2023年5月4日[1]
No.10021: 酔わないCRAFT IPAタイプ / サッポロ
よわないくらふと あいぴーえーたいぷ / さっぽろ
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4月4日にサッポロから発売されたノンアルコール「酔わないCRAFT IPAタイプ」。
名前の通り、IPA(インディアペールエール)の味わいを目指したビールテイスト飲料であり、
かなり気合いの入った製品だ。
グラスに注いだ液色は、しっかりめの黄金色。
驚くのは、ビールに近いきめ細かい泡が当初よく盛り上がること。
但し、泡持ちはそんなに良いわけではない。
香りを嗅いでみると、やっぱりノンアル特有の酸化したビールみたいな匂いがあるが、
ホップの甘く華やかな香りも確かにある。
味は苦味がかなり強い。ビシッと押しが強く、さらには香りに感じた爽やかさも広がって、
確かにホップが頑張っている様子である。ただ、ノンアルである以上コクはなく、
甘さや力強さを感じない。上っ面だけの苦味の強さであることは否めない。
アルコール分0.00%。炭酸飲料。
原材料名:麦芽(外国製造または国内製造(5%未満))、ホップ、酵母/炭酸、酸味料、香料。
飲んでみて、味わいの目標がIPAであるというのはよく分かるし、そこに向けてかなり頑張っている。
一般的なノンアルよりも香り高く、苦味も強く、飲み応えはしっかりあるのだが、
それだけにIPAタイプということを謳わない方がいいのではないかと感じる。
自らハードルを上げてしまって、そこに到達していないことがむしろ際立ってしまっている。
期待した分だけ、余計にガッカリ。
このあたりの戦略は非常に難しくて、私も今これを書いていて、どちらが正解なのかわからなくなってきた。
大口をたたいて、とにかく期待して手に取ってもらえればいいのか、
あるいは控えめに出して、「やるなあ」と思わせるほうがいいのか。
ノンアルとして極めて優秀であるのは間違いないが、そもそもIPAは多量のホップによる苦味だけでなく、
高アルコールによるガツンとしたボリューム感がその特徴的な味わいをなしているビールなので、
ノンアルでそれを真似ようということ自体に、無理がありすぎるのだ。
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ノンアルコール飲料
CODE:45050KSES#30 |
2023年5月4日[2]
No.10022: オリオン ザ・ドラフト 山川穂高デザイン缶 / オリオン
おりおん ざ・どらふと やまかわほたかでざいんかん / おりおん
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オリオン ザ・ドラフト「山川穂高デザイン缶」。
数量限定で投入されたものであるが、3月製造分から順次切り替えとのことである。
山川選手は埼玉西武ライオンズ所属であるが、なぜオリオンから発売なのかといえば、
沖縄出身の選手だからである。
山川選手の豪快なスイングと弾道は、日本プロ野球界の現役スラッガーの中でも群を抜く魅力があり、
私も野球ファンの一人として、大いにリスペクトしている。
その山川選手のスイングする姿が大写しされたデザイン缶であり、
ライオンズファンならずとも手にしたい1本。
なお、中身は通常の オリオン・ザ・ドラフト なので、味のレビューは割愛する。
アルコール分5%。伊江島産大麦使用 やんばるの水仕込み。
原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ、大麦、米、コーン、スターチ。
製造者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。製造所:沖縄県名護市東江2-2-1。
今回、ザ・ドラフトだけでなく、新ジャンルのサザンスターも山川選手デザイン缶が投入されている。
既に入手しているので、後日取り上げたい。
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ビール
CODE:45050WALIUM#UK |
2023年5月5日[1]
No.10023: ノンアルでワインの休日 白 地中海レモン一搾り <限定> / サントリー
のんあるでわいんのきゅうじつ しろ ちちゅうかいれもんひとしぼり <げんてい> / さんとりー
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サントリーのノンアルコールワインテイスト飲料・ノンアルでワインの休日の限定「地中海レモン一搾り」。
発売日は、4月18日。
グラスに注いだ液色は、ごく淡いゴールドというか、麦わら色に近い。
細かな気泡が少量見える。
香りは、このシリーズの通年白と同様、シャルドネ種の白ワインのよう。少し甘く、爽やかさもある。
味は甘さがほぼなく、キュートな酸味が特徴。
かなりワインっぽい味なのに、当然アルコール感はない。
飲み込んだ後にも、レモンのシャープな酸味が口に残る。
品名:21%ぶどう果汁入り飲料(炭酸ガス入り)。
原材料名:果実(ぶどう、レモン)、糖類(砂糖、水あめ)、ワインエキス(ノンアルコール)/酸味料、
炭酸、香料、乳酸Ca、酸化防止剤(ビタミンC)、カラメル色素、増粘剤(キサンタン)。
原料原産地名:チリ製造(ぶどう果汁)。
サントリーさんは、チューハイテイスト のんある気分 での豊富な実績もあり、
その実力を着実に向上させてきているのだが、ノンアルコールのレベルもここまで来たかという感慨がある。
ワインっぽい風味だがワインよりも飲みやすく、ジュースのような甘ったるさはまったくない。
これなら食事のお供にぴったりである。
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ノンアルコール飲料
CODE:45051SET3#17 |
2023年5月5日[2]
No.10024: サザンスター 山川穂高デザイン缶 / オリオン
さざんすたー やまかわほたかでざいんかん / おりおん
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昨日、オリオン ザ・ドラフト 山川穂高デザイン缶 を掲載したが、
今日は同時購入してあった新ジャンル サザンスター の「山川穂高デザイン缶」を取り上げる。
数量限定で投入されたものであるが、3月製造分から順次切り替えとのことである。
なお、中身は通常の サザンスター なので、味のレビューは割愛する。
アルコール分5%。沖縄県産米使用。原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、大麦、米、コーン、スターチ、糖類)、
スピリッツ(大麦)。
製造者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。製造所:沖縄県名護市東江2-2-1。
山川選手は、現在埼玉西武ライオンズ所属の選手だが、沖縄の出身。
オリオンビールが応援する理由である。
サザンスターのこの青い缶は、ライオンズにぴったり合っている。
特にライオンズファン方々は、みつけたらぜひ購入し、TV観戦のお供にしてほしい(球場には持ち込めないので)。
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新ジャンル
CODE:45051WALIUM#UK |
2023年5月6日[1]
No.10025: TOKYO CRAFT I.P.A. <限定醸造> / サントリー
とうきょうくらふと あい・ぴー・えー <げんていじょうぞう> / さんとりー
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サントリー TOKYO CRAFT「I.P.A.」。毎年出されているもので、今年の発売日は、4月25日。
グラスに注いだ液色は、濃い黄金色で、オレンジ色に近い。
泡もオレンジがかったベージュ色で、非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、柑橘のように爽やかで、トロピカルフルーツのように甘さも湛えた鮮烈なホップ香が香り立つ。
苦味はあまり強くなさそうな印象もある。
口に含んだ時、やや柔らかいタッチの後、強い苦味がくる。
その苦味とともに、ジューシーなコクが広がる。但し、甘味やボディの厚みはほどほど。
だから重たすぎない。適度なジューシー感。飲み込んだ後には、収斂性のある苦味が居座っている。
アルコール分7%。原材料名:麦芽(国内製造、外国製造)、ホップ。
鮮烈な香りと力強い苦味のI.P.A.
シトラホップを一部使用した鮮烈な香りと力強い苦味が特徴です。
ニュースリリースに、今年の味について次のような説明がある。
中味は、これまでの発酵条件を見直すことで、シトラホップ由来の鮮烈な柑橘系の香りを強化しました。
力強い苦味にも負けない香りを、飲んだ後の余韻までお楽しみいただけます。
昨年までのこの製品と比べると、入りが若干柔らかく、やさしいタッチ。
苦味の粗暴さが少し落ち着き、より洗練された味わいに進化したようだ。
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ビール
CODE:45052FMMTS#02 |
2023年5月6日[2]
No.10026: ニッポンエール 3種の柑橘チューハイ / 全国農協食品
にっぽんえーる 3しゅのかんきつちゅーはい / ぜんこくのうきょうしょくひん
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先日、セブンイレブンで入手した全農ブランドのチューハイ
大分県産完熟かぼす&サンクイーンサワー を取り上げたが、
今日飲むのは、全国農協食品から販売されているもので、ファミリーマートで発見した「ニッポンエール 3種の柑橘チューハイ」。
調べてみると、3月13日の発売だったようである。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある薄黄色。
気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、かなりシャープで青臭い感じの柑橘香だが、
フレッシュで弾けるような香り立ちではある。ベースにアルコール臭もある。
味は酸味が強く、ジューシー。甘味もしっかりあることはあるが、
酸味レベルが高いので、甘ったるい感じはない。
3種の柑橘というだけあって、複雑な味わいで、苦味も際立っている。
飲み込んだ後には、強めの苦味、鋭い酸味、柔らかな甘味が残る。
果汁10%。河内晩柑果汁7%、はっさく果汁2%、レモン果汁1%。アルコール分4%。
原材料名:河内晩柑濃縮果汁(河内晩柑(愛媛県産))、はっさく果汁(はっさく(和歌山県産))、
レモン濃縮果汁(レモン(広島県産))、ウオッカ(国内製造)、糖類(果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、砂糖)
/炭酸、酸味料、香料、ビタミンC。
販売者:全国農協食品株式会社 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-32-10。
製造所:三幸食品工業株式会社 広島県東広島市安芸津町三津4215番地。
缶裏に、次の説明文がある。
さっぱりとした甘さの愛媛県産「河内晩柑」、甘さと酸味のバランスが絶妙な和歌山県産「はっさく」、
華やかな香りと酸味の広島県産「レモン」、3種の柑橘をミックスしました。
ほどよい酸味と甘みで飲みやすく爽やかな味わいです。
いずれも甘味がそんなに強くない柑橘の組み合わせなので、この味わいは納得。
シャープになりすぎないように、添加された糖類がかなり活躍しているのではないかと思う。
全農では、見た目が悪い等で通常出荷できない果実を、加工品に用いることで、
生産者の所得向上に貢献したいという思いでこのような商品を開発しているとのこと。
フードロス問題の解消にも資するので、非常に良い取り組みだと思う。
GMSなどでの安売り商品に仕立てるのではなく、
高めの価格設定ができるCVS(本品のファミマでの販売価格は税込188円)を販売チャネルとして選ぶのも良い選択である。
物価高の時代ではあるが、良い商品をしっかり利益の出る価格で売り買いしていかないと、
経済の健全化は望めないと思う。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45052FMEEK#54 |
2023年5月7日[1]
No.10027: ガツーンとサイダーサワー / サントリー
まいなす196ど すとろんぐぜろ がつーんとさいだーさわー / さんとりー
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サントリー から LAWSON限定商品として出された「ガツーンとサイダーサワー」。
詳細な発売日はわからないが、店頭登場時期からいって、先週(4/25)か今週(5/2)あたりではないかと思われる。
グラスに注いだ色は、無色透明。注いでいる時、炭酸がジュワジュワと音を立て、
その後も大粒の気泡が踊っているが、程なくして静まる。
香りは甘いサイダーなのだが、酒臭さが強烈。お酒に弱い人なら、この香りだけでダメだろう。
口当たりは、炭酸のビリビリした刺激と、サイダーらしいたっぷりとした甘味。
そして何より、強烈なアルコール感が来る。
どの要素を取っても押しが強く、まさにガツーンの商品名のとおり。
アルコール分9%。プリン体ゼロ。糖類ゼロ。
原材料名:レモン、ウオツカ(国内製造)、スピリッツ/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
この製品は、以前はナショナルブランド商品として売られていたものだが、いつの間にか販売終了していたようだ。
そもそも通年販売だったかどうかも定かでない。商品特性から、夏季のみの投入だったかもしれない。
シリーズの姉妹品(ガツーンとレモネードサワー など)がコンビニ限定で出されたこともあり、
この商品もコンビニで多く扱われていたのも事実だ。
今回、LAWSON限定商品 というふうに同社サイトで紹介されているから、他店には流通していないことは明らかだが、
何より変わった点は、これまで -196℃ ストロングゼロシリーズの1本 として出されていたのに、
今回はそのブランド名がなくなり、単に「サントリー ガツーンとサイダーサワー」になった。
度数設定も、原材料も基本的には変わっていないようなのだが、なぜか味わいは、よりキツくなったように感じた。
以前からストロングな味わいであることは間違いないが、より一層ワイルドになったというか、
酒臭くなったと私には感じられた。
真偽のほどはわからないが、この手の製品を好む人にとって、酒臭さの向上は好ましいことであろう。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45053LSEK#UK |
2023年5月7日[2]
No.10028: 正気のサタン / ヤッホーブルーイング
しょうきのさたん / やっほーぶるーいんぐ
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クラフトブルワリーの雄で、今や大手の一角と言っても良いほど大成長を遂げている
ヤッホーブルーイングから出た初の低アルコール商品。
アルコール度数0.7%で、味わいはIPAタイプ。商品名「正気のサタン」。
この商品名とパッケージデザインを見ただけで、ヤッホーブルーイングだろうなと気づく。
先日たまたま近所のセブンイレブンでみつけて入手したものだが、この商品自体は、昨年夏から出ていたようである。
グラスに注いだ液色は、極めて淡い黄金色。泡は純白で粗く、勢いよく注ぐと盛り上がるが、すぐに減衰。
香りは、鮮烈でフルーティ。シトラス系で、かつ甘さも伴うホップ香が強く香り立つ。
この香りは、まさにIPAのようである。
味は、香りに感じた鮮やかでジューシーな香味がそのまま広がる。
低アルコールにしては苦味がしっかりあり、その点もIPAに近いと言えるが、
やはりコクは足りない。それは仕方のないことなのだが、
そのコク不足な点を、鮮やかすぎるホップの香味が埋めてくれている。
飲み込んだ後にも、そのジューシーさと軽妙な酸味が口に残る。
アルコール分0.7%。原材料名:麦芽(外国製造)、乳糖、小麦、ホップ、オーツ麦、食塩/酸味料、炭酸、(一部に小麦、乳を含む)。
製造者:株式会社ヤッホー・ブルーイング
長野県軽井沢町長倉2148。
ゴキゲンだけがほしいのさ。クラフトビールと同じ醸造法の新しい0.7%。
HELLO! 新しい世界をはじめよう。酵母と柑橘系アロマホップが織りなすIPAらしい華やかな香りと味わいで、
おいしく酔わずに、かろやかに。今夜もゴキゲンにこなすのさ。
低アルコールの製品で、ここまでしっかりとした味わいに仕上げているのはさすがである。
原材料をケチらず、ふんだんに使っているからで、相応の価格設定ができる販売力があるからこそ実現したとも言える。
もちろん、度数が低いということは、その時点で、IPAと同じ飲み応えなど実現できないことはわかっている。
その負けが決まったような戦に、敢えて挑む姿勢は素敵である。
一歩間違えば、なぜこんな製品を出した?と言われかねない挑戦だが、
よくここまで頑張った!との賞賛がもらえる程度の仕事は成し遂げている。
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低アルコール飲料
CODE:45053SET3#UK |
2023年5月8日[1]
No.10029: 山崎蒸留所貯蔵 梅酒ブレンド ソーダ割り / サントリー
やまざきじょうりゅうじょちょぞう うめしゅぶれんど そーだわり / さんとりー
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たまたま近所のコンビニで発見して入手した、サントリー「山崎蒸留所貯蔵 梅酒ブレンド ソーダ割り」。
実は当サイトで既に取り上げていたのだが、パッケージが少し変わっているのと、
中身も変わっているようなので、掲載する。
グラスに注いだ液色は、しっかり濃いめの黄金色で、やや濁りがあるようにも見える。
香りは控えめながら、しっかり深みがある。
梅酒そのものというより、漬け込んだ梅の実の匂いのよう。
味も非常に大人しめ。梅酒らしいコクはあるが、甘酸っぱさはほどほど。
ひねたような、落ち着いた味わい。
酸味が立ち、軽い渋味も伴い、キレが良い。
アルコール分5%。原材料名:梅(国産)、スピリッツ、ブランデー、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料。
山崎蒸留所で、ウイスキー古樽に貯蔵した梅酒を絶妙なバランスでブレンドした、大人のための梅酒のソーダ割りです。
樽由来の味わい深い余韻と、梅酒ならではの柔らかな甘みが特長です。
瓶では、ストレートやロックでもお楽しみいただけます。
この商品は、びん入りで発売されている梅酒
「山崎蒸留所貯蔵梅酒ブレンド」
をソーダで割ってRTDに仕立てたもの。
手軽に樽貯蔵梅酒の味わいが楽しめる。
但し、当サイトで 5年ほど前に取り上げたときのものと比べ、
ブランデーが新たに使われている。お酒らしい深みをプラスするためだろうか。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45054SET3#UK |
2023年5月8日[2]
No.10030: ISEKADO セッションIPA / 伊勢角屋麦酒(二軒茶屋餅角屋本店)
いせかど せっしょんあいぴーえー / いせかどやびーる(にけんぢゃやもちかどやほんてん)
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伊勢角屋麦酒(二軒茶屋餅角屋本店)の ISEKADO SESSION IPA。
グラスに注いだ液色は、黄色みの強い中程度の黄金色。
泡はほぼ白色で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、グレープフルーツのような柑橘香+甘いトロピカルフルーツ香+ハーブのニュアンスの際立つ
ホップ香が強く香り立つ。
味はIPAらしく苦味の切り込みが強いのだが、強烈というほどではなく、少しやさしい。
それに続くボディも適度にスリムで、上品なジューシーさ。
柔らかで穏やかな飲み心地。しかし、飲み込んだ後には、やはり収斂性のある苦味が舌の奥に残っている。
アルコール分4.5%。原材料名:大麦麦芽(アメリカ製造、イギリス製造)、ホップ。
製造者:有限会社二軒茶屋餅角屋本店 三重県伊勢市神久6-8-25。
製造所:伊勢角屋麦酒 下野工場 三重県伊勢市下野町564-17。
通常のIPA(インディアペールエール)と比べ、度数を抑えて柔らかくしたのがセッションIPAだが、
まさにその王道を行く味わい。アルコール感が穏やかなのに、コクはしっかりとあり、苦味もそれに追随。
セッションIPAってどんなビールですか?と問われたら、この製品を教えてあげればいい。
そのくらいわかりやすい味わいだと思う。
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ビール
CODE:45054YMMS#UK |
2023年5月9日[1]
No.10031: TOPVALU 愛媛県産キウイ <数量限定> / イオントップバリュ(製造:合同酒精)
とっぷばりゅ えひめけんさんきうい <すうりょうげんてい> / いおんとっぷばりゅ
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イオングループP.B.である TOPVALU ブランドのチューハイ「愛媛県産キウイ」。
発売を知らずに偶然現物に遭遇して入手したが、調べてみると4月18日の発売だったようである。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡が多量グラスの中を立ち昇っている。
香りは確かにキウイらしい生臭さがあるのだが、りんごにも近いような酸を感じる。
甘みよりも酸っぱさが勝っていそうなシャープな香り。
味は香りの印象通り、酸味がかなり立っている。甘さは控えめであり、上品なまとめ方。
甘ったるさなどはまったくない。アルコール感は弱い。
飲み込んだ後には、酸っぱい部分だけを切り取ったようなキウイの香味が残る。
アルコール分4%。原材料名:ウォッカ、キウイフルーツ果汁、果糖ぶどう糖液糖(国内製造)。
添加物:炭酸ガス、酸味料、香料。
販売者:イオントップバリュ株式会社 千葉県千葉市美浜区中瀬1-4。
製造場:合同酒精株式会社 千葉県松戸市上本郷字仲原250番地。
なお、今後6月、8月にもシリーズ品のリリースが予定されているようなのだが、
本日の製品も近所のイオン系スーパー(イオン本体ではない)では扱われていなかったので、
入手できるかどうかわからない。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45055AEIT#21 |
2023年5月9日[2]
No.10032: 直球勝負 ストロング レモン / 合同酒精
ちょっきゅうしょうぶ すとろんぐ れもん / ごうどうしゅせい
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当サイトで5年ほど前に取り上げている GODO 直球勝負「ストロング レモン」だが、
今回たまたま発見したので、どこか変わっていないだろうかと思い、購入した。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡が多量グラスの中を断続的に立ち昇っている。
香りは、GODO社製レモンチューハイにありがちな、化粧品あるいは芳香剤みたいなレモン香だが、
フレッシュ感は強く、ピュアで、弾けるような香りである。
味は適度なジューシー感を伴い、しかしながら強烈な酸味が特徴のレモン味。
甘味料特有の甘さもあるのだが、バランスとしては酸が強く、よって甘さはあまり目立たない。
軽い苦味もあり、キレは良いが、飲み込んだ後には強烈な酸味が口に残っている。
アルコール分9%。果汁3%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。
原材料名:レモン果汁、ウォッカ(国内製造)、スピリッツ/酸味料、炭酸ガス、香料、甘味料(アセスルファムK)。
販売者:合同酒精株式会社 千葉県松戸市上本郷字仲原250番地。
製造所:オエノンプロダクトサポート株式会社 兵庫県神戸市灘区新在家南町3-2-28。
缶裏に「"クリアな果汁"×"レモン浸漬蒸留酒" ストロングでみずみずしい果実感!」とある。
確かにクリアでみずみずしさもあり、そしてストロング。単に強烈なだけではないチューハイだ。
なお、中身は 前回掲載時 のものから変わっていないようであった。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45055HONCH#UK |
2023年5月10日[1]
No.10033: すみか #国産もも <限定> / 宝酒造
すみか #こくさんもも / たからしゅぞう
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タカラ すみか シリーズの限定「#国産もも」。発売日は5月2日。
前回発売が昨年10月だったので、およそ7か月ぶりの再登場ということになる。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明だが、かすかに濁りがあるようにも見える。
多量の細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
香りはとても甘い桃。
この香りだけ嗅いでいると、相当甘い味を想像するが、このシリーズは、基本的に甘くないはずである。
実際味わってみると、やはり、ほぼ甘くない。
桃らしい豊潤な香味がありながら、不思議に甘さを感じない。ほぼ味がないと言っていい。
キレが良いのだが、飲み込んだ後には、またふわっと甘い香りが漂っている。
アルコール5%。果汁0.6%。糖質70%オフ。
原材料名:もも、ももエキス、ももスピリッツ(国内製造)、焼酎、糖類
/炭酸、香料、酸味料。
爽やかなももの香りが楽しめる!
ほのかな果実の香りで甘くないから、すっきりしたものがのみたいときにちょうどいいチューハイ!
こういうキャラクターのものを堂々と商品化するのは、大手ではタカラさんくらいのものだろう。
味がないと酷評されることを恐れず、桃という甘い果実を用いながら、究極のすっきりを実現している。
唯一無二の存在と言える。
缶にも具体的にはっきりと「甘くない」と書かれているから分かりやすいが、
実際に飲んでみて、まさかここまで甘くないとは!と、驚く人もいるだろう。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45056DAKO#08 |
2023年5月10日[2]
No.10034: 直球勝負 ストロング グレープフルーツ / 合同酒精
ちょっきゅうしょうぶ すとろんぐ ぐれーぷふるーつ / ごうどうしゅせい
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昨日、GODO 直球勝負 ストロング レモン を取り上げたが、
今日は同時購入してあった「グレープフルーツ」を。
当サイトで5年ほど前に一度掲載しているが、今回たまたま売られているのに遭遇し、
どこか変わっているのではないかと思い、購入したものだ。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡が少量グラスの中に見える。
香りは、あまりジューシー感のないグレフル香で、酸や甘さよりも苦味が強そう。
かなりのアルコール臭がする。
味は苦味ともに、甘みも割りとしっかりある。アルコール感はもちろん強烈。
飲み込んだ後には、しっかり苦味と、甘味料特有の甘さが口に残る。
アルコール分9%。果汁4%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。
原材料名:グレープフルーツ果汁、ウォッカ(国内製造)、スピリッツ/炭酸ガス、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
販売者:合同酒精株式会社 千葉県松戸市上本郷字仲原250番地。
製造所:オエノンプロダクトサポート株式会社 兵庫県神戸市灘区新在家南町3-2-28。
缶に「"クリアな果汁"×"フルーツスピリッツ" ストロングでみずみずしい果実感!」とある。
ストロングではあるが、あまりみずみずしい果実感とは感じられなかった。
なお、中身は 前回掲載時 のものから変わっていないようであった。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45056HONCH#UK |
2023年5月11日[1]
No.9866: 本搾りチューハイ オレンジライム <限定> / キリン
ほんしぼりちゅーはい おれんじらいむ <げんてい> / きりん
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キリン本搾りチューハイの限定「オレンジライム」。
発売日は、5月9日。
グラスに注いだ液色は、濁りのあるみかん色。気泡はあまり見えない。
香りはオレンジ主体だが、甘そうではなく、酸っぱそうでもない。
苦味が強そうである。
味は香りの印象通り甘さはなく、酸は穏やかで、そして苦味が強い。
香りを嗅いだ段階では、ライムを感じ取ることができなかったが、
飲んでみると、オレンジの陰にライムの青臭さがある。非常に上品なまとめ方。
ベースのウォッカの味もしっかりわかるが、そんなにアルコール感が強いわけではない。
果汁26%。アルコール分5%。香料・酸味料・糖類 無添加。原材料名:オレンジ(イスラエル)、ライム、ウォッカ/炭酸。
やはり本搾りチューハイは、甘くない柑橘に限る。そう思わせてくれる本格的な味。
これを飲みにくいとか、味気ないなどと感じる人は、本搾り向きではない。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45057DAKO#02 |
2023年5月11日[2]
No.10036: 和製サングリア 白ワインと白桃 <限定出荷> / サッポロ
わせいさんぐりあ しろわいんとはくとう <げんていしゅっか> / さっぽろ
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イオングループ店舗で以前から不定期で登場しているサッポロ「和製サングリア」シリーズ。
2種入手したうち、まずは「白ワインと白桃」を飲んでみたい。
グラスに注いだ液色は、ごく淡いゴールド。細かな気泡が少量グラスの中を立ち昇っている。
香りは、白ワインの甘酸っぱそうな香りに、桃の甘さがよくマッチしている。
そもそも白ワインの中には、桃のような香りがするものがあるので、
親和性が高いと言える。
味は酸味がキリッとしつつも、桃らしい豊かな甘さも感じられる。
穏やかな飲み口。酸が効いているため、甘ったるくはない。
飲み込んだ後にも、白ワインらしくフルーティで甘い余韻が残る。
アルコール分3%。原材料名:濃縮還元果汁(ぶどう(外国産)、もも(山梨県産))/炭酸、酸味料、香料、カラメル色素。
原料原産地名:国内製造(果糖ぶどう糖液糖)。
飲むまでは、もっとべたっと甘いものを想像していたが、意外とシャープですっきりした仕上がりであった。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45057DAEE#UK |
2023年5月12日[1]
No.10037: 男梅サワー 追いレモン 極 <限定> / サッポロ
おとこうめさわー おいれもん きわみ <げんてい> / さっぽろ
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サッポロビールとノーベル製菓のコラボによる 男梅サワー の限定品「男梅サワー 追いレモン 極」。
発売日は、5月9日。
グラスに注いだ液色は、通年品の男梅サワーと同様、やや透過性のある暗赤色。
気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、男梅サワーらしい梅しそのような香りだが、
濃さは通年品ほどではなく、爽やかさがある。これは、レモンが足されているためである。
味も香りの印象通り、基本的にはさっぱり軽やか。
レモンの酸味が良いアクセントとなっている。
男梅サワー特有の梅干的なしょっぱさは当然あるが、濃厚さはない。
飲み込んだ後にも、レモンの爽やかさが残る。
アルコール分5%。
原材料名:梅果汁、レモン果汁、スピリッツ(国内製造)、梅干浸漬酒、レモン浸漬酒、糖類
/酸味料、炭酸、香料、果実色素、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)。
昨年までは、追いレモン 夏の爽 という商品名で出されていたものだが、中身はほぼ同じ。
原材料名表記を見ると、若干順番が変わったりしているので、レシピは違うのかもしれない。
その意味では、まったく同一の製品ではないが、仕上がっている味は非常に近い。
男梅サワーシリーズにある梅の濃厚さがレモンによって若干軽減され、爽やかで飲みやすい味である。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45058FMT1#03 |
2023年5月12日[2]
No.10038: 和製サングリア 赤ワインとブルーベリー <限定出荷> / サッポロ
わせいさんぐりあ あかわいんとぶるーべりー <げんていしゅっか> / さっぽろ
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イオングループ店舗で以前から不定期で登場するサッポロ「和製サングリア」シリーズ。
2種入手したうち、既に 白ワインと白桃 を飲んでいるので、今日はもう一方の「赤ワインとブルーベリー」。
グラスに注いだ液色は、透過性のある薄赤紫。細かな気泡が少量グラスの中を立ち昇っている。
香りは、非常に甘いブルーベリー。ほとんどジュースのようであり、アルコール臭はほとんど感じない。
味は香りの印象ほど甘ったるくはなく、わりとあっさりした口当たり。
穏やかな酸味もある。アルコール感はやはり弱い。
飲み込んだ後には、柔らかい甘みが残る。
アルコール分3%。原材料名:濃縮還元果汁(ぶどう(外国産)、ブルーベリー(岩手県産))/炭酸、酸味料、香料。
原料原産地名:国内製造(果糖ぶどう糖液糖)。
昨日飲んだ 白 と同様、香りの印象ほど甘ったるくはなく、さらっとした味わいに仕上がっている。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45058DAEE#UK |
2023年5月13日
No.10039: ニッポンホップ 偶然のホップ ゴールデンスター <限定醸造> / サッポロ
にっぽんほっぷ ぐうぜんのほっぷ ごーるでんすたー <げんていじょうぞう> / きりん
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サッポロから発売された限定品、ニッポンホップ「偶然のホップ ゴールデンスター」。
発売日は、5月9日。
グラスに注いだ液色は、透明感のある中程度の黄金色。
泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、甘く濃く奥深い。さらにサッポロビールらしい田舎の畑のような少し垢抜けない穀物香もあり、
これはモルト香か。
味はジューシーで甘く分厚いが、非常に強い苦味を伴う。
香り高いが、無骨。飲み進めると、苦味がどんどん蓄積される感じ。
あえてきれいなバランスを取らず、ワイルドに仕上がっている。
アルコール分5.5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
昭和中期、サッポロビールの研究員が優れたホップ品種の開発に試行錯誤する中、
100万株の中からたった1つだけ黄金色に輝くホップを発見。
それがゴールデンスターでした。その瑞々しく爽やかな香りをお楽しみください。
実にサッポロさんらしい試みで、たくさん売ろうというよりは、
少数でもいいからどっぷりハマる人を探そうという意図に見える。一定のファンがつけば、
今後も同様にホップをフィーチャーした商品を限定品として投入できるだろう。
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ビール
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2023年5月14日
No.10040: バー・ポームム あんずとオレンジ <限定MENU> / サントリー
ばー・ぽーむむ あんずとおれんじ <げんていめにゅー> / さんとりー
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サントリー バー・ポームム の限定品「あんずとオレンジ」。
発売日は、5月9日。
グラスに注いだ液色は、透明感のあるごく淡いゴールド。
非常に細かな気泡が少量グラスの中を立ち昇っている。
香りは、あんずの芯のある酸がスッと入ってくる。
商品名からオレンジも使われていることが明らかなので探すと、
確かにあんずだけではない爽やかな柑橘香のようなものがあるように感じられ、これがオレンジか。
ただ、バランスとしては、あんずが優勢。
味は香りの印象よりはオレンジの酸味が前に出ているものの、あんずの存在感が大きい。
適度にコクのある甘酸っぱさ。アルコール感もわりとしっかり。
飲み込んだ後にも、可憐な甘酸っぱさが軽い苦味を伴って口に残る。
アルコール分6%。果汁1%。
原材料名:オレンジ、あんず、スピリッツ(国内製造)、オレンジキュラソー、ラム、白ワイン、糖類/炭酸、酸味料、香料、
カラメル色素。
華やかに香る贅沢な味わい。今夜はぽーっと、癒やしの時間を。
私はこの BAR POMUM というブランドの語りかける世界観と、
それを体現する味わいのきっちりとした作り込みを以前から高く評価しているのだが、
今作もキュラソーやラム、ワインなどまで用いた味わい表現は素晴らしく、
アルコール度数6%という設定で厚みを出せているのもいい。
ただイメージだけで売っているように見えて、そうではない細かな計算がある。
それに気をつけながら飲むと、このブランドの魅力がますます実感される。
しかし、主として誰に訴えかけたいのだろうか?と考えると、
私のような年配の男性でないことは明らかだとしても、
お酒を飲み始めの20代でもないし、あえて探すと、
一人で酒場にでも平気で行くような30代くらいの女性が家飲みする姿が想像できる。
強いお酒が苦手だから・・ではなく、お酒をちゃんとわかっている人に選んで欲しい商品だ。
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チューハイ・カクテル等
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