ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.901〜920


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2006年9月24日[1]
No.901: はちみつ果実のお酒 グレープフルーツ / 宝酒造
 はちみつかじつのおさけ ぐれーぷふるーつ / たからしゅぞう
タカラ はちみつ果実のお酒 グレープフルーツ タカラ はちみつ果実のお酒 グレープフルーツ review
 このチューハイ、この前の金曜にスーパーでみつけ、 「また告知もなく新製品が出た!」と思ったのだが、私がタカラのサイトをちゃんとチェックしていなかっただけのようで、 もうひとつの新製品「おいしいチューハイ」と同時に発売になったもののようだ。 やっぱり毎日ちゃんと各社サイトをチェックしないといけないね。
 昨日既にレモンを飲んだのだが、 今日は2種めのグレープフルーツを。

 外観はほんのり白濁。レモンと同じく気泡が少なく、炭酸は強くなさそう。 香りは、予備知識なく嗅いだら、オレンジみたいな感じがする。 つまり、グレフルだけだと尖った感じになるのだが、蜂蜜が入っているため、 まろやかになっているからだ。グレフルにしても、ルビーという感じ。
 レモンと同じように、香りが甘いのに対して味は酸が目立ち、シャープ。 このあたりのバランスの取り方は絶妙。苦味も適度にあって、 後味もスッキリ。
 果汁4.2%。アルコール分4%。原材料:焼酎、グレープフルーツ果汁、蜂蜜、糖類、酸味料、香料。

 グレープフルーツ+蜂蜜というのが良い結果を生むのか、今ひとつ想像つかなかったが、 酸と甘味と苦味のバランスがとても良い。
 そういえばグレープフルーツという果実が日本に入ってきた当初(ずいぶん昔の話!)、 1/2にカットし、砂糖か蜂蜜を掛け、スプーンですくって、という食べ方が推奨されていた。 それだけ酸味の強い柑橘なんだけれど、最近でも砂糖や蜂蜜を掛けて食べている人っているだろうか。 ちなみに私は、はっさくや甘夏みたいに、手で皮をむいて、そのまま食べることも少なくない。
種別 チューハイ
2006年9月24日[2]
No.902: 氷結 Premium シャルドネスパークリング / キリン
 ひょうけつ ぷれみあむ しゃるどねすぱーくりんぐ / きりん
キリン 氷結 シャルドネスパークリング キリン 氷結 シャルドネスパークリング review
 最近、新製品ラッシュで、1日1本のペースではとても追いつかない。 以前は、あんまり先を急いでしまうといつかネタがなくなるんじゃないか?と恐れていたが、 この2年以上毎日レビューを続けてきて、新製品を完全にフォローしながら旧製品の充実も図ろうと思えば、 もっとペースを上げても大丈夫ということがわかってきたのだ。
 この氷結プレミアムフルーツシリーズは、今月13日にリニューアル発売となった。 新しくなった以上は、フォローしておかなくてはいけない。

 まずグラスに注いだ色は、淡いイエローグリーン。 まさにシャルドネで造った辛口ワインに近い色。一方、香りはマスカットの甘そうな芳香が強い。
 口当たりは適度にキリッと酸が効いていて、甘味もあり、変な言い方だが「かゆいところに手が届く」ような バランスの取り方。口中でふんわり白ぶどうらしい甘味が広がり、 後味も優しい。
 果汁5%。アルコール分5%。原材料:ブドウ果汁(シャルドネ果汁・マスカット果汁)・ウォッカ・ 糖類・酸味料・香料。製造者:キリンディスティラリー(株)。販売者:麒麟麦酒(株)。

 氷結のすごいところは、熱狂的ファンを生み出さない、ほどほどの味作りにあると、私は思っている。 つまり、特定の層から熱烈支持を集めるようなマニアックなものでは決してなく、 すべての層に対してそこそこ訴求する内容だということ。
 このシャルドネスパークリングも、非の打ち所のないバランスで、甘いのが好きな人にも、辛いのが好きな人にも、 「まあ、そこそこかな」と思わせてしまう内容。で、パッケージにはこれ見よがしの高級感が漂う。
 突出しない、味のインパクトが強すぎない、それでいてちゃんと記憶に残るというのが、 日常的に飲んでもらう「定番品」となりうる条件だと思うが、その鉄則をきっちり踏まえているのが、氷結だ。
 この絶妙な売り方を凌ぐ大型新人が出現しない限り、氷結神話は続くのだろう、と私は読む。
種別 チューハイ
2006年9月25日[1]
No.903: 銀座カクテル メロン / サントリー
 ぎんざかくてる めろん / さんとりー
サントリー 銀座カクテル メロン サントリー 銀座カクテル メロン review
 明日26日発売、サントリー「銀座カクテル」。 この製品、私はかなり期待していた。だから絶対に今日ゲットしようと思っていた。
 コンビニならば、発売前夜に店頭に並ぶのは当たり前だが、 今日はスーパーでも夕方から店頭にたくさん積んで売られていた。「これは売れそう」という直感が、 各店舗にはあるのだろう。

 スクリューキャップのいわゆるボトル缶だが、フタをひねると、とたんにメロンの芳醇な香りがまき散らされる。 グラスに注いで鼻を近づけると、まさにマスクメロンらしいmusk香。もちろん果汁含有率は低いから、濃密さは今ひとつ。 だけど、香料で実にうまく香りづけされている。
 味もまさにメロンの汁を飲んでいるかのようにリアル。アルコールが入っている分だけ薄められた印象だが、 果汁とアルコールはケンカしていない。うまく溶け込んでいる。 飲み込んだ後にもフルーティな余韻が長く残る。
 国産マスクメロン果汁4%。アルコール分6%。原材料:マスクメロン、スピリッツ、はちみつ、糖類、 香料、酸味料、ベニバナ黄色素。「1894年創業の老舗、銀座千疋屋がセレクトした果物の王様、 国産マスクメロンを使用した、ちょっと贅沢なフルーツ・カクテルです。」

 甘味が強く、無炭酸なので、爽やかなチューハイなどとはまったく違う。 同社のカクテルカロリみたいに、カロリーオフ製品などとも対極にある。 健康志向などどこ吹く風である。 ここまで個性のハッキリした製品は、近年珍しい。でも、この徹底ぶりはすばらしい。
 こういう企画をやらせたら、サントリーは超一流である。売り方のツボを実によく心得ている。 これはきっと、熱狂的ファンを生むだろう。ただ、私が危惧していたのは、 中身が伴わず、名前負けしてしまうのではないか?ということだったが、 見事「銀座千疋屋」の名を汚さぬ素晴らしい内容に仕上がっている。

 ところで今日、私はこれを飲むに当たり、「そういえば我が家にはショートカクテルグラスがなかったな」と思い、 帰りがけに東急ハンズに立ち寄り(食器屋さんだと高いからね)、写真のグラスを仕入れてきた 。立ち寄ったといっても、我が家の最寄り駅前にある店だから 日常的な行動だが、それでも198円のカクテルのためにグラスを1個新調するなんて、我ながらやり過ぎかな?とも思ったわけだが。 そのくらい、気合いを入れて飲みたい製品。メロン好きの人は、迷わずコンビニへ走れ。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年9月25日[2]
No.904: タカラCANチューハイ WMIX ブルーベリー&ラズベリー <季節限定> / 宝酒造
 たからかんちゅーはい だぶるみっくす ぶるーべりー あんど らずべりー <きせつげんてい> / たからしゅぞう
タカラCANチューハイ WMIX ブルーベリー&ラズベリー タカラCANチューハイ WMIX ブルーベリー&ラズベリー review
 今回もまたひっそりと出ていた感がある、WMIXの季節限定品。いつ発売なのかわからないが、 タカラのサイトには、12日付で登場しているから、12日発売だったのかもしれない。
 ブルーベリー&ラズベリーという、容易に内容の想像がつくフレーバーである。

 色は淡いが鮮やかな赤紫。香りはブルーベリー単体よりは深くなく、 ラズベリー単体よりは酸味が弱そう。で、結果的にかき氷のイチゴシロップみたいな香りになっている。
 WMIXだから香りの印象よりはシャープな味なんだろうな、と思うと、まさにその通り 透きとおった味。甘味は抑え込まれ、炭酸の爽やかさが前面に。 それでも口中にベリーフレーバーが満ちるのは、さすが。
 アルコール分5%。果汁2%。原材料:ブルーベリー果汁、ラズベリー果汁、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、 アントシアニン色素。

 スッキリしているから何口飲んでもくどくないし、風呂上がりに飲むのにもピッタリだろう。
種別 チューハイ
2006年9月26日[1]
No.905: 銀座カクテル マンゴ / サントリー
 ぎんざかくてる まんご / さんとりー
サントリー 銀座カクテル マンゴ サントリー 銀座カクテル マンゴ review
 本日26日発売、サントリー「銀座カクテル」。発売日の今日、当然のように スーパー店頭にはたくさん並べられていた。
 2種あるうち、昨日はメロンを飲み、期待を裏切らない内容だったので、 こちらにも大きな期待がかかる。商品名は、マンゴーではなく「マンゴ」。おそらく文字配列等、 パッケージデザイン上の理由ではないかと思うが、真意はわからない。もしかすると、 深い意味があるのかも。そういった物語性を演出するのも、サントリーの得意技のうち。

 色はきれいな山吹色で、濃度は高い。香りは、メロンほど遠くまでは香らないが、 マンゴーの深い甘味を感じさせる濃厚な香り。 香りが広がらないのは、元々の香り成分の揮発性の違いではないだろうか。
 口に含むと、濃厚な甘味が感じられる。正真正銘のマンゴーフレーバー。 果汁というよりはピューレといった感じ。だから、飲んでいるというより、食べている感覚。
 アルフォンソ・マンゴー果汁10%。アルコール分6%。原材料:マンゴー、スピリッツ、糖類、香料、 酸味料。「1894年創業の老舗、銀座千疋屋がセレクトしたキング・オブ・マンゴー "アルフォンソ・マンゴー"を使用した、ちょっと贅沢なフルーツ・カクテルです。」

 メロンと同じく、甘味が強く、無炭酸だから、後味も濃厚。 期待通りの出来映えで、文句なし。
 千疋屋というブランドとのコラボを考えたサントリーのアイディアも秀逸だけど、 千疋屋さんもよく承諾しましたな。もちろん、このクオリティに納得してのことだろうけど、 結果的に相乗効果で両社に良い結果をもたらすに違いない。
 それにしてもこれ、ホント200円でいいんでしょうかね。きれいなグラスに入れ、居住まいを正して飲みたい。 マンゴー好きの人は、迷わずスーパーへ走れ。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年9月26日[2]
No.906: 焼酎ハイボール ジンジャーゴールド <限定生産> / 宝酒造
 しょうちゅうはいぼーる じんじゃーごーるど <げんていせいさん> / たからしゅぞう
タカラ 焼酎ハイボール ジンジャーゴールド タカラ 焼酎ハイボール ジンジャーゴールド review
 本日26日、タカラの焼酎ハイボール・シリーズから新顔が登場。限定生産らしい。 このシリーズはシャープさが持ち味だから、ジンジャーというのは良い目の付け所である。

 グラスに注ぐと、色は淡い黄色で、やや緑がかっている。 香りはまさに、ジンジャーエール。それも、カナダドライなんかよりはウイルキンソンに近く、 いかにもショウガっぽい辛味を感じさせるドライな香りだ。
 ジンジャーエールのイメージのまま口に入れると、ずいぶんと味がないことに気づく。 味がないというのは語弊があるが、甘味が弱く、さらっとしている。 このシリーズは炭酸が強めなので、余計にあっさり感が強い。
 辛味は強くなく、とにかく炭酸水のように、何口飲んでも爽やか。 飲み干した後、口中にはほとんど味を残さない。
 アルコール分7%。原材料:焼酎、糖類、香料、酸味料、カラメル色素。 「キレ味爽快、甘くないスッキリテイスト。どんな食事とも楽しめるドライジンジャーチューハイ。」

 ところで、ジンジャーテイストをとことん強調し、これでもかというくらい辛いのが、 サントリー−196℃ジンジャードライだが、 気がつけば店頭からほとんど姿を消している。 あそこまで強烈だと、やっぱり支持者は限られてくるのだろう。 その点、この製品は軽やかで切れが良く、万人受けする味に仕上がっている。
種別 チューハイ
2006年9月27日[1]
No.907: ギュギュッと搾った。黄金桃のお酒 <数量限定> / メルシャン
 ぎゅぎゅっとしぼった。おうごんとうのおさけ <すうりょうげんてい> / めるしゃん
メルシャン ギュギュッと搾った。黄金桃のお酒 メルシャン ギュギュッと搾った。黄金桃のお酒 review
 今月19日に発売となったメルシャン、ギュギュッとシリーズの新製品は、黄金桃。 数量限定商品だ。

 色は濁りのある黄色で、果皮の色のイメージそのまま。香りは桃らしい豊潤さと、柑橘にも似たツンと立った酸。
 味は、甘味が強いのはもちろん、桃独特の青臭さが加わり、 花の蜜を吸っているような感じ。液体がどろっとしているわけではないが、 この濃厚さはまさに桃ネクター。時間の経過と共に、生臭い感じが増長されてゆく。
 果汁50%。アルコール分4%。原材料:桃果汁・醸造用アルコール・糖類・酸味料・香料・酸化防止剤(ビタミンC)。

 今回も「ギュギュッと搾った」の名に恥じない濃厚な仕上がり。 一般的な白桃よりは酸味があるので、味にアクセントは効いているが、やはり甘いお酒が苦手な人には勧められない。

 ところで最近、というか以前からそうだが、知人などから「そんなに毎日飲み続けて、体大丈夫?」 と心配されることが少なくない。でも、そうやって心配してくださる方に毎日の酒量を聞いてみると、 晩酌にビール350ml缶を3本、なんて答えが返ってくることがままある。しかも食後に焼酎をお湯割りで、 なんて人もいる。それに比べれば、私の酒量なんて、知れたもの。
種別 チューハイ
2006年9月27日[2]
No.908: はちみつ果実のお酒 りんご / 宝酒造
 はちみつかじつのおさけ りんご / たからしゅぞう
はちみつ果実のお酒 りんご はちみつ果実のお酒 りんご review
 これも19日発売とおぼしき(というのは、サイトには発売日の明示がないものの19日付で紹介されている)はちみつ果実のお酒。 既にレモングレープフルーツを飲んでいるが、今日は3種目のりんご。

 まず外観は無色透明。香りは、缶を開けた瞬間からシャープなリンゴ香が広がる。
 味は、このシリーズに共通の特徴だが、甘味が抑えられ、りんごの酸が際立つ。 それでも、蜂蜜の味わいが下から支えるようにあるので、ほんのり甘い。不思議なバランス。
 果汁5%。アルコール分4%。原材料:焼酎、りんご果汁、蜂蜜、糖類、酸味料、香料。

 蜂蜜といえば、レモンと並んで、りんごが思い起こされる。そのくらい、相性の良い組合せ。 その、りんご+蜂蜜からイメージされる味わいよりは、だいぶシャープに仕上がっているので、 甘いチューハイが苦手な人にも十分勧められる内容になっている。
種別 チューハイ
2006年9月28日[1]
No.909: カルピスサワー 完熟りんご / カルピス
 かるぴすさわー かんじゅくりんご / かるぴす
カルピスサワー 完熟りんご カルピスサワー 完熟りんご review
 今月11日発売の新しいカルピスサワー。いかにもこれからの季節にぴったりな、りんご。

 まず色はしっかりめの白。カルピスウォーターやカルピスソーダよりは濃い感じ。 りんごの甘酸っぱい香りがツンと立ち上る。
 炭酸はやや強い感じで、ピリピリくる。乳脂肪分が喉に引っかかる感じがあって、いかにもカルピス。 りんごの爽やかな酸が、実にカルピスの風味に合っている。
 アルコール分4%。果汁1%。原材料名:りんご果汁、脱脂粉乳、乳酸菌飲料、 ウォッカ、糖類、酸味料、香料、安定剤(大豆多糖類)、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、 アセスルファムカリウム)。

 缶に書かれたりんごのイラストが可愛らしい。完熟りんごというネーミングも、おいしさを醸し出している。 極めて女性受けの良さそうな商品。スーパーよりもコンビニで売れそうな感じだ。 カルピスサワーファンの期待を裏切らない1本。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年9月28日[2]
No.910: はちみつ果実のお酒 うめ / 宝酒造
 はちみつかじつのおさけ うめ / たからしゅぞう
はちみつ果実のお酒 うめ はちみつ果実のお酒 うめ review
 これまで既にレモングレープフルーツりんごと3種飲んだ「はちみつ果実のお酒」シリーズ。 今日は最後のうめ。

 グラスに注ぐと、外観は無色透明。 香りは軽やか。梅味チューハイの中でも、ここまで軽快な香りはこれまでなかったような気がする。
 飲めばしっかり梅の味がするものの、やはり甘味は強くない。酸味がキュンとして、 さらっと消えてゆく感じ。炭酸のピリピリ感も心地よい。
 蜂蜜との相性も、レモンやりんごに負けず劣らず良好である。考えてみれば、 梅干でも蜂蜜で甘味づけしたものがあるくらいだから。
 梅酒使用、アルコール分4%。原材料:焼酎、梅酒、蜂蜜、糖類、酸味料、香料。

 一般的に、梅味チューハイには、梅酒を使ったもの(梅酒割りタイプ)と、梅果汁を使ったもの (梅ソーダタイプ)の2種があるが、この製品は、最初に香りを嗅いだときには、 焼酎を梅果汁と炭酸で割った梅ソーダタイプかと思った。そのくらい、香りが軽やかだからだ。
 ところが、実際は梅酒を使っている。そうは思えないほど軽快な仕上がりになっている点が、 この製品のすごいところだろう。

 はちみつ果実のお酒シリーズを全種飲んでみて、コンセプトの明確な製品であることがよくわかった。 4種とも蜂蜜の甘さを活用しながら、決して甘いお酒には仕上がっていない。 むしろ透明感のある味わいであり、そこがまた実にタカラらしいと、感心させられた。
種別 チューハイ
2006年9月29日
No.911: 氷結 Premium ロゼスパークリング / キリン
 ひょうけつ ぷれみあむ ろせすぱーくりんぐ / きりん
キリン 氷結 ロゼスパークリング キリン 氷結 ロゼスパークリング review
 今月13日にリニューアル新発売となった氷結プレミアムフルーツシリーズ。 最近、新製品が多くてなかなかこちらにまで順番が回ってこないが、 先日のシャルドネスパークリングに続き、今日はロゼスパークリングを。

 色は少しくすんだ感じのサーモンピンク。ロゼワインに似ていると言っても、 かなり淡い部類だろう。香りは、どこかいちごドロップのようでもあり、 カシスのような黒っぽい匂いもある。
 味は酸と甘味のバランスが良く、かつ、キレも悪くない。甘いニュアンスなのに、 飲み続けてもくどくはならない。非常に良く計算し尽くされた感じだ。 後味がロゼワインというよりも駄菓子っぽいのはご愛敬。
 果汁4%。アルコール分5%。原材料:ブドウ果汁(ピノノワール果汁・メルロー果汁)・ウォッカ・ 糖類・酸味料・香料。製造者:麒麟麦酒(株)。

 ピノノワールとメルローというのは、ワインならば普通混ぜて使うことはないのだが、 そんなことはむしろ重要ではなく、これらワイン用ぶどうを使いましたという事実こそが、大事なのだろう。 仕上がりも、実に氷結らしい洗練された味になっている。
 ところで、以前の製品の製造者はキリンディスティラリー(株)だったのだが、 今回は麒麟麦酒(株)となっている。子会社に造らせないで、親会社自らが造るようになった ということ。
種別 チューハイ
2006年9月30日[1]
No.912: 信州産 あんずのお酒(長野県限定品)/ メルシャン
 しんしゅうさん あんずのおさけ(ながのけんげんていひん)/ めるしゃん
メルシャン 信州産あんずのお酒 メルシャン 信州産あんずのお酒 review
 先日ネットでこの商品(シリーズ)をみつけ、長野県の酒屋さんから購入したもの。 2種あるが、まずは1つめのあんず。

 グラスに注ぐと、色はほんのり淡いオレンジ。気泡は少ないので、炭酸は弱めだろうか。
 缶を開けたときから、あんずの甘い香りが広がる。 あんずのお酒というと、永昌源の杏露酒を思い出すのだが、 基本的にはあれをずっと軽くしたようなソフトな香りだ。
 口当たりは確かに軽やかで、甘味よりも酸味が勝っている感じ。 甘ったるい感じはなく、スキッとしている。だから、ごくごく飲める。
 アルコール分4%。果汁10%。原材料:あんず果汁・醸造用アルコール・糖類・酸味料・カラメル色素。
 次のような長い説明文がある。
「信州の気候は果物の生産に適し、実に様々な種類の果物が生産されています。 信州はあんずの生産量日本一を誇り、甘酸っぱく優れた味わいのあんずを送り出しています。 手摘みで大切に収穫された果実を使用した信州産のあんずのお酒です。」

 果汁10%という、チューハイにしては高濃度でありながら、極めてスッキリした味わいに仕上がっている。 なかなか素晴らしい製品だ。私のように配送料を負担してまで取り寄せる変わり者は別にして、 基本的に長野以外では入手できない。とても残念だ。
種別 チューハイ
2006年9月30日[2]
No.913: 氷結 Premium ホワイトピーチスパークリング / キリン
 ひょうけつ ぷれみあむ ほわいとぴーちすぱーくりんぐ / きりん
キリン 氷結 ホワイトピーチスパークリング キリン 氷結 ホワイトピーチスパークリング review
 今月13日にリニューアル新発売となった氷結プレミアムフルーツシリーズ。 シャルドネスパークリングロゼスパークリングに続き、 今日は最後のホワイトピーチスパークリング。

 ほとんど無色透明だが、かすかに色づいている感じ。夜の照明の下ではわかりずらいが、 黄色っぽい色だろうか、桃色だろうか。
 香りは文句のつけようのない、きれいな白桃香。いや、これは決してナチュラルな香りなのではない。 桃の自然な香りというのは、もっと生臭い感じがするものだが、これはあえて生臭みを取った、 いわば作られた白桃香。
 甘味は強いが、炭酸もピリピリと効いているので、 サッパリとした口当たり。飲み込んだあとにほんのり甘味が残るのだが、 くどくないところがいい感じ。
 果汁5%。アルコール分5%。原材料:白桃果汁・ウォッカ・ 糖類・酸味料・香料・酸化防止剤(ビタミンC)。製造者:キリンディスティラリー(株)。販売者:麒麟麦酒(株)。

 以前の製品とどう変わったのか、私はこれをほとんど飲んでいないので、 記憶が残っていないが、人気シリーズゆえ、大きくは変えていないはずだ。 安定感があって、ツッコミどころの少ない製品。
種別 チューハイ
2006年10月1日[1]
No.914: 信州産 白桃のお酒(長野県限定品)/ メルシャン
 しんしゅうさん はくとうのおさけ(ながのけんげんていひん)/ めるしゃん
メルシャン 信州産白桃のお酒 メルシャン 信州産白桃のお酒 review
 昨日同じシリーズのあんずを飲んだが、先日ネットでみつけ、長野県の酒屋さんから購入したもの。 今日は、もう一つの白桃。

 グラスに注ぐと、微かに白濁した薄黄色。見えるか見えないか程度に、果肉が混じって浮遊している。
 香りも自然な白桃香。桃らしい青臭さというか、生臭さが出ている。
 甘味が強いが、果汁分が多いことによって、かなり自然な味わいに仕上がっているため、 甘ったるいということはない。桃らしい芳醇な味わいというべきか。その分、後キレはよくない。
 アルコール分4%。果汁10%。原材料:白桃果汁・醸造用アルコール・糖類・酸味料・香料・酸化防止剤(V.C)。
 次のような長い説明文がある。
「信州の気候は果物の生産に適し、実に様々な種類の果物が生産されています。 桃は特に生産量が多く、風味、肉質共に良質で、信州が誇る果実です。 手摘みで大切に収穫された果実を使用した信州産の白桃のお酒です。」

 変に濃厚な味にするのではなく、あくまでも果汁のナチュラルな甘さを大切にした仕上がりは、 とても好感が持てる。
種別 チューハイ
2006年10月1日[2]
No.915: 東京ブラック / ヤッホー・ブルーイング
 とうきょうぶらっく / やっほー・ぶるーいんぐ
東京ブラック 東京ブラック review
 よなよなエールでおなじみ軽井沢のヤッホー・ブルーイングから出ているポーター(濃色エール)。 私の住む関西では、めったに目にすることがないのだが、先日たまたまみつけて購入。

 色はまさに漆黒。泡はこげ茶色できめ細かく、力強く盛り上がり、泡持ちもとても良い。
 香りはパパイヤみたいなフルーツ香が強く、カラメル香は強くない。 口に入れた瞬間、ふわっとフルーティな甘さが広がるが、喉の奥に消えてゆくとともに甘味は減衰し、 最後は舌先にエスプレッソの苦味を、そして口中全体にタバコのスモーキーさを残す。
 アルコール分約5%。原材料:麦芽・ホップ。製造者: 長野県軽井沢町長倉2148 (株)ヤッホー・ブルーイング。 「本場イギリスでは、エールビールの特徴を活かした濃厚な黒ビールが人気です。 ロースト麦芽と薫り高いホップが醸し出す香ばしい味わいは世界中で愛され、 遠く日本にも輸入されています。 新鮮な濃厚エールビールを味わうために、ヤッホー・ブルーイングは日本で「Tokyo Black」を製造しています。」 との説明がある。

 缶にはなぜか、雲間の月を見上げる力士のイラストがあるが、 いかにも日本というイメージで海外でも売ろうという意図なのだろうか。
種別 ビール
2006年10月2日
No.916: オー・ド・ヴィーカクテル オレンジピール&パイン・キウイ / メルシャン
 おー・ど・う゛ぃーかくてる おれんじぴーる あんど ぱいん・きうい / めるしゃん
オー・ド・ヴィーカクテル オレンジピール&パイン・キウイ オー・ド・ヴィーカクテル オレンジピール&パイン・キウイ review
 ホントは今日、新製品をたくさん仕入れてくる予定だったのに、 明日発売の製品群が何一つみつからなかった。ということで、 既存製品の未掲載分をこなすことにした。
 この「オー・ド・ヴィーカクテル」シリーズは、今年7月に登場した最新製品を飲んだのだが、 それ以前からあるものについては、まだだったのだ。

 色は濃いめの黄色。ちょっと人工的な感じがする。 壜底に果肉のようなものが沈んでいるので、これをグラスに注ぐと、とたんによどんだ色になる (注:写真は沈殿物を注ぐ前のいわば上澄みだけなので、結構透きとおって見える)。
 香りは、パインの甘さだけが強調された感じで、水で薄める前のコンクみたいだ。
 当然ながら甘味が強く、果肉のせいでどろっとした食感がある。 オレンジとキウイの酸も効いているので、とても甘酸っぱい。 後味まで濃厚で、シャーベットを食べたかのよう。
 果汁43%。アルコール分5%。原材料:パイナップル・キウイ・ 醸造用アルコール・オレンジブランデー・糖類・香料・酸味料・ベニバナ黄色素・酸化防止剤(V.C)。
「それはまるでパティシエが創るスイーツのような贅沢な味わい。 澄んだ空気と良質の水の産地にある「メルシャン軽井沢蒸留所」で生まれた薫るフルーツ 蒸留酒<オレンジピール オー・ド・ヴィー>に2種類の果汁をブレンドしました」との説明文あり。

 爽やかさとは無縁だが、デザート感覚で食後酒として飲むのにはいい。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年10月3日[1]
No.917: −196℃ Premium 初摘み巨峰 <山梨県古屋農園> / サントリー
 まいなす196ど ぷれみあむ はつづみきょほう <やまなしけんふるやのうえん> / さんとりー
-196℃ 初摘み巨峰 -196℃ 初摘み巨峰 review
 これ、ホントは昨日飲んでいなければいけなかった。 発売日は本日3日なので、私は昨日コンビニを数店探したのだが、みつからなかったのだ。
 最近、新製品ラッシュで、まだ出たばかりの製品が目白押しだから、 更に新しい製品を発売前夜から店頭に並べる余地がないということなのだろうか。 とにもかくにも、発売日の今日、入手してきた。
 今回の「初摘み」は2種同時発売だが、 まずは巨峰から飲むことにしよう。

 色は極めて淡いパープル。無理に色づけしていない所は、評価できる。 香りは、実に軽やかで、巨峰らしい深みはない。
 飲んでみても、味に深みはない。ファンタグレープよりももっと薄い感じ。 力が抜けているというか、無理をしていない。 後味も当然のごとく、軽やかで味わいが足りない。
 巨峰浸漬酒使用。アルコール分5%。原材料:巨峰、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、 ぶどう果皮色素、炭酸ガス含有。 「今年収穫した、山梨県一宮町古屋農園の巨峰を使用。フルーティでみずみずしいおいしさです。」

 古屋農園というのは、8月に出た「初摘み桃」の供給元と同じ農園だ。 つまり、サントリーはこの農園と包括的な契約をしたということなのだろうか。
 それにしても、昨年秋に出た「初ブドウ」に比べると、なんともお粗末で、 悪い言葉を使えば、やっつけ仕事のような気がしてならない。 何より、深みというか、果実らしさがぜんぜん足りない。
 こういうやり方に落ち着いてしまうと、−196℃も"惰性の域"に入ったと評価されても仕方ないだろう。 いや、決してクオリティが低いわけではない。しかし、昨年の作品が群を抜いて素晴らしかっただけに、 後を継ぐ物としては少々寂しいな、と思ってしまうのだ。
種別 チューハイ
2006年10月3日[2]
No.918: 白麒麟 [冬季限定] / キリン
 しろきりん [とうきげんてい] / きりん
白麒麟 白麒麟 review
 明日4日が発売日となっている白麒麟。毎年恒例となった冬季限定発泡酒で、 私は毎年飲んでいるのだが、今年も味見してみよう。

 液色は普通の国産ビールと同じ程度の黄金色。しかし、泡には力がないところが、発泡酒らしい。
 香りは、軽やかなホップ香とともに、若干、発泡酒的な雑穀臭がある。それでも、臭いというほどではない。
 味わいも軽やかで、少しだけ干し藁や、ほうじ茶のようなニュアンスがある。苦味はほどほど。 後味はくどくなく、水のようにナチュラル。
 アルコール分5.5%。原材料:ホップ・大麦・米・コーン・スターチ・糖類。

 缶に"RICH TASTE"と書かれているが、確かに度数が5.5度だからアルコール感は強いが、 その反面、味わいに重みもないし、コクもない。 だが、昔の発泡酒に比べると臭みは格段に少なくなったし、とてもピュアな味になった点は大きく評価できる。
 こうやって、毎年同じ製品を追う「定点観測」を続けていると、 メーカーの技術向上が実感できて、面白い。
種別 発泡酒
2006年10月4日
No.919: −196℃ Premium 初摘み梨 <栃木県横山果樹園> / サントリー
 まいなす196ど ぷれみあむ はつづみなし <とちぎけんよこやまかじゅえん> / さんとりー
-196℃ 初摘み梨 -196℃ 初摘み梨 review
 昨日3日発売、-196℃の季節限定品。 昨日巨峰を飲んだが、今日はもう一つの梨。

 まず香りは意外と強く、グラスに注いでいるときからふわっと香る。 幸水梨の甘い感じが良く出ている。液色はなく、無色透明。
 炭酸がピリッとしているものの口当たりかなり甘い。この甘味は、果物本来の甘味というより、 甘味料で強調されたような感じだ。
 この手のチューハイに「本物感」を求める方が無理があるのだから、 これだけフレッシュ感が出ていれば、ヨシとすべきなのだろう。
 梨浸漬酒使用。アルコール分5%。原材料:梨、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、 炭酸ガス含有。 「今年収穫した、栃木県横山果樹園の幸水を使用。和梨のシャリっとみずみずしいおいしさです。」

 洋梨がカクテルに合いそうだというのは何となく想像がつくが、和梨フレーバーがここまでチューハイに合うと 気づかせてくれたのは、こういった国産メーカーの功績だろう。今年はアサヒの旬果搾りにも幸水梨がある
 今回の初摘み2種では、巨峰よりも梨のほうが、私は納得した。 いや、巨峰も決して悪くはないのだけれど、昨年が素晴らしすぎたので。
種別 チューハイ
2006年10月5日
No.920: カクテルパートナー ウオッカモヒート / アサヒ
 かくてるぱーとなー うおっかもひーと / あさひ
アサヒ カクテルパートナー ウオッカモヒート アサヒ カクテルパートナー ウオッカモヒート review
 こうやって新製品が集中して出ると、制覇するまでに時間がかかり、もどかしい。 まさか一度に6本も7本も飲むわけにはいかないし。
 今日は、3日が発売日となっているカクテルパートナーの新フレーバー、ウオッカモヒートを飲む。

 まず色はほんのりグリーン。イメージどおりではある。 香りは、かなりスプライト(コカコーラ社)に似ているかな。軽やかなライム香。
 味もライムが先行する感じで、ミントのニュアンスは弱い。 炭酸のピリピリ感と相まって、とっても爽やか。今のこの時期に出すよりも、 夏向けに初夏に出せばよかったのにと思う。
 果汁1%。アルコール分5%。原材料:ウオッカ、ライム果汁、 ペパーミントエキス、糖類、酸味料、香料、ベニバナ色素、クチナシ色素。

 モヒートというのは、元来ラムベースのカクテルだけど、ウオッカベースに変えることによって、 より爽やかな印象にしようとしたのか。カクパーらしく、これも「お酒感」の乏しい製品だから、 一層爽やかにごくごく飲める。
種別 チューハイ・カクテル等

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