2024年3月23日[1]
No.10581: トリスハイボール缶 クラフトコーラ <限定> / サントリー
とりすはいぼーるかん くらふとこーら / さんとりー
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サントリー トリスハイボール缶の限定「クラフトコーラ」。
発売日は、3月19日。
グラスに注いだ液色は、アイスティーあるいは麦茶程度のブラウン。
いかにもコーラらしく、勢いよく注ぐと黄色い泡が立つ。
その後は静まり、細かな気泡がグラスの中に見える程度。
香りもクラフトコーラと言うだけあって、薬草っぽい、薬膳っぽい感じがある。
甘さは控えめなのかな?という印象。
口に含んで最初に感じるのは、香りの印象と同じ薬草っぽさ。
甘味は抑えられているというか、薄いコーラといった感じで、そのほんのりしたコーラフレーバーと、
ウイスキーの香味が上手にバランスを取っている。
べたつく甘さがないから、飲み進めてもあまりくどさを感じない。
アルコール分6%。
原材料名:ウイスキー(国内製造)、オレンジピール浸漬酒、スパイス浸漬酒、糖類/炭酸、カラメル色素、酸味料、香料。
缶に「甘さひかえめ スパイシーな 大人のコーラ」と書いてある。
これまでのコーラ味R.T.D.といえば、べたっと甘いものが多かった。
特にサントリー製品はその傾向が強かったのだが、最近の潮流から、甘すぎないもののほうが良いということか。
わざわざ「クラフトコーラ」と銘打っているように、スパイシーさが強調されているものの、
それほど薬草臭い感じもなく、あっさり飲みやすい味わいに仕上がっている。
結局万人受けを狙っているところが、サントリーさんらしい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45374KSES#04 |
2024年3月23日[2]
No.10582: PARA ME FruFru 完熟アップルスパークリング / サクラオB&D
ぱらみー・ふるふる かんじゅくあっぷるすぱーくりんぐ / さくらおB&D
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イオン限定商品とみられる「パラミー・フルフル 完熟アップルスパークリング」。
販売者や製造者による正式な発売情報は得られなかったが、検索するとイオンリカーのサイトで商品紹介されており、
私がこれを購入したのもイオンモールだったため、同グループ限定商品だと推測される。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある淡いゴールド。
細かな気泡がグラスの中を立ち昇る様は、スパークリングワインのようである。
香りは、まるで樽熟成した白ワインあるいはウイスキーのようなバニラ香が強く、
あまりりんごという感じはしない。
味は香りに感じた樽っぽい香味とともに、りんごジャムのような深い甘酸っぱさがある。
アルコール感は弱い。かなりしっかり甘味があるので、飲み込んだ後にもジャムのような甘さが口に残る。
アルコール分5%。
原材料名:果実酒(国内製造)、糖類(砂糖、果糖ぶどう糖液糖、果糖、黒糖)、
スピリッツ、スパイス浸漬酒/炭酸、酸味料。
販売者:株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリー 広島県廿日市市桜尾1-12-1。
製造所:三幸食品工業株式会社 広島県東広島市安芸津町三津415-3。
缶に「発酵りんご酒9%」との表記があるように、本品は果汁を用いるのではなく、
りんご酒を使うことで、深みのある味わいが生み出されている。なかなか手の込んだR.T.D.である。
それだけに、販売チャネルが限られていることは、残念。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45374AEIT#UK |
2024年3月24日[1]
No.10583: ビアサプライズ 至福の香り <ファミリーマート限定> / サッポロ
びあさぷらいず しふくのかおり <ふぁみりーまーとげんてい> / さっぽろ
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ファミリーマート限定商品のサッポロ ビアサプライズ「至福の香り」。
発売日は、3月19日。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、少し甘いトロピカルフルーツと、爽やかな柑橘、ほんのり青草が混じるようなホップ香が立つが、
あまり強すぎない。商品名で香りを強調しているわりには、あまり香り立たないなという印象だ。
口に入れた瞬間、強烈な苦味が押す。香りの爽やかな印象から一変、とてもヘビーに感じる。
コクや分厚さはそれほどでもないが、飲み進めると、舌の両奥に非常に強い苦味がへばりつく。
青臭いハーブ香がしっかりと残る。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
前回発売は、昨年(2023年)4月 だったので、およそ11か月ぶり。
少し香りが弱くなったのかな?と感じた。
サッポロ社のサイトには、次の説明がある。
ビアサプライズ史上初めて、人気のビアスタイルIPAの味わいをイメージしたビールが新登場。
ガツンとインパクトのある溢れるようなホップの香りと苦みを楽しむビールです。
柑橘を想わせる香りのホップと、トロピカルな香りのホップを掛け合わせ、
春にふさわしい爽やかな香りとキリッとした心地よい苦みをお楽しみいただけます。
上記説明ほどガツンとインパクトは感じなかった。IPAの味わいをイメージしたということは、
IPAではないということか。苦味の強烈さは確かにIPAに近いと思ったものの、
ホップの香り立ちが少し物足りない感じがした。
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ビール
CODE:45375FMEEK#05 |
2024年3月24日[2]
No.10584: PARA ME FruFru フジアップルスパークリング / サクラオB&D
ぱらみー・ふるふる ふじあっぷるすぱーくりんぐ / さくらおB&D
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昨日、イオン限定商品とみられる パラミー・フルフル 完熟アップルスパークリング を取り上げたが、
今日は同時購入してあった「フジアップルスパークリング」を飲みたい。
販売者や製造者による正式な発売情報は得られなかったが、検索するとイオンリカーのサイトで商品紹介されており、
私がこれを購入したのもイオンモールだったため、同グループ限定商品だと推測される。
グラスに注いだ液色は、極めて淡いゴールド。昨日の製品と違って、ほぼ濁りはない。
細かな気泡がグラスの中を立ち昇る様は、スパークリングワインのようである。
香りは、スキッと透明感のあるりんご香がほのかに立つ。あまり強くは香らない。
味はりんご果汁っぽいのに、甘さだけを引き算した感じの味わい。
ジューシーな感じなのに、甘味にコクがなく、あっさりした口当たり。酸味は弱い。
アルコール感も弱い。適度にキレがあり、飲み込んだ後には穏やかな甘味と軽い苦味が残る。
アルコール分5%。
原材料名:甘味果実酒(国内製造)、糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、ウォッカ/炭酸、酸味料。
販売者:株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリー 広島県廿日市市桜尾1-12-1。
製造所:三幸食品工業株式会社 広島県東広島市安芸津町三津415-3。
缶に「発酵ふじりんご酒16%」との表記があるが、昨日飲んだ 完熟アップルスパークリング ほどの発酵感はなく、
さらっとした味わいであった。
りんごらしい甘酸っぱさを楽しみたいなら昨日掲載した 完熟アップルスパークリングを、
爽やかな味わいを求めるならこちら「フジアップルスパークリング」を選ぶと良い。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45375AEIT#UK |
2024年3月25日[1]
No.10585: 檸檬堂 さっぱり定番 / コカ・コーラ
れもんどう さっぱりていばん / こか・こーら
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コカ・コーラ 檸檬堂 シリーズが新しくなった。3月18日リニューアル発売である。
リニューアルと言っても、基本はパッケージのみの変更であり、
缶入り通年5種のうち、中身が変わったのはただ1種。
その中身の変わった「さっぱり定番」を、早速飲んでみたい。
これまで、すっきりレモン という名前で売られていたものである。
グラスに注いだ液色は、濁りのある白色。
気泡は少なめである。
香りは、弾けるようなフレッシュ感のあるレモン香で、苦味がかなり強調されている。
味はまったくと言っていいほど甘さはない。極めてすっきりとした口当たり。
酸味の尖りは抑えられ、非常にあっさりした飲み口。香りの印象通り、苦味が強調されている。
キレがあり、飲み込んだ後には、ややシャープな酸味としっかりした苦味が口に残る。
果汁7%。アルコール分5%。原材料名:レモン(輸入)、スピリッツ、食塩、果糖ぶどう糖液糖
/炭酸、香料、酸味料、酸化防止剤(ビタミンC)。
製造者:コカ・コーラボトラーズジャパン(株) 東京都港区赤坂9-7-1。
以前の すっきりレモン では、もう少し甘さがあり、酸味ももっと強烈で、
インパクトは強かったが、今回甘さがほぼなくなるとともに、酸味も抑制されたように感じた。
つまり、商品名のとおり「さっぱり」感が増した点が売りであろう。そして「定番」と付けているところに、
毎日でも飲んでほしい、あなたの定番にしてほしいというアピールが感じられる。
この檸檬堂というブランドがここまで大きくなったのは、決してコカ・コーラグループの持つ圧倒的な販売力だけではなく、
酒類専業メーカーに勝るとも劣らない商品開発力や技術力、
世のトレンドをしっかり押さえるマーケティング力などが揃った総合力による勝利であることが、
今回のこの商品から実感できる。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45376DAKO#07 |
2024年3月25日[2]
No.10586: スーパードライ スマート缶 ONE OK ROCK コラボデザイン缶 / アサヒ
すーぱーどらい すまーとかん わんおくろっく こらぼでざいんかん / あさひ
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アサヒスーパードライに、新形態の缶入り「スマート缶」が登場。
通常の缶よりもスリムで背の高い缶であり、一目で従来品とは違うことがわかる。
発売日は、2月27日。およそ1か月経っているが、あまり流通しているように見えないのが残念。
発売と同時にロックバンド ONE OK ROCK(ワンオクロック)とコラボし、
スペシャルライブが当たるキャンペーンも展開。缶の片面にはメンバーの写真がプリントされている。
中身は通常のスーパードライだが、久々なので、改めて味のレビューを。
グラスに注いだ液色は、ごく淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、泡持ちも悪くない。
香りは、基本的に乾いた穀物のような匂いが主体だが、ほんのり甘いホップ香も。
味は口に入れた瞬間の適度なボリューム感と、その後スーッと消えてゆくような馴染み方。
甘味などはなく、苦味は穏やか。飲み込んだ後には、やはり穀物っぽい風味がじわっと残る。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ。
細長い缶なので、容量が少ないように見えるが、355ml入りなのでレギュラー缶(350ml)よりもむしろ大きい。
背が高い(しかしロング缶より低い)というのはコンビニなどで扱いにくく、それが流通を妨げている懸念がある。
smart(スマート)という単語は、賢いとか頭がいいという意味であり、
体型がスリムな人のことを日本でスマートと言うのは完全な誤用。
まあ、カタカナの"スマート"は日本語として昔から定着しているから、そんなに目くじらを立てるようなことではないかもしれないが、
smartphone(スマートフォン)の普及で、smartとは賢いという意味なんですよ、というのも十分知れ渡っているはず。
そんな物議を醸しそうな「スマート缶」というネーミングを、なぜ今あえてしたのか。
基本的に高学歴者が多いと思われるアサヒビールさんの社内で、これはおかしいよという声が上がらなかったはずはない。
私の見立てでは、すべて承知の上でのネーミングだと思われる。
スマートの語は、今や我々の生活になくてはならない存在となったスマートフォンを想起させるし、
スリムな缶が手に馴染む様は、スマホを片手に持つ感覚に近い。そういうふうに、身近な相棒として、若者にビールを楽しんで欲しい。
商品開発者の狙いは、そこにあるのだろう。もっとビールに目を向けて欲しい。だからこそ、人気ロックバンドとのコラボなのである。
看板商品スーパードライを別の容器に入れてみる作戦は、昔、SLIM BOTTLE
や STYLiSH BOTTLE といった名前のボトル缶商品(スクリューキャップ付)が投入されたことがある。
だが、残念ながら大ヒットには至らなかった。
ビールは持ち運んでちびちび飲むようなものではなく、ましてドライは温まってしまうと良さが半減する。
中身と商品コンセプトが釣り合っていなかったわけだが、今回の商品は持ち運び前提ではない。
ライブハウスなどで提供するのにちょうどいいスタイルだと言える。ただ、なぜ内容量を355mlに設定したのか、
私には理解できない。一時期流行りかけた ハードセルツァー にこの容量が多いからだろうか。
しかし、ビールに馴染みのない若者向けならば、250mlくらいで良かったのではないかと思う。
なお、蛇足だが、ONE OK ROCK のボーカル Taka の父親は演歌界の大御所森進一、
母親は同じく演歌歌手の森昌子であるというのは、今や有名な話。
もちろんご本人は親の七光りと言われるのを嫌って当初は公表していなかったようだが、
あふれ出る才能は、やはりサラブレッドだと好意的に受け止められている。
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ビール
CODE:45376KSES#27 |
2024年3月26日[1]
No.10587: 友達がやってるバー ジントニック [飲んだ瞬間思わず「え?うまっ」と言うやつ] / サントリー
ともだちがやってるばー じんとにっく / さんとりー
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サントリーから「友達がやってるバー」シリーズがリリース。
缶に大きく書かれた TYB は、TOMODACHIGA YATTERU BAR の略である。
若い世代で話題となっている東京原宿の"友達がやってるカフェ/バー"とサントリーがコラボした商品で、
2月13日から全国のファミリーマートとドン.キホーテで先行販売。
中身はジントニック と サングリア の2種があり、各々デザインの違う缶が2種ずつあるので、計4種が存在する。
今日は「ジントニック」を飲みたい。缶上部には"飲んだ瞬間思わず「え?うまっ」と言うやつ"と書かれている。
グラスに注いだ液色は、無色透明。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、いちおうジントニック。ライム香が弱く、爽やかさはあまりない。
飲んでみると味わいも穏やかで、香りの印象通りライムのグリーンな感じは弱く、
ジン特有のジュニパーベリーの香りも弱い。アルコール感も弱い。だから飲みやすいとも言える。
飲み込んだ後にはトニックの軽い甘味が残り、やはりジンやライムの香味はあまり残らない。
アルコール分5%。ライム浸漬酒使用。
原材料名:スピリッツ(国内製造)、ジン、ライム、糖類/炭酸、酸味料、香料。
TVやSNSで話題の「友達がやってるバー」とサントリーがコラボ!
第何弾まで続くか不明の第一弾。
カクテルとしては度数が低く、ジンやライムの香味も弱く、ハッキリ言って飲みごたえはない。
だが、それは狙いなのだろう。お酒離れが進む若者向けには、飲みやすいというのが一番だからだ。
品質を冷静に評価すれば、先日掲載した HUB監修ジントニック のほうが完全に上だが、
比べること自体が失礼かもしれない。
ファミマはともかく、ドンキも販売チャネルとして選ばれたのは、まさに若者向け商品として開発されたからだろう。
友達がやってるカフェ/バー は、店員と客が友達のように接することの出来る店として話題となっているものだが、
こういう店がヒットする背景には、ネット時代に乏しくなった人同士のリアルな交流を、
当のネット世代も実は欲していたということの証左ではないか。
もちろん、コロナ禍を経たからこそというのもあるが、
人間も動物である以上、リアルなふれあいが絶対に必要だということ。昨今の婚活ブームも根は同じであろう。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45377FMMTS#42 |
2024年3月26日[2]
No.10588: こだわり酒場のレモンサワー 濃い旨 / サントリー
こだわりさかばのれもんさわー こいうま / さんとりー
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サントリー こだわり酒場のレモンサワー シリーズ通年4種が
昨年(2023年)12月上旬から新しくなり、既に 定番の こだわり酒場のレモンサワー と、
追い足しレモン をレビューしている。
それから間が空いてしまったのだが、今日は「濃い旨」を飲む。
但し、先行レビューした2種とは違い、本品はパッケージのみの変更で、中身は変わっていないのだが、
久々に飲むので、簡単にレビューしたい。
液色は濁りのある薄黄色。気泡は細かい。
香りはやや苦味を感じさせるレモン香でフレッシュ感あり。
味はシャープかつジューシー。定番品よりレモンが濃いのが確かに分かる。
アルコール分6%。果汁1%。レモン浸漬酒使用。
原材料名:レモン、スピリッツ(国内製造)、焼酎、糖類/酸味料、炭酸、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
4種のレモン仕込※で濃くて旨い!だから食事に合う!
※2種のレモンピール蒸留酒、2種のレモン浸漬酒を使用した原料酒ブレンド
売れ行き好調と思われる こだわり酒場シリーズではあるが、この「濃い旨」は、私の行動範囲内だけかもしれないが、
取り扱っていない店も多い。
こうして多種展開すると、どうしても人気不人気が出てしまうが、
それもメーカーさんとしては織り込み済のことなのだろう。売上が振るわないものはフェードアウトしていけばいいし、
その代わりに人気となる新商品を投入すればいい。タコハイは、それに当たるだろう。
しかし、今回リニューアルして残したということは、この「濃い旨」にもまだ期待が掛かっているということだろう。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45377AEIT#RN12U |
2024年3月27日[1]
No.10589: 友達がやってるバー サングリア [飲むと人のことを褒め始めてしまう酒] / サントリー
ともだちがやってるばー さんぐりあ / さんとりー
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サントリーから「友達がやってるバー」シリーズがリリース。
缶に大きく書かれた TYB は、TOMODACHIGA YATTERU BAR の略である。
若い世代で話題となっている東京原宿の"友達がやってるカフェ/バー"とサントリーがコラボした商品で、
2月13日から全国のファミリーマートとドン.キホーテで先行販売。
中身はジントニック と サングリア の2種があり、各々デザインの違う缶が2種ずつあるので、計4種が存在する。
昨日、ジントニック を飲んだが、今日は「サングリア」を飲んでみたい。
缶上部には"飲むと人のことを褒め始めてしまう酒"と書かれている。
グラスに注いだ液色は、微かに濁りのある紫色。注いだ直後は、ピンク色の泡が表面に立つが、すぐに消える。
気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、ぶどうとオレンジがはっきりと感じられ、とてもフルーティ。
サングリアというよりは、ただジュースっぽい。
味も甘酸っぱく、アルコール感は弱い。ぶどうジュースっぽいコクのある甘さに、
柑橘のキュンとした感じがマッチしている。穏やかな飲み心地。
飲み込んだ後にも、しっかり甘酸っぱさが残る。
アルコール分4%。ぶどう・オレンジ果汁1%。
原材料名:ぶどう、オレンジ、スピリッツ、ワイン、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、ぶどう果皮色素。
TVやSNSで話題の「友達がやってるバー」とサントリーがコラボ!
第何弾まで続くか不明の第一弾。
昨日飲んだ ジントニック はアルコール5%設定で、強さを感じなかったのだが、
こちらサングリアはさらに弱い4%設定。ジュースのように感じるのは、単に私が酒呑みだからだろうか。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45378FMMTS#43 |
2024年3月27日[2]
No.10590: こだわり酒場のレモンサワー キリッと辛口 / サントリー
こだわりさかばのれもんさわー きりっとからくち / さんとりー
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サントリー こだわり酒場のレモンサワー シリーズ通年4種が
昨年(2023年)12月上旬から新しくなり、中身が刷新した こだわり酒場のレモンサワー と、
追い足しレモン と、
パッケージのみ変更の 濃い旨 をレビューしている。
今日飲むのは4種めの「キリッと辛口」。こちらもパッケージのみ変更で、中身は変わっていないのだが、
久々に飲むので、簡単にレビューしたい。
液色はほぼ無色透明。細かな気泡が立ち昇る。
香りはレモンの皮のようにシャープで青臭い。味もクリアであっさりとしている。強烈なアルコール感。
アルコール分9%。レモン浸漬酒使用。
原材料名:レモン、スピリッツ(国内製造)、焼酎/酸味料、炭酸、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
ありのままの甘くないレモン感とお酒感でキリッとうまい!だから食事に合う!
昨日飲んだ 濃い旨 と、このキリッと辛口は、私の行動範囲内だけかもしれないが、最近あまり売られているのを見ない。
特にこの「キリッと辛口」は、昨今話題に上っている高アルコール製品(9%)である。
今回はリニューアルで続投となったが、今後どこかで終売という憂き目を見るかもしれない。
私は個人的にこれが一番好きなので、残して欲しいと思うのだが、どうなることやら。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45378AEIT#RN12U |
2024年3月28日[1]
No.10591: 焼酎ハイボール 愛媛産晩柑割り <限定生産> / 宝酒造
しょうちゅうはいぼーる えひめさんばんかんわり <げんていせいさん> / たからしゅぞう
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焼酎ハイボールの限定「愛媛産晩柑割り」。発売日は、3月26日。
昨年もこの時期に出ていたものである。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある薄黄色。
注いでいる時、ジュワジュワ大きな音を立て、その後は多量の気泡がグラスの中を立ち昇っている。
香りは、ジューシーな柑橘香だが、苦味が強そうで、さらにはアルコール臭が強い。
味は非常にあっさりした口当たりながら、弾けるようなフレッシュ感がある。
少し丸みのある酸味に、軽い苦味。炭酸の刺激はもちろん強い。
キレが良く、飲み込んだ後には、少し青臭いような柑橘香が残るのだが、強烈ではなく、
焼酎ハイボールシリーズにしては、少し穏やかなのがこの製品の特徴。
アルコール分7%。果汁1%。プリン体ゼロ。糖質ゼロ。甘味料ゼロ。
原材料名:焼酎(国内製造)、晩柑果汁、レモン果汁、糖類/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素。
缶裏側に、次の説明文がある。
タカラ焼酎ハイボールは東京下町の大衆酒場で生まれた元祖酎ハイの味わいを追求したキレ味爽快な辛口チューハイです。
「晩柑(ばんかん)」は冬を越して新緑の頃に収穫される柑橘の一種で、愛媛県が生産量日本一です。
「和製グレープフルーツ」とも言われる、爽やかな香りとさっぱりとした味わいを、
この時期だけの限定生産でお楽しみください。
この焼酎ハイボールシリーズでは、実に様々な柑橘が素材として取り上げられるのだが、
どれもフルーティさとかジューシー感は強調されず、あくまでも主役は焼酎である。
その結果、非常にシャープな仕上がりとなることが多いのだが、この晩柑割りは、比較的穏やかであり、
シリーズ中ではジューシー感があるほうだと言える。
これのどこがジューシーなの?と感じる人は、焼酎ハイボール向きではないので、
他社製品を選ぶことをお勧めする。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45379DAEE#02 |
2024年3月28日[2]
No.10592: スタイルフリー <生> / アサヒ
すたいるふりー <なま> / あさひ
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アサヒ スタイルフリー が新しくなっている。3月上旬製造分からのリニューアルである。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白でやや粗く、勢いよく注ぐと盛り上がるものの、程なくして減衰。
香りは基本的にクリア。ホップの芳しい香りが確かにあり、発泡酒にしては非常に優秀。
味もすっきりとし、発泡酒特有の雑味は少ない。糖質ゼロにしては苦味がしっかりあり、
そのインパクトがコクのなさを補ってくれる。
当然キレが良く、飲み込んだ後にも甘さや臭みを残さない。
アルコール分4%。糖質0。原材料名:麦芽、麦芽エキス、ホップ、大麦、米、コーン、スターチ、糖類(国内製造)、
酵母エキス、食物繊維、大豆たんぱく。麦芽使用率25%未満。
缶左肩に「すっきり飲みやすい!」と書かれているとおり、引っかかりのないすっきり感が、この製品の持ち味。
味気ないと言ってしまえばそれまでだが、コクのないところをむしろ長所に高めているのが素晴らしい。
今回のリニューアルについて、『ホップと麦芽の香りを高めながら、すっきりとした飲みやすさはそのままに、
ビールらしい香りや味わいを向上させました』(ニュースリリース)と説明されている。
以前から透明感ある香味が特徴の製品だが、確かにホップ香はしっかりと感じられ、進化が実感できた。
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発泡酒
CODE:45379DAEE#RN03U |
2024年3月29日[1]
No.10593: −196 無糖 ダブル シークヮーサー / サントリー
いちきゅうろく むとう だぶる しーくゎーさー / さんとりー
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1月下旬からリニューアル製品が順次投入されている サントリー −196(イチキューロク)シリーズ。
既に ストロングゼロ ダブルレモン、ストロングゼロ 無糖ドライ、
無糖 ダブルグレープフルーツ、
無糖 ダブルレモン の4種を取り上げているが、
今日は、3月26日に新定番として加わった「無糖 ダブルシークヮーサー」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、かすかに白濁。細かな気泡が、グラスの中を断続的に立ち昇っている。
香りは、フレッシュ感とジューシー感を備えつつ、しっかり青臭い感じの柑橘香。
適度にジューシーな味を想像しつつ口に運ぶと、味はまったく甘くない。
強烈な酸味と苦味。あっさりし過ぎるくらいの味気なさ。アルコール感はやや強め。
飲み進めると、強い酸味が口中に蓄積され、柑橘の皮のような苦味もさらに実感される。
アルコール分6%。シークヮーサー果汁0.1%。シークヮーサー浸漬酒使用。
原材料名:シークヮーサー、ウオツカ(国内製造)/酸味料、炭酸、香料。
甘くないという昨今のトレンドを押さえながら、不思議にジューシー感もある。
食事に合わせやすく、毎日飲んでも飲み飽きないキャラクターに仕上がっている。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45380DAEE#03 |
2024年3月29日[2]
No.10594: 金麦 / サントリー
きんむぎ / さんとりー
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サントリー金麦が新しくなっている。2月製造分からのリニューアルである。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。新ジャンルにしては濃いめである。
泡はほぼ白色できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りは、かなり落ち着いて重ため。麦芽の力強さを感じる。あまり爽やかさはないが、
新ジャンル特有の臭みなどはほぼ感じない。
口当たりはすっきりとクリア。苦味がしっかり強く、キリッとシャープな飲み心地。新ジャンル特有の甘さはほぼない。
キレがあり、飲み込んだ後にも重たい苦味がしっかり残る。
アルコール分5%。原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、糖類)、スピリッツ(小麦)。
金麦は季節に合わせて味わいを変えています。春夏秋冬いつでもおいしい金麦を。
今回のリニューアルについて、ニュースリリースでは、次のように説明している。
中味は、醸造条件を見直すことで、麦のうまみと澄んだ後味のバランスに磨きをかけました。
パッケージは、ご好評いただいている縦書きのロゴを大きく、色合いを濃くすることで視認性を強化しました。
確かに、一層澄んだ味わいになり、新ジャンル特有の甘さとか妙な臭みをほぼ感じない仕上がりである。
これぞ正しい進化というか、着実なブラッシュアップである。
昨日飲んだ アサヒスタイルフリー もそうだが、発泡酒や新ジャンルのロングセラーは、
生き残るだけの理由がちゃんとある。奇をてらわない製品づくりと、
消費者の声を常に受け止める柔軟な姿勢があること。これに尽きる。
もちろん、自分たちはこれを作りたいんだ、という明確な意志を形にした頑固な製品もあるが、
大手メーカーのマス商品としては、こういった柔軟性が必要だろう。
ところで、最近店頭に並んでいる金麦には、「春の味」表記のものと、
今日飲んだこのリニューアル缶との2種がある。こちらのほうが新しい製品だと思うのだが、季節表記はない。
どういう位置づけなのかはわからないが、例年なら5月くらいに、夏の製品が出てくるはずだ。
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新ジャンル
CODE:45380DAEE#RN02 |
2024年3月30日[1]
No.10595: ゼロサワー パイナップル <数量限定> / サンガリア
ぱいんさわー ぜろ <すうりょうげんてい> / さんがりあ
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LAWSON 限定商品とみられる サンガリア ゼロサワーシリーズの数量限定「パイナップル」。
正式な発売日は分からないが、発見した日から、おそらく3月26日の発売ではないかと思われる。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
香りは、ツンと甘酸っぱいパイン香が立つ。ジューシーな味が想像される。
味は香りの印象どおり甘酸っぱいのだが、濃厚さはなく、さらっとした口当たり。
アルコール感は強め。飲み進めると、甘味よりもむしろ酸味が強いことが実感される。
果汁1%。アルコール分5%。糖類・プリン体ゼロ。
原材料名:パインアップル果汁、ウォッカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
パインらしい甘酸っぱさを表現しつつ、甘ったるくなりすぎないような絶妙な設定。
アルコール5%なのに、不思議に強く感じられる点もおもしろい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45381LSEE#UK |
2024年3月30日[2]
No.10596: 金麦 ザ・ラガー / サントリー
きんむぎ ざ・らがー / さんとりー
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昨日、新しくなった サントリー金麦 を飲んだが、
今日は「金麦 ザ・ラガー」を飲みたい。今年2月製造分からのリニューアルである。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。泡はほぼ白色できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りは、従来品同様、少し甘いニュアンスがあるものの、やや乾いたような穀物香があり、モルトの凝縮感を感じる。
一方、華やかさはない。
味は強い苦味がググッと押す。香りの印象とが違い、新ジャンル特有の甘味などはほぼない。
ボリューム感がありつつ、適度なキレもある。飲み込んだ後にはしっかり重たい苦味や渋味の余韻がある。
アルコール分6%。原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、コーン、糖類)、スピリッツ(小麦)。
金麦は季節に合わせて味わいを変えています。春夏秋冬いつでもおいしい金麦を。
今回のリニューアルについて、ニュースリリースでは、次のように説明している。
中味は、原料の配合比率を見直し、濃密な味わいによる飲みごたえとすっきりとした後味を追求することで、
より満足感が得られる味わいを目指しました。
パッケージは、商品価値である“濃いめのラガー”の文言を大きく配することで視認性を強化しました。
レギュラーの金麦と同じく、缶に「季節に合わせて味わいを変えて」いる旨書かれているが、
2022年以降はレギュラーの金麦のような「春の味」等の表記はなくなっている。
表記はしていないけれども中身は季節ごとに変えているのだろうか。
私は頻繁に飲んでいるわけではないので、本当のところはわからない。
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新ジャンル
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2024年3月31日[1]
No.10597: 全農 高知県産 直七すだち&ゆずサワー / 全国農協食品
ぜんのう こうちけんさん なおしちすだち あんど ゆずさわー / ぜんこくのうきょうしょくひん
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全農「高知県産直七すだち&ゆずサワー」。
3月19日からセブン-イレブンの関西エリア(約2,800店舗)、中国・四国エリア(約1,700店舗)で順次発売。
また、全国のイトーヨーカドーやヨークなどのセブン&アイグループ店舗、ゆめタウン・マート(イズミ)の一部においても順次販売とのこと。
グラスに注いだ液色は、深い濁りのある薄黄色。
この濁りのせいで、気泡はほぼ見えない。
香りは、青臭く苦そうな、そしてややジューシー感もある柑橘香。
味は酸味と苦味が強烈だが、それを制するように甘味も付けられている。
果汁含有量(10%)以上にジューシー感を感じる。
飲み込んだ後には、鋭い酸味と苦味、そして甘味が口に残る。
アルコール分4%。果汁10%(すだち果汁8%、ゆず果汁2%(製品に占める割合))。
原材料名:すだち果汁(高知県産)、柚子果汁(高知県産)、ウォッカ、糖類(果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、
イソマルトオリゴ糖シラップ)/炭酸、酸味料、ビタミンC。
販売者:全国農協食品株式会社 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-32-10。
製造所:三幸食品工業株式会社K 広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。
この商品は、全農グループと国分グループ本社株式会社が共同開発した商品です。
缶裏に、次の説明文がある。
高知育ちの柑橘ブレンド
高知県産の「直七すだち」と「ゆず」をブレンド。
※宿毛市産「直七すだち」を80%使用(すだちに占める割合)
直七すだちの爽やかな酸味とやさしく香るゆずの風味が相性抜群!
昨年も出ていたものであるが、商品名は 直七&ゆずサワー であった。
直七って何?という反応でもあったのだろうか。それがすだちの一種であることを明確にするため、
今回は商品名が「直七すだち&ゆずサワー」になった。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45382SET3#12 |
2024年3月31日[2]
No.10598: −196 無糖 オレンジ&レモン / サントリー
いちきゅうろく むとう おれんじ あんど れもん / さんとりー
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1月下旬からリニューアル製品が順次投入されている サントリー −196(イチキューロク)シリーズ。
既に ストロングゼロ ダブルレモン、ストロングゼロ 無糖ドライ、
無糖 ダブルグレープフルーツ、
無糖 ダブルレモン、
無糖 ダブルシークヮーサー
の5種を取り上げているが、今日は「無糖 オレンジ&レモン」を飲みたい。3月26日に新定番として加わったものである。
グラスに注いだ液色は、ほんのりと白濁。多量の細かな気泡が、グラスの中を断続的に立ち昇っている。
香りは、弾けるように甘酸っぱいオレンジ香が強い。
昔の196シリーズならば、かなり甘かっただろうな想像される濃い香りである。
味は、無糖なので当然甘くない。果汁由来あるいは浸漬酒由来の自然な甘さはあるが、主役は苦味。
酸は決して弱くはないものの、強烈というほどでもない。
味気ないほどあっさりとしているのだが、飲み進めると、不思議にジューシーな感じがしてくる。
しかしキレは良く、飲み込んだ後には味らしい味を残さない。苦味と酸味が残るのみ。
アルコール分4%。果汁2%。オレンジ・レモン浸漬酒使用。
原材料名:オレンジ、レモン、ウオツカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
もっと度数が高くても良かったように思うが、あえて4%設定だからこそのあっさり感なのだろう。
そう考えると、絶妙な設計である。
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チューハイ・カクテル等
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2024年4月1日[1]
No.10599: −196 ストロングゼロ ダブルグレープフルーツ / サントリー
いちきゅうろく すとろんぐぜろ だぶるぐれーぷふるーつ / さんとりー
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1月下旬からリニューアル製品が順次投入されている サントリー −196(イチキューロク)シリーズ。
既に ストロングゼロ ダブルレモン、ストロングゼロ 無糖ドライ、
無糖 ダブルグレープフルーツ、
無糖 ダブルレモン、
無糖 ダブルシークヮーサー、
無糖 オレンジ&レモン
の6種を取り上げているが、今日は「ストロングゼロ ダブルグレープフルーツ」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明だが、かすかに濁りがあるように見える。
細かな気泡が、グラスの中を立ち昇っている。
香りは、非常に大人しい、正体の分からないような柑橘香が、アルコール臭の合間に感じられる。
このひかえめな感じは、昔のストロングゼロからは、とても考えられないほどの変貌ぶりである。
味は、鋭い酸味と苦味が中心。甘さはかなり抑制的。弾けるような感じはあるものの、
ストイックな味わいであり、アルコール臭がとても強い。
飲み進めると、その強烈さがどんどん実感される。甘味が弱いからこそのパンチ力である。
飲み込んだ後には、豊かなアルコール感とほんのり甘酸っぱさが残る。
アルコール分9%。グレープフルーツ果汁4%。グレープフルーツ浸漬酒使用。
原材料名:グレープフルーツ、ウオツカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、
酸化防止剤(ビタミンC)。
昔のこの製品は、香りがガムのように甘く、実際味も甘味が強く、アルコールの強さとの二重奏で、
かなりくどい味わいだったのが鮮烈に記憶に残っている。
それに対し、今回のこのあっさり感は、時代が変わったことを明確に告げているようである。
サントリーさんが、缶チューハイ分野で大きな存在感を示し続けているのは、
こうした変わり身の早さというか、良く言えば君子豹変(*注)の姿勢ゆえである。
なお、本品のようなアルコール9%製品は、昨今やり玉に挙げられているので、
どんどん風当たりが強くなってくることが予想されるが、今回リニューアルでも残したということは、
サントリーさんはそう簡単に諦めないということなのかもしれない。
*注:君子豹変の語は、今では否定的な(手のひらを返したように態度を変えるという)意味で使われることが少なくないが、
本来は、君子(人格者)は自らの誤りに気づいた時にはすぐに明確に態度を改めるといった意味であり、
むしろそうする人こそ君子であるということだ。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45383DAEE#RN01L |
2024年4月1日[2]
No.10600: 檸檬堂 定番 / コカ・コーラ
れもんどう ていばん / こか・こーら
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コカ・コーラ 檸檬堂 シリーズが新しくなった。3月18日リニューアル発売である。
リニューアルといっても、基本はパッケージのみの変更であり、缶入り通年5種のうち、中身が変わったのはただ1種。
その中身の変わった さっぱり定番 については、既にレビュー済。
今日は、中身の変わっていない、代表銘柄である「定番」を取り上げる。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁った薄黄色。
ガス圧は高く、注いでいる時には音を立てているが、濁りゆえに気泡は見えにくい。
香りは、フレッシュで尖りのあるレモン香。コクもありそう。
味は香りの印象どおり、酸味と苦味が強い。甘さは抑え込まれている。
飲み進めると、酸の強さがどんどん実感されるが、適度にキレもあり、飲み込んだ後には、強い苦味も残る。
果汁10%。アルコール分5%。原材料名:レモン(輸入)、スピリッツ、食塩、果糖ぶどう糖液糖/炭酸、香料、酸味料、酸化防止剤(ビタミンC)。
販売者:コカ・コーラボトラーズジャパン(株)、東京都港区赤坂9-7-1。
レモン果汁が10%というのは、かなり多い。これを定番として中心に据えているのだから、
檸檬堂ブランドのスタンスというものが、よくわかる。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45383DAEE#02 |