルKサンクス、デイリーヤマザキ、ミニストップ、スリーエフ、ポプラ
で販売しているとのことである)
グラスに注いだ色は非常に淡く、かなり薄く作っているように見える。立ちのぼる気泡はとても小さく、
炭酸はさほど強そうではない。
モルトの甘い香りが立ち、極めてやさしい第一印象。口に含むと、その甘味が華やかに広がる。
炭酸は適度で、刺激は強くない。アルコール度数も強すぎず、全般的にやさしい味に仕上がっている。
アルコール分7%。原材料:モルト、グレーン、炭酸ガス含有。山崎天然水仕上げ。
山崎というのは、同社のピュアモルトウイスキーにも使われている名前だが、
蒸留所の所在地名(京都府大山崎町)から来ている。名水に恵まれた地である。
また、角瓶といえば、庶民的な値段でありながら高いクオリティを誇るブレンデッド・ウイスキーとして、
人気の高いロングセラー。それが、こんな形でコンビニで売られるとは、
時代を超えて広い世代に訴求するブランドだということだろう。
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チューハイ・カクテル等 |
2006年8月10日
No.850: オー・ド・ヴィーカクテル オレンジピール&白桃・マスカット / メルシャン
おー・ど・う゛ぃーかくてる おれんじぴーる あんど はくとう・ますかっと / めるしゃん
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まだ最近の新製品を完全フォローしきれていなかった。これは、7月4日発売だから、
もう1ヶ月以上経っているが、ようやく入手できた。メルシャンから出ているブランデーベースのカクテル
「オー・ド・ヴィーカクテル」の最新商品だ。当ページでは、これまでこのシリーズは取り上げてこなかったのだが、
これを機に、後日旧製品も飲んでみたい。
色は濁った肌色というか、ややピンクっぽいパステルオレンジ。
香りは、「はて?何だろう。グァバかな? パッションフルーツかな? あるいは別のトロピカルフルーツかな?」
といった感じで、判然としない。混ざりすぎている。
口当たりは、とにかく甘く、濃厚。ネクターといった感じの密度。
桃の生臭い感じが目立ち、なぜかブルーチーズのような乳臭さ+かび臭さみたいな味わいがある。
甘味の余韻が長く続き、後キレはすこぶる悪い。
果汁39%。アルコール分5%。原材料:白桃、マスカット、
醸造用アルコール、オレンジブランデー、オレンジリキュール、糖類、酸味料、香料、カロチノイド色素。
「それはまるでパティシエが創るスイーツのような贅沢な味わい。
澄んだ空気と良質の水の産地にある「メルシャン軽井沢蒸留所」で生まれた薫るフルーツ
蒸留酒<オレンジピール オー・ド・ヴィー>に2種類の果汁をブレンドしました」との説明文あり。
なんだか悪い表現をしてしまったが、
濃厚でこってりしているのは、この製品のむしろアピールポイントだと思う。ファンはつくだろう。
ところで、オー・ド・ヴィー(eau de vie)とは、直訳すればwater of the life(命の水)だが、
仏語でブランデーを意味する。オレンジブランデーを使ったということで、
まさにスイーツのようなめくるめく官能の世界を、カクテルで表現したといったところか。
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チューハイ・カクテル等 |
2006年8月11日
No.851: ザ・サントリーオールド 天然水割り / サントリー
ざ・さんとりーおーるど てんねんすいわり / さんとりー
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先日角瓶ハイボールを飲んだついでに、他の缶入りウイスキーもフォローしておかなくては、と思い立った。
これは、同じサントリーから出ているOLDの水割り。
まず色は淡い琥珀。いたって普通の水割り。香りは甘く、
「オールドってこんなに優しかったかな?」と思わせるまろやかな香り。
口当たりも優しく、アルコール感はそれほど強くない。天然水と言われるから余計にそう思うのだろうが、
極めてピュアな味わいだ。
アルコール分9%。原材料:モルト、グレーン。
角瓶ハイボールもそうだが、缶にボトルの絵が描かれており、
色遣いとの相乗効果で、中身が直感的にわかるようになっている。
私はこれをコンビニで購入したが、駅の売店とか新幹線車内などで売るのにぴったりな製品ではないだろうか。
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チューハイ・カクテル等 |
2006年8月12日
No.852: いさなビール(勇魚麦酒)/ くまのビール
いさなびーる / くまのびーる
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先日、南紀白浜で買ってきた「くまのビール」の3種めは、これ。
「勇魚」と書いて「いさな」と読む。私はまったく知らなかったのだが、
ラベルの絵を見る限り、どうやら鯨を意味するらしい。
ということで、ググってみたら、日本捕鯨協会がヒットした。
外観はしっかりめの黄金色。最初泡の盛り上がりは悪くないが、泡持ちはほどほど。
清々しさよりも、干し藁のような匂いが強い。口当たりは軽やかで、
苦味も弱く、すいすい飲める。喉ごし爽快で、後キレもよい。しかし、薄いというわけではなく、
じんわり味わいがある。
アルコール分5%。原材料:麦芽・ホップ。くまのビール(株):和歌山県新宮市熊野川町上長井302。330ml入りで450円。
名前から想像したよりは、ずっとずっと軽快で、ちょっと拍子抜け。
この会社は、全般的にクリアな味造りを目指しているのかな?と思う。
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ビール |
2006年8月13日
No.853: 粋生 SUPER FINE(香港産第3のビール)/ インターナショナル・ブランズ・ジャパン(輸入)
いきなま すーぱー・ふぁいん(ほんこんさん だい3のびーる)/ いんたーなしょなる・ぶらんず・じゃぱん(ゆにゅう)
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これは全国の酒販店が共同で設立した仕入れ会社
インターナショナル・ブランズ・ジャパン(IBJ)
が輸入している香港原産の第3のビール。輸入しているというより、向こうで造らせているのだろうか。
IBJに加盟している大阪の酒の楽市というお店で入手した。
色はしっかりめの黄金色だが、カラメル色素によるものだろう。
香りは、結構自然なホップ香があり、臭みは弱い。
ところが、口に含むと、様相は一変。
口当たりはやや金属的であるものの、アルコールが強調されたような薬臭さと、
ガムシロップのような甘味がある。でもこの甘味はそんなに強いものではないから、
気づかない人は、そのまますーっと飲んでいってしまいそう。後味にはやや酸味が。
アルコール分約5%。原材料:タピオカ酒(タピオカでんぷん、豆類たんぱく)・糖類・
ユッカ抽出物・ホップ・カラメル色素。原産地:香港。輸入者及び引取先:
インターナショナルブランズジャパン(株)。
原材料のタピオカ酒というのが目につく。なんだか色んなものを使ってビール風味飲料ができるんだなあ、
と感心。コストダウンにかける並々ならぬ意気込みは評価するけれども、そこまでしてビール風味じゃなきゃだめなのか?
と疑問もわく。販売価格は89円だが、この値段なら缶チューハイのほうが、ずっとクオリティの高いものがある。
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第3のビール |
2006年8月14日
No.854: 氷結 ライム(2006年5月リニューアル品)/ キリン
ひょうけつ らいむ / きりん
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今年の5月製造分から刷新した人気の氷結シリーズ。いちおう
フォローしておかなくては、ということで、徐々に飲み進めている。今日はライムだ。
グラスに注ぐと外観はまったくの無色透明。
炭酸は強くなさそう。
香りは、ライムのグリーンな感じがキュンと立っている。芳香剤みたいだ。
味は酸が強く、甘味はほとんど感じず、緑っぽさ満載。
当たり前だが、ライムが得意でない人には、相当に飲みづらいだろうと思う。
後味もキリッとしていて、緑の余韻を残す。
アルコール分6%。果汁3.0%。原材料:ライム果汁・ウォッカ・糖類・酸味料・香料。
以前の製品とアルコール度数も果汁含有率も同じ。
変化もわからないが、この路線の継続は、正しいと思う。以前にはあった「甘さひかえめ」
という表記はなくなってはいるが、
甘さひかえめであることに、変わりはない。
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チューハイ |
2006年8月15日
No.855: 氷結 ウメ(2006年5月リニューアル品)/ キリン
ひょうけつ うめ / きりん
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今年の5月製造分から刷新した人気の氷結シリーズ。これまでもマイナーチェンジを繰り返しながら、
王者の地位を守っている。
全フレーバーを徐々に飲み進めているが、今日はウメ。
グラスに注ぐと外観はほんのり黄色っぽく色づいている。
炭酸は強くなさそう。
香りは、梅酒のように強くはなく、軽い梅ジュースといった感じ。甘く、かつフレッシュな印象。
味は酸が強くなく、甘味は適度。すっきりした飲み口。
どこも突出したところのない、実に無難な味作り。
アルコール分5%。果汁1.0%。原材料:ウメ果汁・ウォッカ・糖類・酸味料・香料。
これも以前の製品とアルコール度数も果汁含有率も同じ。
中身もパッケージデザインも刷新したとはいえ、ほとんど気づかない程度。
大きく変えないことが、ベストセラーの証であるかのようだ。
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チューハイ |
2006年8月16日
No.856: 粋な雫チューハイ グレープフルーツ / 宝酒造(I.B.J.共同開発商品)
いきなしずくちゅーはい ぐれーぷふるーつ / たからしゅぞう
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全国の酒販店が共同で設立した仕入れ会社
インターナショナル・ブランズ・ジャパン(IBJ)向けにタカラが造っているもの。
IBJに加盟している大阪の酒の楽市というお店で入手した。
ちょっと前にレモンを飲んだが、今日はもう一つのグレフルだ。
グラスに注ぐとまず外観は少し白濁。立ちのぼる気泡が細かいことから、炭酸があまり強くはないことがわかる。
香りは、普通のグレフルチューハイにありがちな、ガムのような甘い香りだが、それほど強調されてはいない。
味も甘味がよくコントロールされ、さらっと飲み干せる。酸味は弱く、苦味も適度である。
果汁4.2%。アルコール分6%。原材料:グレープフルーツ果汁、醸造用アルコール、糖類、酸味料、香料。
なんというか、非常に無難な線をついたチューハイ。
販売価格税込79円にしてこれなら、まったく文句のつけようがない。
ただ、「粋な雫」って何だよ、と、名前にツッコミを入れてみたくなるだけ。
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チューハイ |
2006年8月17日
No.857: 北海道夕張メロン ホワイトサワー <限定生産> / サントリー(LAWSON限定)
ほっかいどうゆうばりめろん ほわいとさわー <げんていせいさん> / さんとりー(ろーそんげんてい)
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店頭で「ローソン限定」と大々的に売られていた新製品。
とても可愛らしい、お酒らしからぬパッケージが目を引く。
グラスに注ぐと、色はややオレンジがかって、濁りがある。
白濁はホワイトサワーだから。オレンジ色は夕張メロンだからだろう。
いかにもお菓子っぽい、作られたようなメロン香がツンと立つ。
それとともに、乳酸菌飲料のやや乳臭い感じがある。
甘味がかなり強いが、コクがそれほどないので、くどさはあまり感じない。
メロン特有のムスクの香り(ある種のセメダインっぽい風味)が結構うまく表現されている。
ホワイトサワーの風味はあまり前に出てこない。
果汁0.5%。アルコール分5%。原材料名:夕張メロン、スピリッツ、ブランデー、糖類、香料、
酸味料、ベニバナ黄色素、炭酸ガス含有。
「北海道産の夕張メロン果汁の芳醇な甘さと、爽やかな清涼感が楽しめるホワイトサワーです。」
「原材料供給元 夕張市農業協同組合」
ブランデーを使っていることによって、芳醇な甘味が加えられているのだろうか。
そもそもブランデーはメロンとの相性はバッチリだ。
私事だが、独身の20代の頃、一度だけぜいたくをしてみようと思い、
マスクメロンを買ってきて半分に切り、種を取り除いた凹みにカミュのナポレオンをたっぷり注いで、
大きなスプーンですくって食べたことがある。それはもう、天にも昇る体験だった。
近年は夕張メロンに代表される赤肉系メロンが幅をきかせているが、メロンといえば、
やはりマスクメロン(アールスメロン)の右に出るものはないだろう。
だが、交配種である夕張メロンの片親はアールスメロンだとのことで、独特のmusk(麝香)の香りがある。
あの官能的な香りを再現できるか否かで、メロンフレーバーの飲料の出来不出来は決まってくる。
その点で、この商品は、結構いいセンを行っている。
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チューハイ |
2006年8月18日
No.858: SUPER PRIME SPECIAL(韓国産第3のビール)/ 川商フーズ(輸入)
すーぱー・ぷらいむ・すぺしゃる (かんこくさんだい3のびーる)/ かわしょうふーず(ゆにゅう)
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(株)徳岡の展開する
「SAKE市場グランマルシェ」というお店で入手した第3のビール。もう半年以上前に、レギュラー缶(青缶)、
グリーンを飲んだが、今回は、スペシャル。
泡にはあまり力がなく、持続しない。液色は、国産のビール程度。
香りに発泡酒的臭みは弱いが、かなり甘いニュアンスがある。
一口めから、「甘い」と思う。これは混ぜられた焼酎のせいだろうか。
麦の旨味ではなく、エタノール的な甘さだ。
アルコール分約4.7%。原材料:発泡酒・焼酎(米、麦)。原産国:韓国。
輸入者:川商フーズ株式会社。
価格は税込99円。飲み応えを出そうとして、反対に失敗しているようだ。
このクラスで無理をしないほうがいい。
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第3のビール |
2006年8月19日
No.859: サザンスター / オリオンビール
さざんすたー / おりおんびーる
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最近、一生懸命我が家の冷蔵庫の在庫整理を進めているのだが、
夏と言えばやっぱり沖縄のオリオンを思い出す。ということで、今日はオリオンから出ている第3のビールを。
外観はしっかりめの黄金色で、ビールのよう。
泡は最初勢いよく盛り上がるが、もちろん持続しない。
香りは、「あっ、かなり自然なホップ香だ」と驚くほど。
臭みがほとんどない。よく嗅ぐと、ちょっと不自然に甘そうなニュアンスがないことはないが。
味はやっぱり第3のビール。口当たりはカラッと爽快だが、コクはない。
喉ごしはスッキリした感じだが、どうしてもふんわりした甘味が微かに残る。
ただ、この最後の微かな甘味を気にしなければ、相当にナチュラルだし、
それなりに味もあるし、とてもオリオンらしいキャラクター。
アルコール分5%。原材料:発泡酒・スピリッツ・炭酸ガス含有。
あまり期待していなかっただけに、びっくりした。発泡酒にスピリッツを混ぜるやり方は、
サントリー・スーパーブルーと同じだが、こっちの方がよりスッキリ感が強いと思う。
さらに、キリンやアサヒの第3のビールと比べても、よほどクリアで、優秀だと言える。
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第3のビール |
2006年8月20日[1]
No.860: 麦職人 / オリオンビール
むぎしょくにん / おりおんびーる
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以前からオリオンが造っている発泡酒。
本州在住の我々には、あまり入手の機会がないのだが、
これは昨日のサザンスターと一緒に、大阪の百貨店で入手したもの。
泡にはかなり力があり、泡持ちも発泡酒にしてはとてもよい。液色はしっかり黄金色。
ホップの香りが軽やかで、発泡酒特有の雑穀臭は弱い。これならイケるな、という導入部。
一口含むと、オリオンドラフト(ビール)にも通ずるクリアさで、嫌みがない。
ただ、若干甘味を感じる点が、発泡酒らしい。だが、それも最小限に抑えられている。
後味に苦味が残るのも好印象。
アルコール分約5.5%。原材料:麦芽・ホップ・大麦・コーン・スターチ・糖類。麦芽使用率25%未満。
麦職人という名は大げさだが、発泡酒でここまでクリアで苦み走った味わいに仕立てているのはすごい。
無理に味わいを出そうとすれば、普通はどうしても雑味が出てしまうものだが(例:キリン円熟など)、
クリアさを保ったまま、飲み応えも見事に実現している。
大手4社のどの発泡酒主力商品よりも、技術的にはこちらのほうが上だろう。
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発泡酒 |