2024年4月22日
No.10641: ココロクラフト ホワイトエール / サッポロ
こころくらふと ほわいとえーる / さっぽろ
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セブン&アイグループ限定で4月16日に発売された、サッポロ「ココロクラフト ホワイトエール」。
これまで、このシリーズは昨年(2023年)6月に 流れ星ゴールデンエール、
8月に 月灯りアンバーラガー の2種が出ており、これが第3弾となる。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。
泡はほぼ白色できめ細かく、しっかり盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りは、爽やかで軽快なホップ香が主体。やや甘いが、酸っぱさはほぼ感じない。
味は確かに軽快でやさしいが、意外にも苦味がしっかりある。
だから、浮ついた感じもなく、後仕舞いが良い。
口にした瞬間はまろやかで重たさはないのに、苦味がすべてを回収していくような。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))(大麦麦芽、小麦麦芽)、ホップ。
国産ホップのやさしい美味しさとクラフトスタイルの個性が織りなす、
ココロに寄り添うクラフトビールです。
小麦麦芽を一部使用し、まろやかな口当たりですっきり楽しめるホワイトエールに仕上げました。
柑橘を思わせる爽やかで心地よい香りは、日常生活を鮮やかに彩ります。くつろぎ時間のクラフトビールをお楽しみください。
ホワイトエールとはいえ、ベルジャンホワイトのようにコリアンダーなどを使ってはいないので、
スパイシーさもなく、柑橘的な香りも非常に穏やか。実に日本的なホワイトエールだと感じた。
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ビール
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2024年4月23日
No.10642: 贅沢搾り PREMIUM ライチ <期間限定> / アサヒ
ぜいたくしぼり ぷれみあむ らいち <きかんげんてい> / あさひ
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アサヒ 贅沢搾り PREMIUM の期間限定「ライチ」。発売日は、4月16日。
毎年この時期に出ているものである。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色だが、かすかに白濁。
細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
香りは、甘味が強そうだが落ち着いたライチの香り。
味は香りの印象通りしっかりと甘いのだが、それほどべたつくような甘さではない。
酸味は穏やか。非常にシンプルなライチ味。
飲み込んだ後にも、たっぷりとした甘味が口に残る。
果汁8%。アルコール分4%。
原材料名:ライチリキュール(国内製造)、ライチ果汁、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
昨年 までの製品にはなかった"PREMIUM"の文字が今年からついた。
つまり、上位ブランドになったということなのか。
残念ながら入手価格を記録していないため、価格が高くなったのかどうかわからない。
そして、"PREMIUM"になったことによる変化が、ベースのお酒。
昨年まではウオッカだったのに、今年からライチリキュールが使用されることとなった。
缶にも「果実のおいしさを追求しました」とわざわざ書いてある。
しかし、前回の味を覚えていないこともあり、私には違いがまったくわからなかった
(前回の自分のレビュー記事と今回の味を比べてみて)。
さすが、果実らしさが向上しましたね!くらいのことが言えればいいのだが、
失礼ながら違いが感じられなかった。
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チューハイ・カクテル等
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2024年4月24日[1]
No.10643: 焼酎ハイボール 強烈サイダー割り <限定生産> / 宝酒造
しょうちゅうはいぼーる きょうれつさいだーわり <げんていせいさん> / たからしゅぞう
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タカラ焼酎ハイボールの限定「強烈サイダー割り」。
発売日は、4月23日。
グラスに注いだ液色は、ごく淡いゴールド。
注いでいる時、ジュワジュワ炭酸が大きな音を立て、その後は大粒の気泡が踊っている。
香りは、まさにサイダーらしく、甘いのだが爽やか。
味は香りの印象に反し、とてもシャープな口当たり。
炭酸の刺激が強く、サイダーらしい風味ながら、甘味はほぼない。アルコール感は強烈。
軽い苦味が感じられ、鼻から息を抜くと甘いのに、舌で感じる味に甘さはない。
アルコール分7%。無果汁。プリン体0。糖質0。甘味料0。
原材料名:焼酎(国内製造)、糖類/炭酸、酸味料、香料、カラメル色素。
東京下町の大衆酒場で生まれたといわれている"焼酎ハイボール(酎ハイ)"。
その元祖チューハイの味わいを追求したキレ味爽快な辛口チューハイです。
タカラ「焼酎ハイボール」史上最強の炭酸と甘くない爽やかなサイダーの味わいをお楽しみください。
前回発売は、ちょうど1年前の 昨年(2023年)4月。
中身は変わっていないようである。
完成度が高く、リピーターは多いものと思われる。
失礼ながら、原価率はとても低い商品のように思うのだが、原材料を売っているんじゃなくて、技術を売っている商品。
この仕上がりなら、何もケチを付けるところがない。
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チューハイ・カクテル等
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2024年4月24日[2]
No.10644: 友達がやってるバー ジントニック [あの田中が一杯目に必ず飲むやつ] / サントリー
ともだちがやってるばー じんとにっく / さんとりー
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サントリー「友達がやってるバー」(TYB)シリーズ。
若い世代で話題となっている東京原宿の"友達がやってるカフェ/バー"とサントリーがコラボした商品で、
今年の2月13日から、まずは全国のファミリーマートとドン.キホーテ限定で販売され、
その後、4月9日から店舗限定なく全国での販売となったものである。
この「ジントニック」は、先行販売時にも、全国発売時にもラインナップされた唯一の商品であり、
既に レビュー済。
しかも缶上部に書いてある"あの田中が一杯目に必ず飲むやつ"という文言も一緒。
アルコール分5%。ライム浸漬酒使用。
原材料名:スピリッツ(国内製造)、ジン、ライム、糖類/炭酸、酸味料、香料。
TVやSNSで話題の「友達がやってるバー」とサントリーがコラボ!
まさかの大好評で、第二弾発売!
2月の先行販売時にジントニックとサングリア、4月の全国販売時にジントニックとラムコーラ。
つまり中味は3種しかないのに、缶デザインは各フレーバー2種ずつ出たから合計8種の缶が存在している。
但し、今日掲載した"あの田中が・・"缶は、2月と4月の2度出たものなので、実質7種の缶が存在することになる。
中味が同じでパッケージが違う場合、当サイトではいちいち全部取り上げることは通常しない。
しかし、今回は、結局全部取り上げた。
理由は、このシリーズが低アルコールで食事と共に飲めることと、
全国販売時にLAWSONの「お試し引換券」対象商品となっていたので、お金を払わずに全部ポイントでgetできたことが大きい。
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チューハイ・カクテル等
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2024年4月25日[1]
No.10645: ヱビス ジューシーエール <限定醸造> / サッポロ
ゑびす じゅーしーえーる <げんていじょうぞう> / さっぽろ
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「若手醸造家が新たなビールの魅力に挑戦していく、独創的なライン」と銘打たれている
ヱビスクリエイティブブリュー シリーズの第4弾となる「ヱビス ジューシーエール」。
発売日は、4月23日。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、少し尖りのある柑橘と甘い果実が溶け合ったような香り。
でも、明確に果汁が使われているというより、ホップの個性のようにも感じる。
味は香りの印象通り、キュンと立った酸味があるものの、しっかり苦味が下支え。だから浮ついたところがない。
ヱビスらしい麦芽の力強さをハッキリと感じ、コク深い。酸と苦味がやや分裂気味にも感じられるが、
この少し遊離したような酸っぱさが、むしろこのビールの個性になっている。
飲み込んだ後にも、フルーティな酸味と力強い苦味がともに口に残っている。
アルコール分5%。
原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、グレープフルーツ。
上品な果実味あふれるヱビス。
白葡萄のような香りのホップとミントのような香りのホップを一部使用し、
吟味したグレープフルーツ果汁を合わせました。フルーツを添えた、爽やかなヱビスをお楽しみください。
Chief Experience Brewer 有友亮太
ニュースリリースには、醸造家によるコメントが掲載されているので、引用させて頂く。
ビールの領域を広げる遊び心のある新しい味わい・楽しさをコンセプトに、フルーツを用いた高級菓子から着想を得て
「ヱビス ジューシーエール」を開発しました。
ヱビスブランドとして初めて果汁を採用するにあたり、15種類の果実から相性の良いものを選定し、品種を吟味したのですが、
フルーティーさとビールらしさのバランスの検討には多くの試醸を要しました。
ヱビスとの相性を考え吟味した、爽やかな苦みのある「グレープフルーツ果汁」と、
2種類のホップの織り成すジューシーな味わいを堪能いただきたいです。
風が心地よく感じられる季節、窓際で生ハムなど軽めのおつまみと、
または食卓でポークソテーなどのお肉料理と合わせてお食事とのペアリングをお楽しみいただきたいです。
このシリーズは一言でいうと冒険なのだけれど、ギリギリのところでヱビスらしさを外さない真面目なつくりでもある。
今回の製品は、これから暑くなる季節にはピッタリと言える。
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ビール
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2024年4月25日[2]
No.10646: TOPVALU BESTPRICE 無糖チューハイ グレープフルーツ / 合同酒精
とっぷばりゅ・べすとぷらいす むとうちゅーはい ぐれーぷふるーつ / ごうどうしゅせい
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イオングループP.B.である TOPVALU BESTPRICE の「無糖チューハイ グレープフルーツ」。
先日店頭で発見したが、発売日は不明。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。細かな気泡が少量、グラスの中を立ち昇っている。
香りは、甘そうで苦そうなグレフル香。これが無糖か?と思えるほど、しっかり味が濃そうな感じがする。
味は香りの印象ほど甘くない。いや、ほとんど甘くない。無糖だから当然なのだが、
グレフル果汁を4%使っているため、その甘さはある。しかし、苦味と酸味が目立つ。
キレが良く、飲み込んだ後にも苦味と酸味が残る。
アルコール分7%。グレープフルーツ果汁4%。ピンクグレープフルーツ果汁使用。
原材料名:ウォッカ(国内製造)、グレープフルーツ果汁。添加物:炭酸ガス、酸味料、香料。
販売者:イオントップバリュ株式会社 千葉県千葉市美浜区中瀬1-4。
製造場:合同酒精株式会社 千葉県松戸市上本郷字仲原250番地。
アルコール分7%なので、しっかり飲みごたえがあって、甘くないから飲み飽きない。
P.B.でこの仕上がりは、なかなかである。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45407DAKO#UK |
2024年4月26日[1]
No.10647: ほろよい ゴールデンサワー <限定> / サントリー
ほろよい ごーるでんさわー <げんてい> / さんとりー
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サントリー ほろよい の限定「ゴールデンサワー」。発売日は、4月23日。
グラスに注いだ液色は、透明感のある濃いめの黄金色。勢いよく注ぐと白い泡が立ち、まるでビールのような外観である。
香りは、パインのトロピカルで甘酸っぱい香りが強い。さらに、少しだけ薬臭いような感じもあるので、
エナジードリンクみたいにも感じる。甘さに伸びがあり、ブドウか?という感じもする。
味は香りに感じたパインの甘酸っぱさが主体ではあるが、それほど強くはなく、甘味は抑制的。
軽い苦味すら感じる。飲み進めても、甘味がべたつくような感じはなく、さらっと適度にキレもある。
果汁1%。アルコール分3%。原材料名:パイナップル、ぶどう、りんご、スピリッツ、ワイン、糖類(国内製造)
/炭酸、酸味料、香料、カラメル色素。
缶に"HOROYOI 15th Anniversary"のマークがあり、ほろよいブランドが発売15周年であることを示している。
今や定番ブランドとして一定の地位は確立している。
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チューハイ・カクテル等
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2024年4月26日[2]
No.10648:SKYY BLUE SUNNY ORANGE / シーティースピリッツジャパン
すかい ぶるー さにー おれんじ / しーてぃーすぴりっつじゃぱん
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SKYY BLUE「SUNNY ORANGE」。
賞味期限が切れてだいぶ経ってしまっているものだが、おそらくこういった瓶入りR.T.D.は大丈夫であろう。
これまで色々な会社がこのブランドの商品を扱ってきて、今一体どこが売っているのだろう?といった感じなのだが、
本品はCTスピリッツジャパンの販売である。
当サイトのご協力者・森康哲さん から寄贈されたものであるが、
昨今ではもう頂いてもこなすことが難しいくらいに、掲載すべき商品が多すぎる。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡が少量見える。
香りは、甘いがいかにも人工的なオレンジ香。ジューシー感はほぼない。
味は香りの印象通り薄っぺらい感じのオレンジの香味が、SKYY BLUE 特有の少し薬品っぽい味わいとともに広がる。
甘味はしっかりと付けられており、粉末オレンジドリンクのようである。
アルコール感は弱い。
オレンジ果汁1.5%。アルコール分4%。原材料名:果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、ウオッカ、オレンジ果汁
/酸味料、炭酸、香料。
販売者:シーティースピリッツジャパン株式会社 東京都渋谷区神宮前2-26-5。
製造場:三幸食品工業株式会社F 広島県東広島市安芸津町三津4215-3。
R.T.D.の世界も昨今では安価で優秀な缶チューハイ等が増えている状況下で、
このような商品は存在意義自体が問われている。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45408PRST#UK |
2024年4月27日[1]
No.10649: 黄桜ウイスキー プレミアムハイボール / 黄桜
きざくらういすきー ぷれみあむはいぼーる / きざくら
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清酒でおなじみ黄桜がつくる「黄桜ウイスキー プレミアムハイボール」。
コンビニ(LAWSON)店頭で偶然みつけ、値段も見ずに購入したものだが、
会計が済んで改めてレシートを見て、驚いた。なんと税込495円だったからだ。
グラスに注いだ液色は、極めて淡いゴールド。やや濁りがあるように見える。
非常に細かな気泡が少量グラスの中を立ち昇っている。
香りは、フルーティで甘くやさしい。非常にデリケートで、スモーキーさやピーティーさはほぼ感じない。
モルトウイスキーの甘さだけが強調されている。
味は香りの印象通り、極めて繊細。炭酸が弱めということもあり、舌触りもやさしい。
ややパンチ不足とも感じる味わいだが、奥深い甘味の余韻が長く続く。
アルコール分9%。原材料名:モルト/炭酸ガス。原料原産地名:英国製造、国内製造(モルトウイスキー)。
丹波蒸留所で蒸留、熟成したモルトウイスキーに、複数のスコッチモルトをブレンドし、
フルーティでリッチな味わいに仕上げました。モルトウイスキーと炭酸のみで作った贅沢なハイボールを、
ぜひご賞味ください。本品はウイスキー本来の香味をお楽しみいただくため、冷却ろ過、着色を行っておりません。
恐らく、サントリープレミアムハイボール(白州、山崎)のスマッシュヒットが念頭にあったことは想像に難くない。
サントリーさんが税別600円で爆売れしたのなら、うちはちょっと低めに税別450円設定でやってみよう、といったところか。
自信を持ってプレミアムハイボールと名付けて売り出しただけのことはあり、
確かに安価な缶ハイボールとは一線を画す、高貴な仕上がりではある。
ただ、サントリー製品と比べると、香り立ちの華やかさ、味わいの力強さ、余韻の深さのすべてにおいて、
一回り小ぶりであることは否めない。それが価格差だと言われたら仕方ないが、税込495円出してリピートするか?というと、
少々考えてしまう。セコい言い方で恐縮だが、税込398円くらいだったら良かったのに、と思う。
とはいえ、清酒メーカーが果敢に挑んだ商品としては、十分に見所はあった。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45409DAEE#UK |
2024年4月27日[2]
No.10650: サッポロ黒ラベル 進撃の巨人デザイン缶(リヴァイ兵長)/ サッポロ
さっぽろくろらべる しんげきのきょじんでざいんかん / さっぽろ
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サッポロ黒ラベル「進撃の巨人」デザイン缶。
西日本エリア限定商品で、発売日は4月23日。
中身は通常の黒ラベルなので、味のレビューは割愛する。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ。
この商品が発売された西日本エリアとは、
滋賀県・大阪府・京都府・和歌山県・奈良県・兵庫県・岡山県・広島県・島根県・鳥取県・山口県・愛媛県
・香川県・徳島県・高知県・福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・鹿児島県・宮崎県・沖縄県
の23府県である。
ニュースリリースでは、次のような説明がある。
本商品は、「進撃の巨人」の作者である諫山 創さんが大分県日田市のご出身であることをきっかけに、
同じく大分県日田市に製造工場をもつサッポロビールとのコラボレーションが実現し、発売に至りました。
2023年8月には当社の九州日田工場内で「進撃の巨人 in HITA ミュージアムANNEX」をオープンしています。
なお、レギュラー缶には「リヴァイ兵長」が、ロング缶には「獣の巨人」が描かれているとのことだが、
今回私はレギュラー缶しか入手していない。
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ビール
CODE:45409DAKO#04 |
2024年4月28日[1]
No.10651: 戸河内ウイスキーハイボール / サクラオB&D
とごうちういすきーはいぼーる / さくらお
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広島県のサクラオB&D(旧中国醸造)の「戸河内ウイスキーハイボール」。
同社から販売されているブレンデッドウイスキー「戸河内」をソーダで割った缶入りR.T.D.である。
グラスに注いだ液色は、しっかり深いゴールド。缶入りハイボールにしては、かなり濃い部類だと言える。
気泡は多くない。
香りは、少しねっとりした感じもあるウイスキーの甘さが特徴的。
深みのありそうな香りである。
さらっとした舌触りでやさしい導入部だが、バニラの香味があって甘い。
シェリーっぽいニュアンスが少々あるが、酸味が強いわけではない。
非常に柔らかいタッチは、元々このウイスキーの持っているキャラクターなのだろうか。
バランス的にグレーンのほうが優勢な感じがする。
アルコール感は強いのに、飲み進めても滑らかさを失わない繊細な飲み心地と適度な深みある甘味。
アルコール分8%。原材料名:モルト、グレーン/炭酸。原料原産地名:国内製造(グレーンウイスキー、モルトウイスキー)。
販売者:株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリー 広島県廿日市市桜尾1-12-1。
製造所:三幸食品工業株式会社 広島県東広島市安芸津町三津4215-3。
缶に戸河内ウイスキーの説明が書かれている。
恐羅漢を仰ぐ深緑と清流に囲まれた戸河内。かつて鉄道用として使われていたトンネルから戸河内ウイスキーは始まりました。
四季を通じて冷涼な気温を保つうす暗い戸河内トンネルではゆっくりと流れる時間と共にウイスキーに琥珀の輝きと深いアロマを与えます。
最近はこうした缶入りハイボール製品が各社からリリースされており、選択肢が広がって嬉しい限りである。
昨日飲んだ 黄桜の製品は、入手価格が500円程度と、やや高額であったが、本品の入手価格は税込305円とリーズナブル。
缶デザインは非常に高級感にあふれており、値段以上に高そうな雰囲気を醸し出している。
コストパフォーマンスの優れた商品ではないかと思う。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45410PYSO#UK |
2024年4月28日[2]
No.10652: マツイビール 倉吉 / 松井酒造
まついびーる くらよし / まついしゅぞう
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まったく存在を知らなかったのだが、店頭で偶然発見して入手。
鳥取県倉吉市の松井酒造による「マツイビール 倉吉」。
同社は、「松井」「倉吉」「鳥取」等の銘柄のウイスキーを製造している会社であるが、
サイトを見る限り、ビールはこの1銘柄のみ製造しているようである。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡はほぼ白色で概ねきめ細かいが、
泡持ちはあまり良いとは言えない。恐らく、鮮度の問題と思われる。製造は昨年11月なので、既に半年ほど経過している。
香りを嗅ぐと、やはり少し劣化臭がある。淡麗なライトラガーが劣化した時に起こりがちな、
黒糖みたいな、ひねた紹興酒みたいな匂いがする。本来は清澄な香りだったであろうことが想像されるが、
それはもうほぼ残っていない。
味も香りに感じた黒糖っぽさが目立つ。本来、軽やかで爽やかな香味であっただろうが、
それだけに劣化が早い。苦味は穏やかで、コク深さや力強さは感じない。
ほんのり柔らかな甘味が口に残る。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ。
製造者:松井酒造合名会社 鳥取県倉吉市上古川656-1。
製造所:鳥取県倉吉市福庭町1丁目297-1。
麦芽・ホップ・水を原料に造り上げたこだわりのビールです。
みなさまに「うまい!!」「何杯でも飲みたくなる!!」と言って頂けるように麦芽・ホップ・水を厳選しました。
皆様の"うまい"の笑顔を見せて頂ければ幸いです。
ぜひ心ゆくまで、「マツイビール 倉吉」をお楽しみください。マツイビールはこれからも進化し続けることをお約束いたします。
自信を持って送り出されたであろう商品だけに(それはどのメーカーさんも一緒だろうが)、コンディションに難があったのは残念。
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ビール
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2024年4月29日[1]
No.10653: WATTA メロン&マンゴー <数量限定> / オリオン
わった めろん あんど まんごー <すうりょうげんてい> / おりおん
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オリオンチューハイ WATTAシリーズの限定「メロン&マンゴー」。
発売日は4月23日で、沖縄県を除く全国販売である。
グラスに注いだ液色は、やや濃いめのゴールド。細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
香りは、商品名を知って飲むからメロンとマンゴーの両方をすぐに感じ取れるが、
もし知らずに嗅いだら、マンゴーのスンと力強く入ってくるコクのありそうな甘い香りが強く、
ただ、それだけではない甘さの伸びのようなものも感じる。
メロンだと言われれば、確かに特有の青臭さはわかるものの、白ぶどうだと言われたら、そんな気がしなくもない。
味は香りの印象通りマンゴーのコクのある甘味が強いのだが、メロンのやさしく深い甘みもある。
酸味は穏やかで、軽い苦味がある。アルコール感は強くない。
最近缶チューハイでは主流のスッキリ感とは無縁で、あくまでもこってりした甘さが主体。
アルコール分4%。果汁0.5%。沖縄県産マンゴー果汁・北海道産メロン果汁使用。
原材料名:メロン果汁、マンゴー果汁、ウォッカ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、カラメル色素。
販売者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。
製造所:オエノンプロダクトサポート株式会社 兵庫県神戸市灘区新在家南町3-2-28。
「どさんこしまんちゅプロジェクト」について
「沖縄と北海道から日本を元気にしよう!」をスローガンに、端(沖縄)と端(北海道)で力を合わせて新たな価値創造に取組み、
沖縄・北海道の地域経済の発展を目指すプロジェクトです。
オリオン社の通常販売エリアを飛び出し、全国に向けた商品で、沖縄県産果実と北海道産果実を合わせるという、
独自発想による商品。マンゴーとメロンが不思議に馴染んでいる。
オリオンさんは、近年ビールだけでなくチューハイでも全国区を目指しているようなので、
どうせなら北海道麦酒醸造あたりと組んで、互いに果汁などを提供し合いつつ、
こういったプロジェクトを進めてくれると面白い。
ところで、今回私はこの商品をLAWSONで入手したのだが、その店以外(他のLAWSONも含め)ではまったく見ない。
販路限定のない全国発売品なので、もっと広く流通していてもおかしくないのだが、
スーパーなどではまったく見かけない。残念なことである。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45411LSEK#06 |
2024年4月29日[2]
No.10654: 龍馬 Bloom IPA / 日本ビール
りょうま ぶるーむ あい・ぴー・えー / にっぽんびーる
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日本ビールの「龍馬 Bloom IPA」。
グラスに注いだ液色は、透過性のある暗いブラウン。
泡は淡いブラウンあるいは濃いベージュで非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、フルーティで甘く、ジューシーで鮮烈。
いかにもIPAだなあという、力強い香り立ち。
味はまず凝縮感ある苦味がギュッと来るが、パンチ力はそれほどでもなく、ほわっとした優しさもある。
清々しいホップの香味が広がり、ジューシーな飲み心地。適度なボリューム感。
飲み込んだ後には、その爽やかな香味の余韻と共に、強めの苦味が舌の奥に残っている。
アルコール分4.5%。原材料名:麦芽(ドイツ製造又はイギリス製造又はその他製造)、ホップ、大麦。
製造者:日本ビール株式会社 東京都目黒区上目黒1丁目8番10号。
製造所:日本ビール醸造株式会社 静岡県沼津市蓼原町9番3号。
アルコール4.5%なので、SESSION I.P.A.というべきか。そのため、苦味のパンチが良い意味で弱く、
脱力系というか、押しつけがましくない苦さである。
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ビール
CODE:45411PYSO#UK |
2024年4月30日[1]
No.10655: 全農 大分県産 完熟かぼす&サンクイーンサワー / ジェイエイフーズおおいた
ぜんのう おおいたけんさん かんじゅくかぼす あんど さんくいーんさわー / じぇいえいふーずおおいた
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セブンイレブンで偶然遭遇して購入した「全農 大分県産 完熟かぼす&サンクイーンサワー」。
昨年もこの時季に出ていたものである。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある薄黄色。
気泡は多くなく、炭酸はあまり強くなさそうである。
香りは、青臭い感じの強い柑橘香で、苦味と酸味が強そう。
口に含んだ瞬間、やっぱり酸っぱいと感じ、さらに苦味も強いのだが、
バランスを取るためか、甘味も結構付けられている。
適度なジューシー感。飲み進めると、より酸っぱさが実感される。
アルコール感は弱い。
果汁10%。かぼす71%以上、サンクイーン28%以上(果汁に占める割合)。アルコール分4%。
原材料名:かぼす果汁(かぼす(大分県産))、サンクイーン果汁(セミノール(大分県産))、アルコール、糖類(国内製造)/
炭酸、酸味料。
販売者:株式会社ジェイエイフーズおおいた 大分県杵築市大字本庄1453番地の1。
製造所:株式会社ふくれん 福岡県朝倉市柿原223。
缶裏に、次の説明がある。
大分県産柑橘のハーモニー
まろやかな酸味の完熟かぼすとオレンジのような濃厚な甘みのサンクイーンが織りなす、
絶妙なハーモニーをサワーでお楽しみください!
昨年の製品 と中味はまったく同じではないかと思われる。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45412SET3#UK |
2024年4月30日[2]
No.10656: サッポロ黒ラベル 進撃の巨人デザイン缶(獣の巨人) / サッポロ
さっぽろくろらべる しんげきのきょじんでざいんかん / さっぽろ
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サッポロ黒ラベル「進撃の巨人」デザイン缶。
西日本エリア限定商品で、発売日は4月23日。
先日、レギュラー缶(350ml)を取り上げたのだが、
缶デザインが違うということで、こちらロング缶(500ml)を調達してきた。
中身は通常の黒ラベルなので、味のレビューは割愛する。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ。
この商品が発売された西日本エリアとは、
滋賀県・大阪府・京都府・和歌山県・奈良県・兵庫県・岡山県・広島県・島根県・鳥取県・山口県・愛媛県
・香川県・徳島県・高知県・福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・鹿児島県・宮崎県・沖縄県
の23府県である。
ニュースリリースでは、次のような説明がある。
本商品は、「進撃の巨人」の作者である諫山 創さんが大分県日田市のご出身であることをきっかけに、
同じく大分県日田市に製造工場をもつサッポロビールとのコラボレーションが実現し、発売に至りました。
2023年8月には当社の九州日田工場内で「進撃の巨人 in HITA ミュージアムANNEX」をオープンしています。
先日掲載済のレギュラー缶には「リヴァイ兵長」が、今日掲載したロング缶には「獣の巨人」が描かれている。
私はまったく知識(興味)がないので、わからないのだが。
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ビール
CODE:45412DAKO#07 |
2024年5月1日[1]
No.10657: 和製サングリア 白ワインと日向夏 <限定出荷> / サッポロ
わせいさんぐりあ しろわいんとひゅうがなつ <げんていしゅっか> / さっぽろ
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イオングループ店舗で以前から不定期で登場しているサッポロ「和製サングリア」シリーズ。
先週、新たな2種を発見した。
2種のうち、まずは「白ワインと日向夏」を飲んでみたい。
グラスに注いだ液色は、淡いゴールド。細かな気泡が少量グラスの中を立ち昇っている。
香りは、爽やかで酸味の強そうな柑橘香が主体。ワインの香りはほとんど感じない。
味も香りの印象通り、柑橘の酸っぱさに、やや苦味を伴うジューシーな味わい。
アルコール感は弱い。やはりほとんどワインを感じないため、チューハイのようである。
飲み込んだ後にも軽快な苦味と酸味が残り、非常に爽やか。
アルコール分3%。原材料名:濃縮還元果汁(ぶどう(外国産)、日向夏(宮崎県産))/炭酸、酸味料、香料、カラメル色素。
原料原産地名:国内製造(果糖ぶどう糖液糖)。
さっぱりした飲み口は、これからの季節にぴったり。強いチューハイが苦手な人も、これならば飲みやすい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45413DAKO#UK |
2024年5月1日[2]
No.10658: ROKKO BEER TIGERS PREMIUM KöLSCH / 六甲ビール醸造所
ろっこうびーる たいがーす・ぷれみあむけるしゅ / ろっこうびーるじょうぞうしょ
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神戸の 六甲ビール醸造所 による「TIGERS PREMIUM KOLSCH」。
兵庫県のブルワリーということで、地元の人気球団・阪神タイガースとのコラボ商品である。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのあるイエロー。かなり濃いめで、オレンジ色にも近い。
泡はほぼ白色できめ細かいが、注いだ当初は盛り上がっているものの、程なくして減衰。
香りは、甘酸っぱいフルーツ香が、麦芽の力強さの上に乗っている感じ。
ただ爽やかなだけのビールではない。
味は香りの印象通り甘酸っぱいのだが、苦味が非常に強く、良い引き締め役になっている。
飲み進めると、その苦味の存在感がどんどん増し、酸味を凌駕する。
味わいの厚み自体はそれほどでもないため、適度な爽やかさもある。
飲み込んだ後には甘酸っぱさをあまり残さず、強めの渋味と苦味が残っている。
アルコール分5.0%。
原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ、蜂蜜。
製造者:(有)アイエヌインターナショナル 神戸市北区有野町有野字森下164-1 六甲ビール第二工場
2024年の味は、エールビール特有の深みある風味とラガービール特有のクリアな後味が絶妙に融合し、
高級感あふれる味わいを実現しました。勝利を目指すタイガースにふさわしい、格別なプレミアムビールです。
のど越しを感じたい時、じっくり味わいたい時、シーンを問わずお楽しみいただけます。
確かに味わい深く高品質のビールだが、入手価格495円(税込)なので、そんなに気軽に毎日飲めるものではない。
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ビール
CODE:45413PYSO#UK |
2024年5月2日[1]
No.10659: 和製サングリア 赤ワインと佐藤錦 <限定出荷> / サッポロ
わせいさんぐりあ あかわいんとさとうにしき <げんていしゅっか> / さっぽろ
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イオングループ店舗で以前から不定期で登場しているサッポロ「和製サングリア」シリーズ。
先週、新たな2種を発見した。
2種あるうち、昨日既に 白ワインと日向夏 を掲載しているので、
今日はもう一方の「赤ワインと佐藤錦」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、透過性のある赤紫。
気泡は少なく、炭酸は弱そう。
香りは、ぶどうジュースっぽい、甘味の強そうなワインの香りであり、
チェリーの存在がかすかに感じられる程度。
一方、味はチェリー風味主体。甘味が強いが酸味もあり、さらにかすかな渋味も感じられるため、
全体としてバランスは良い。飲み込んだ後には、しっかり甘味が残る。
アルコール分3%。原材料名:濃縮還元果汁(ぶどう(外国産)、さくらんぼ(佐藤錦)(山形県産))/炭酸、酸味料、香料。
これまで何度か出ており、前回当サイトに掲載したのは 2022年5月。
昨年(2023年)は出ていなかったのか、私が気づかなかったのか、2年ぶりの掲載となった。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45414DAKO#UK |
2024年5月2日[2]
No.10660: 霧ヶ峰クラフトハイボール / 麗人酒造
きりがみねくらふとはいぼーる / れいじんしゅぞう
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長野県の麗人酒造による「霧ヶ峰クラフトハイボール」。
私は存在を知らなかったのだが、調べてみると昨年(2023年)12月の発売だったようである。
グラスに注いだ液色は、極めて淡いゴールド。非常に細かな気泡が多量グラスの中を立ち昇っている。
香りは、ウイスキーの甘く深い香りに、檜風呂みたいな木材のニュアンスが加わる。
缶に「焦がし杉樽仕上」と書かれているとおり、杉樽の香りがかなり主張している。
でも、焦げた感じはあまりない。
味は香りの印象通り、甘さとともに樽香がしっかりと広がる。
さらに、香りを嗅いだだけでは感じ取れなかった焦げ臭もしっかり感じられる。
一方、ウイスキー自体のパンチは弱く、むしろ繊細な味わい。
恐らくバランス的にモルトよりもグレーンウイスキーが優勢のようである。
適度な華やかさとスムーズな喉越し。アルコール感はしっかり。
飲み込んだ後には、杉樽由来の木材っぽい香りが余韻として残る。
アルコール分8%。原材料名:グレーンウイスキー(英国製造)、モルトウイスキー(英国製造、国内製造)/炭酸。
製造者:麗人酒造株式会社 長野県諏訪市諏訪2-9-21。
信州 霧ヶ峰
標高1,600mの高原から流れる伏流水で造り酒屋が醸造したモルトウイスキーを英国産スコッチウイスキーとブレンド。
焦がし杉樽で熟成させたクラフトハイボール。
200年以上の歴史を持つ造り酒屋だからこそできた味をお楽しみください。
また一つ素晴らしいハイボール缶に出会ってしまった。"焦がし杉樽仕上"という技巧も、
不自然さはまったくなく、非常に品の良い仕上がり。
入手価格はスーパーで税込382円。やや高いが、価格に見合った品質である。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45414AEIT#UK |