2017年9月17日[1]
No.6281: オリオントロピカルコレクション パイナップルのビアカクテル <数量限定> / オリオン
おりおんとろぴかるこれくしょん ぱいなっぷるのびあかくてる <すうりょうげんてい> / おりおん
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オリオンビールとアサヒビールの共同開発によって誕生した、オリオントロピカルコレクション「パイナップルのビアカクテル」。
発売日は7月25日だったが、やっと掲載に漕ぎつけた。
実は、アサヒビールが全国向けに販売している アサヒオリオン パイナップルのビアカクテル は、
既に紹介済。中身は同じものだが、こちらは本家オリオンが沖縄県及び奄美群島地区で販売している商品。
缶デザインが違うので、当サイトとしては押さえておく義務がある。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、フレッシュで甘酸っぱいパイナップルの香りが満載。
しかし、グラスに鼻を近づけると、ビールのモルト感もちゃんと感じられる。
味は香りの印象どおり甘酸っぱくジューシーだが、ビールっぽい苦味がキッチリある。
このバランスはなかなかである。飲み込んだ後には、パインのキュートな酸味とビールの苦味が残る。
オリオンビール+アサヒビール共同開発。アルコール分5.5%。果汁0.1%。麦芽使用率25%未満。
原材料:麦芽、ホップ、米、コーン、スターチ、糖類、パイナップル果汁、大豆食物繊維、
酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK)。
パイナップル果汁を用いるという、実に沖縄らしい製品。ビールに混ぜ物というと、
多くの日本人には少々違和感があるのかもしれないが、ビアカクテルというのは、1つの立派なジャンルである。
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発泡酒
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2017年9月17日[2]
No.6282: もぎたて まるごと搾りレモン / アサヒ
もぎたて まるごとしぼりれもん / あさひ
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アサヒのチューハイシリーズ もぎたて がリニューアルされて半年経つのに、
まだ取り上げていなかった。発売日は、4月4日であった。
定番4種あるうち、まずは レモン を飲みたい。従来品は 新鮮レモン という商品名だったが、
「まるごと搾りレモン」に変わった。
グラスに注いだ液色は、しっかりと白濁。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、非常に揮発成分の多そうな、シャープでフレッシュなレモン香。
味は香りの印象どおり、非常に酸味が鋭いのだが、同時にアルコールのホットな甘さもあって、
両者がとても強く、いわばケンカし合っている感じ。有無を言わさぬストロングさだ。
飲み込んだ後にも強い苦味、酸味、甘味が残る。
アルコール分9%。果汁3%(有機農産物5%使用)。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。着色料ゼロ。
原材料:ウオッカ、レモン果汁、オリーブ果実エキス、マルトデキストリン、酸味料、香料、
ビタミンC、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
今回のリニューアルにつき、ニュースリリースでは、次のように説明されている。
今回のクオリティアップでは、収穫後24時間以内搾汁果汁の使用はそのままに、
各フレーバーに合わせて果汁や香味のバランスを見直すことにより、自然な果実の味わいを強化しています。
また、現行よりもガス圧を高めることで、よりすっきりとした後味を実現し、飲み飽きない味わいに仕上げました。
独自技術である「アサヒフレッシュキープ製法」を進化させた、より低い温度帯での「超低温殺菌」を実現した
「新<もぎたて>キープ製法」を採用することで、果実由来の新鮮な味わいを高めました。
従来品 から既にフレッシュ感あふれる味わいだったので、
正直なところ味がそんなに大きく変わったとは気づかなかった。
ガス圧を高めたという点についても、注いでいる時にそんなに大きな気泡が踊るわけでもないので、
言われるまで気づかない程度だ。
まあ、既に完成度の高い製品なので、あまりドラスティックに変えないのは正解である。
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チューハイ・カクテル等
CODE:42995DAEE#166 |
2017年9月18日[1]
No.6283: はたちからの みっくちゅじゅーちゅ マスカットさわー / サンガリア
はたちからの みっくちゅじゅーちゅ ますかっとさわー / さんがりあ
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サンガリアから出ている みっくちゅじゅーちゅさわー の派生商品「みっくちゅじゅーちゅマスカットさわー」。
同社サイトで9月4日付で新製品として紹介されているものである。
グラスに注いだ液色は、濁りのあるパステルグリーン。注いでいる時から泡が立ち、しばらく残存。
この見た目は、クリームソーダのよう。つまり、メロン味が想像されるわけで、マスカットとは思われない。
しかし、香りを嗅ぐと、確かにぶどうだ。
たっぷりと甘いマスカット香が感じられるが、もちろんそれだけではない。
みっくちゅじゅーちゅサワーだから、様々な果汁が入っているのだが、それが何なのかすぐにはわからない。
味は甘さが極めて強く、ジューシーというよりは、とろっとしてただ甘い。
バランス的にはマスカットが強すぎて、みっくちゅじゅーちゅの持ち味があまり活かされていない。
飲み込んだ後にも、白ぶどうの甘さばかりが強調されたような、だらっとしたくどさが残る。
アルコール分3%。果汁1%。原材料名:果汁(マスカット、オレンジ、りんご、パインアップル、もも、バナナ)、
ウォッカ、乳製品、糖類/炭酸、香料、酸味料、安定剤(大豆多糖類)、ベニバナ色素。
みっくちゅじゅーちゅさわー の派生商品としては、
いちごさわー、まんごーさわー、
はちみつりんごさわー、メロンさわー
に次ぐ5種めである。
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チューハイ・カクテル等
CODE:42996DAEE#14 |
2017年9月18日[2]
No.6284: もぎたて まるごと搾りグレープフルーツ / アサヒ
もぎたて まるごとしぼりぐれーぷふるーつ / あさひ
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アサヒのチューハイシリーズ もぎたて が新しくなっている。
4月4日の発売である。
定番4種のうち、既に レモン を掲載したが、
今日は「まるごと搾りグレープフルーツ」を飲みたい。
従来品は 新鮮グレープフルーツ という商品名だった。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。
香りは、ころっと甘そうなグレフル香。一般的なグレフルチューハイと変わらない。
味は香りの印象どおり甘味が非常に強い。アルコール感が豊かで、飲み込んだ後にも強い甘味と苦味が残る。
アルコール分9%。果汁2%(有機農産物4%使用)。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。着色料ゼロ。
原材料:ウオッカ、グレープフルーツ果汁、ブドウ種子エキス、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
ニュースリリースによると、今回のクオリティアップ(リニューアルをアサヒではこう呼ぶことが多い)のポイントとして、
次のように説明されている。
ホワイトグレープフルーツ果汁に、新たにトロピカルな香りのピンクグレープフルーツ果汁を加えることで、
しっかりとした香りとすっきりとした味わいを両立させました。
濃厚なので、お世辞にも「すっきりとした味わい」とは言えないが、口に残るくどさがあるわけではない。
ストロングなのに、後キレはまあ良いほうだと言うのが適切だろう。
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チューハイ・カクテル等
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2017年9月19日[1]
No.6285: のどごし ZERO / キリン
のどごし ぜろ / きりん
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キリンから新ジャンル のどごし生 の派生商品である「のどごしZERO」が登場。
発売日は、本日9月19日。糖質ゼロ、プリン体ゼロ、人工甘味料ゼロの製品である。
グラスに注いだ液色は、新ジャンルにしてはわりとしっかりめの黄金色。
泡は意外にもきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも悪くない。まずその見た目に少し驚かされる。
香りを嗅ぐと、ノンアルコールビールのようなスカスカとした感じは否めず、
甘くない飴のような、酸化したビールみたいな匂いがやや感じられる。しかし一方で、
本家のどごし生の短所である接着剤のような臭みはあまりない。
味はかなりクリア。少しリキュールっぽいというか、安い焼酎みたいな甘みがあるのだが、
それがある種の飲みごたえを与え、さらに脇を締めるように苦味も適度にある。
なかなかうまく調整されている。
クセのある甘みは口中に長くは残留しないので、後キレも悪くない。
アルコール分4%。糖質ゼロ。プリン体ゼロ。人工甘味料ゼロ。
原材料:発泡酒(麦芽エキス・ホップ・糖類・食物繊維・大豆たんぱく・赤ワインエキス・香料・乳化剤)・大麦スピリッツ。
原材料を見ると、本家のどごし生(麦芽をまったく用いない新ジャンル)とは明らかに違う。
最近は、のどごしの名を冠したこのような派生商品で、麦芽を用いた製品を毎度投入している。
キリンさん自身が、本家のどごし生の嫌われる理由に気づいているのだろうか。
いずれにせよ、今回のこのZEROは、見所のある内容に仕上がっている。
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新ジャンル
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2017年9月19日[2]
No.6286: もぎたて まるごと搾りオレンジライム / アサヒ
もぎたて まるごとしぼりおれんじらいむ / あさひ
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新しくなったアサヒのチューハイ もぎたて を先日から紹介している。
4月4日のリニューアル発売で、もう半年経ってしまっている。
定番4種のうち、既に レモン と グレープフルーツ を掲載済。
今日は「まるごと搾りオレンジライム」を飲みたい。
従来品は 新鮮オレンジライム という商品名だった。
グラスに注いだ液色は、濁りのある淡い黄色。
気泡は少なく、炭酸は弱そう。
香りは、オレンジの丸い柑橘香が穏やかに感じられ、適度にジューシー。
そこにほんのりアルコール臭が乗っている。ライム香はほとんど感じない。
味はまずオレンジの皮のような苦味とともに、ガツンとアルコール感があり、
ほんのりと甘い。いや、この甘さは口に残るので、飲み進めるとどんどん甘く感じてくる。
ライムの存在感はほとんどない。
アルコール分9%。果汁2%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。着色料ゼロ。
原材料:ウオッカ、オレンジ果汁、ライム果汁、オリーブ果実エキス、マルトデキストリン、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
このシリーズは度数9%と強烈なので、柑橘の酸味をかなり効かせても、
アルコールのこってり感が勝ってしまう。いや、甘味料をもっと減らせばシャープになるのだろうか。
このこってり感は、狙ったものなのだろうか。
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チューハイ・カクテル等
CODE:42997DAEE#168 |
2017年9月20日[1]
No.6287: 氷結 ロゼスパークリング <期間限定> / キリン
ひょうけつ ろぜすぱーくりんぐ <きかんげんてい> / きりん
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キリン氷結シリーズの期間限定品が2種出た。発売日は、9月19日。
それらのうち、今日は「ロゼスパークリング」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、極めて淡いサーモンピンク。気泡は細かく、
グラスの中を断続的に昇る様は、スパークリングワインのように美しい。
香りもロゼワインのように甘酸っぱい。氷結らしく、華やかだ。
味は香りの印象どおり甘味が強い。少しブルーベリーみたいなコクも感じられる。
適度なスッキリ感はあるが、飲み込んだ後には、甘さが残る。
アルコール分5%。果汁1.3%。
原材料:ブドウ果汁・ウォッカ・糖類・酸味料・香料。
イタリア産赤ブドウの氷結ストレート果汁を主に使用した、ふくよかな香りとフルーティな味わいの、
ちょっと贅沢な大人の氷結スパークリング。
昨年11月に、イタリアンロゼスパークリング という商品が出ていたが、
原材料名や果汁含有率、アルコール度数などがすべて同じ。でも、当時の私自身のレビューコメントと比べてみると、
味は若干違う感想。今年のほうが若干柔らかく、ベリー感が少し弱まった感じもする。真相はわからないが。
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チューハイ・カクテル等
CODE:42998DAEE#01 |
2017年9月20日[2]
No.6288: もぎたて まるごと搾りぶどう / アサヒ
もぎたて まるごとしぼりぶどう / あさひ
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新しくなったアサヒのチューハイ もぎたて を先日から紹介している。
4月4日のリニューアル発売で、もう半年経ってしまっている。
定番4種のうち、既に レモン、グレープフルーツ、
オレンジライム の3種を掲載済。
今日は定番最後として、「まるごと搾りぶどう」を飲みたい。
従来品は 新鮮ぶどう という商品名だった。
グラスに注いだ液色は、透明感のある淡いピンク色。
香りは、しっかり甘そうなぶどう香。
味は香りの印象どおり甘味が強いのだが、酸味も効いている。だから、そんなにこってりした感じではない。
度数が強いため。アルコール感はもちろん強い。
飲み込んだ後には、強い甘味とぶどうらしい渋味が残る。
アルコール分9%。果汁2%。有機農産物3%使用。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。着色料ゼロ。
原材料:ウオッカ、ぶどう果汁、ブドウ種子エキス、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)。
ニュースリリースでは、今回のクオリティアップのポイントを次のように説明している。
白ぶどう果汁と赤ぶどうの香味バランス見直し、白ぶどうの爽やかな香りを強めることで、
しっかりとしたぶどうの香りとすっきりとした味わいに仕上げました。
確かにこってり系のぶどうチューハイとは違い、味は濃くないのだが、
度数が強く、甘みの設定も強いので、すっきりはしていない。
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チューハイ・カクテル等
CODE:42998DAEE#169 |
2017年9月21日[1]
No.6289: −196℃ ストロングゼロ ビターシトラス <限定> / サントリー
まいなす196ど すとろんぐぜろ びたーしとらす / さんとりー
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サントリー -196℃ ストロングゼロシリーズの期間限定「ビターシトラス」。
発売日は、9月19日。
昨年は11月29日発売だったのだが、今年は2か月ほど早い登場となった。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色に近いが、ほんのりと白濁。
香りは、グリーンな感じでシャープな柑橘香。適度なジューシー感もある。
口に入れた瞬間、「酸っぱい、苦い」と思う。
甘さはつけられてはいるが、非常に弱い。
使われている柚子やすだちの皮のような青臭さが際立っている。
甘くないからアルコールが弱いような錯覚を受けるが、飲み進めると、かなり強いことが実感されてくる。
アルコール分9%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。すだち果汁0.1%。柚子ピール浸漬酒使用。
原材料:すだち、柚子ピール、ウオツカ、スピリッツ、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK)、
酸化防止剤(ビタミンC)。
柚子果皮のほろ苦さと、すだちのキリッとした酸味が食事によく合う、甘くないビターなシトラステイスト!
原材料名等を見る限り、中身は昨年と変わっていないようである。
でもこんなにジューシー感があったかな? 昨年はもっとシャープではなかったかな? と感じてしまうのは、
このストロングゼロ・ビターシリーズに、私が慣れてしまったからだろうか。
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チューハイ・カクテル等
CODE:42999KSES#02 |
2017年9月21日[2]
No.6290: 麦とホップ The gold ハロウィンデザイン缶 / サッポロ
むぎとほっぷ ざ・ごーるど はろうぃんでざいんかん / さっぽろ
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サッポロ麦とホップの「ハロウィンデザイン缶」。発売日は、9月20日。
サッポロさんお得意の限定デザインパッケージ商品だが、
全シーズンを通じて、他社よりもかなり頻繁に投入するために、
販売店によっては一度も入荷せずじまいということも多々ある。出会えるか出会えないかは時の運と言ってもいい。
もちろん、足を使って探し回れば発見できるかもしれないが、中身は通常商品で、
高々缶デザインだけを変えたものなので、そこまで労力をかける気にもなれない。
ということで、今回も積極的に探そうとは思っていなかったのだが、
昨日(発売日)に近所のスーパーに立ち寄ったところ、店頭に並んでいるのを偶然発見し、めでたく入手できた。
中身は通年品そのものなので、味についてのレビューは割愛する。
アルコール分5%。原材料:発泡酒(麦芽・ホップ・大麦)・スピリッツ(大麦)。
同社のニュースリリースによると、今回ハロウィンデザインパッケージが投入されるのは、
ビール系飲料では当商品のほか 麦とホッププラチナクリア、同黒、ヱビス華みやび、ホワイトベルグ6缶パックの5商品。
また、R.T.D.では男梅サワー+超男梅サワー缶詰つき6缶アソートパックが対象商品となっている。
どれだけ見つかるかわからないが、積極的に探しはしないので、あしからずご了承を。
各パッケージデザインは、
サッポロ社のサイト
でご確認いただきたい。
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新ジャンル
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2017年9月22日[1]
No.6291: 氷結 マンゴースパークリング <期間限定> / キリン
ひょうけつ まんごーすぱーくりんぐ <きかんげんてい> / きりん
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キリン氷結シリーズの期間限定品が2種出た。発売日は、9月19日。
それらのうち、先日既に ロゼスパークリング を掲載済。
今日はもう一方の「マンゴースパークリング」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色に近いが、ほんのり淡いイエロー。気泡は細かく、
グラスの中を断続的に昇る様は、スパークリングワインのように美しい。
香りは、マンゴーの甘さ満載。華やかで、ややこってりした味わいが想像される。
口当たりは炭酸の刺激がキリッと効いていて、甘さとコクが適度に抑えられ、
香りの印象ほどくどくも重たくもない。酸味もうまく使われており、
さらっとした味わいにまとめられているところは、さすが氷結といわざるを得ない。
アルコール分4%。果汁1.2%。
原材料:マンゴー果汁・ウォッカ・糖類・酸味料・香料。
厳選したマンゴーの氷結ストレート果汁を使用した、華やかな香りと甘酸っぱい味わいが楽しめる、
ちょっと贅沢な大人の氷結スパークリング。
このマンゴースパークリングは、これまで氷結で出されたことのない商品だが、
見事に氷結らしいキャラクターに仕上がっている。
ウオッカベースで果汁のほかの原材料は糖類、酸味料、香料と、クラシカルなチューハイそのものである。
度数設定は4%とやや弱いが、味わいとアルコール感のバランスを考えてのことだろう。
高度な技巧を感じるエレガントな商品。
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チューハイ・カクテル等
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2017年9月22日[2]
No.6292: ラッキーキャット LUCKY CAT / 黄桜
らっきーきゃっと / きざくら
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近所のスーパーで偶然遭遇した商品。「ラッキーキャット」という名のホワイトエール。
調べてみると今年の5月26日の発売だったようで、私はその情報を知らなかった。
清酒大手黄桜が手がけたクラフトビールで、ラッキードッグという商品と2種リリースされたようである。
副原料の関係から、酒税法上の分類は「発泡酒」ということになるが、
麦芽使用率78%以上(=3分の2超)と記載されていることから、当サイトでは「ビール」にカテゴライズする。
グラスに注いだ液色は、濁りのある淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、
当初はよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは、ホワイトエールらしく乳酸っぽい甘酸っぱさがあるが、
そこに柚子の尖った香りと、不思議に弾けるようなスパイシーさがある。
このスパイシーさは何だろう?と、訝しく原材料を確かめると、山椒のようだ。
味はその山椒風味がかなり炸裂。柚子の酸っぱさと相まって、シャープな舌触り。
ビールとしてのコクは今ひとつだが、軽やかな苦味と渋味が感じられる。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(麦芽使用率78%以上)・ホップ・米・ゆず・山椒。
缶裏に、次のような文章が書かれている。
私のラッキーパートナー
ライトボディの軽快な味わいと、柚子の香りと和山椒の隠し味が、料理の味を美味しく引き出します。
ムシャムシャ、ゴクリ、あ〜美味しい。いつもの仲間といつもの料理に。
ホワイトエールで、猫の絵。どこかで見たことがある。
黄桜さんに失礼を承知で言えば、いまやクラフトビールの雄と言われているあのメーカーの
あの商品の物まねではないかな。
いや、インスパイアされただけとおっしゃるのかもしれないが、
いくら新規参入分野とはいえ、仮にも日本を代表する大手サンが、だいぶ後発のメーカーに刺激を受けるとは、
少しガッカリ。黄桜さんには、和の彩り のような路線で勝負して頂けるとうれしい。
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ビール
CODE:43000DAKO#119 |
2017年9月23日[1]
No.6293: リモンチェッロ イタリアンレモンサワー <期間限定> / サッポロ
りもんちぇっろ いたりあんれもんさわー <きかんげんてい> / さっぽろ
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サッポロから9月20日に発売された「リモンチェッロ イタリアンレモンサワー」。
昨年もこの時季に出ていたものだ。
グラスに注いだ液色は、微かに濁りのある淡い黄色。
香りは、フレッシュでキュンと酸っぱそうなレモン香だが、少し内にこもった感じで、そんなに強くは香らない。
アルコール臭は弱い。
口に含むと、レモンの酸よりも糖類の甘さとアルコールの甘さのボリューム感が強い。
軽いイメージで口に運ぶと、そのギャップに少し驚くことになる。
飲み込んだ後には、レモンの皮のような苦味と甘み、強いアルコール感が残る。
アルコール分8%。果汁0.5%。
原材料:レモン・レモンピールエキス・ウォッカ・糖類・酸味料・香料・苦味料
・ビタミンC・紅花色素。
イタリアの伝統酒であるリモンチェッロをヒントにつくった新感覚レモンサワー
昨年の製品 と原材料等はまったく同じなので、おそらく中身は変わっていないものと思われるが、
香りを嗅いだとき、今年のほうが随分大人しくなったと感じた。それは、昨年の私自身のコメントと比べてのことだが、
おそらく最近、フレッシュ感あふれる缶チューハイが増えているから、
弾けるような香りや味わいには慣れてしまったのかもしれない。自分の味覚なんでまだまだだと、反省せざるを得ない。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43001DAEE#03 |
2017年9月23日[2]
No.6294: 僕ビール、君ビール。続 よりみち / ヤッホーブルーイング
ぼくびーる、きみびーる。ぞく よりみち / やっほーぶるーいんぐ
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大手のキリンビールと提携したり、今やビール業界をかなり賑わしているヤッホーブルーイングだが、
コンビニLAWSONの多くの店には、同社商品が常時数アイテム置かれている。
「僕ビール、君ビール。よりみち」は、先行する 僕ビール、君ビール。 に続き、
2016年4月に発売された商品である。
通年品としてずっと扱っているのかと思いきや、数量限定で一度終売となっていたようだ。
先日、昨年と同じ商品と思いつつ久しぶりに購入し、ふと缶を見ると「続 よりみち」と書かれていた。
調べてみたら、今年4月18日発売で、全国のローソン、ナチュラルローソン、ポプラの各酒販店限定商品とのこと。
スーパー成城石井の一部店舗でも売られているのを見たことがあるが、LAWSON傘下だからであろう。
中身は昨年のものと同じであろうが、改めてレビューする。
グラスに注いだ液色は、極めて淡い黄金色。泡は純白でやや粗く、当初こそよく盛り上がるものの、泡持ちはほどほど。
香りは、マスカットのようなフルーツ香がツンと際立っている。
甘さもあるが、さらにグレープフルーツの皮のような苦さもある。
口に入れた瞬間、軽快な味に感じられるけれども、苦味がググッと舌を押してくる。
そして、香りの印象どおりの甘酸っぱさ、トロピカルフルーツのように華やかでジューシーな味わいが広がる。
ボディの厚みはあまりなく、さらっとしているので、キリッと切れて、
収斂性のある苦味とともにほんわかとした甘さが余韻として残る。
アルコール分5%。原材料:大麦麦芽・小麦麦芽・ホップ。
製造者:(株)ヤッホー・ブルーイング、
長野県軽井沢町長倉2148。
ハッとする味と香り。これが僕らのビール。
時代は変わる、ビールは変わらない。なんてことはない。
きょう、この時から、僕らの生活に色を加える、新しいビールの体験がはじまる。
ビアスタイル「アメリカンウィート」
柑橘やパッションフルーツを思わせる、ホップが幾重にも香る柔らかい口当たりのビール。
LAWSONでの販売価格は税込288円と、大手プレミアムビールよりも更に高い。
高くても売れる。高いから売れる。この飽食の時代に大事なことの一つは、新しい価値を提案するということ。
安売りで競争し、1本でも多く売ったほうが勝ちといった消耗戦では、
企業としての存在感や威信は示せても、新しい文化の創造は覚束ない。
当サイトは、真面目に新しい価値を提供しようとした結果、価格が高くなってしまった商品を応援したいと思う。
いや、しかし、この商品は、品質に比べて価格は高いどころか、むしろ安いと感じる。
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ビール
CODE:43001LSEE#158 |
2017年9月24日[1]
No.6295: アランチェッロ イタリアンブラッドオレンジサワー <期間限定> / サッポロ
あらんちぇっろ いたりあんぶらっどおれんじさわー <きかんげんてい> / さっぽろ
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昨日飲んだ リモンチェッロ イタリアンレモンサワー と同時発売された
「アランチェッロ イタリアンブラッドオレンジサワー」。発売日は、9月20日。
リモンチェッロのほうは昨年も出ていたが、こちらは今回初登場である。
グラスに注いだ液色は、濁りのある濃いピンク。ブラッドオレンジというより、ルビーグレープフルーツのように見える。
香りは、フレッシュ感あるオレンジ香だが、あまりナチュラルではなく、少し人工的な感じがして、甘味が強そう。
味はやはり甘味がとても強く、ドシンとアルコール感がくる。
一般的なチューハイのような爽やかさもあまりなく、
しっかりと飲みごたえあるカクテルだ。
飲み込んだ後には、そのたっぷり感ある甘さ、オレンジの皮のような苦味と、強いアルコール感が残る。
アルコール分8%。果汁0.5%。
原材料:ブラッドオレンジ・オレンジピールエキス・ウォッカ・糖類・酸味料・香料・ビタミンC・苦味料
・カロテン色素・野菜色素。
イタリアで古くから親しまれているアランチェッロをヒントにつくった新感覚ブラッドオレンジサワー
昨日飲んだリモンチェッロ同様、こちらもかなり濃厚で、しっかりと甘く、度数が強く飲みごたえのある缶カクテルシリーズだ。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43002DAEE#04 |
2017年9月24日[2]
No.6296: おいしいチューハイプレミアム 濃厚りんご / 宝酒造
おいしいちゅーはいぷれみあむ のうこうりんご / たからしゅぞう
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タカラから9月19日に発売された、おいしいチューハイプレミアム「濃厚りんご」。
昨年までの製品と違い、プレミアムの文字がついた。期間限定等の文字がないので、
昔のように通年品に戻ったのかもしれない。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある薄黄色。
混濁タイプりんごジュースの色だ。昨年までの製品は、もっと透明感があったと思うので、これは大きな変化だ。
香りは、甘くやさしい、穏やかなりんご香。アルコール臭はほとんどない。この点は、昨年までと同じ。
味はやはり香りの印象どおり、りんごジュースっぽく、アルコール感は弱い。
炭酸の刺激もも弱い。飲み込んだ後には、濃い甘味が残る。
果汁50%。アルコール分3%。
原材料:りんご(果汁、ピューレ)、りんごエキス、アルコール、糖類、酸味料、香料、酸化防止剤(ビタミンE、チャ抽出物)。
たっぷりの果汁50%と果実ピューレ&果実エキスを使用した濃厚な味わいです。
やはり、昨年の製品 とは中身が違う。
果実ピューレ、果実エキスを使うようになり、商品名のとおり味わいがより濃厚になった。
さらに大きな違いとして、昨年まで甘味料が用いられていたのに対し、
今年は糖類に変更された。それによって、自然でなおかつコクのある味わいを実現したようだ。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43002DAKO#05 |
2017年9月25日[1]
No.6297: カルピスサワー 濃い贅沢 フルーツミックス <期間限定> / アサヒ
かるぴすさわー こいぜいたく ふるーつみっくす <きかんげんてい> / あさひ
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昨年もこの時季に出ていた、カルピスサワー「濃い贅沢 フルーツミックス」。
今年の発売日は、9月20日。
グラスに注いだ液色は、濃いクリーム色。フルーツ牛乳(フルーツオレ)のようである。
香りはまさにフルーツミックスだが、桃の甘さが目立っている。そこに、オレンジのような柑橘香が加わる。
味はカルピスのミルキーで濃厚な味わいだけでなく、酸が効いている。
アルコール感はそんなに強いわけではないのだが、5%ということで、
通常のカルピスサワーに比べればストロングだ。
果汁2%。アルコール分5%。
原材料名:ウォッカ、りんご果汁、脱脂粉乳、食物繊維、乳酸菌飲料、うんしゅうみかん果汁、もも果汁、
糖類、酸味料、香料、安定剤(大豆多糖類)、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、カロチノイド色素、乳化剤、
酸化防止剤(ビタミンC)。
非常に濃く甘い製品なので、さっぱりしたチューハイが好きな人には向かない。
さりとて、カルピスサワーはお酒らしくないから好きというファンにとっても、この製品は少々重たすぎる。
そう考えると、あまり広い層からは支持されないようにも思う。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43003DAKO#05 |
2017年9月25日[2]
No.6298: おいしいチューハイプレミアム 濃厚赤ぶどう / 宝酒造
おいしいちゅーはいぷれみあむ のうこうあかぶどう / たからしゅぞう
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昨日取り上げた 濃厚りんご と同時に9月19日に発売された、
おいしいチューハイプレミアム「濃厚赤ぶどう」。
昨年までの製品と違い、プレミアムの文字がついた。期間限定等の文字がないので、
昔のように通年品に戻ったのかもしれない。
グラスに注いだ液色は、グラスの向こうが見えないくらいに濃い紫。ほぼ黒に近いと言ってもいい。
香りは、ころっと甘く深いぶどう香。アルコール臭はほとんどない。
味は非常に甘味が強いのだが、渋味は抑えられ、ソフトな口当たり。
以前のこの製品なら、もっとビシッと渋味が強かった。そんな印象があるが、だいぶマイルドになった。
アルコール感は弱く、ジューシーで濃い味が楽しめる。
果汁50%。アルコール分3%。
原材料:ぶどう(果汁、ピューレ)、ぶどうエキス、アルコール、糖類、酸味料、香料、増粘多糖類。
たっぷりの果汁50%と果実ピューレ&果実エキスを使用した濃厚な味わいです。
昨日飲んだりんごと同様、甘味料ではなく糖類が使われているので、しっかりと濃厚でありながら、
変な残り方をしない甘さである。
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チューハイ・カクテル等
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2017年9月26日[1]
No.6299: こくしぼりプレミアム 香り柚子 <季節限定> / サントリー
こくしぼりぷれみあむ かおりゆず <きせつげんてい> / さんとりー
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サントリー こくしぼりプレミアム シリーズの期間限定「香り柚子」。
発売日は、本日9月26日。
グラスに注いだ液色は、濁りのある薄黄色。注いでいる時、炭酸がジュワジュワ音を立てるが、
すぐに収まる。
香りは、まさに柚子。しかもジューシーでコクがあり、柚子果汁だけではないことがすぐにわかる。
このジューシー感は、レモンあるいはグレープフルーツだろう。実際、両方とも使われている。
濃厚な味を想像しながら口に運ぶと、思いの外ストイックな味わいに驚かされる。
酸味が極めて強く、シャープな口当たり。レモン果汁のような尖りとジューシー感。
甘さは抑え込まれているから、余計に酸っぱい。
飲み込んだ後にも、ヒリヒリするような酸味、苦味、柚子らしい青臭さが残る。
アルコール分6%。果汁11%。ゆず浸漬酒使用。
原材料:グレープフルーツ、レモン、ゆず、ライム、スピリッツ、ゆず発酵酒、糖類、酸味料、香料。
国産のゆずを漬け込んでつくった「ゆず浸漬酒」に、ゆずの「果汁」を合わせました。
さらに隠し味に「本格焼酎」を合わせることで、香り豊かなゆずの味わいを最大限に引き出しています。
こくしぼりプレミアムという商品名から、ねっとり濃そうな味が想像されるものの、
実際は繊細さのある丁寧なつくりのチューハイ。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43004DAKO#00 |
2017年9月26日[2]
No.6300: 麦とホップ 黒 ハロウィンデザイン缶 / サッポロ
むぎとほっぷ くろ はろうぃんでざいんかん / さっぽろ
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つい先日、サッポロ麦とホップ ハロウィンデザイン缶 を取り上げた。
9月20日の発売であったが、同時にこの「黒」も発売されている。
同社のニュースリリースによると、今回ハロウィンデザインパッケージが投入されるのは、
ビール系飲料では麦とホップ The gold、同黒、同プラチナクリア、ヱビス華みやび、ホワイトベルグ6缶パックの5商品。
また、R.T.D.では男梅サワー+超男梅サワー缶詰つき6缶アソートパックが対象商品となっているようである。
中身は通年品そのものなので、味についてのレビューは割愛する。
アルコール分5%。原材料:発泡酒(麦芽・ホップ・大麦)・スピリッツ(大麦)。
近年はこうやって、各社からハロウィン関連商品が多数出されるようになり、
ハロウィンパーティーなどには縁のない層にも、否応なしにシーズン到来を意識させるように仕向けられている。
なんだか金を使え、金を使えと言われているようで、あまり愉快ではないが、実際こうして買ってしまっているわけだから、
まんまとメーカーさんの戦略に乗せられている。
まあ、個人消費が伸びることが景気拡大のためには重要だから、皆がお金を使うイベントが増えるのは良いことだ。
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新ジャンル
CODE:43004DAKO#06 |