2025年5月10日[1]
No.11241: アサヒ・オリオン ザ・ドラフト ユニーオリジナルデザイン缶 / アサヒ(オリオン)
あさひ・おりおん ざ・どらふと ゆにーおりじなるでざいんかん / あさひ(おりおん)
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アサヒ・オリオン ザ・ドラフト の「ユニーオリジナルデザイン缶」。
私の生活圏内に同グループの店舗がないため、存在を知らなかったのだが、
当サイトのご協力者・森康哲さん から寄贈されたもの。
中身は通常のオリオン ザ・ドラフト なので、味のレビューは割愛する。
アルコール分5%。沖縄県産大麦使用 やんばるの水仕込み。
原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ、大麦、米、コーン、スターチ。
製造者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。製造所:沖縄県名護市東江2-2-1。
販売元:アサヒビール株式会社 東京都墨田区吾妻橋1-23-1。
缶には「ユニー限定」「ユニーオリジナルデザイン缶」の文字があり、「アピタ」「ピアゴ」などグループ店舗の名前も書かれている。
たくさん売り捌いてくれるからこその企画だろう。
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ビール
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2025年5月10日[2]
No.11242: みなさまのお墨付き スクリュードライバー / 西友(製造者:アシードブリュー)
みなさまのおすみつき すくりゅーどらいばー / せいゆう
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スーパー西友のP.B.みなさまのお墨付き の「スクリュードライバー」。
私の日常生活圏内に同店がないため、ふだんは入手する機会がないのだが、
昨年秋に、仕事先でたまたま西友があり、購入したものである。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある薄黄色。細かな気泡がグラスの中に少量見える。
香りは、フレッシュ感があり苦味の強そうなオレンジ香が、アルコール臭に溶けている。
弾けるような感じだが、かなりアルコール臭くもある。
味は酸味がかなり鋭いのだが、甘味もそれなりに付いている。キュンとした酸っぱさ。
フレッシュな果汁っぽさも感じる。アルコール感はほどほど。飲み込んだ後にも、シャープな酸味が残る。
アルコール分5%。オレンジ果汁5%。
原材料名:オレンジ果汁、ウオッカ、果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、/酸味料、炭酸、香料。
販売者:株式会社西友 〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-12-10。
製造場:アシードブリュー株式会社 宇都宮飲料工場 栃木県下野市下石橋561。
スクリュードライバーはウオッカベースカクテルの中でも人気が高く、缶入りR.T.D.としても、
見慣れたものと言える。ポピュラーすぎて、目新しさもないことから、
大手のナショナルブランド商品では、近年むしろあまり見かけないのだが、
こうしたスーパーなどの低価格P.B.定番品として向いているのではないかと思われる。
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チューハイ・カクテル等
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2025年5月11日[1]
No.11243: 全農 大分県産 完熟かぼす&サンクイーンサワー / ジェイエイフーズおおいた
ぜんのう おおいたけんさん かんじゅくかぼす あんど さんくいーんさわー / じぇいえいふーずおおいた
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セブンイレブンで入手した、全農「大分県産 完熟かぼす&サンクイーンサワー」。
昨年もこの時季に出ていたものである。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある薄黄色。
気泡は多くなく、炭酸は強くなさそう。
香りは、青臭くジューシーな柑橘香。苦味と酸味が強そうである。
味は香りの印象通り酸味と苦味が強いが、それに負けないくらいに甘味も付けられている。
適度にシャープではあるが、適度にジューシー。アルコール感は弱い。
飲み進めると、より一層酸味と苦味が実感される。
果汁10%。かぼす71%以上、サンクイーン28%以上(果汁に占める割合)。アルコール分4%。
原材料名:かぼす果汁(かぼす(大分県産))、サンクイーン果汁(セミノール(大分県産))、アルコール、糖類(国内製造)/
炭酸、酸味料。
販売者:株式会社ジェイエイフーズおおいた 大分県杵築市大字本庄1453番地の1。
製造所:株式会社ふくれん 福岡県朝倉市柿原223。
缶裏に、次の説明がある。
大分県産柑橘のハーモニー
全国出荷量の9割が大分県産という、県を代表する果実である「かぼす」。
通常夏に収穫される緑色のかぼすですが、木の上で完熟するまで夏の太陽に当て、秋から冬にかけて果皮が薄黄色になるまで熟成させたのが「完熟かぼす」です。
まろやかな酸味の完熟かぼすと濃厚な甘みのサンクイーンが織りなす、絶妙なハーモニーをサワーでお楽しみください!
当サイトでは、2023年、2024年 と続けて掲載しているが、
中身は変わっていないようである。継続して販売されるということは、毎年売上が良いのであろう。
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チューハイ・カクテル等
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2025年5月11日[2]
No.11244: CAINZ ストロング グレープフルーツチューハイ / カインズ
かいんず すとろんぐ ぐれーぷふるーつちゅーはい / かいんず
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ホームセンター CAINZ(カインズ)で売られているP.B.「ストロング グレープフルーツチューハイ」。
当サイトのご協力者・森康哲さん から寄贈されたものである。
グラスに注いだ液色は、濁りのある薄黄色。細かな気泡が少量グラスの中に見える程度。
香りは、クラシカルなグレフルチューハイのように、かなり甘い匂いが強い。そこにアルコール臭が加わる。
味は確かに甘いが、酸味もかなり効いているため、くどさはない。
さらに、苦味が引き締め役になっている。それらすべての要素が良いバランスを取っており、
飲み込んだ後にも軽い甘味、酸味、苦味が柔らかく口中に残る。
アルコール分9%。果汁3%。原材料名:ウオッカ(国内製造)、グレープフルーツ果汁/炭酸、
酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK)。
販売者:株式会社カインズ 埼玉県本庄市早稲田の杜1-2-1。製造所:三幸食品工業株式会社K 広島県東広島市安芸津町三津4215-3。。
以前に飲んだ ストロングレモン 同様、強いのに味わいバランスが良く、
それほどアルコールの強さも、味わいのくどさも感じない。優秀なP.B.製品である。
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チューハイ・カクテル等
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2025年5月12日[1]
No.11245: 白岳 KAORU ハイボール缶 / 日本酒類販売
はくたけ かおる はいぼーるかん / にほんしゅるいはんばい
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米焼酎・白岳 KAORU を用いた缶入りR.T.D.「白岳 KAORU ハイボール缶」。
発売を知らずに入手したのだが、調べてみると昨年(2024年)11月27日からセブンイレブンの首都圏店舗等で先行発売されたものらしいが、
現在では販路が拡大されている。
グラスに注いだ液色は、無色透明。非常に細かな気泡がごくわずか立ち上るのが見える。
香りは甘く爽やか。青りんごを思わせる香りである。
香りの印象に反し、味はまったく甘くない。すっきりクリアな口当たりだが、鼻から甘い香りが抜ける。
何口飲んでもすっきりした味わいは変わらないが、次第にアルコールを実感する。
飲み込んだ後には、フルーティな香りが残る。
アルコール分5%。糖質、プリン体ゼロ。
原材料名:米焼酎(米(国産)、米こうじ(国産米))/炭酸ガス。
販売者:日本酒類販売株式会社 東京都中央区新川1丁目25番4号。製造所:合同酒精株式会社 千葉県松戸市上本郷字仲原250番地。
原材料表記を見れば、焼酎を炭酸で割っただけの商品。だから、缶にも「焼酎乙類(発泡性)」の表記がある。
爽やかで非常に飲みやすく、ふだん焼酎を飲む習慣のない人にも親しみやすい味わいに仕上がっている。
米焼酎の魅力を実感できる製品だが、残念なことに、流通量はそんなに多くないようだ。
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チューハイ・カクテル等
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2025年5月12日[2]
No.11246: 金沢百万石BEER コシヒカリエール / わくわく手づくりファーム川北
かなざわひゃくまんごくびーる こしひかりえーる / わくわくてづくりふぁーむかわきた
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石川県の 金沢百万石ビール「コシヒカリエール」。
自分で購入したものではなく、当サイトのご協力者・森康哲さん から寄贈されたものである。
賞味期限が今月(2025年5月)であるため、ある程度劣化が進んでいるであろうことを前提に飲む。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある淡いオレンジ色。泡はほんのりベージュ色だが、かなり粗い。
やはり劣化が進んでいるためかもしれない。思い切り高い位置から落としてグラスに注ぐと、ようやく泡が盛り上がったが、
泡持ちは良くない。
米がフィーチャーされたビールなので、ただでさえ穀物っぽい香りがあるのだろうが、鮮度が落ちることにより、
余計に穀物香が強くなっている。但し、オレンジのような柑橘香も混じり、爽やかさもある。
味は香りの印象通り、少し劣化臭を感じるものの、基本的にはすっきり。柑橘のような軽妙な酸が前に出て、
苦味は穏やか。重たさはない。飲み込んだ後にもフルーティで繊細な余韻が残る。
アルコール分4.5%。白山伏流水使用。石川県産高ギャバ製法麦芽使用。原材料名:麦芽(国内製造)、米、ホップ。
製造者:(有)わくわく手づくりファーム川北 石川県能美郡川北町字橘新イ54番地1。製造所:石川県能美郡川北町字橘新ロ49-1。
石川県産のコシヒカリが生み出すクリーンな味わいと、自家製麦芽の芳醇な香りを調和させた、爽やかな地ビールです。
副原料に米を用いるのはジャパニーズビアの特徴であるが、コシヒカリという有名銘柄を用いているだけでも、話題性がある。
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ビール
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2025年5月13日[1]
No.11247: 男梅サワー 旨しそ梅 <限定> / サッポロ
おとこうめさわー うましそうめ <げんてい> / さっぽろ
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サッポロビールとノーベル製菓のコラボによる 男梅サワー の限定「旨しそ梅」。
発売日は、5月7日。昨年もこの時期に出ていたものである。
グラスに注いだ液色は、やや青みの強い紫色で、透過性がある。
非常に細かな気泡がグラスの中を立ち上っている。
香りは、引き締まったシソが強い。反面、梅干しの酸っぱそうな匂いは少し引っ込んでいる。
味は香りの印象通り、シソ味が強い。適度に丸みのある味わいで、酸はさほど鋭くない。
飲み進めると、シソ味がどんどん強く感じられるようになる。甘味はほどほど。
梅果汁3%。アルコール分5%。
原材料名:梅果汁、スピリッツ(国内製造)、梅干浸漬酒、糖類/炭酸、
酸味料、香料、果実色素、調味料(アミノ酸)、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)。
シソが強調された結果、このシリーズ特有のしょっぱさや酸っぱさが少し穏やかになっている。
これはこれで定番化してもいいくらいのキャラクターに仕上がっている。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45790LSEE#06 |
2025年5月13日[2]
No.11248: アサヒ生ビール 関西エリア限定デザイン缶 / アサヒ
あさひなまびーる かんさいえりあげんていでざいんかん / あさひ
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先日、5月8日に関西エリア限定で発売された、アサヒ生ビール・ワンサード を取り上げたが、
こちらは同時発売の「関西エリア限定デザイン缶」。
中身は通常の アサヒ生ビール(マルエフ)であるため、味については 既掲載記事を参照されたい。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造、国内製造)、ホップ、米、コーン、スターチ。
缶裏には、「関西のみなさん、おつかれ生です。」の文字があり、
次のような出張マルエフ横丁についての記述もある。
全国47都道府県を巡った"出張マルエフ横丁"。今年もまた関西のみなさんのまちに訪れ、ぬくもりを届けに行きます。
あなたのまちで、ふたたび、会えますように。
なお、ニュースリリースでは、
出張マルエフ横丁のスケジュールも掲載されている。
今回のエリア限定缶や、ワンサードの発売は、出張マルエフ横丁の日程に合わせたものである。
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ビール
CODE:45790DAKO#05 |
2025年5月14日[1]
No.11249: 本搾りチューハイ パイナップル <限定> / キリン
ほんしぼりちゅーはい ぱいなっぷる <げんてい> / きりん
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キリン本搾りチューハイの限定「パイナップル」。発売日は、5月13日。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある黄色。パイン果汁らしい色。気泡は少なく、炭酸は弱そう。
香りはパインのナチュラルな感じで、香料不使用のため、特にジューシーさとか甘さは強調されていない。
糖類や甘味料も無添加のため、引き締まった味が想像されるが、パイン果汁がふんだんに使われているため、
自然な甘さがある。酸味も適度に効いている。飲み進めると、若干の苦味も感じられる。アルコール感は穏やか。
飲み込んだ後にも、やや荒削りな甘酸っぱさが残る。
果汁33%。アルコール分4%。香料・酸味料・糖類 無添加。
原材料名:パインアップル(コスタリカ、フィリピン)、ぶどう、ウオッカ/炭酸。
本搾り 季節厳選シリーズ
初夏にぴったりのおいしさを実現するために、ゴールデンパインをはじめとしたパイナップル果汁や白ぶどう果汁など、
素材にこだわった期間限定の本搾りです。
果汁をウオッカで割っただけの本搾りチューハイは、甘味のほぼないシャープなものが主体ではあるのだが、
パインは果汁自体の甘味が強いので、かなりジューシーな味わいであり、本搾りシリーズとしては特異な製品になっている。
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チューハイ・カクテル等
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2025年5月14日[2]
No.11250: Mint Black Waltz / 太極舎・暁ブルワリー
みんと ぶらっく わるつ / たいきょくしゃ・あかつきぶるわりー
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サッポロビールがオンライン限定で展開している HOPPIN' GARAGE(ホッピンガレージ)における2024年商品の一つとして、
太極舎・暁ブルワリーの製造した「Mint Black Waltz」。
私が自分で購入したものではなく、当サイトのご協力者
・森康哲さんから寄贈されたものである。
グラスに注いだ液色は、濁りのある濃いブラウン。泡は深いベージュ〜ブラウン程度。
鮮度が落ちているせいなのか、泡は当初あまり盛り上がらなかったが、かなり高いところから落としてようやく盛り上った。
香りは、ミントのスーッとした感じが強く、その奥に若干スモーキーな香りが覗いている程度。
口当たりは、当初軽快ながら、次第にしっかりした苦味が感じられるようになる。
香りに感じたミントの爽やかさはあるが、今度はバランス的に苦味やロースティな感じが強い。
重厚感はあまりなく、軽妙な酸味が感じられる。飲み込んだ後には、舌先に収斂性のある苦味が残っているのがわかる。
ミント風味は強くは残らない。
アルコール分4.5%。原材料名:有機麦芽(ドイツ製造)、ホップ、有機ペパーミント、ブラックミント。
製造者:(株)太極舎 東京都渋谷区富ヶ谷1-42-3。
製造所:暁ブルワリー八幡平ファクトリー 岩手県八幡平市松尾寄木1-474-6。
缶に"Organic Mint Porter"と書かれているが、ポーターとしては重みがあまりない。
アルコール4.5%設定であることも、その理由の一つかもしれない。ミントの主張も強すぎず、飲みやすいバランスの良さがある。
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ビール
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2025年5月15日
No.11251: PREMIUM ジンソーダ 杜の香 / キリン
ぷれみあむ じんそーだ もりのか / きりん
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キリン「PREMIUM ジンソーダ 杜の香」が新しくなっている。
2月製造品からのリニューアルなので、もうだいぶ経ってしまったが、ようやく取り上げることとする。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡が多量グラスの中を立ち上っている。
香りは、スッとジンらしいジュニパーベリーの香りが鼻に入ってくる。
この特徴は変わっていない。
一口目からほぼ甘くない味わいも従来品から変わっていない、と言いたいところだが、
かなり酸っぱさが際立っている。従来品 はここまで酸が強くなかったように思う。
レモンとライムの爽やかさが強調され、少しチューハイ寄りの味に変わったように感じる。
飲み込んだ後にも、シャープな柑橘的酸味が口に残る。
アルコール分7%。無果汁%。
原材料名:ジン(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
ニュースリリースでは、リニューアル内容について、短く次のように説明する。
今回のリニューアルでは、ご好評いただいているジンらしいスッキリとした清涼感が感じられる味わいをさらに強化しました。
これでは何もわからないが、スッキリとした清涼感というところがポイントで、
私が感じたように、柑橘的酸味の強調により、それを実現しているのかもしれない。
ジンベースR.T.D.が広まってきたとはいえ、純粋なジュニパーベリーの風味は万人受けするとは言えないので、
大衆化戦略としてチューハイに寄せるという方法を採ったのではないだろうか。
現段階での私の感覚としては、ジンベース商品が見慣れたものになったとはいえ、
複数社の製品が生き残るのは難しいのではないかと感じる。
先駆者の サントリー 翠ジンソーダ は別格として、まるでジンとは思えないほど大衆化した アサヒ ジノン の立ち位置も絶妙であるため、
正攻法で進出してきたこの キリン 杜の香 は苦戦を強いられるのではないか。
結局、本格参入していないサッポロ社が勝ち組になるという、皮肉な結果にならなければいいのだけれど。
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チューハイ・カクテル等
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2025年5月16日
No.11252: ISEKADO 1.5%IPA / 伊勢角屋麦酒(二軒茶屋餅角屋本店)
いせかど 1.5ぱーせんと あい・ぴー・えー / いせかどやびーる(にけんぢゃやもちかどやほんてん)
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伊勢角屋麦酒(ISEKADO)の「1.5%IPA」。
その名の通り、アルコール1.5%の低アルコールビール。
発売を知らずに偶然遭遇したのだが、同社サイトでは昨年(2024年)12月7日付で紹介されており、
イオン限定商品とのことである。
グラスに注いだ液色は、深い濁りのある薄黄色で、少し黒っぽくくすんでいる。
かなり特殊な色で、パインジュースみたいにも見える。
泡は純白で粗いのだが、注いでいるとそれなりに盛り上がる。
酵母が残存しているためであろうか、必要以上に濁りが強い感じがする。
本当にちゃんとしたビールなのだろうか? 疑いながら香りを嗅ぐと、
しっかり華やかなホップ香が立っている。柑橘の皮のような苦そうな香り。マスカットのような甘さ。芝生のような青臭さ。
IPAという名前に偽りはない感じ。
味はかなり苦味が強く、やはりIPAだと感じる。しかし、コクや分厚さは圧倒的に不足している。
その不足を、必要以上に強い苦味で代替しようとしているかのよう。
飲み込んだ後にも、極めて強い苦味が舌の奥に居座っている。
アルコール分1.5%。原材料名:大麦麦芽(アメリカ製造)、オーツ麦麦芽、オーツ、ホップ、糖類。
製造者:有限会社二軒茶屋餅角屋本店 三重県伊勢市神久6-8-25。製造所:伊勢角屋麦酒 下野工場 三重県伊勢市下野町564-17。
1.5%IPAは、軽やかさと豊かな味わいを両立した低アルコールビールです。オーツ麦を使ったクリーミーな口当たりと、
T90ペレットホップ、熟成ホップ、クライオホップが織り成す複雑なホップアロマが特徴。
軽いのに満足感のあるリッチな一杯です。
コクがないのは仕方ない。そこを何とかしようとした努力の跡もしっかりと見える。
複数のホップを用いた、これでもかという強い香り立ちと強烈な苦味。決して手を抜いていない造りであることがわかる。
しかし、1.5%設定のビールにどれほどの需要があるのだろうか。最近は低アルコール流行りでもあるし、
選択肢が多いのは歓迎すべきことだけれども、3%くらいの設定でも良かったような気がする。
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ビール
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2025年5月17日
No.11253: HOPPIN' GARAGE ホッピンラガー / サッポロ
ほっぴん・がれーじ ほっぴんらがー / さっぽろ
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サッポロが基本的にネット限定で展開している HOPPIN' GARAGE の「ホッピンラガー」。
以前は ホッピンおじさんのビール の名で出されていたもののリニューアル品のようで、
スタイルはインディアペールラガー(IPL)。
当サイトのご協力者 森康哲さん
から寄贈頂いたものである。
グラスに注いだ液色は、ごく淡い黄金色。
泡は白色できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも概ね良い。
香りは、コリアンダーが強く、華やかでフルーティであるとともに、ハーブの印象も強い。
口当たりは最初ソフトで、概ねクリア。しっかりめの酸味がアクセントになっており、
苦いグレープフルーツジュースみたいな味わいである。それでも、ビールとしてのコクが強いため、
飲みごたえはしっかり。飲み込んだ後にも、苦味が酸味を伴って口中に残る。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、コリアンダーシード。
香りは華やか。導入部は軽快だが、後にしっかり苦味の重たさもくる。
不思議な複雑さを持ったラガーである。
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ビール
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2025年5月18日
No.11254: HOPPIN' GARAGE ホッピンIPA / サッポロ
ほっぴん・がれーじ ほっぴんあい・ぴー・えー / さっぽろ
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昨日、サッポロ HOPPIN' GRAGE ホッピンラガーを取り上げたが、
今日は「ホッピンIPA」を飲みたい。
当サイトのご協力者 森康哲さん
から寄贈頂いたものである。
グラスに注いだ液色は、ごく淡い黄金色。
泡は白色できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、清々しくも甘くジューシーなホップ香が強く、いかにもIPA。
味は香りの印象のまま清々しくフルーティな風味が広がるが、苦味ももちろん強い。
但し、どちらかと言えば軽やかさが勝っており、苦味にそれほど重たさがない。
飲み込んだ後にも、ハーブっぽい爽やかな香味が余韻として続く。
アルコール分5.5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
IPAとしては軽やかで明るいキャラクターなので、飲み飽きない。IPAを飲んだことがないという人にも勧められる。
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ビール
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2025年5月19日
No.11255: 昔懐かしい いちごクリームソーダサワー / 合同酒精
むかしなつかしい いちごくりーむそーださわー / ごうどうしゅせい
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合同酒精・昔懐かしいシリーズの「いちごクリームソーダサワー」。
今年2月7日から東海・九州エリアのセブンイレブンで先行発売されたものだが、
その後、他へも拡大したようで、私は近所のスーパーで入手した。いつから全国発売されたのかは、
調べてみても情報が得られなかった。
グラスに注いだ液色は、透過性のある濃いピンク色。細かな気泡が少量グラスの中に見える。
香りは、かき氷のいちごシロップのようで、非常に甘そう。果汁感などはない。
味は香りの印象通り人工的なべったりとした甘さだが、くどくなりすぎないように調整された跡が見える。
いちごシロップにバニラアイスが溶け込んだような風味がうまく再現されているとともに、
濃さを抑えて飲みやすくしている。飲み込んだ後には、甘さとともに軽い苦味も残る。
無果汁。アルコール分3%。
原材料名:ウォッカ(国内製造)、果糖ぶどう糖液糖/炭酸ガス、香料、酸味料、甘味料(スクラロース)、赤色40号。
缶裏に、次の説明文がある。
<純喫茶風>とは
"純喫茶"とはお酒を出さない喫茶店のこと。そんな純喫茶で人気の「いちごクリームソーダ」を、なんと!お酒で再現しちゃいました!
いちごの甘酸っぱさとクリームのまろやかな味わいをお楽しみください。
近年のレトロな純喫茶ブームに合わせたような商品だから、本品のみならず、昔懐かしいシリーズ全般に、
特に若者受けするR.T.D.ではあると思う。その点、コンビニをターゲットとするのは間違いではないだろう。
もっと売れていい商品だ。
なお、同シリーズに 昔懐かしい いちごかき氷サワー という製品があるが、
こちらのほうが甘さ控えめであるように感じた。
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チューハイ・カクテル等
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2025年5月20日
No.11256: ちょっと幸せ レモンサワー / 田村商店
ちょっとしあわせ れもんさわー / たむらしょうてん
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田村商店 から発売されている「ちょっと幸せ」シリーズ。
以前に同シリーズの グレフルサワー を取り上げているが、今日は「レモンサワー」。
当サイトのご協力者・森康哲さん から寄贈されたものである。
グラスに注いだ液色は、無色透明。非常に細かな気泡が、少量グラスの中を立ち上っている。
香りは、シャープなレモン香が、薬品のようなアルコール臭に溶けている。
この香りだけで、かなりクラシカルなタイプのチューハイだとわかる。
味は酸がそれなりに鋭いものの、甘味料の甘味もしっかりついている。
だから比較的飲みやすいソフトなタッチになっている。アルコール感はしっかりめ。炭酸は穏やか。
飲み進めると、甘味と苦味が口に残る感じがする。
果汁1%。アルコール分5%。原材料名:ウォッカ(国内製造)、レモン果汁/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
販売者:株式会社田村商店 熊本県人吉市西間上町812-3。製造所:株式会社チェリオ中部 愛知県小牧市大字河内屋新田字下岩倉杁510-1。
グレフル のほうもそうだったが、レモンも非常に懐かしいタイプで、最近のトレンドとはほど遠い缶チューハイだ。
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チューハイ・カクテル等
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2025年5月21日
No.11257: SAKURAO GIN ORIGINAL GIN & TONIC / サクラオB&D
さくらおじん おりじなる じんとにっく / さくらお
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5月20日にローソンで先行発売となった「サクラオジンオリジナルジントニック」。
広島のサクラオB&Dがつくる SAKURAO GIN ORIGINAL(サクラオジンオリジナル)を用いたジントニック缶である。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡が多量グラスの中を立ち上っている。
香りは、ピュアで清々しいジュニパーベリー。これぞジンという真っ直ぐな香り。
味もピュアなジンだが、かなり甘みがあって、トニックの存在感が強い。
アルコール感はしっかり。飲み込んだ後には、甘酸っぱさと若干の苦味が口に残る。
アルコール分6%。原材料名:ジン(国内製造)、糖類/酸味料、炭酸、香料。
販売者:株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリー 広島県廿日市市桜尾1-12-1。
製造所:三幸食品工業株式会社 広島県東広島市安芸津町三津4215-3。
最近は、ちょっとしたジンブームというのもあって、缶入りR.T.D.でも甘くないタイプのジンソーダが増えているから、
このように甘いと、やや違和感もあるのだが、本品はジンソーダではなく、あくまでもジントニック。
甘苦く、しっかりとアルコール感があり、かなり本格的である。
缶に "Made with 9 fresh botanicals from Hiroshima" と書かれてあり、ベースのジンは、
9種のボタニカル(植物由来原料)(*)からつくられたものだとわかる。広島なので、当然柑橘が用いられており、
その爽やかな酸味が活かされているものと思われる。苦味は、もしかするとレモンの皮なのかも?などと想像しながら飲むと、面白い。
* 同社サイトにその答えがあり、レモン、ネーブル、夏みかん、川根柚子、橙、ヒノキ、緑茶、赤紫蘇、高原生姜の9種である。
もちろん、これ以外に当然ながらジュニパーベリーも使われているし、コリアンダーシードも使われているとのこと。
なお、本品の今後の販売予定として5月22日から中四国のセブンイレブン、5月29日から都内のセブンイレブン、
6月2日から全国の量販店にて発売すると発表されている。
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チューハイ・カクテル等
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2025年5月22日
No.11258: WATTA サンティーサワー <数量限定> / オリオン
わった さんてぃーさわー <すうりょうげんてい> / おりおん
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オリオン WATTA「サンティーサワー」。発売日は、4月22日。
一昨年(2023年)に発売されたものの再登場である。
グラスに注いだ液色は、透過性のある濃いめのゴールド。あるいは淡いブラウン。
気泡は少なく、炭酸は弱そう。
香りは、柔らかなレモン香と、その奥で密かに支える紅茶香。非常に奥ゆかしい。
味は甘味よりも酸味が前に出ている。レモン風味の後ろに、コクの弱い紅茶。
アルコール感は弱い。甘ったるさはなく、非常に飲みやすい。
飲み込んだ後にもほとんど甘味を残さず、紅茶の渋味も極めて弱い。
アルコール分5%。無果汁。原材料名:ウォッカ、レモンエキス、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、カラメル色素、ビタミンC。
沖縄のまちゃーぐゎー(小さな商店)で大人気
懐かしの駄菓子「レモンティー」をチューハイで再現!
あなたは「サンティー」派?「サンチュー」派?
呼び名はいろいろ。この美味しさはWATTAだけ!!
ニュースリリースによると、この商品のモデルとなった通称サンティー(正式商品名は「レモンティー」)は、今年で生産終了となるとのことで、
オリオンとのコラボも今年が最後になる。つまり、もう飲みたくても飲めない製品ということで、入手できてよかった。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45799OKTKKO#30 |
2025年5月23日
No.11259: ハブ監修 モスコミュール / 徳岡
はぶかんしゅう もすこみゅーる / とくおか
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英国風パブ HUB を展開する(株)ハブ が監修した「モスコミュール」が、セブンイレブン(首都圏・近畿圏)
限定で販売されている。発売日は5月20日。
グラスに注いだ液色は、無色透明。当初は大粒の気泡が踊り、その後は多量の細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
香りは、ジンジャーのパンチが強めに来るものの、かなり甘味が強そう。
口当たりはピリッとシャープで、かなり酸味が立っている。だから、香りの印象よりはだいぶ引き締まっている。
アルコール感は強くない。飲み進めると、どんどん酸味が実感されるとともに、
辛口ジンジャーエールのような生姜っぽい風味もはっきり感じられる。
アルコール分5%。果汁5%。
原材料名:ライム果汁、生姜汁、ウォッカ、果糖ぶどう糖液糖(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
販売者:株式会社徳岡 大阪府大阪市中央区南船場3丁目5番25号。
製造所:アシードブリュー株式会社宇都宮飲料工場 栃木県下野市下石橋561。
このようなカクテルを模したR.T.D.は、昔はよくあったものだが、最近では少なくなった。
本格的な味に近づけるためにはアルコールの度数設定的に無理があるし、甘味の設定も難しい。
だから、ナチュラルな味が好まれる現在にあっては、自ずと主流派ではなくなったと思われる。
本品も、アルコール5%ということで、飲みごたえは今ひとつだが、カクテルっぽい雰囲気は出ている。
昨年、ジントニック が出た時には、南アルプスワインアンドビバレッジ からの発売であったが、
今回の販売者は 徳岡(大阪市)となっている。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45800SET3#03 |
2024年5月24日
No.11260: 焼酎ハイボール 山口産 夏みかん割り <限定生産> / 宝酒造
しょうちゅうはいぼーる やまぐちさん なつみかんわり <げんていせいさん> / たからしゅぞう
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タカラ焼酎ハイボールの限定「山口産 夏みかん割り」。
発売日は、5月20日。昨年もこの時季に出ていたものである。
グラスに注いだ液色は、ごく淡いレモン色で、微かに濁りが見られる。
多量の気泡がグラスの中を勢いよく立ち昇っている。
香りは、ややジューシー感のあるシャープな柑橘香で、夏みかんだと言われればそんな気もする程度。
苦みが強そう。アルコール臭はもちろん強い。
味は香りの印象通り、苦味が立ってシャープ。ほんのりと甘みがある。一方、酸味はそれほど強くないが、
焼酎ハイボールらしく、非常に引き締まった味わい。キレは抜群。アルコール感はしっかり。
飲み込んだ後には、甘酸っぱい余韻が残る。
アルコール分7%。果汁0.5%。プリン体ゼロ。糖質ゼロ。甘味料ゼロ。
原材料名:焼酎(国内製造)、夏みかん果汁、レモン果汁、糖類/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素。
タカラ「焼酎ハイボール」は東京下町の大衆酒場で生まれた元祖酎ハイの味わいを追究したキレ味爽快な辛口チューハイです。
「夏みかん」は、山口県が原産といわれる果実で、春から初夏にかけて旬を迎えます。
夏みかんの爽やかな香りと酸味を、この時期だけの限定生産でお楽しみください。
昨年の製品 と、味の違いは感じなかった。
様々な柑橘を使った爽やかな限定品が次々投入されることは、焼酎ハイボールシリーズのファンにとって、
大きな楽しみとなっているのではないだろうか。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45801LSHKTS#04 |