ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.881〜900


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2006年9月8日
No.881: ハイリキ 青りんご (2006年4月5日リニューアル品)/ アサヒ
 はいりき あおりんご / あさひ
ハイリキ 青りんご ハイリキ 青りんご review
 昨日、ウーロン割りのときにも書いたが、このハイリキというチューハイは、 私の生活圏内では非常に入手困難。今年4月のリニューアル後、 あらゆる場所を探し回ったが、4月末にやっとレモングレープフルーツ を入手することができた他は、 まったく目にすることがなかった。もう永遠に見つからないんじゃないか?とあきらめていたところ、 8月にウーロン割りに出会った。
 そうこうするうち、いつも当サイトに福音を届けてくれる 「回転寿司は永遠に不滅です」主宰・お寿司MAX副会長氏 から、「ハイリキ青りんご発見!」のご一報をいただき、わざわざ送ってくださったのだ。 手に入らないと思っていた物が手元にある不思議。ただただ感謝である。

 さて、恭しく開缶。
 色は緑茶をソーダで割った感じ。やや黄色みの強いグリーンで、確かに青りんごのイメージだが、 キウイみたいな感じでもある。
 香りは、かなり自然な感じのりんご香。シャープでやや生臭い感じがかなりリアル。
 味にはふくらみがあって、アルコール感がしっかりある。ワインを使っているせいもあるのだろうか。 甘味は弱くないが、 アルコール感が負けていないので、後味は結構シャープ。若干の苦味と青臭さも。
 アルコール分7%。果汁5%。原材料:焼酎、ワイン、りんご果汁、 糖類、酸味料、香料、ベニバナ色素、クチナシ色素。 素材へのこだわり」として、1.有機果汁使用、2.焼酎使用、3.純水使用 と書かれている。 また、水を除いた全原材料中の有機農産物の使用割合として、「有機農産物5%使用」と書かれている。

 ついにハイリキ全4種を制覇することができたわけだが、 いずれも焼酎のアルコール感がしっかりあって、飲み応えのある無骨なチューハイであることがわかった。 ぜひこれからも存続して欲しいブランドだ。 ビビッドな色のパッケージも、レトロ感があってダサ格好いい。 もっと簡単に入手できるようになれば、うれしいのだけれど。
種別 チューハイ
2006年9月9日
No.882: ハイリキ ウーロン割り (旧製品)/ アサヒ
 はいりき うーろんわり / あさひ
ハイリキ ウーロン割り ハイリキ ウーロン割り review
 先日飲んだ新製品に引き続き、これはハイリキ・ウーロン割りのリニューアル前の製品だ。 比べてみよう。新製品と同じく、伊豆に行った折に入手したもの。

 グラスに注ぐと、色は濃い。サントリー烏龍茶に近いが、ほうじ茶か、濃いめの紅茶みたいでもある。
 香りは、杜仲茶のような土臭さと紅茶のような香りを感じ、烏龍茶にしては香ばしさが足りない印象も。
 口に含むと、お茶にアルコールの甘さが溶け込み、ブラウンシュガーっぽい。 チューハイと言いながら、ウーロン割りなので、無炭酸だ。 実にアルコール感がしっかりあって、飲み応えは十分。反面、爽やかさには乏しく、 お酒に弱い人には辛いだろう。製造からかなり時間が経ってしまったことによる劣化も少しあるのだろうか。
 アルコール分7%。原材料:アルコール、烏龍茶葉抽出液、糖類、着色料(カラメル)、香料。 製造者:アサヒ飲料(株)、販売者:アサヒビール(株)。 「ハイリキは1983年に発売された日本初のチューハイのブランドです。」 との説明あり。

 どうやら原材料も製法も、変わったようである。 この旧製品はどちらかと言えば地味で、新製品の方が飲み応えを維持しつつ、洗練され、トータルクオリティは上がったと思う。
種別 チューハイ
2006年9月10日
No.883: サントリーチューハイ 烏龍茶割 / サントリー
 さんとりーちゅーはい うーろんちゃわり / さんとりー
サントリー 烏龍茶割 サントリー 烏龍茶割 review
 以前から細々と売られているようだが、烏龍茶と言えばサントリーということで、 サントリーチューハイの烏龍茶割だ。

 グラスに注いだ色は、サントリー烏龍茶をちょっと薄めた感じかな(無論、焼酎を烏龍茶で割っているんだから、 烏龍茶単体よりは薄くて当然)。 香りは、あの嗅ぎ慣れた烏龍茶そのもの。ふんわり軽やかに香る。
 飲めばお茶の香ばしい風味が口中に広がり、爽やかな口当たり。 アルコール感は強くないが、焼酎の甘味がふんわりと感じられる。濃さはそれほどでもなく、後味もスッキリ。
 アルコール分4%。原材料:焼酎、烏龍茶、香料、酸化防止剤(ビタミンC)。

 同じくサントリーから出ているペットボトル入りの「烏龍チューハイ」 のほうはウォッカベースなのだが、こちらは正統派の焼酎ベース。並べて比べたわけではないから 詳細は定かでないが、こちらのほうが飲み応えがあるのだろう。それでも例えば、アサヒの ハイリキ・ウーロン割り に比べればかなり軽やかでスッキリタイプ。しかも度数も低いので、 お酒にあまり強くない人にも飲みやすいのではないだろうか。
種別 チューハイ
2006年9月11日
No.884: COCKTAIL カロリ。ソルティードッグ / サントリー
 かくてるかろり。そるてぃーどっぐ / さんとりー
サントリー COCKTAILカロリ。ソルティードッグ サントリー COCKTAILカロリ。ソルティードッグ review
 明日12日発売の「カクテルカロリ。」シリーズ。カロリブランドはこれまでチューハイだけだったが、 ついにカクテルにも参入。3種あるが、まずはソルティードッグ。

 色はほんのりオレンジがかり、濁りがある。缶を開けた瞬間に、 グレープフルーツのフレッシュな香りが広がる。あまりカクテルという感じではない。
 味は結構甘味が強い。グレープフルーツの苦味ももちろんあるが、 カロリ特有の人工甘味料の甘さが気になる。アルコール感が弱いので、なおさらだ。 飲み干した後に口中に渋みが残り、唇裏に少々まとわりつく感じ。
 果汁2%。アルコール分4%。原材料名:ルビーグレープフルーツ、ウオツカ、 糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、ベニバナ黄色素、 野菜色素、炭酸ガス含有。

 カクテルというには深みが足りないし、反対に果実のフレッシュ感が強い。 かなりチューハイに近い。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年9月12日
No.885: 旬果搾り フルーツパンチ BANANA MIX ヨーグルトテイスト / アサヒ
 しゅんかしぼり ふるーつぱんち ばななみっくす よーぐるとていすと / あさひ
アサヒ 旬果搾り フルーツパンチ BANANA MIX アサヒ 旬果搾り フルーツパンチ BANANA MIX review
 本日発売、旬果搾りフルーツパンチから新ラインナップ。 2種あるが、まずはバナナミックスから。

 名前と、缶のイメージ通り、液色は淡い黄色で濁っている。 どろっとしているようにすら見える(実際にはドロッとはしていない)。
 香りは、少し内にこもったようなバナナ香が中心で、そこにりんごか梨のような生臭さが加わる。 それ以外の果実の香りはほとんど感じられない。
 味もバナナの甘さが目立つ。しかし、酸味もきいているのは、オレンジのおかげなのだろうか。 ヨーグルトテイストというほど、乳酸の感じは強くない。
 果汁10%。アルコール分4%。原材料:アルコール、バナナ果汁、りんご果汁、オレンジ果汁、 洋なし果汁、パイナップル果汁、はっ酵乳、糖類、酸味料、安定剤(大豆多糖類)、 香料、乳化剤。

 バナナジュースが好きな人には、喜んでもらえる製品だろう。チューハイというよりは、 ミックスジュースにアルコールも入りました、という感じ。
種別 チューハイ
2006年9月13日[1]
No.886: おいしいチューハイ オレンジ / 宝酒造
 おいしいちゅーはい おれんじ / たからしゅぞう
タカラ おいしいチューハイ オレンジ タカラ おいしいチューハイ オレンジ review
 ホントは今日は別のものを飲むつもりだった。 ところが、19日発売であるはずのこの製品が、なぜかスーパー店頭に並んでいたので、 前々から楽しみにしていたこともあって、早速開けることにした。

 グラスに注ぐと、外観はまさに「オレンジジュース」。 香りもまさに「オレンジジュース」。とてもチューハイとは思えない。アルコールの匂いもほとんどしない (ただこの点だけは、私がアルコールに鈍感になっている可能性もあるので、ご注意を)。
 口に含んだ瞬間も、「オレンジジュース」。但し、炭酸が入っているので、 若干シュワッと、ピリッとするし、アルコール感も確かにある。 繊維質が浮遊していて、この点も、最近のオレンジジュースにそっくり。
 果汁50%。アルコール分5%。糖類不使用。原材料:オレンジ(果汁、パルプ)、スピリッツ、香料、酸味料。 「オレンジ果汁50%使用。オレンジ本来のおいしさが贅沢に味わえるお酒です。」

 メルシャン本搾りが推進し、支持者も多い高果汁型チューハイの分野に、タカラが満を持して参入した製品だけあって、 後発組ならではの巧みさが光っている。本搾りは添加物を一切排してナチュラルさを売りにしているが、 ナチュラルゆえに無骨で飲みにくいと感じる人もあるだろう。 この製品は、飲みやすさ、親しみやすさを強調する戦術のようである。棲み分けは出来るだろう。
 ところで、我が家ではオレンジ、りんご、グレープフルーツ、ぶどう、パインなどの100%ジュースを常備していて、 毎日水代わりにごくごく飲んでいるのだが、最近のオレンジジュースはどれもこれも「手搾り感覚」とか言って、 パルプ入りドロドロタイプが多い。この工夫は、私にはむしろ不自然に思えるのだが・・。
種別 チューハイ
2006年9月13日[2]
No.887: ドラフトワン(2006年9月13日リニューアル品) / サッポロ
 どらふとわん / さっぽろ
ドラフトワン ドラフトワン review
 最初に今日飲もうと思っていたのは、これ。本日発売、新しくなったドラフトワン。 そこに上のチューハイが割り込んできたわけだが、やっぱり寝る前にこっちも飲んでおかないと気が済まなくなって、 冷蔵庫から出してきた。

 グラスに注ぐと液色は極めて淡いブロンド。泡は純白できめ細かく、サイダーのように炭酸がシュワシュワ音を立てる。
 香りは、「オッ!結構ホップの香りがするじゃないか。清々しいじゃないか」と思う。 ただ、発泡酒みたいなミルキーな匂いも若干ある。
 口当たりは、当然のごとくスッキリしてはいるが、酸味のようなものも感じ、 これがだんだん口中に蓄積されてくる。
 コクや深みが一切期待できない分、ドラフトワンの売りは クリアで濁りのない後味なのだが、その点はほぼ踏襲されている。 ただ、渋みのようなものが少し引っかかる気がして、"水のようにクリア"とまではいかない。
 アルコール分5%。原材料:ホップ・糖類・エンドウたんぱく・カラメル色素。

 アロマホップを強化して、導入部を華やかな化粧でまとったのは評価できるが、 味わいを出そうとした形跡もあり、その点はいただけない。酸っぱかったり渋かったりせず、 ひたすら味がないのがドラフトワンの持ち味ではなかったか。 これなら、夏色缶で見せた、華やかなマスカットフレーバーだけをひたすら強調、という路線の方が、 よかったような気もする。
種別 第3のビール
2006年9月14日
No.888: 黒あまチューハイ シークワーサー / メルシャン
 くろあまちゅーはい しーくわーさー / めるしゃん
黒あまチューハイ シークワーサー 黒あまチューハイ シークワーサー review
 メルシャンから12日に発売となった新しいチューハイ。奄美産黒糖焼酎を使ったもの。 黒糖の「黒」に、焼酎の甘味の「あま」。更に言えば、奄美の「あま」だろうか。3種あるが、まずはシークワーサー。

 グラスに注ぐと、色はほんのり黄金色。梅酒ソーダみたいに見える。 香りは、柑橘の鋭さよりも、焼酎の甘い香りが目立つ。ラム酒の香りに似ている。
 味も、黒糖焼酎のやわらかな甘さが口の中に広がり、その周りをシークワーサーの酸味が取り囲んでいるようなイメージ。 柑橘の皮のような苦味や渋みが唇裏に引っかかる。飲み込んだ後にも、ふんわり甘い余韻が残る。
 果汁0.4%。アルコール分5% <うち黒糖焼酎比率4.5%>。原材料:シークワーサー・醸造用アルコール・黒糖焼酎・ 果糖ブドウ糖液糖・黒糖・酸味料・香料。 『「れんと」蔵元の奄美大島開運酒造とメルシャンがコラボレーション。奄美産黒糖焼酎を使用した チューハイです。黒糖のほんのりした甘さを活かし、人気の果実と合わせ、絶妙な味わいに仕立てました。』

 私は昔からラムが好きで、今でもカウンターバーなどに行くと、ラムをストレートあるいはロックで飲むことが少なくない。 そのような嗜好だから、焼酎も黒糖焼酎をオーダーすることが多い。従って、このチューハイもとても親しみやすく感じるのだが、 世間一般の多数派かと言えば、そうではないかもしれない。
 焼酎ブームの中、目新しいセンを狙った商品として単純に面白いが、爆発的な人気を集めるとは考えにくい。 無論、焼酎臭いというほど濃度は高くないので、なおさらどっちつかずの感は否めない。
種別 チューハイ
2006年9月15日
No.889: 旬果搾り フルーツパンチ BERRY MIX ヨーグルトテイスト / アサヒ
 しゅんかしぼり ふるーつぱんち べりーみっくす よーぐるとていすと / あさひ
アサヒ 旬果搾り フルーツパンチ BERRY MIX アサヒ 旬果搾り フルーツパンチ BERRY MIX review
 12日発売、旬果搾りフルーツパンチの2種めは、ベリーミックス。 既にバナナミックスは取り上げた。

 色はくすんだピンク。表現は悪いが、少しどす黒いと言ってもいい。 イチゴ味の水ようかんか、ういろうみたいな色。
 香りは、魅惑のイチゴミルク。但し、ラズベリー、あるいはクランベリーの香りだろうか、 酸が立って、甘い雰囲気を横から少し抑えてくれている。
 味はやはりイチゴとヨーグルトが目立つ。 そこにラズベリー、クランベリーなどの酸味系のフレーバーがアクセントに加わり、 ベリーミックスというのにふさわしい、贅沢な味。おかげで、甘ったるくはない。 後味も意外にさらっとしている。
 果汁10%。アルコール分4%。原材料:アルコール、ストロベリー果汁、りんご果汁、ぶどう果汁、 はっ酵乳、ラズベリー果汁、クランベリー果汁、糖類、安定剤(大豆多糖類)、酸味料、 香料、乳化剤。

 もっとくどいものを想像していたのに、 酸味がきいて、結構ぐびぐび飲める。これまでこういう類の製品は、もっと乳酸飲料の味が強調されたり、 甘味が強すぎたりしたものだが、これはすき間を狙ったような製品だ。 もはやチューハイと呼ぶのはふさわしくない気もするが、旬果搾りはこのセンで勝負していった方が、 ある程度のシェアとポジションは確保できるような気がする。
種別 チューハイ
2006年9月16日
No.890: COCKTAIL カロリ。ベリーミックス スプモーニ / サントリー
 かくてるかろり。べりーみっくす すぷもーに / さんとりー
サントリー COCKTAILカロリ。ベリーミックススプモーニ サントリー COCKTAILカロリ。ベリーミックススプモーニ review
 昨日の旬果搾りフルーツパンチに引き続き、ベリーミックスつながりということで、 今日は、12日発売の「カクテルカロリ。」シリーズから、ベリーミックススプモーニ。

 色は透明感のある淡いピンク。香りは、あまりよく区別はつかないが、一番前に出てくるのはブルーベリーだろうか、 ラズベリーだろうか。爽やかで甘酸っぱそうな香りが立つ。
 味も実に甘酸っぱく、軽やか。カロリーオフながら、しっかりと人工甘味料の甘味があるのが、カロリの特徴。 軽いのに、口中に薄ら甘い感じが残る。それでもクランベリーの酸味が効いているので、バランスは悪くない。
 果汁1%。アルコール分4%。原材料名:クランベリー、ラズベリー、ブルーベリー、ウオツカ、 糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、炭酸ガス含有。

 先日のソルティードッグに比べれば、 こちらのほうがまだカクテルらしい。いや、カクテルの上ずみといった感じかな。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年9月17日
No.891: COCKTAIL カロリ。カシスオレンジ / サントリー
 かくてるかろり。かしすおれんじ / さんとりー
サントリー COCKTAILカロリ。カシスオレンジ サントリー COCKTAILカロリ。カシスオレンジ review
 12日発売の「カクテルカロリ。」シリーズ。3種のうち既に2種を飲んだが、今日は最後のカシスオレンジ。

 色は非常に鮮やかなピンクというか薄紅色。 カシスの香りとオレンジの香りがハッキリと出ていて、とてもわかりやすい。
 味はキュッとしたオレンジの酸と、カシスの味わいが溶け込みしっかりした飲み応え。 甘味もカロリーオフとは思えないほどしっかりあるが、後味がやはり人工甘味料的。 ノンシュガーキャンディを舐めたときのような後味。
 果汁1%。アルコール分4%。原材料名:カシス、ブラッドオレンジ、ウオツカ、 カシスリキュール、糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、 果実色素、ベニバナ黄色素、炭酸ガス含有。

 このシリーズは皆アルコール度数も低いし、ごくごく飲めてしまう。 カクテルという名前には少し違和感もあるが、それはアサヒ・カクテルパートナーのシリーズも同じ。 こちらはカロリーオフというウリがあるので、市場での差別化は可能。あとは売り方だ。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年9月18日
No.892: おいしいチューハイ りんご / 宝酒造
 おいしいちゅーはい りんご / たからしゅぞう
タカラ おいしいチューハイ りんご タカラ おいしいチューハイ りんご review
 明日19日が発売日となっているタカラの新しいチューハイ。 私は5日ほど前に入手していて、既にオレンジを飲んだ。 全3種あるが、今日は2種目のりんご。

 色はやや黄色っぽく濁っている。濃度が足りないのを除けば、ほぼりんごジュースといった外観。
 香りもりんごジュースそのもの。ただ、100%果汁と違い、りんごの生臭い感じは弱く、 やや人工的な香料が目立つ。
 味も基本的にナチュラルなりんごジュースに近いが、アルコール感もしっかりある。炭酸は弱いので、 あまりチューハイらしくないが、適度にシャープな感じを与えてくれている。
 最後まで飲んでわかったのだが、りんごの果肉というか屑のようなものが入っているので、 果実の食感も少し楽しめる。
 果汁50%。アルコール分5%。糖類不使用。原材料:りんご(果汁、ピューレー)、スピリッツ、安定剤(ペクチン)、 香料、酸味料。 「りんご果汁50%使用。りんご本来のおいしさが贅沢に味わえるお酒です。」

 オレンジに負けず劣らず、こちらもフルーティさ満開のチューハイ。 素材感を前面に出す売り方は、なかなか良いと思う。
種別 チューハイ
2006年9月19日[1]
No.893: ジャポネ ゴールド / サントリー
 じゃぽね ごーるど / さんとりー
サントリー ジャポネ ゴールド サントリー ジャポネ ゴールド review
 本日19日、コンビニ限定で発売となったサントリーの新しいビール。 これまでにも同社は期間限定、コンビニ限定で多彩なビールをリリースしているが、 今回もその一連の商品の一つだ。

 まず外観は極めて淡いブロンド。泡は純白できめ細かく、泡持ちもとてもよい。
 ホップの清々しい香りとともに、干し藁のような落ち着いた香りがある。華々しく香るタイプではない。
 味わいもじんわり旨味が感じられ、滑らか。実は結構苦味が強いと思うのだが、 それを感じさせないほどスムーズな飲み口だ。舌の奥に苦味が残るが、後味も概ね柔らかい。
 アルコール分6%。原材料:麦芽、ホップ。 「ミカモゴールデン大麦約10%、紫波産ホップ約35%使用。なめらかで舌に広がる味わいです。」との説明文あり。

 JAPANESE GOLDではなく、あえてJAPONAIS GOLDと仏語英語混合にしたのは、 言語的な厳格さよりも、リズムと響きを大切にしたかったのだろう。"美醸ゴールデン大麦"をはじめ国産原料で造ったという意味は 何となく伝わるし、柔らかい感じが良く出ている技ありのネーミングだ。 もっとも、西洋人にはとても違和感のある名前だろうが。
 たとえばアメリカのスーパーマーケットで「イルボネこがね」という名のビールが売られていることを想像してみてほしい。 とっても違和感あるよね。アメリカ人からすれば、東洋的な美しい響きに聞こえるだろうが。
種別 ビール
2006年9月19日[2]
No.894: カクテルパートナー プレミアム マンダリンミモザ / アサヒ
 かくてるぱーとなー ぷれみあむ まんだりんみもざ / あさひ
アサヒ カクテルパートナー プレミアム マンダリンミモザ アサヒ カクテルパートナー プレミアム マンダリンミモザ review
 本日19日、コンビニ先行発売のカクパー・プレミアム。全国一斉発売は10/17となっている。 2種あるが、まずはマンダリンミモザから。

 グラスに注いだ色は、オレンジと言うより黄色。バヤリース的。 香りもバヤリースに似ている。つまり、果汁の多くなさそうなオレンジドリンクのよう。
 そして、味わいもまさにオレンジドリンク。粉末ジュースに炭酸を入れたようだと言ってもいい。 そこに、少しアルコールが入っている感じ。ワインという感じはしない。 甘酸っぱくて、爽やかな味わい。
 果汁10%。アルコール分4%。原材料:オレンジリキュール、白ワイン、マンダリン果汁、 糖類、酸味料、香料、ベニバナ色素。「シシリー産マンダリン+シャルドネワイン」

 比較的果汁分が多いから、この味わいになっているのだろう。 premiumの名にふさわしい充実度だと言える。
 パッケージデザインも、これまでのカクパーとは違い高級感がある。 これまでのデザインはどこか垢抜けなかったのだが、これなら店頭でも見栄えがする。
 アサヒが独自開発したチューハイ等の新ブランドはダメになることが多いのだが、 こうやって他社から引き継いだブランドに新たにアサヒ色を付加するやり方のほうが、 うまくゆくような気がする。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年9月20日
No.895: カクテルパートナー プレミアム ピーチベリーニ / アサヒ
 かくてるぱーとなー ぷれみあむ ぴーちべりーに / あさひ
アサヒ カクテルパートナー プレミアム ピーチベリーニ アサヒ カクテルパートナー プレミアム ピーチベリーニ review
 昨日19日にコンビニ先行発売となったカクパー・プレミアム。全国一斉発売は10/17となっている。 2種のうち、昨日はマンダリンミモザを飲んだが、今日はもう一つのピーチベリーニ。

 グラスに注いだ色は、わかりやすいピンク。「ピーチ」といって想像できるそのままの色。 香りも白桃のフレッシュ感が良く出ている。果汁が多いともっと生臭い感じが出てくるものだが、 香料でうまくバランスが取られている。
 甘味が強いが、さらっとした口当たりなので、甘ったるい印象はない。 酸味を感じるが、これは白ワインだろうか。バランスはよい。
 果汁15%。アルコール分4%。原材料:ピーチリキュール、白ワイン、ピーチ果汁、 糖類、酸味料、香料、アントシアニン色素。「イタリア産ピーチ+シャルドネワイン」

 昨日のマンダリンミモザと同じく、こちらも比較的果汁分が多いから、 かなり充実感のある味わいに仕上がっている。 果汁感が嘘っぽくなく、それなりにナチュラルな感じだ。 やはりこちらもpremiumの名にふさわしいと言えるだろう。
 アサヒはこのシリーズの開発にかなり力を入れたな、というのが、 2本飲んでの私の感想。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年9月21日
No.896: 黒あまチューハイ ピンクグレープフルーツ / メルシャン
 くろあまちゅーはい ぴんくぐれーぷふるーつ / めるしゃん
黒あまチューハイ ピンクグレープフルーツ 黒あまチューハイ ピンクグレープフルーツ review
 メルシャンから12日に発売となった新しいチューハイ。奄美産黒糖焼酎を使ったもの。 3種のうち、既にシークワーサーを飲んだ。今日はピンクグレープフルーツ。

 色はやや濁りのあるごく淡いサーモンピンク。 グラスに注いだ瞬間から、グレープフルーツ、それも確かにピンクグレープフルーツの甘苦そうな香りが立つ。
 味も単調すぎるくらいはっきりとグレープフルーツ。焼酎の風味はほとんど感じない。この点は、シークワーサーとは だいぶ違う。飲み進めるうち、ヒリヒリした酸と苦味が口中に残る。
 果汁5%。アルコール分5% <うち黒糖焼酎比率4.5%>。原材料:ピンクグレープフルーツ・醸造用アルコール・黒糖焼酎・ 果糖ブドウ糖液糖・黒糖・酸味料・香料・カロチノイド色素。 『「れんと」蔵元の奄美大島開運酒造とメルシャンがコラボレーション。奄美産黒糖焼酎を使用した チューハイです。黒糖のほんのりした甘さを活かし、人気の果実と合わせ、絶妙な味わいに仕立てました。』

 果汁含有量がシークワーサー(0.4%)と比べかなり多いので、ジューシーな味わいになっている。 その反面、黒糖焼酎の魅力があまり前面に出てこない。痛し痒しだろう。
種別 チューハイ
2006年9月22日[1]
No.897: おいしいチューハイ グレープフルーツ / 宝酒造
 おいしいちゅーはい ぐれーぷふるーつ / たからしゅぞう
タカラ おいしいチューハイ グレープフルーツ タカラ おいしいチューハイ グレープフルーツ review
 19日発売のタカラの新しいチューハイ。3種あるが、 既にオレンジりんごと飲んでいて、最後はグレープフルーツ。

 もっと白濁しているかな?と思っていたが、意外にも濁りは薄く、やや透明感のある薄黄色。 香りは、グレープフルーツの苦そうな感じが良く出ている。
 味も自然な感じの苦味と、強めの酸味。かなりナチュラルな作りだ。甘味はほのかで、 グレープフルーツが好きでない人には、相当に酸っぱいと感じられるのではないだろうか。
 オレンジと同じく、パルプ(繊維)が浮遊している。これが「グレープフルーツ食感」とうたわれているゆえんだろう。
 果汁50%。アルコール分5%。糖類不使用。原材料:グレープフルーツ(果汁、パルプ)、スピリッツ、 香料、酸味料。 「グレープフルーツ果汁50%使用。グレープフルーツ本来のおいしさが贅沢に味わえるお酒です。」

 3種とも、ジューシーテイスト・チューハイの極みとも言える果汁感と飲みやすさ。 メルシャンの「本搾り」や「ギュギュッと搾った」シリーズとも違う新ジャンルを 切り開いたと言えるだろう。
種別 チューハイ
2006年9月22日[2]
No.898: ギュギュッと搾った。グレープフルーツのお酒 / メルシャン
 ぎゅぎゅっとしぼった。ぐれーぷふるーつのおさけ / めるしゃん
メルシャン ギュギュッと搾った。グレープフルーツのお酒 メルシャン ギュギュッと搾った。グレープフルーツのお酒 review
 上に記載した「おいしいチューハイ」のコメントの中で、「ギュギュッと搾った」シリーズとも違う と書いて、はたと気づいた。そう言えば、「ギュギュッとグレフル」が未掲載ではなかったかと。
 それで、急きょ自室のビール・チューハイ等専用冷蔵庫を探して、これを出してきた。

 まず色はかなり濁った薄黄色。やはりグレフルといえば、このくらい濁っているほうが、それらしい。 香りは、かなり濃密で苦そうであり、化粧品っぽいところがある。まあいわば、取って付けたようなグレフル香。
 味も当然濃い。苦味が強く、酸味も強く、口中がヒリヒリとする。化粧品臭い香りと書いたが、 芳香剤の近くで思い切り深呼吸したような感じだ。甘味もかなり強い。
 果汁70%。アルコール分4%。原材料:グレープフルーツ・醸造用アルコール・ 糖類・香料・酸味料・酸化防止剤(ビタミンC)。

 ここまで濃くする必要があるのか?と思うくらいに濃い。他に類を見ないという点では、 本当に貴重な存在である。大々的に売れないながら、生き残っているのは理解できる。
種別 チューハイ
2006年9月23日[1]
No.899: 黒あまチューハイ パッションフルーツ / メルシャン
 くろあまちゅーはい ぱっしょんふるーつ / めるしゃん
メルシャン 黒あまチューハイ パッションフルーツ メルシャン 黒あまチューハイ パッションフルーツ review
 12日発売、メルシャン黒あまチューハイ。3種あるうち、既にシークワーサーピンクグレープフルーツを飲んだが、今日は最後のパッションフルーツ。

 色は極めて淡いゴールド。香りはピュアなパッションフルーツ。 混じりけがなく、かなり透きとおった印象だ。
 味は酸がうまく効き、スッキリ爽やか。ほんのり甘味があるが、これは 焼酎特有のアルコールの甘味というよりは、甘味料として添加された黒糖の甘味のようだ。
 果汁1%。アルコール分5%。原材料:パッションフルーツ・醸造用アルコール・ 黒糖焼酎・果糖ブドウ糖液糖・黒糖・酸味料・香料。

 想像していたよりはだいぶシャープな仕上がりで、3種の中では一番クリアな味わいである。 まさに三者三様であり、なかなか面白いシリーズだ。
種別 チューハイ
2006年9月23日[2]
No.900: はちみつ果実のお酒 レモン / 宝酒造
 はちみつかじつのおさけ れもん / たからしゅぞう
タカラ はちみつ果実のお酒 レモン タカラ はちみつ果実のお酒 レモン review
 タカラがまたやってくれた。
 やってくれたとは、プレス発表もされていない、サイトに予告すらない段階で、 製品が市場に出ているということ。タカラは結構頻繁にこういうことがあるから、 我々は日頃から色んなお店をチェックしておかなければいけない。

 昨日、偶然ダイエー店頭に並んでいるのを発見し、「また何の告知もなく新製品が出ている!」と 喜んでGETし、最初はそのように書いたのだが、実は私がタカラのサイトをちゃんとチェックできていなかっただけのようで、 どうやら「おいしいチューハイ」と同時に発売となったものらしい。
 この新しいラインナップは、はちみつを使ったチューハイ。4種あるが、まずは基本のレモンから。

 外観は無色透明。気泡が少なく、炭酸は強くなさそう。 香りは、「はちみつレモン」そのまんま。ほんのりやさしく甘い香り。
 その甘いイメージのまま口に運ぶと、意外にも酸が強い。 決して甘ったるくは仕上げないところが、タカラのタカラたるゆえんを見る思いである。 レモンなのだから、口当たりはキリッとしなくては、という意図を感じる。
 それでも酸の後ろには、はちみつの甘味が確かにある。でも飲み込んだ後にはまた酸の余韻があって、キリンレモンみたい。 この味のバランスは絶妙。
 果汁1.5%。アルコール分4%。原材料:焼酎、レモン果汁、蜂蜜、糖類、酸味料、香料、ビタミンC。

 正直言って「はちみつ」の文字を見たときから、冴えない味を想像していた。しかし、実力は想像以上だった。 甘ったるくないから絶賛しているのではない。甘味は存在に必然性があるのなら、いくら使っても良いが、 あえて甘味を控えることによって伝わるメッセージというか開発意図もある。
 毎日飲んでも飽きない味に仕上がっているところが、この製品のすごいところで、 それこそが開発者の意図するところなのだろう。
 ただ、一つ苦言を呈しておくと、あいかわらず缶のデザインがダサイ。 良いデザイナーを使えていないのか、それともこれが良いとの判断なのか。 私には理解しがたい。
種別 チューハイ

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