2023年12月21日[1]
No.10421: 麒麟特製アップルサイダーサワー <冬限定> / キリン
きりんとくせい あっぷるさいだーさわー <ふゆげんてい> / きりん
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麒麟特製サワー の期間限定「アップルサイダーサワー」。
発売日は、12月19日。
グラスに注いだ液色は、無色透明。
缶を開けたとき、ブシューっと大きな音がして、ガス圧が相当に強いことが分かる。
グラスの中に細かな気泡が見えるが、すぐに落ち着く。
香りは、シャープなりんご香が強く、次にアルコール臭。
言われなければあまりサイダーという感じはしない。
味もりんごの甘酸っぱさが強く、そこにサイダーらしい炭酸の強い刺激が加わる。
アルコール感ももちろん強烈。すべてにおいて強い飲みごたえがある。
適度なキレ。飲み込んだ後には、サイダーらしい甘味と軽い苦味が残る。
アルコール分9%。無果汁。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。 原材料名:ウオッカ(国内製造)、
シトラスエキス/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
今年(2023年)6月に期間限定で サイダーサワー が発売されていたので、
その姉妹品というか続編とも言える。
甘味はしっかりとあるが、それを抑え込む炭酸の刺激が強烈で、
後味に甘ったるさを残さない。サイダー風味サワーのお手本のような製品。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45281LSEE#02 |
2023年12月21日[2]
No.10422: ザ・プレミアム・モルツ 黒 <限定醸造> / サントリー
ざ・ぷれみあむ・もるつ くろ <げんていじょうぞう> / さんとりー
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不定期に発売されているザ・プレミアム・モルツの黒。今回の発売は、12月19日。
当サイトで把握している限り、
前回は昨年10月だったから、およそ1年2か月ぶりの登場である。
グラスに注いだ液色は、まさに漆黒。グラスの向こう側がまったく見えない。
泡は濃いカフェオレ色で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちもとても良い。
香りはスモーキーで、甘く濃密。派手に香りはしないが、奥深い。
味は香りの印象通り、適度に甘く、適度に焦げ臭がある。
味わいにボリューム感はある。
飲み込んだ後には、スモーキーさのほか、苦味、渋味、甘味が残る。
アルコール分5.5%。原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ。
今しか飲めない豊かなコクとうまみをお楽しみください。
もちろん中身は変わっていないようであったが、こうして不定期に出されると、毎回買って飲まざるを得ない。
そのくらい魅力あふれるビールだと言える。
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ビール
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2023年12月22日[1]
No.10423: ヱビス ホップドリップ <限定醸造> / サッポロ
ゑびす ほっぷどりっぷ <げんていじょうぞう> / さっぽろ
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「若手醸造家が新たなビールの魅力に挑戦していく、独創的なライン」と銘打たれている
ヱビスクリエイティブブリュー シリーズの「ヱビス ホップドリップ」。
発売日は12月19日で、セブン&アイグループ限定商品である。
グラスに注いだ液色は、中程度の輝く黄金色。泡はほぼ白色できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、日の当たった芝生みたいな草と土の匂いが混じったようなホップ香が強い。
新品ではない畳表のようだと言ってもいい(あまりよい表現ではないが)。
口当たりはマイルドでスムーズな飲み口だが、実は苦味も結構強い。入りは柔らかなのに、
ググッと舌を押してくるような苦味。しかし、バランスとしては甘味というか旨味が優位なので、
それほど苦いとは感じない。飲み込んだ後にも、苦味と青臭さが口に残る。
アルコール分5.5%。
原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
伝統ホップの香りをまるごと引き出したヱビス。
ヱビスこだわりのドイツ・バイエルン産アロマホップを低い温度でじっくり漬け込むことで、
香りを余すことなく引き出しました。ホップそのもののグリーンな香りと芳醇な味わいをご堪能ください。
Chief Experience Brewer 有友亮太
しかし今回なぜ、セブン&アイ限定として出されたのだろう。シリーズの売り上げが芳しくないのだろうか。
実際のところは、わからない。
ヱビスクリエイティブブリュー というと、第1弾として出された ニューオリジン の衝撃があまりにも大きかったので、
他が霞んでしまう。ホップをフィーチャーした今回の製品にはあまり目新しさがなく、ゆえに驚きも少なく、
わくわく感もあまり生まない。求めすぎだろうか。
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ビール
CODE:45282SEEK#03 |
2023年12月22日[2]
No.10424: ゼロサワー アップル <数量限定> / サンガリア
ぜろさわー あっぷる <すうりょうげんてい> / さんがりあ
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コンビニLAWSON限定、サンガリア ゼロサワーシリーズの「アップル」。
発売日は12月19日と思われる。
グラスに注いだ液色は、ほとんど無色透明だが、かすかに濁っているようにも見える。
注いでいる時、炭酸が音を立てて踊り、その後は細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇っている。
香りは、シャキッとしたりんご香。酸が強そうなシャープな香りである。
アルコール臭もしっかり強め。
味は香りの印象通り、酸味が強いものの、甘味も弱くはない。
アルコール感はそれほど強烈ではない。あっさりした味で飲み飽きない。
適度なキレがある。
アルコール分5%。果汁1%。糖類0。プリン体0。
原材料名:りんご果汁、ウォッカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、
甘味料(スクラロース、アセスルファムK)。
製造者:株式会社 日本サンガリアベバレッジカンパニー 大阪市東住吉区中野4-2-13。
製造所:三重県伊賀市依那具字柳原844-1。
前回発売は、昨年(2022年)12月。およそ1年ぶりの登場ということになるが、
そんなに間が空いていたとは思えない既視感がある。
ゼロサワーシリーズ自体、フレーバーを変えながら常にLAWSON店頭に存在し続けているような状態であるし、
アップル味そのものにメジャー感があるからかもしれない。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45282LSEK#03 |
2023年12月23日
No.10425: TOPVALU BEST PRICE チューハイ まる搾り いちご <数量限定> / 合同酒精
とっぷう゛ぁりゅ・べすとぷらいす ちゅーはい まるしぼり いちご <すうりょうげんてい> / ごうどうしゅせい
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数週間前からイオングループ店頭に並んでいるTOPVALU BESTPRICE シリーズの チューハイ「まる搾り いちご」。
グラスに注いだ液色は、ごく淡いオレンジ色あるいはゴールド。
気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、たっぷりと甘いいちご。クリームっぽさもあって、いちごミルクのよう。
アルコール臭はほぼ感じない。
味は香りの印象通り甘いものの、こってり感はなく、酸味も適度にある。
アルコール感は弱い。やさしい味わいで、さらっとした飲み心地。飲み込んだ後には、軽快な甘酸っぱさが残る。
アルコール分3%。いちご果汁0.3%。プリン体0。
原材料名:ウォッカ、いちご果汁、果糖ぶどう糖液糖(国内製造)。
添加物:炭酸ガス、酸味料、香料。
販売者:イオントップバリュ株式会社 千葉市美浜区中瀬1-4。
製造場:合同酒精株式会社 千葉県松戸市上本郷字仲原250番地。
低アルコールで軽快な甘酸っぱさ。お酒に強くない人にも飲みやすいR.T.D.の典型のような商品。
クリスマスシーズンにもぴったりの1本。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45283DAEE#UK |
2023年12月24日
No.10426: バー・ポームム 洋梨と白ワイン <限定> / サントリー
ばー・ぽーむむ ようなしとしろわいん <げんてい> / さんとりー
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サントリー バー・ポームムの限定「洋梨と白ワイン」。発売日は、12月19日。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色だが、ほんのりゴールドっぽく色づいている。
非常に細かな気泡が、まるでスパークリングワインのようにグラスの中を美しく立ち昇っている。
香りは、洋梨らしいツンとした高貴な香りが、ワインの酸っぱい香りとうまく溶け合っている。
口に含んだままでいると、洋梨の妖艶な香味が穏やかに広がっているが、
そのまま舌先で味を探ると、ワインの尖った酸が感じられ、次第にその酸が支配するようになる。
飲み込んで鼻から息を抜くと、白ワインを飲んだ後の柑橘香のような香りが強くなる。
甘さと酸っぱさがぶつかり合っているように感じられるのだが、実は力関係が絶妙で、喧嘩せずに同居している。
いわば"呉越同舟"的な味わい。
アルコール分5%。果汁1%。原材料名:西洋なし、スピリッツ、ワイン、ブランデー、糖類(国内製造)
/炭酸、酸味料、香料。
BAR POMUM には、毎度感心させられる。アルコールに苦手意識を持つ人たちに向けたカジュアルな商品のように見えて、
実は非常に手の込んだ製品が多い。今回も、ワインだけでなくブランデーも用い、果実のキャラクターを最大限活かしつつ、
ちゃんとしたお酒に仕上げている。バランスの妙である。さりげなくすごい仕事を成し遂げている様は、格好いい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45284LSEK#03 |
2023年12月25日[1]
No.10427: WINE CAFE ワインソーダ 華やかロゼ <限定> / サントリー
わいんかふぇ わいんそーだ はなやかろぜ <げんてい> / さんとりー
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サントリー WINE CAFE シリーズの限定「華やかロゼ」。発売日は、12月19日。
グラスに注いだ液色は、透過性のある濃いピンク。
注いでいる時、ほんのりピンク色の泡が立つが、その後はすぐに静まり、細かな気泡がグラスの中を立ち昇るのが見える。
香りは非常に落ち着いていて、華やかな感じはあまりない。
渋味の強そうな香りであるが、いちごキャンディのような甘さがほのかに感じられる。
味は酸味がかなり強い。色を見ずに飲んだら白ワインのようであるが、
渋味と若干の甘いニュアンスがあることから、辛うじてロゼらしい。
口に含んでいると、花束のような鮮やかな香味があることから、これを「華やか」と称しているのだろう。
アルコール分5.5%。
原材料名:濃縮還元ぶどう果汁(外国産)、輸入ワイン、濃縮カシス果汁(外国産)/炭酸、酸味料、香料、酸化防止剤(亜硫酸塩)。
カシス果汁が用いられていることから、深みのある味わいがつくられているのだろう。
あくまでもワインをベースとしたR.T.D.なのだから、果汁が上手に使われて味が完成していることは、
評価すべきことである。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45285DAKO#06 |
2023年12月25日[2]
No.10428: 若者に贈るエール / ワイマーケット
わかものにおくるえーる / わいまーけっと
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「若者に贈るエール」という名のビール。
愛知県の ワイマーケット製造で、今年(2023年)3月24日から東海エリアのイオン、イオンスタイルで販売されたもの。
当サイトのご協力者 森康哲さん
から寄贈頂き飲むに至ったものである。
賞味期限が11月に切れてしまっており、不安ながらも飲んでみたい。
グラスに注いだ液色は、ごく淡い黄金色で、やや濁りがある。
泡は純白で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちもとても良い。
香りは柑橘や白ぶどう、トロピカルフルーツなどの甘さ、ハーブの青臭さを伴う清々しいホップ香。
やさしく澄み切っている。
口当たりは非常に滑らかで優しい。爽やかなホップの香味がダイレクトに広がり、
苦味は弱く、ジューシーな飲み心地。酸味も非常に穏やか。コリアンダー特有の香味も角がなく抑制的。
だから引っかかるところがなく、優れたドリンカビリティ。
飲み込んだ後には、ジューシーな余韻が残る。
アルコール分5.0%。
原材料名:大麦麦芽(アメリカ製造)、小麦麦芽、ホップ、コリアンダー。
製造者:株式会社ワイマーケット 名古屋市中村区名駅4-16-19。製造所:名古屋市西区木前町64。
中京大生とのコラボビール。ビールが苦手な若者に是非飲んでほしいホワイトエール!
賞味期限切れながら、劣化はまったく見られず、みずみずしい味わいであった。
缶表記のように、中京大学の学生が開発に関わった製品だそうで、ビールが苦手な最近の若者に向けたもの。
商品名の「エール」は、応援の yell と、ビアスタイルの ale を掛けたものと思われる。
シルバーの缶に白いラベルが貼られただけのシンプルなパッケージで、まるで開発途中の試作品のような見た目ではあるが、
中身の完成度は素晴らしい。
苦味を抑えて飲みやすいビールとするため、ホワイトエールというスタイルを選び、
それでいて酸味も穏やかだから取っつきやすい。全国発売したら、きっと多くの若者に支持されるのではないかと、純粋に思う。
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ビール
CODE:45285PRST#UK |
2023年12月26日
No.10429: サントリープレミアムハイボール 白州 シェリー樽原酒ブレンド / サントリー
さんとりーぷれみあむはいぼーる はくしゅう しぇりーだるげんしゅぶれんど / さんとりー
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12月26日が発売日となっている「サントリープレミアムハイボール 白州 シェリー樽原酒ブレンド」。
今年6月に発売された サントリープレミアムハイボール 白州 の続編であり、
8月に発売された 山崎 を含めた プレミアムハイボールシリーズの第3弾でもある。
既にその2作品を経験している人にとっては、非常に待ち遠しかった新作であろう。
グラスに注いだ液色は、極めて淡いゴールドで、かすかに濁りがあるようにも見える。
非常にきめ細かな美しい気泡が、多量グラスの中を立ち昇っている。
香りは、缶を開けたときから華やかに漂っているが、
バニラやアップルコンポートなどの甘くフルーティな香りに、
少し干しぶどうのような乾いた甘酸っぱさも混じる。
決してわざとらしい強さではないのだが、しっかり芯のある香りである。
口に含むと、まずきめ細やかな炭酸のピリピリと心地よい刺激とともに、
あんずやりんごのような爽やかで華やかな甘さが広がる。しっかりと奥深いアルコール感。
樽香は非常に上品で、むしろ遠慮がちのようにも感じる。
しかし、意外にもピーティで、ワイルドな側面もある。スモーキーさはわずか。
飲み込んだ後には、甘く深い余韻がとても長く続く。
アルコール分9%。原材料名:モルト/炭酸。原料原産地名:国内製造(モルトウイスキー)。
白州蒸留所は豊かな自然に囲まれた"森の蒸留所"。
白州らしい爽やかなスモーキー原酒に、シェリー樽で熟成した原酒をアクセントに加え、
華やかに仕上げました。白州蒸留所がお届けする特別な味わいをお愉しみください。
途中から氷を入れて飲んでみたが、香りの華やかさは少しも後退することなく続く一方、
口当たりが少しシャープになった。
口に広がる甘さも若干スリムでスタイリッシュな味わいながら、奥深さが削がれることはない。
後味に青りんごのような爽やかな余韻が生まれる。
飲み終え、空になった缶の口から香りを嗅ぐと、まるでチョコレートコーティングしたレーズンのような、
深く力強い香りが感じ取れる。
今回も税込660円という価格設定ながら、発売前から期待が大きかったようで、
非常に良く売れているようだ。白州自体が入手困難なウイスキーとなってしまった今、
この味わいを自宅でゆっくりと堪能できるその貴重な体験に払う対価として、
660円はとても安いのではないだろうか。
普通のハイボール缶とは、もうまったく違う世界が、そこに広がっているのだから。
飲み方のお勧めとしては、よく冷やした上で最初の3分の1はグラスに氷を入れずに華やかな味わいを堪能し、
次の3分の1でグラスに氷を入れて味の爽やかな変化を楽しみ、残りの3分の1はもう一度氷なしで、
しかも時間をじっくりかけて温度が上がるのを待ちながら、甘く深い味わいをチビチビと愛でる。
こうすると、1本で3つの表情が楽しめるし、飲み終える頃には、心地よいほろ酔いにいざなわれている。
とても幸せな1時間となることは間違いない。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45286DAKO#00 |
2023年12月27日
No.10430: −196℃ ストロングゼロ 大満足みかん <冬限定> / サントリー
まいなす196ど すとろんぐぜろ だいまんぞくみかん <ふゆげんてい> / さんとりー
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サントリー・-196℃ ストロングゼロシリーズの冬限定「大満足みかん」。
発売日は、12月26日。
グラスに注いだ液色は、微かに黄色っぽく濁りがある。細かな気泡が少量グラスの中を立ち昇っている。
香りは、コクのないチープな感じの駄菓子的オレンジ香。
アルコール臭がとても強い。
口当たりはキュンとした酸味がまず感じられ、かなりシャープな印象を受けるが、
甘味も決して弱いわけではない。但し、昔のストロングゼロシリーズのような、こってりくどい甘味ではない。
あくまでも鋭い酸味を制する程度の甘さである。アルコール感は強烈で、とろりとした舌触りである。
飲み込んだ後には、そのアルコール感と鋭い酸味が舌先に残り、甘味料の甘味が舌奥に残る。
アルコール分9%。プリン体ゼロ。糖類ゼロ。みかん果汁1%。みかん浸漬酒使用。
原材料名:みかん、ウオツカ(国内製造)/酸味料、炭酸、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
当サイトで把握している限り、みかんの名を冠したストロングゼロは、昨年(2022年)12月に
みかん&伊予柑 が出て以来のおよそ1年ぶり。
みかん単体では、昨年7月の 冷凍みかん 以来1年5か月ぶりである。
これでもかという強烈なアルコール感の一方、酸が強く効いているので、
ストロングチューハイ好きには好まれる味わいではないだろうか。強いので、一度に2本飲むのは止めたほうが良い。
コスパのよい缶チューハイとして、時間を掛けて飲むことをお勧めする。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45287DAKO#01 |
2023年12月28日[1]
No.10431: パーフェクト サントリービール / サントリー
ぱーふぇくと さんとりーびーる / さんとりー
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サントリーの糖質ゼロビール「パーフェクトサントリービール」が新しくなっている。
今年11月製造分からのリニューアルである。
グラスに注いだ液色は、しっかり深い黄金色。泡はほぼ白色で概ねきめ細かく、
泡持ちも悪くない。
香りは甘くねっとり感があり、これは麦芽によるものだとは思うが、少しプレモルにも似ている。
ただ、少し浮ついた感じもあり、その点では新ジャンルっぽいとも言える。
果実のような爽やかさも少しある。
口当たりは香りの印象ほどもたついてはおらず、シャープな苦味が感じられる。
コクがやや足りないため甘味が浮ついた感じがあるのだが、最初の苦味のインパクトが強いので、
適度に引き締まってはいる。プレモルとの最大の差は、コクと旨味の不足。
そこまで求めるのは無理というものだろうか。
飲み込んだ後には、強めの苦味と渋味が口に残る。
アルコール分5.5%。原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ、糖類。
上質で深いコクが特長のダイヤモンド麦芽を一部使用し、贅沢に仕込みました。
リニューアル前 との違いをほとんど感じ取れなかったのだが、
苦味のインパクトがやや強くなって、だらっとした甘さが少し抑えられたかな?という程度。
しかし、糖質ゼロビールで、ここまでしっかり押しの強いものが出来たのは素晴らしい。
先行する キリン一番搾り糖質ゼロが、宣伝文句ほどの飲みごたえがなくて、
ある意味スカスカなのに対し、こちらはしっかり満足感が得られる。
ちゃんとビールを飲んだ実感が欲しいなら、こちらを選ぶべき。
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ビール
CODE:45288DAEE#RN11 |
2023年12月28日[2]
No.10432: SCOL PILSEN スコール・ピルゼン
すこーる・ぴるぜん
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ブラジルの SCOL というピルスナー。
当サイトのご協力者 森康哲さん から寄贈頂き飲むに至ったものである。
既に賞味期限が切れてしまっているのだが、どんな状態なのか飲んでみたい。
グラスに注いだ液色は、極めて淡い黄金色。
泡は純白で概ねきめ細かく、当初は盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは、非常にドライな穀物を感じさせる香りで、輸入品にありがちな、飼料のような劣化臭もする。
あるいは副原料のコーン由来のものだろうか。
口当たりはすっきりクリア。苦味はほぼないといって良いくらいに弱く、軽快そのもの。
香りに感じた劣化臭とみられる穀物のニュアンスはあまり強くない。
それほど劣化は進んでいなかったようだ。当然キレは抜群。
アルコール分4.0度以上5.0度未満。
原材料名:麦芽、コーン、ホップ。
原産国名:ブラジル。輸入者及び引取先:(株)イマイ 東京都新宿区新小川町1-8 こだまビル5F。
このような繊細なピルスナーは、劣化が進みやすいものだが、
賞味期限オーバーながら爽快な味わいがちゃんと生きていた。
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ビール
CODE:45288PRST#UK |
2023年12月29日[1]
No.10433: ドライゼロ 泡ジョッキ缶 / アサヒ
どらいぜろ あわじょっきかん / あさひ
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12月5日に発売された アサヒ ドライゼロ「泡ジョッキ缶」。少し日数が経ってしまったが、飲んでみたい。
ドライゼロは、アサヒのノンアルコールビールテイスト飲料だが、
この製品は、大ヒットした スーパードライ生ジョッキ缶 と同じ広口で開けると泡が盛り上がる缶に、
ノンアルであるドライゼロを詰めたものである。
良く冷やして静かに開缶すると、最初はあまり泡が盛り上がってこないのだが、
少し待っていると、もくもくと泡が盛り上がってくる。見た目は、ビールと何ら変わりない。
本来、そのまま缶から直接飲むことを想定した製品だが、
敢えてグラスに注いでみる。
グラスに注いだ液色は、しっかりめの黄金色。泡はほぼ白色で非常にきめ細かく、泡持ちも悪くない。
香りは、やはりノンアル特有の劣化したビールみたいな匂いが強く、これはもう致し方ないところ。
爽やかなホップ香などを期待してはいけない。
口当たりは非常にドライ。甘さはなく、苦味がかなり強い。しかし、コクはないので、ビシッと苦味のインパクトで勝負。
香りに感じた臭みはそれほどでもなく、概ねクリアな飲み心地。
飲み込んだ後には、強い苦味が残る。
最後に、缶に残しておいたものを直接缶から飲んでみると、口当たりは非常に滑らかであり、
苦味も穏やか。爽やかな飲み心地。やはり本品は、缶からそのまま飲んだほうが、本来の魅力を堪能できるようだ。
アルコール分0.00%。カロリーゼロ。糖質ゼロ。
原材料名:食物繊維(米国製造又は仏国製造又は国内製造)、大豆ペプチド、 ホップ
/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK)。
ノンアル特有の臭みをできるだけ抑え、妙な甘味などもなく、
爽快な後味に仕上げている。ノンアルでここまでのレベルに到達したのは、単純にすごいと思う。
ビールで大成功した生ジョッキ缶を、そのままノンアルにも使って製品化したところに、
アサヒさんのこの製品への自信がうかがえる。
国産ノンアルの一つの到達点といえる名作ではないだろうか。
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ノンアルコール飲料
CODE:45289DAKO#14 |
2023年12月29日[2]
No.10434: トリスハイボール缶 ビターライム <限定> / サントリー
とりすはいぼーるかん びたーらいむ <げんてい> / さんとりー
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サントリー トリスハイボール缶の限定「ビターライム」。
発売日は、12月19日。
グラスに注いだ液色は、淡いゴールド。
細かな気泡が多量グラスの中を断続的に立ち昇っている。
香りは、やや緑っぽい柑橘香が、ウイスキーの甘い香りに溶けている。
いずれも主張がそんなに強くはないので、やさしくまとまっている。
味は香りの印象通り柔らかく、ほんのりと甘い。
アルコール感はわりとしっかり。丸い酸味があり、飲み込んだ後には、柔らかな甘味と穏やかなアルコール感が残る。
アルコール分7%。ライム浸漬酒使用。
原材料名:ウイスキー(国内製造)、ライム浸漬酒、糖類/炭酸、酸味料、香料。
前回発売は、今年の6月。およそ半年での再登場なのだが、今回は私自身の感じ方が少し違った。
前回はあまりライムを強くは感じなかったのだが、今回は最初からライム風味を感じ取れた。
単に私のコンディションの違いによるものだとは思うが。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45289LSEH#10 |
2023年12月30日[1]
No.10435: ワールドクラフト セッションI.P.A. / サントリー
わーるどくらふと せっしょんあい・ぴー・えー / さんとりー
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ファミリーマート限定で12月26日に発売された サントリー ワールドクラフト「セッションI.P.A.」。
グラスに注いだ液色は、しっかり濃いめの黄金色。泡はやや黄色っぽくきめ細かく、
力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、白ぶどうのようなふくよかな甘さ、グレープフルーツのような爽やかさのあるホップ香と、
やや穀物っぽいモルト香がともに感じられるため、爽やかすぎず、重たすぎず。
口に入れた瞬間、強い収斂性のある苦味がギュッと押す。一方で、ボディの厚みはそこそこなので、
爽やかさや軽快さもある。ただ、軽快と言っても、強烈な苦味の存在感は大きい。
適度なジューシー感。飲み込んだ後にも、強い苦味と渋味が口に残る。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ。
豊かな香りと苦味が特徴のI.P.A.を、かろやかに楽しめる人気のビアスタイル。
香りと苦味の特徴をゆったりと味わえる中味に仕立てました。
度数低めのセッションI.P.A.だから、確かに軽やかではあるのだが、苦味の押しはなかなかのもの。
一方、ホップ香は強烈ではないので、ふだん重たいラガーを飲んでいる人にも取っつきやすいかもしれない。
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ビール
CODE:45290FMMTS#04 |
2023年12月30日[2]
No.10436: 麻布ウイスキーハイボール / ウィズワン(企画:アデプトリカー)
あざぶういすきーはいぼーる / うぃずわん
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このような商品の存在をまったく知らなかったのだが、酒DSのやまやにて偶然発見した「麻布ウイスキーハイボール」。
発売情報が見つからず、詳細は不明。
グラスに注いだ液色は、極めて淡いゴールド。
細かな気泡が多量美しくグラスの中を立ち昇っている。
香りは、やや甘く、ややピーティで本格的。適度な深みがある。
口当たりは基本的にドライで、味わいはスリムながら、
甘やかなニュアンスと豊かなアルコール感を伴い、わずかに広がるピート臭やスモーキーフレーバーにより、
薄いのにしっかりウイスキーを飲んでいる感覚がある。
キレがあり、飲み込んだ後には、爽やかでスッキリした後味が残る。
アルコール分7%。原材料名:モルト、グレーン/炭酸。原料原産地名:国内製造(ウイスキー)。
販売者:株式会社ウィズワン 大阪府大阪市中央区今橋2-4-10。
製造所:株式会社チェリオ中部 愛知県小牧市大字河内屋新田字下岩倉杁510番の1。
企画:株式会社アデプトリカー 東京都港区麻布十番2-3-7。
商品名の由来は、企画をしたアデプトリカーの会社所在地が麻布十番だからであろう。
用いられている原材料には、一切麻布要素はないけれど。
また、麻布十番ハイボールとしなかったのは、十番だとほのかに古めかしい感じが出てしまうのに対し、
単に麻布なら一気にスタイリッシュでセレブな感じが出るからかな?と邪推もしてしまう。
缶裏に、次の説明文がある。
最高峰のハイボールを追求した逸品
スコッチウイスキーをはじめ、世界各国から厳選したウイスキー原酒を富士山の伏流水でブレンド。
ウイスキーのまろやかで甘い口当たりと、鼻から抜ける華やかな樽香が、日常にちょっと贅沢なひとときを・・・。
上記説明文が絶妙なのだが、用いられている原酒の素性はよく分からない。
しかし、一般的な安売りハイボール缶とは一線を画す本格的な風味であることは間違いない。
原材料を見ても、ウイスキーを炭酸で割っただけのピュアな製品である。複数種の原酒を輸入し、
国内でブレンドして作ったウイスキーということなのだろう。
それにしても、企画会社が東京、製造会社が愛知、販売会社が大阪という、結果的に東名阪連携であるのは面白い。
缶デザインも高級感があふれ、大手量産品とはまったく異なるある意味ニッチな商品ゆえ、
駅ナカ等に置いたら、出張帰りのお父さん世代に爆発的に売れてもおかしくない。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45290YMMS#UK |
2023年12月31日[1]
No.10437: プリズム -PRISM- / コエドブルワリー
ぷりずむ / こえどぶるわりー
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コエドビールから発売された「プリズム」。
偶然遭遇したもので、発売日はわからないが、11月中には存在していたようである。
ビアスタイルは、Double IPA と書いてある。
缶デザインは非常におしゃれで、失礼ながら コエドビール のイメージとは合わない。
日本の伝統のようなものを前面に出したブルワリーだという認識があるので。
いっそのこと商品名は 万華鏡 とかにすれば良かったのに。
グラスに注いだ液色は、しっかり深い黄金色。
泡はほぼ白色できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちもとても良い。
香りは、グレープフルーツのような柑橘香に、トロピカルフルーツのような甘さが加わった鮮烈なホップ香が漂っている。
爽やかでありながら、IPAらしく、とても力強い。
味は、口に入れた瞬間から非常に濃密なコクを感じる。苦味は強烈。
痺れるくらいにホットなアルコール感。ボディの厚みがパワフルだが、
もたつくくどさはなく、苦味は適度にシャープ。
飲み込んだ後には、甘やかでジューシーな余韻とともに、苦味がズーンと残っている。
アルコール分7.5%。原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ。
しっかりとしたボディにクリーンな苦味、フルーティーなホップの香り高い金色のDouble IPA。
ハイアルコールながらドライな飲み口で杯数を重ねられるドリンカビリティが特徴です。
プリズムのようにきらめくアルコールとホップのバランスをお楽しみください。
上記缶説明に"ドライな飲み口"、"ドリンカビリティ"などの表現があるが、
それはあくまでもIPAとしてであり、多くの日本人に馴染みのライトラガーなどに比べれば、
ずっしりと重いし、決してドライではない。IPA好きなら、きっと気に入るであろう分厚い飲みごたえがある。
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ビール
CODE:45291SIUM#UK |
2023年12月31日[2]
No.10438: SPECIAL TASTE チューハイ レモン ゼロ / 富永貿易(製造者:大東乳業)
すぺしゃるていすと ちゅーはい れもん ぜろ / とみながぼうえき
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富永貿易が販売している SPECIAL TASTE というブランド名の糖類ゼロチューハイ。
何種か入手したのだが、まずは「レモン」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。微かに濁りがあるかな?という程度。
細かな気泡が少量グラスの中に見える。
香りは、化粧品的あるいは芳香剤的なレモン香。酸が鋭そうである。アルコール臭もしっかり感じられる。
口当たりは、拍子抜けするくらいにあっさり。酸味は強烈というほどではなく、適度に甘味も付いている。
キレが良く、爽やかなのだが、だんだん甘味料特有の甘さも舌に引っかかるようになってくる。
柔らかい飲み口ながら、飲み進めるとアルコールの強さがどんどん実感されてくる。
アルコール分7%。果汁1.0%。
原材料名:レモン果汁、スピリッツ(国内製造)/炭酸、酸味料、甘味料(アセスルファムK)。
製造者:大東乳業株式会社 岐阜県各務原市松本町二丁目466番地。
果汁感は弱く、爽やかさもそこそこだが、非常に無難な缶チューハイと言える。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45291SDSI#UK |
2024年1月1日[1]
No.10439: REPUBREW 本生 / REPUBREW
りぱぶりゅー ほんなま / りぱぶりゅー
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静岡県沼津の RePuBrew(リパブリュー)というブルワリーの「本生」という製品。
「ORIGINAL BEER」の文字もあり、同社の代表的ビールなのだと思う。
缶上部には、REPUBRIC+PUB+BREW=REPUBREW という社名の由来のようなものが書かれており、
缶裏に大きく「静岡」の文字もあって、静岡県のビールであることを主張している。
グラスに注いだ液色は、やや黄色みの強い、淡い黄金色。
泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
実は賞味期限を少し経過してしまったため、香りに若干の劣化臭はあるものの、
基本的に爽やかなハーブっぽい香りで、清々しい印象がある。
鮮度が高ければ、劣化臭に変化する前のモルトの凝縮感がもっと感じられたのだろう。
味は透明感あるクリーンな口当たりに、ほどほどの苦味。
甘さはなく、カラッとドライな飲み口。キレも抜群で、上々のドリンカビリティ。
飲み込んだ後には、芳しいホップ香と軽快な苦味が残る。
アルコール分5.0%。IBU:18。原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ。
販売者:RePuBrew合同会社 静岡県沼津市大手町2-1-1 ボルト沼津B1。
The cultural "Nama Beer" created by some of the major brewing companies results in a crisp beer
but often lucks flavor. This beer is far from that.
The brew water is sourced from the cleanest groundwater from Mt.Fuji to allow the malt and hops to shine.
Brewed using all-malt and no adjuncts to achieve a full-bodied beer along with a nice
rich barley aroma that will not go unnoticed.
Finally dry hopped with the most fragrant floral noble hops, this "Nama Beer" can only be accomplished by
a craftsman who makes the most out of their ingredients.
上記(英文)説明では、大手メーカーのつくる近代的な"生ビール"というものが、
ともすると爽快な味わいだけで香りを欠くものが少なくないと痛烈な批判を行いながら、
でもこのビールは大きく違うのだと主張している。
確かに香り高く、それでいてキレの良さも備えている。
宣伝文句に違わぬ中味である。
缶体の深緑色は、ホップをイメージしたものだろうか。そんなにホップ香の強い製品ではないが。
あるいは静岡だからお茶を想起させるものだろうか。お茶は使っていないけれど。
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ビール
CODE:45292AELQKW#UK |
2023年1月1日[2]
No.10440: SPECIAL TASTE チューハイ グレープフルーツ ゼロ / 富永貿易(製造者:大東乳業)
すぺしゃるていすと ちゅーはい ぐれーぷふるーつ ぜろ / とみながぼうえき
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富永貿易が販売している SPECIAL TASTE というブランド名の糖類ゼロチューハイ。
何種か入手したうち、昨日既に レモン をレビュー済。
今日は「グレープフルーツ」を。
グラスに注いだ液色は、ほんのり白濁。細かな気泡が少量グラスの中に見える。
香りは、苦そうで、やや甘そうなグレフル香。昔ながらのグレフルチューハイみたいに、
ガムのような甘さでありながら、それがあまり強烈ではないため、引き締まった印象を受ける。
口当たりは、柔らかい。甘さは決して弱くはないが、酸味が適度に効いている。
ジューシー感などはなく、ひたすら人工的。アルコール感はそんなに強くはないのに、
甲類焼酎のような味が強い。
飲み込んだ後には、甘味料特有の引っかかるような甘さが残る。
アルコール分6%。果汁3.0%。
原材料名:グレープフルーツ果汁、スピリッツ(国内製造)/炭酸、酸味料、甘味料(アセスルファムK)。
製造者:大東乳業株式会社 岐阜県各務原市松本町二丁目466番地。
昨日飲んだレモンはアルコール7%だったが、こちらは6%。たった1%の違いではあるが、かなり強さが違う感じがした。
飲みやすく無難な味わいである店は同じ。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45292SDSI#UK |