2024年2月19日[1]
No.10521: 75BEER ブラウンエール <限定醸造> / オリオン
なごびーる ぶらうんえーる <げんていじょうぞう> / おりおん
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オリオン 75ビール の数量限定派生商品「ブラウンエール」。
発売日は、昨年12月5日。
グラスに注いだ液色は、透過性のある濃い赤茶色。
泡はベージュ色で概ねきめ細かく、当初はよく盛り上がるものの、泡持ちはほどほど。
香りは、見た目の印象通りにブラウンなロースト香主体だが、
派手さはなく落ち着いている。ほんのりと甘さがある。
味はキリッと苦味が強く、甘味は弱い。口に入れた瞬間は、さらっとした感じでボリューム感はないが、
すぐに苦味がかなり強烈であることがわかる。そして、わりとしっかり酸味も感じる。
飲み込んだ後にも、強い苦味が舌の奥の方に居座り、舌の上には酸味も乗っている。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ、大麦。
製造者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。
製造所:沖縄県名護市東江2-2-1。
アルコール分5%であることも、さらっとした飲み口に貢献しているようである。
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ビール
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2024年2月19日[2]
No.10522: 横丁ダルマサワー 特製レモン / アサヒ
よこちょうだるまさわー とくせいれもん / あさひ
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アサヒ横丁ダルマサワーは、昨年(2023年)7月19日に東海・北陸エリア7県(富山・石川・福井・岐阜・静岡・愛知・三重)
限定商品として投入されたブランドである。中身は特製レモン、懐かしラムネサワー、秘伝ウメボシの3種がある。
私の住む関西では入手できないが、
当サイトの中京地区在住ご協力者・森康哲さんから寄贈されたものである。
3種のうち、まずは「特製レモン」を飲んでみたい。
グラスに注いだ液色は、微かに白濁。多量の細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
香りは、ピュアなアルコール臭の中に引き締まったレモン香が感じられ、
ジューシーというよりはややケミカルな印象を受ける。
味は甘味が抑えられ、酸味と苦味が主体。といっても、酸味も苦味も強烈ではなく、ほどほどのバランスを保っている。
この点は、良くも悪くもアサヒさんらしいというか、突き抜けていない取っつきやすさがある。
飲み進めても、特にインパクトを感じない穏やかさで、良く言えば飲み飽きない、悪く言うと記憶に残らない味。
飲み込んだ後にも、酸味(実は結構刺す感じもある)と苦味が穏やかに残る感じである。
アルコール分6%。果汁1%。
原材料名:ウオッカ(国内製造)、レモン果汁、糖類/炭酸、酸味料、香料。
2023年3月10日付のニュースリリースにおいて、「ASAHI RTD INNOVATION 2025」の開始が告知され、
「2025年までにRTD事業で2022年比1.5倍以上の成長を目指す」と高らかに宣言されている。
その第1弾として、4つの新ブランドがエリア限定で順次投入された。
2023年3月22日から東北エリア限定で「GINON」、同4月11日から九州エリア限定で「グレフルマニア」、
6月6日から中国・四国エリア限定で「まろハイ」、そして7月19日から東海・北陸エリア限定でこの「横丁ダルマサワー」が
発売された。
なお、現在このブランドは製造終了している。限定販売の結果があまり芳しくなかったのであろうか。
いや、当初から一定数が売れた段階で終売にして全国展開に備える計画だったのだろうか。
私が上記レビューで記したように、飲み飽きないというのは長所ではあるが、また飲みたいというインパクトには乏しい。
これまで飲んでいた他の缶チューハイをやめて、これに乗り換えようと思わせる魅力が、残念ながら私には感じられなかった。
アサヒさんがRTD分野で2年かけて1.5倍以上の成長を目指すと宣言したのは意外だったが、
本当にやる気があるの?と感じてしまった。
先日当サイトでも取り上げた GINON はキャラクターが明確であり、そこそこの人気を獲得できそうな気がするが、
この横丁ダルマサワーには、戦意を感じない。樽ハイ倶楽部とどう棲み分けするの?といった感じである。
「RTDにも力を入れるぞ」という宣言が、外向きではなく内向き(RTD部門所属社員のモチベーション喚起)なんじゃないの?
と、うがった見方をしたくなってしまう。
とまあ、大変失礼な分析はお許しいただくとして、今ヒットさせるためには、何か一要素のエッジが立った、
つまり尖った商品か、あるいは思いっきり大衆迎合した無難な商品を、
莫大な広宣費を使って(人気タレントの起用)プロモーションするかのいずれかだと思う。
エッジの立った商品ならタカラさんが、巧妙な売り方ならサントリーさんやキリンさんが長けているので、
なかなかそこに挑むのは厳しいが、最近の若者の嗜好から、
ビール系市場の縮小&R.T.D.市場の拡大という状況が続くのなら、アサヒさんはもっと危機感を持ったほうがいい。
もっと売る気を見せる商品展開をする必要があるのに、失敗したくない気持ちが強すぎて、冒険を回避している。
今日この製品を飲んだ私の感想である。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45341PRST#215 |
2024年2月20日[1]
No.10523: 贅沢搾り PREMIUM ぶどう / アサヒ
ぜいたくしぼり ぷれみあむ ぶどう / あさひ
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アサヒ贅沢搾りPREMIUM シリーズから「ぶどう」が登場。発売日は、2月14日。
ウェルチのぶどう果汁をなんと30%も使用した、プレミアムな缶チューハイである。
グラスに注いだ液色は、深い紫色で、まさにぶどうジュース。
もちろん、100%ジュースのような濃厚さはなく、微かに透過性が見られるが、
ぶどう味チューハイとしては、十分に濃い。気泡は少なく、炭酸は弱そう。
香りも、たっぷり甘そうなぶどう香だが、甘さ以上に渋味が強そうに、引き締まっている。
味は香りの印象通り、しっかり飲みごたえのあるぶどう味だが、甘さ設定は抑え気味で、
反面、渋味がしっかり。アルコール感は弱い。炭酸の刺激も弱い。
後味にも、適度な甘味としっかりぶどうらしい渋味が残る。
アルコール分4%。果汁30%。
原材料名:ウオッカ、ぶどう果汁(アメリカ製造)、糖類/炭酸、酸味料、香料。
ぶどう好きなら、かなり気に入ってもらえるキャラクターに仕上がっている。
何より、Welch's のブランドロゴがまるで水戸黄門の印籠のように(表現が古いか)強く主張している。
改めて、アサヒさんはグループにこういう魅惑的なブランドを多数抱えているのに、
それをアルコール飲料に活かし切れていないのは非常に残念である。
このウェルチのほか、カルピスやウィルキンソンなど、これまで数々R.T.D.に活用してきているが、
残念ながら大ブレークには至っていない(一昔前のカルピスサワーには、かなり勢いがあったのだが・・)。
たとえば三ツ矢サイダーチューハイとか、ウィルキンソンジンジャエールサワー なんて商品が夏にあったら、
相当売れるような気がする。
ビール至上主義が行き過ぎて、チューハイなんて二流の酒だという意識がもし少しでもあるのなら、
若者には完全にそっぽを向かれる。その意識は絶対に改めなくてはならない。
"Welch's"という印籠を持っているなら、ぶどうチューハイでは圧倒的トップの座に君臨できるはずであるし、
ぶどうチューハイの総流通量を伸ばすことすらできるのではないかと、私には思われる。
しかし、大衆商品は、質が良ければそれだけで売れるわけではないので、
こうした独自の武器を備えた商品にこそ、大量の広告宣伝費を投入すべきである。
もちろん、素材のジュースを強調しすぎると、未成年飲酒に繋がってしまうというデリケートな問題はあるが、
二十代女子のインフルエンサーを集めたオフ企画をするなど、方法はあると思う。
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チューハイ・カクテル等
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2024年2月20日[2]
No.10524: くらしモア スコッチウイスキーハイボール(韓国産 / 輸入:日本流通産業)
くらしもあ すこっちういすきーはいぼーる
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ニチリウ(日本流通産業)グループP.B.である くらしモア ブランドの「スコッチウイスキーハイボール」。
同グループ店舗が近所にないため、存在を知らなかったのだが、
当サイトのご協力者・森康哲さん から寄贈され、飲むに至った。
グラスに注いだ液色は、淡いゴールド。自然な色味が好印象である。
非常に細かな気泡が、少量立ち昇るのが見える。
香りも、特に香料などで強調されていない、ごく自然なスコッチの甘い樽香が感じられる。
味は香りの印象ほど甘くなく、軽妙な酸味から入ってくるが、鼻から抜いた息に自然な樽香がしっかりあって、
飲みごたえは十分。余韻も長い。
アルコール分9%。原材料名:モルト、グレーン、炭酸ガス。
原産国名:韓国。輸入者及び引取先:日本流通産業株式会社 大阪市福島区福島七丁目20番1号。
原材料名が、このピュアな味わいを証明している。ウイスキーをただ炭酸で割っただけ。
それを度数9%に仕上げようとすれば、色は薄めで味にもパンチはそれほど出ないが、それこそが自然である証拠。
これを、味が薄いとか、飲みごたえに欠けると感じるのなら、完全に香料などでつくり上げられた濃い味の商品に毒されている。
味わいが優しいのは、ベースのスコッチウイスキーのキャラクターなのだと思う。
食品スーパーのP.B.ハイボール商品には、ハッキリ言ってひどいものもたくさんあるから、
正直なところ期待などまったくしていなかったのだが、この商品には驚いた。
私がこれまで飲んだP.B.ハイボールの中では、間違いなく上位レベルのクオリティである。
こういうものが出てくると、サントリーさんやニッカさんも、うかうかしてはいられないだろう。
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チューハイ・カクテル等
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2024年2月21日[1]
No.10525: ヱビス シトラスブラン <限定醸造> / サッポロ
ゑびす しとらすぶらん <げんていじょうぞう> / さっぽろ
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「若手醸造家が新たなビールの魅力に挑戦していく、独創的なライン」と銘打たれている
ヱビスクリエイティブブリュー シリーズの「ヱビス シトラスブラン」。
発売日は、2月20日。
グラスに注いだ液色は、やや黄色みの強い、淡い黄金色。泡はほぼ白色できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、少し尖りのある柑橘香が、乳酸っぽい甘酸っぱさと溶け合っている。
どちらの要素も非常に上品であり、突出した主張はしていないが、奥深く威厳のようなものを感じる。
ベースにあるヱビスらしい重たいモルト香が、実は主導的役割を果たしているからであろう。
味は香りに感じた柑橘の尖った酸味と、乳酸系のまろやかな酸味が、ビシッとした強い苦味にうまくコントロールされている。
基本的に爽やかでありながら、頑固な重たさを持っている。口に入れた瞬間、軽快な味わいが感じられ、
ジューシーさが広がるとともに、わずかにスパイシーさもあるのだが、飲み込んだ後にはずっしり重い苦味が余韻として残っている。
なかなかドラマチックな展開である。
アルコール分5%。
原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))(大麦麦芽、小麦麦芽)、ホップ。
清涼感あふれるフルーティーなヱビス。
ホップとレモングラスのマリアージュにより実現した、清涼感あふれるフルーティーな味わいです。
晴れ渡る空の下で心地よいひとときをお過ごしください。
Chief Experience Brewer 有友亮太
ニュースリリースには、醸造家によるコメントが掲載されているので、引用させて頂く。
春夏の爽やかな陽気の下で楽しむ、清涼感あふれる上質なヱビスをコンセプトに、今回の「ヱビス シトラスブラン」を開発しました。
爽やかでフルーティーな香りの実現のためレモングラスの使用に挑戦しましたが、産地ごとに試験醸造を行うなど吟味を重ね、
香りのバランスが良いエジプト産を採用しました。
よりレモンのような香りを感じていただくためホップの香りとのマリアージュについても研究を行い、
見出したホップ品種「シトラ」を一部使用して驚きや楽しさのあるヱビスを目指しました。
レモングラス単体やホップ単体では実現できない、2つのマリアージュにより生まれた新しい爽やかなヱビスとの出会いを楽しんでいただければと思います。
基本的にヱビスらしい重厚感があって、その上での清涼感であったり、フルーティーさである。
香りを嗅いだ時、柑橘系の香りはホップによるものだと感じ、レモングラスが使われているとまでは思わなかった。
本品で一部用いられているシトラホップは、そもそも柑橘系の香りを持っているので、それを強調しているのかと思ったのだが、
レモングラスと合わせることで、より柑橘感が増強されているようだ。なかなか高等なテクニックである。
それでいてヱビスらしさを失っていない。これから暖かくなる今の時期にも合っている。
ニュースリリースでは、今回の製品を YEBISU CREATIVE BREW の第3弾として紹介されているが、
昨年12月にセブン&アイ限定で出された ヱビスホップドリップ を含めると、
これが第4弾だとも言える。
あの製品は新規性に乏しかったから、なかったことになっているのだろうか?というのは、意地の悪い言い方ですネ。
全国販売品としては、間違いなくこれが第3弾である。
第2弾 ヱビスオランジェ が、少し冒険が過ぎる感じがしたのに対し、
今回は外しているようでいて、王道の味わい。今後のチャレンジにも大いに期待したい。
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ビール
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2024年2月21日[2]
No.10526: 横丁ダルマサワー 秘伝ウメボシ / アサヒ
よこちょうだるまさわー ひでんうめぼし / あさひ
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アサヒ横丁ダルマサワーは、昨年(2023年)7月19日に東海・北陸エリア7県(富山・石川・福井・岐阜・静岡・愛知・三重)
限定商品として投入されたブランドである。中身は特製レモン、懐かしラムネサワー、秘伝ウメボシの3種がある。
私の住む関西では入手できないが、
当サイトの中京地区在住ご協力者・森康哲さんから寄贈されたものである。
3種のうち、先日既に 特製レモン を掲載しており、今日は2種目として「秘伝ウメボシ」を飲んでみたい。
グラスに注いだ液色は、無色透明。注いでいる当初は炭酸の気泡が躍っているが、程なくして収まる。
香りは、穏やかで尖りのないウメ。あまり強さがないので、ベースのウォッカのアルコール臭が透けて見える感じである。
味は香りの印象通り、ウメらしい酸味が乏しい代わりに、苦味が前面に出ている。酸っぱくないから飲みやすいと言えるが、
その分、糖類の甘さの存在感も目立つ。その甘さが、苦味と共に余韻として残る。
アルコール分7%。無果汁。
原材料名:ウオッカ(国内製造)、ウメエキス(南高梅)、糖類/炭酸、酸味料、香料。
正直言って、何が「秘伝」なの?という感じである。せっかく南高梅のエキスを使っているのに、
その特徴が活かされず、ただの飲みやすい梅風味チューハイになっている。
もちろん、サッポロ男梅サワー のような、酸っぱすぎる製品を苦手とする消費者に対しては、
こういうキャラクターの梅チューハイの存在意義はある。でも、酸っぱいものが得意でないなら、
そもそも梅味チューハイは選ばないので、味わいが穏やかであっても選ばれない。逆に、梅干し好きなら、
この製品の大人しすぎる味わいは、評価されないだろう。
結局、どこを向いて製品を作っているのか、狙いを把握しかねる仕上がりだと言わざるを得ない。
ただ、私自身は酸っぱすぎるものが苦手なので、こういう飲みやすいものも悪くないと感じたことだけは付言しておく。
売れるかどうかは別として。
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チューハイ・カクテル等
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2024年2月22日[1]
No.10527: natura そのままカーブチー <限定> / オリオン
なちゅら そのままかーぶちー <げんてい> / おりおん
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オリオン natura(ナチュラ)シリーズの限定「そのままカーブチー」。
発売日は、2月20日。
2022年7月 にオリオンの通常販売エリア(沖縄県及び奄美群島地区)で発売され好評を博したもので、
今回は地域を限定せず全国発売となった。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある薄黄色。細かな気泡が多量グラスの中に見える。
香りは、ジューシーで、かつ酸味の強そうな、厚みのあるレモンのような柑橘香。
味は柔らかな甘味、強めの酸味と苦味。それほど強烈ではなく、適度なジューシー感がある。
やや緑っぽい風味。飲み込んだ後には、強い酸味と苦味が残る。
アルコール分5%。果汁5%。香料無添加。
原材料名:カーブチー果汁、カーブチーオイル、ウォッカ、糖類(国内製造)/酸味料、炭酸、ビタミンC。
販売者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。
製造所:オエノンプロダクトサポート株式会社 兵庫県神戸市灘区新在家南町3-2-28。
缶裏に、次の説明文がある。
おいしさの秘密は果実をそのまま搾汁したストレート果汁。
煮詰めた果汁を水で薄めた濃縮還元果汁よりも果汁本来の繊細な香りが楽しめます。
まずは香りを、そして果汁感あふれる飲み心地を楽しんで。
ニュースリリースでは、前回商品との差異が説明されている。
「natura そのままカーブチー」は、沖縄原産の柑橘類「カーブチー」そのままのストレート果汁を使い、
香料無添加で華やかな香りと甘酸っぱく心地よい味わいが特長です。
2022年に発売した際、その個性的な味わいで一躍人気フレーバ―となりました。
今年発売の「natura そのままカーブチー」では、従来果皮から抽出していたカーブチーオイルを、果実から抽出しています。
カーブチーをまるごと使用することで、華やかな香りがより引きたち、果汁感をしっかりと感じていただけるようになりました。
正直言って違いを感じ取ることはできなかったが、傑出したシャープな果汁感は確かに感じられた。
なお、前回発売時は、ひらがなで「かーぶちー」と書かれており、いかにも沖縄っぽかったのだが、
今回は全国販売するためか、カタカナで「カーブチー」という表記になっている。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45344LSEM#02 |
2024年2月22日[2]
No.10528: 横丁ダルマサワー 懐かしラムネサワー / アサヒ
よこちょうだるまさわー なつかしらむねさわー / あさひ
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アサヒ横丁ダルマサワーは、昨年(2023年)7月19日に東海・北陸エリア7県(富山・石川・福井・岐阜・静岡・愛知・三重)
限定商品として投入されたブランドである。中身は特製レモン、懐かしラムネサワー、秘伝ウメボシの3種がある。
私の住む関西では入手できないが、
当サイトの中京地区在住ご協力者・森康哲さんから寄贈されたものである。
3種のうち、既に 特製レモン と 秘伝ウメボシを掲載しており、
今日は3種目として「懐かしラムネサワー」を飲んでみたい。
グラスに注いだ液色は、無色透明。注いでいる時に炭酸が音を立て、その後は大きめの気泡が踊っている。
3種の中では一番ガス圧が強そうである。
香りは、穏やかに甘いラムネ香が、アルコール臭に溶けている。甘さはそんなに強烈ではなさそうだ。
味は香りの印象通り、甘さ控えめなラムネ味。さらっとしていて、べたつくような感じはない。
悪く言えば薄いのだが、こういうあっさりめのラムネがあっていいだろう。
飲み進めると、ベースとなっているウォッカのアルコール感が感じられるものの、
5%設定のため、きつさはない。
アルコール分5%。
原材料名:ウオッカ(国内製造)、糖類/炭酸、酸味料、香料。
3種飲んでみて、このシリーズは押しの弱い、穏やかな飲みやすさというものを統一キャラクターに据えていることがわかった。
だが、そのことで、レモンは爽やかでもなくお酒感も弱く、ウメボシは梅の魅力が表現できていないと感じた。
一方、このラムネは甘ったるくないことでお酒感を出すことに成功していて、世の多くのラムネサワーにありがちな、
1本飲んだらもういいかな、というくどさがない。だから、角打ちで売ったら、連続で飲んでくれる客がいそうである。
3種の中では、一番常習性がある。
今のR.T.D.市場で求められているのは、比類のない尖った商品(サッポロ男梅サワー、キリン本搾りなど)か、
平凡を突き詰めながらも、実は基本に忠実な商品(サントリーこだわり酒場のレモンサワー、コカ・コーラ檸檬堂など)
だと私は考える。前者は特別感があり、後者は何となく毎度手に取ってしまう。
その意味では、今日飲んだラムネサワーは何となく手に取ってしまう常習性が認められ、
大いなる平凡といったキャラクターなので、3本の中では一番可能性を感じた。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45344PRST#218 |
2024年2月23日[1]
No.10529: アサヒオフ / アサヒ
あさひおふ / あさひ
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アサヒオフが新しくなった。2月20日リニューアル発売である。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。
勢いよく注ぐと、当初泡は力強く盛り上がるが、程なくして減衰。
香りは、芳しいホップ香が少しあるが、同時にミルキーな甘さもある。
昔の発泡酒ほどの雑穀臭はない。
口当たりはクリア。苦味がビシッと思いのほか強く、それがかなりのインパクトなのだが、
当然それに続くコクはなく、あっさりしている。
甘さは微塵もなく、キレは抜群。飲み込んだ後にも、強い苦味が残っている。
アルコール分3.5%。
プリン体ゼロ。糖質ゼロ。カロリー最少級 20kcal。
原材料名:麦芽エキス、ホップ、米、コーン、スターチ、糖類(国内製造)、食物繊維、大豆たんぱく/調味料(アミノ酸)、
香料、カラメル色素。
カテゴリーが従来品の新ジャンルから、今回「発泡酒」となった。
つまり、従来使われていたスピリッツの添加がなくなったわけだ。
発泡酒であるから、規定上麦芽使用率は50%未満(本品は25%未満)であり、ビールとはコクがまるで違うのだが、
缶に「麦芽比率20%UP」と書かれている。詳細はわからないが、
新ジャンルだった従来品の麦芽使用率が20%だったと仮定すると、今回の製品は2割アップの24%になったことになる。
でも、これって、従来使われていたスピリッツをやめたことで、
総重量(ホップ、水を除く重量)に占める麦芽の比率が結果的に高くなっただけのことではないのか。
もちろん、スピリッツ使用を止めただけとは思われず、発泡酒自体のブラッシュアップは行われたのだろうが、
麦芽の絶対量(率ではない)が増えたかどうかは、定かではない。
ややこしいことを言って恐縮だが、甘さがなく、ガツンとくるほどの苦味が感じられる点は長所。
糖質オフ製品のパンチ力に物足りなさを感じている人には、良い選択肢となるだろう。
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発泡酒
CODE:45345DAEE#03 |
2024年2月23日[2]
No.10530: こだわり酒場のタコハイ / サントリー
こだわりさかばのたこはい / さんとりー
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サントリー「こだわり酒場のタコハイ」が新しくなっている。
1月上旬製造分からのリニューアルである。
グラスに注いだ液色は、無色透明。多量の気泡がグラスの中を立ち昇っている。
香りは、レモン・ライムのような柑橘香が爽やかで、少し甘そうな感じもある。
アルコール臭もほんのり。
味は香りの印象通り、あっさりとした甘味で透明感のある味。
レモンサワーとは違い酸味は穏やかで丸く、抜群のキレ。最後までアルコール感は強烈ではない。
アルコール分6%。果汁0.3%。
原材料名:スピリッツ(国内製造)、レモン、糖類/炭酸、酸味料、香料。
酒場で愛されるプレーンサワー「タコハイ」。
ほのかな柑橘の風味とあと口に広がるやわらかな余韻が、食事のおいしさを引き立てる、
あと引くうまさの一杯です。
ニュースリリースでは、今回のリニューアルを次のように説明している。
ご好評いただいている“食事を引き立てる味わい”はそのままに、さらにすっきりとした後味を目指しました。
元々後味はすっきりしているので、この程度の変化だと、まったくわからない。
新旧並べて交互に飲めばわかるのかな?それでもわからないかも。というくらいのリニューアルであった。
もちろんこれは悪口ではなく、従来から非常に完成度の高い製品であり、
ほとんど変えるべきところがないということである。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45345DAEE#RN01U |
2024年2月24日[1]
No.10531: アサヒ・オリオン 75BEER ホワイトエール / オリオン(アサヒ)
あさひ・おりおん なごびーる ほわいとえーる / おりおん
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アサヒ・オリオン「75ビール ホワイトエール」。発売日は、2月14日。
グラスに注いだ液色は、ごく淡い黄金色。
泡は純白で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、甘酸っぱさが強く、フルーティ。コリアンダーが強く香って、スパイシーさもあるが、
基本的に軽やかで爽やか。
味も香りの印象通り、甘酸っぱく軽快。苦味は弱い。
ボディに厚みがないため、甘味も弱く、適度にキレがある。飲み込んだ後には、乳酸的な甘酸っぱさと軽快な苦味が残る。
アルコール分5%。沖縄県産小麦使用。原材料名:麦芽(外国製造)(大麦麦芽、小麦麦芽)、ホップ、小麦、オレンジピール、
コリアンダーシード。製造者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。
製造所:沖縄県名護市東江2-2-1。販売元:アサヒビール株式会社 東京都墨田区吾妻橋1-23-1。
オリオンビール発祥の地"名護"で生まれた、沖縄県産素材を使用したクラフトビール。
沖縄県産小麦を使用し、小麦由来のまろやかな口当たりとオレンジの皮やコリアンダーシードによる爽やかさを感じられるクラフトビールです。
以前、ベルジャンホワイト なる商品が販売されていたことがあるが、中身は非常に近い。
小麦麦芽を用い、オレンジピールとコリアンダーシードも使われているスタイルのため、若干配合に違いがあったとしても、
基本的味わいは似ている。
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ビール
CODE:45346DAKO#10 |
2024年2月24日[2]
No.10532: 翠ジンソーダ / サントリー
すいじんそーだ / さんとりー
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サントリー「翠ジンソーダ」が新しくなっている。12月中旬以降順次リニューアルとのこと。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。微かに濁りがあるかな?という程度。
注いでいる時、大きめの気泡が踊っており、ガス圧が強そうである。
香りは、すっきりとジンらしいボタニカルな香りがまっすぐに来る。
軽快である。
味は甘さがなく、まさにジンソーダ以外の何物でもない。
特有の香味がシンプルに広がるので、ジンを飲み慣れない人だと少し抵抗があるかもしれないが、
それでも強烈な感じではない。飲み進めると、アルコールの強さが実感される。
アルコール分7%。プリン体ゼロ。糖類ゼロ。
原材料名:スピリッツ(国内製造)、食物繊維/炭酸、酸味料。
翠ジンソーダは、和素材(柚子・緑茶・生姜)を使用した爽やかな味わい。非加熱製法で素材の香り、
そのままのおいしさに。
ニュースリリースでは、今回のリニューアルを次のように説明している。
中味は、非加熱製法を採用することで、柚子をはじめとするボタニカルの香りがさらに感じられる味わいを実現しました。
また、原料の配合を見直し、無糖としてリニューアル。後口のキレが向上し、より食事に合う「翠ジンソーダ」の味わいをお楽しみいただけます。
パッケージは、「翠(SUI)」ブランドの大切な価値である“清々しさ”をより感じていただけるデザインを目指しました。
側面には、「翠ジンソーダ」に使用している和素材や、今回新たに採用した非加熱製法について記すことで、商品の特長を訴求しています。
無糖になったというのは、大きな変化だろう。
従来品もほぼ甘くない味わいではあったが、すっきり感が増し、素材の魅力が引き立ったように思う。
柚子はともかく、緑茶や生姜も用いられていたとは意外だが、最近流行の日本的なジンというトレンドを押さえながら、
間口の広い製品に仕立てているのはさすがだ。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45346DAEE#RN12M |
2024年2月25日[1]
No.10533: ニッポンのシン・レモンサワー / サッポロ
にっぽんのしん・れもんさわー / さっぽろ
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サッポロ「ニッポンのシン・レモンサワー」が新しくなっている。
1月製造分からのリニューアルである。
グラスに注いだ液色は、しっかりと白濁。注いでいる時は気泡が踊っているが、
落ち着いた後は、細かな気泡が少量グラスの中に見える程度。
香りは、ジューシー感のある、適度に甘そうなレモン香で、乳酸的な発酵臭のような厚みがある。
口当たりはさらっとして苦み走っているものの、それに続く味わいは、香りに感じた乳酸っぽいまろやかさ。
少し刺すような酸味もあるが、基本的にジューシーで適度なコクがある。
アルコール感はほどほど。
飲み込んだ後には、まろやかな甘味、苦味に加え、やや尖った酸味が残る。
果汁8%。アルコール分5%。
原材料名:レモン果汁(アルゼンチン製造、イタリア製造)、ウォッカ、糖類/炭酸、酸味料、香料、酸化防止剤(ビタミンC)。
ニッポンの人々に広く愛される「真ん中を突くうまさ」のレモンサワーです。
レモンのプロ ポッカサッポロと協働開発。レモンサワーの本質を追求しました。
先日、アサヒ製品を飲んだ際に、自社グループ内に抱えているソフトドリンクなどの有力ブランドを、
アルコール飲料にも活かすべきだという主旨のことを書いたが、サッポロさんでいうと、
このようにレモンのプロであるポッカサッポロ社とのコラボが考えられる。
以前からキレートレモンサワーなどで実行済だが、残念ながら大ヒットには至っていない。
この ニッポンのシン・レモンサワーは、まずまずの成果を上げているようだが、
発売から1年を待たずしてリニューアルというのは、少々気になる。
ニュースリリースでは、
「レモンの果実感とスッキリ感のバランスをさらに追求し、"真ん中を突くうまさ"に磨きをかけました」と説明しているが、
確かにスッキリ感は向上したように思うものの、悪く言えば、より一層記憶に残らない味わいになったとも言える。
もちろん、大いなる凡庸というのは、常習性を誘う重要な要素なので、箱買いしてくれるファンをどれだけ増やせるかに、
この製品の今後が掛かっているように思う。そのためには、広告の大量投入がこれからも必要かもしれない。
積極的に売り込まないと、コアなファンが付きにくい製品だからだ。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45347SDSI#RN01 |
2024年2月25日[2]
No.10534: 常陸野ネストビール グリーンホップスラガー / 木内酒造
ひたちのねすとびーる ぐりーんほっぷす らがー / きうちしゅぞう
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常陸野ネストビール「グリーンホップス ラガー」。
イオン限定商品で、発売日は12月15日。
グラスに注いだ液色は、しっかりめの黄金色。泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、青臭いホップ香が強烈で、少し甘いジューシー感もある。
味は香りの印象とは異なり、甘さはなく、非常に力強い苦味がグッと押してくる。
ボディはスリムで、草原のような青臭い風味が広がり、飲み込んだ後には強い苦味が残る。
アルコール分4.5%。原材料名:麦芽(国内製造)、ホップ。
茨城県那珂市産のミカモゴールデン麦芽100%に加え、京都府与謝野産の生ホップを贅沢に使用した芳醇なラガー。
みずみずしいホップの香り、国産モルトによる深みのあるコクをお楽しみください。
1年前(2022年12月)に、グリーンホップス という商品が同じくイオン限定で出されたが、
エールであった。今回のものはラガーなので、スリムですっきりとし、より苦味が際立つ味わいに仕上がっている。
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ビール
CODE:45347DAEE#72 |
2024年2月26日[1]
No.10535: ザ・プレミアム・モルツ(サステナブル アルミ) / サントリー
ざ・ぷれみあむ・もるつ(さすてなぶる あるみ)/ さんとりー
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サントリー ザ・プレミアム・モルツ「サステナブルアルミ」缶。
発売日は、1月31日。
数量限定商品であり、これまで出会えなかった。中身は通常のプレモルなので、
無理に探し出す必要もないと考えていたのだが、たまたま立ち寄ったコンビニ(LAWSON)に売られていたので、購入した。
中身は通常品につき、味のレビューは割愛。
アルコール分4.5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造)、ホップ。
鮮やかに広がる華やかな香りと、深いコクをお楽しみください。
缶裏に、次のような説明文がある。
グリーンアルミにより、CO2削減を実現。
本製品は、グリーンアルミをマスバランス方式により使用しています。
この管理手法は独立した第三者により確認されています。
本製品の参画企業:住友商事|METALEX|KOBELCO|DAIWA CAN|SUNTORY
缶全体が緑色で、森の風景が描かれている。これがプレモルとは、一目ではわからない。
サントリーさんは、このように環境に配慮した商品を以前から度々投入しているが、
流通量が少ないのか、出会えないケースが多々ある。
だから、わざわざ探し回ることはしていないのだが、今回の缶は非常に美しいので、もっと大量投入すれば売れるのにと思う。
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ビール
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2024年2月26日[2]
No.10536: ジムビームハイボール缶 / サントリー
じむびーむはいぼーるかん / さんとりー
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サントリー「ジムビームハイボール缶」が新しくなっている。
2月上旬以降順次リニューアルとのことである。
グラスに注いだ液色は、極めて淡いゴールドで、微かに濁りがあるように見える。
細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
香りは、ジムビームらしい土臭く力強い香り。
口当たりは軽快ながら、香りに感じた土臭さと、バーボンらしい軽快で華やかな香味が広がる。
すっきりとシンプルな味わい。キレはあるが、飲み込んだ後にはワイルドな余韻が長く続く。
アルコール分6%。無果汁。レモン蒸留酒使用。
原材料名:ウイスキー(アメリカ製造)、スピリッツ、糖類/炭酸、酸味料。
ニュースリリースでは、今回のリニューアルを次のように説明する。
中味は、ジムビーム原酒の量を増やすことで、よりウイスキーのおいしさを感じられる香り・味わいを目指しました。
また、原料の配合を見直すことで、より爽快でキレのある中味に仕上げました。
パッケージは、ハイボールをイメージした金色の背景に、ジムビームの白いラベルを配すことで、
飲食店のジムビームハイボールを想起させるデザインを目指しました
従来品ではもっとレモンの酸味が目立っていたように思うが、確かに従来使われていたレモン果汁が使われなくなり、
レモン蒸留酒のみとなった。また、従来品はアルコール5%設定だったものが、今回6%に改められている。
これら変更により、一層バーボンらしい魅力がアップしたように思う。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45348SET3#RN02U |
2024年2月27日[1]
No.10537: 本搾りプレミアム 4種のレモンと日向夏 / キリン
ほんしぼりぷれみあむ 4しゅのれもんとひゅうがなつ / きりん
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キリン本搾りチューハイに、プレミアムラインが登場。発売日は、2月27日。
2種あるが、今日はまず「4種のレモンと日向夏」を飲んでみたい。
グラスに注いだ液色は、深い濁りのある薄黄色。この濁りゆえ、炭酸の気泡はあまり見えない。
そもそもガス圧もそんなに強そうではない。
香りは、引き締まった苦味の強そうな柑橘香。本搾りは香料を使っていないので、あまり強くは香らないのだが、
この製品はかなり複雑な香りがする。複数柑橘を用いているからだろう。
味はまったく甘くない。苦味が強いのだが、酸味にはやや丸みがあるようにも感じられる。
もちろん酸っぱいのだが、やはり複数柑橘による分厚さがあるため、そんなに飲みにくい感じはない。
アルコール分6%。果汁11%。香料・酸味料・糖類無添加。
原材料名:レモン(イスラエル、イタリア、その他)、ライム、日向夏、ウオッカ、シトラススピリッツ/炭酸。
〜4種のレモンと日向夏〜
個性の異なる4種のレモン果汁にライム、日向夏をひと搾り。爽やかな果汁感とふくよかな戻り香をお楽しみください。
原材料の中のシトラススピリッツというのが気になる。
これが味わいに厚みを与えているのかもしれないが、本搾りは 果汁+ウオッカ のみであってほしい。
メルシャン時代からの本搾りファンとしては、こういうテクニックは余計なお世話と感じる。
味に厚みがなくても、荒削りで飲みにくかったとしても、「果汁+ウォッカ。以上。」を貫いて欲しかったと思うのは、
私だけであろうか。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45349DAEE#00 |
2024年2月27日[2]
No.10538: 極旨 麦仕込 / ノルレェイク・インターナショナル(輸入)
ごくうま むぎじこみ / のるれぇいく・いんたーなしょなる
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普段は行かない安売りスーパーまで足を伸ばしたところ、これが売られていたので購入。
新ジャンル「極旨 麦仕込」。韓国で造って輸入しているもの。
普段、このような新ジャンルにまで手を出すと際限がなくなるので、あまり積極的に買おうとはしていないのだが、
せっかく久々立ち寄った店でみつけてしまったので、買うことにしたのだ。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。
泡は純白でやや粗いが、勢いよく注ぐと盛り上がり、泡持ちはほどほど。
香りは、昔の発泡酒みたいな雑穀臭がベースにあるものの、その上にふわっと軽快なホップ香もある。
味は香りの印象通り概ねクリア。さらっと飲みやすいが、軽すぎてコクはない。
臭みは弱いので、キレも良い。飲み込んだ後には、苦味もあまり残らない。最後まで軽快である。
アルコール分5%。原材料:発泡酒(麦芽、コーンスターチ、大麦、ホップ)、大麦スピリッツ。
原産国名:韓国。輸入者及び引取先:株式会社ノルレェイク・インターナショナル 神奈川県横浜市中区相生町6-104。
この商品はP.B.というわけではなさそうだが、以前取り上げたライフ・ヤオコーP.B.である
スターセレクト ぐい麦 に中身が非常に近いように感じた。
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新ジャンル
CODE:45349SDSI#UK |
2024年2月28日[1]
No.10539: 本搾りプレミアム 3種の柑橘とシークヮーサー / キリン
ほんしぼりぷれみあむ 3しゅのかんきつとしーくゎーさー / きりん
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キリン本搾りチューハイに、プレミアムラインが登場。発売日は、2月27日。
2種あるうち、昨日既に 4種のレモンと日向夏 を掲載済。
今日はもう一方の「3種の柑橘とシークヮーサー」を。
グラスに注いだ液色は、深い濁りのある濃い黄色ないしは淡いオレンジ色。この濁りゆえ、炭酸の気泡はあまり見えない。
そもそもガス圧もそんなに強そうではない。
香りは、見た目の通りオレンジを中心とした分厚い柑橘香。
もちろん、本搾りは香料を使っていないので、あまり強くは香らないのだが、かなり複雑な香りがする。
味はほとんど甘くなく、かといって酸味も強烈ではなく、苦味中心。
香りの印象通り厚みのある味わい。ジューシーなのにジュースっぽくはない不思議な味。
シークヮーサー特有の青臭さも少しだけあるが、言われなければ気づかない程度。
飲み込んだ後には、強い苦味と微かな甘いニュアンスが残る。
アルコール分5%。果汁22%。香料・酸味料・糖類無添加。
原材料名:オレンジ(ブラジル)、グレープフルーツ、レモン、シークヮーサー、ウオッカ/炭酸。
〜3種の柑橘とシークヮーサー〜
オレンジ、グレープフルーツ、レモンにシークヮーサーをひと搾り。豊かな果汁感と爽やかな戻り香をお楽しみください。
昨日飲んだ製品とは違い、こちらは果汁とウオッカしか使っていない。
その意味では、正統派の本搾りだと言っていい。
それにしても、昨日の 4種のレモンと日向夏 はいいとして、今日の 3種の柑橘とシークヮーサー というネーミングには、
シークヮーサーだって柑橘だろう!つまり4種の柑橘だろう!とツッコミを入れたくなってしまうが、それはまあ言いがかりというものか。
製造側の意図としては、シークヮーサーをプッシュしたかったのだろう。
シークヮーサーらしさがあまり目立ってはいないが、それだからこそ、控えめに主張する青臭い香味が、
この製品の良いキャラクターになっている。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45350DAEE#01 |
2024年2月28日[2]
No.10540: 極旨 麦仕込 糖質70%オフ / ノルレェイク・インターナショナル(輸入)
ごくうま むぎじこみ とうしつ70ぱーせんとおふ / のるれぇいく・いんたーなしょなる
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昨日、極旨麦仕込 の通常版を飲んだが、今日は同時購入してあった「糖質70%オフ」のほうを飲みたい。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。
泡は純白でやや粗いが、勢いよく注ぐと盛り上がり、泡持ちはほどほど。
香りは、昨日飲んだ通常版と同様、昔の発泡酒みたいな雑穀臭がベースにあるものの、
その上にふわっと軽快なホップ香もあって、概ね爽やかである。
味はすっきりクリア。糖質オフということもあり、悪く言えば水っぽく、非常にクセが弱い。
苦味は弱く、軽快で、甘さはない。キレは抜群。
アルコール分4%。原材料:発泡酒(麦芽、コーンスターチ、食物繊維、ホップ)、大麦スピリッツ。
原産国名:韓国。輸入者及び引取先:株式会社ノルレェイク・インターナショナル 神奈川県横浜市中区相生町6-104。
糖質オフの長所であるクリアな味というだけでなく、苦味はしっかりとあって、その分飲みごたえもそれなりにある。
非常にバランスの良い糖質オフ新ジャンルだと感じた。
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新ジャンル
CODE:45350SDSI#UK |