2018年4月7日[1]
No.6661: スーパーチューハイ すっきりグレフル / サントリー
すーぱーちゅーはい すっきりぐれふる / さんとりー
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4月3日に、ファミリーマート・サークルK・サンクス限定で発売された、サントリー「スーパーチューハイ」。
すっきりレモン と すっきりグレフル の2種での展開となり、販売価格はレギュラー缶(350ml)で123円。
2種のうち、既に すっきりレモン を取り上げているので、今日はもう一方の「すっきりグレフル」を。
グラスに注いだ液色は、グレフルらしく白く濁っている。気泡は多くなく、炭酸は強くなさそう。
香りは、軽い苦味を想像させるものの、そんなに強く香らないグレフル香。スキッと軽やかな印象だ。
味は香りの印象以上にシャープ。ジューシー感はありながらも、甘さが抑えられ、苦味が前面に出ている。
アルコール感は適度。決して甘くないわけではないが、ひっかかるようなくどさはなく、
商品名の通りすっきりとした飲み心地。飲み込んだ後には、軽い甘味と苦味が口に残る。
アルコール分5%。グレープフルーツ果汁2%。グレープフルーツ浸漬酒使用。
原材料:グレープフルーツ、スピリッツ、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
度数設定は昔ながらの5%でありながら、味わいは昔のグレフルチューハイとは違い、甘さが引っかからない。
クラシカルなキャラクターを残しながら、いい具合に進化した缶チューハイだと言える。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43197FMEEK#04 |
2018年4月7日[2]
No.6662: 産地の恵み 馬路村ゆず <地域限定プレミアムチューハイ> / 宝酒造
さんちのめぐみ うまじむらゆず <ちいきげんていぷれみあむちゅーはい> / たからしゅぞう
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3月27日に発売された、タカラ 産地の恵み「馬路村ゆず」。
ニュースリリースによると、発売地域は、
高知県・愛媛県・香川県・徳島県・大阪府・奈良県・和歌山県・兵庫県・岡山県・広島県・鳥取県・島根県
・山口県(京都府・滋賀県・九州の一部エリアを含む)となっている。
グラスに注いだ液色は、黄色っぽく濁っている。
気泡は少なく、炭酸は弱そう。
香りは、はじけるようなジューシー感のあるゆず香。レモンも入っているのでは?と思えるほど酸っぱそう
(実際は入っていないが)。
香りの印象では、甘さもしっかりありそうだったが、実際の味は非常にストイック。
甘さは極力抑え込まれ、ゆずらしい青臭さに、適度なジューシー感が寄り添って、とてもみずみずしい。
香料は使っているものの、わざとらしさはなく、果汁の自然さが全面に出ている。
度数は高いはずなのに、アルコール臭さはあまり感じない。
果汁1.8%。アルコール分8%。高知県馬路村のゆず果汁使用。
原材料名:ゆず(馬路村産)、ゆずペースト、ゆずスピリッツ(国内製造)、焼酎、糖類/酸味料、香料。
高知県馬路村産のゆずを使用した、華やかな香りと樽貯蔵熟成焼酎のコクのある味わい。
馬路村おすすめの地域限定プレミアムチューハイ。
タカラさんは最近、この「産地の恵み」シリーズや、「寶クラフト」シリーズなど、販売エリアを限定した
「地域限定プレミアムチューハイ」(びん入り)を数多く投入している。こんな展開をされてしまうと、
当サイトとしては全部網羅するのは不可能。私の住む関西で売られるものはできるだけ入手に努めてはいるが、
流通量の少なさから、発見できないことも多い。びん入りというのも、小売店さんにとっては、
仕入れを躊躇する要因となっているのではないかと思う。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43197DATS#11 |
2018年4月8日[1]
No.6663: こくしぼり キウイ / サントリー
こくしぼり きうい / さんとりー
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サントリー こくしぼり シリーズに、新たな通年品として「キウイ」が加わった。
発売日は、4月3日。
グラスに注いだ液色は、極めて淡いゴールド。ほぼ無色透明の感じ。
香りは、ツンと立ったキウイ香で、すっきり感がある。
味は香りの印象どおり、酸がキュンと立ってシャープ。
甘さは抑えられ、適度なジューシー感。さっぱりとした味わい。
アルコール分5%。果汁10%。
原材料名:キウイ、グレープフルーツ、キウイ浸漬酒、スピリッツ、糖類、酸味料、香料。
キウイを漬け込んだお酒にたっぷりの果汁をあわせ、
果実本来の甘みと酸味のバランスのとれた味わいを再現しました。ひと手間のこだわりによる、"あふれだす果実感"をお楽しみください。
中身は、昨年5月 に期間限定品として出された時のものと同じである。
好評だったため、今回通年化に踏み切ったという。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43198DAKO#05 |
2018年4月8日[2]
No.6664: 麦のくつろぎ / サッポロ
むぎのくつろぎ / さっぽろ
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サッポロから、新しいノンアルコールビールテイストが登場。
4月3日発売の「麦のくつろぎ」。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は非常に粗く、当初こそ盛り上がっても、すぐに消える。
香りは、いかにもノンアルコールらしい、酸化したビールみたいな匂いの上に、
甘くミルキーな香りが乗っている。トータルでいうと爽やかさの方が勝っているので、従来のノンアルコールとはちょっと違う。
口当たりは非常にクリア。香りに感じた、どこか乳酸っぽいミルキーな味わいがありながらも、
基本はすっきり。しかし、苦味もちゃんとある。飲み込んだ後には、その引き締まった苦味が口に残る。
甘味料特有の甘さは若干あるが、そんなに残らない。
アルコール分0.00%。カロリーゼロ。糖質ゼロ。
原材料名:水溶性食物繊維、大豆ペプチド、大麦エキス、香料、苦味料、酸味料、安定剤(大豆多糖類)、カラメル色素、
酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK)。
透き通った味で、好感が持てる。ノンアルの弱点をかなり克服しており、食事にも合わせやすそうだ。
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ノンアルコール
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2018年4月9日[1]
No.6665: 焼酎ハイボール すだち割り <限定生産> / 宝酒造
しょうちゅうはいぼーる すだちわり <げんていせいさん> / たからしゅぞう
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タカラ焼酎ハイボールの期間限定「すだち割り」。発売日は、4月3日。
グラスに注いだ液色は、ほんのり淡いイエローグリーン。注いでいる時、大きな気泡がグラスの中でジュワジュワと踊っている。
香りは、焼酎ハイボールにしては、かなりジューシー感のある柑橘香。香りだけでは、何の柑橘かわからないが、少し緑っぽい感じがある。
味は、酸が強く、甘さはほとんどない。ただ、酸味は強いものの、そんなに尖ってはいない。
一方、アルコール感は極めて強い。このシリーズらしく、後キレが良く、非常にさっぱりしている。
アルコール分7%。果汁0.5%。プリン体0。糖質0。甘味料0。
原材料:焼酎(国内製造)、すだち果汁、レモン果汁、糖類/酸味料、香料、カラメル色素。
缶裏にはイラストと共に、次のような説明文がある。
限定生産【すだち割り】
タカラ焼酎ハイボールは東京下町の大衆酒場で生まれた元祖酎ハイの味わいを追究したキレ味爽快な辛口チューハイです。
「すだち」は古来、果汁を食酢として利用したことから、その名の「酢橘」が付いたと言われています。
「すだち」ならではの爽やかな香りと豊かな酸味を、この時期だけの限定生産でお楽しみください。
前回出たのは、昨年2月28日。およそ13か月ぶりの登場だが、
前回の製品 と中身は変わっていない。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43199KSES#06 |
2018年4月9日[2]
No.6666: J-CRAFT 華ほの香 爽快のヴァイツェン / 三菱食品(製造:銀河高原ビール)
じぇい・くらふと はなほのか そうかいのう゛ぁいつぇん / みつびししょくひん
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先日、近所のスーパーに新製品を探しに行った時、試供品が配られているのに遭遇した。
食品類の卸売を主たる業務とする 三菱食品 が手がける
J-CRAFT というプロジェクトのビールで、
サイトによると現在7種ほどのラインナップで展開されている。その中の1本が、
この「J-CRAFT 華ほの香 爽快のヴァイツェン」である。
同プロジェクトは、国内のクラフトビール各社と提携し、同一ブランドの下で商品化しているもので、
この 爽快のヴァイツェン は、銀河高原ビールの製品である。
グラスに注いだ液色は、濁りのある淡いオレンジ。泡はやや粗い感じだが、よく盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りは、いかにもヴァイツェンらしいバナナやマンゴーなどトロピカルな香りに、若干のスパイシーさが加わる。
味は苦味がマイルドで、甘酸っぱい。ジューシー感が強く、フレッシュな口当たり。
飲み込んだ後には、ヨーグルトっぽい後味が長く続く。
アルコール分5%。原材料:麦芽(大麦麦芽・小麦麦芽)・ホップ。
製造者:株式会社銀河高原ビール、岩手県和賀郡西和賀町沢内貝沢3-647-1。
販売者:三菱食品株式会社、東京都大田区平和島6丁目1-1。
中身はおそらく 銀河高原ビール ヴァイツェン そのままではないのか。
そういえば瓶もそのまま(ヴァイツェン スターボトル)のようだ。
ビールファンの間では認知度が高いと思われる銀河高原ビールは、
その昔、経営多角化の失敗で一時期存続の危機にあったが、今はアイテム数を絞り込んで、ひっそりと復活を果たしている。
そのブルワリーが、こうやって大手専門商社の力を借りて商品展開しているのは、ファンとしては複雑な心境である。
売値設定は400円超のようで、爆発的に売れるとも思えない。確かに昨今、食料品もP.B.のような安値がウリの商品か、
こだわりの品質をウリにした高価格商品かに、売れ筋は二極化していると思われるが、
高価格品を求める層は既に知識や選択眼を備えているから、
こうした"売らんかな姿勢"の見られる再プロデュース品に騙されることは少ないように思われる。
一方、安売りスーパーなどでこのような商品を売ろうとしても、そもそも数円の安さにこだわる主婦層には見向きもされない恐れがある。
いずれの層にも支持されないまま、一時のあだ花で終わってしまいそうな気がする。
ちなみに私も、全ラインナップを試してみようとは、あまり思えない。
中身は確かだけれど、素人相手の高価格再販売に簡単に乗りたくはない。
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ビール
CODE:43199KSES#UK |
2018年4月10日[1]
No.6667: キリン・ザ・ストロング ハードレモン / キリン
きりん・ざ・すとろんぐ はーどれもん / きりん
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キリンビールから新しいチューハイブランド「キリン・ザ・ストロング」が誕生。
発売日は、4月10日。
3種あるが、今日はまず「ハードレモン」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、ほんのり淡いレモン色。微かに濁っているようにも見える。
細かな気泡が断続的にグラスの中を立ち昇る。
香りは、かなり鋭い感じのレモン香。酸味と苦味が強そうだ。
口に含むと、まずビリビリした炭酸の舌触りと共に、キリッとした酸味が感じられ、レモンの皮のような苦味もある。
かなりシャープな口当たりであることは間違いないが、それとバランスをとるかのように甘味もある。
アルコール感も豊かで、全部の要素が強い。ただ、全体として粗暴でなく、きれいにまとまっているところは、
キリン製品らしい。
アルコール分9%。果汁2.0%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。
原材料:ウオッカ・レモン果汁・シトラスエキス・酸味料・香料・甘味料(アセスルファムK・スクラロース)。
ハードな炭酸感×ハードな味わい×ハードなアルコール感。グッとくるレモンの刺激と飲みごたえ。
昨今の缶チューハイ二極化により、高アルコール製品の存在感は高まる一方だが、
その高アルコールも、以前はこってりしたタイプが多かったのに、最近はドライ系の人気が上昇している。
その流れに遅れまいとして、今回このシリーズをリリースしたのだろう。
但し、サントリー ストロングゼロの ビターシリーズや、アサヒ ウィルキンソン ハードシリーズをそのまま真似るのではなく、
ある程度のジューシー感を残して味のバランスをとった点において、オリジナリティが感じられる。
生き残れるかどうかは、ちょっと微妙だけれども。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43200DAKO#00 |
2018年4月10日[2]
No.6668: スタイルフリー <生> / アサヒ
すたいるふりー <なま> / あさひ
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アサヒスタイルフリーが、新たに「スタイルフリー <生>」として生まれ変わった。
4月3日の発売である。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。泡は粗く、
当初こそ力強く盛り上がるが、泡持ちは良くない。
香りは、かなり清澄なホップ香が感じられ、昔の発泡酒のような雑穀臭はほとんど感じない。
アサヒらしく、やや金属的な感じ。
味も香りの印象どおり、極めてクリア。ビールっぽいコクはないものの、苦味がしっかりとあり、
その点では飲みごたえがあると言える。
飲み込んだ後にも苦味が残り、甘さなどを残さない。
アルコール分4%。糖質0。原材料:麦芽、ホップ、大麦、米、コーン、スターチ、糖類、カラメル色素、酵母エキス、
食物繊維、大豆たんぱく。麦芽使用率25%未満。
麦の使用量が1.3倍になったとのことで、確かにその効果は出ている。
これまでスタイルフリーは、ただ透明で雑味のない、いわば水っぽく味気ない発泡酒だったが、
そこに力強さが加わった。新ジャンルのように甘さが引っかかることもない。
たいへん良い刷新であると思う。
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発泡酒
CODE:43200DAKO#07 |
2018年4月11日[1]
No.6669: 明日の焼酎サワー / サントリー
あしたのしょうちゅうさわー / さんとりー
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サントリー 明日のサワーシリーズに、新顔「明日の焼酎サワー」が登場。
発売日は、昨日4月10日。
グラスに注いだ液色は、無色透明。やや大きめの気泡が踊っているが、程なくして収まる。
香りは、軽い柑橘香。やや青臭い印象もあるので、ライムかな?といった感じ。。
非常にシャープな印象だが、ジューシーさもある。
味はかなりストイック。甘さがほとんどない。炭酸のピリピリ感と、酒臭さ。
すっきりとした味わいで、キレも良い。
アルコール分7%。ライム果汁1%。ライム浸漬酒使用。プリン体ゼロ。糖質50%オフ。アミノ酸酸入り。
原材料名:ライム、スピリッツ、焼酎、ライム浸漬酒、糖類、香料、アスパラギン酸Na、酸味料、アルギニン、グルタミン酸Na。
ライムをひと搾り効かせた、すっきり甘くない味わい。笑顔とともに、明日にむかって楽しい時間をおすごしください。
昨日レビューした新ブランド、キリン・ザ・ストロング もそうだが、
高アルコールで甘くない缶チューハイというのは、最近の売れ筋でもある。
ただ、この製品は、同じサントリーの -196℃ ストロングゼロ ドライ とどう違うのだろう?という疑問もある。
あちらはウォッカベースで、こちらは焼酎だからまったく違うものだが、それでも味わい的には非常に近い。
味が近いと共存は難しいとも考えられるが、一方で、ブランディング戦略がやや違うので、別々のファンがつくだろう。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43201DAKO#01 |
2018年4月11日[2]
No.6670: りらくす すっきりレモンビネガー / サッポロ
りらくす すっきりれもんびねがー / さっぽろ
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サッポロから新しいチューハイブランド「りらくす」が登場。発売日は、4月3日。
3種のラインナップで登場したが、今日は「すっきりレモンビネガー」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、やや暗い感じのゴールド。気泡は少なく、炭酸は弱そう。
香りは、爽やかだがやや甘そうなレモン香。コクのありそうな香りだ。
微かにだが、食用酢のような匂いがある。
味は、レモンにしては甘味が強いが、酸もちゃんとある。果汁とは違い、味に厚みがあるが、
果実酢とはいえ、お酢を飲んでいるといった感じではない。ちょうどいいくらいのコクがある。
高アルコールなのに、飲んでいる時はあまり強くは感じない。飲み進めると確かにほかほかしてくる感じはある。
アルコール分8%。無果汁。
原材料:果実酢・ウォッカ・糖類・酸味料・香料・ビタミンC・甘味料(アセスルファムK,スクラロース)・カラメル色素。
まだ流通量は多いとは言えず、扱っている小売店もはっきり言ってそんなに多くないようだ。
私の家の近所でも、これを買ったスーパー以外の店舗ではまだ売られているのを見ない。
サッポロビールと缶チューハイというイメージがつながらないからだろうか。
いや、ネクターサワーなど、他社とのコラボ商品はかなり多く流通している。
今回の新ブランドは、あまり売れないと見られているのだろうか。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43201KSES#08 |
2018年4月12日[1]
No.6671: キリン・ザ・ストロング ハードドライ / キリン
きりん・ざ・すとろんぐ はーどどらい / きりん
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キリンビールから誕生した新しいチューハイブランド「キリン・ザ・ストロング」。
発売日は、4月10日。
3種出たうち、先日既に ハードレモン をレビュー済。
今日は2種めとして「ハードドライ」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、かすかに黄色っぽく濁っている。
細かな気泡が断続的にグラスの中を立ち昇る。
香りは、爽やかで尖りのある柑橘香。レモンなのかライムなのか。酸味が強そうだ。
味は名前の通りドライ。ビリビリと強い炭酸の刺激とともに、すっきりしたレモンのような柑橘風味。
甘さは極力抑え込まれ、アルコール感が豊か。
飲み込んだ後にも、ほとんど甘さを残さない。
アルコール分9%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。
原材料:ウオッカ・シトラスエキス・酸味料・香料・甘味料(アセスルファムK・スクラロース)。
ハードな炭酸感×ハードな味わい×ハードなアルコール感。グッとくるドライの刺激と飲みごたえ。
最近の売れ筋チューハイトレンドに合致した商品。甘くなく、シャープで、アルコール感豊か。
しかしこういった缶チューハイは、既に他社から出ている。そこをどう市場開拓していくのか、見ものである。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43202DAKO#02 |
2018年4月12日[2]
No.6672: りらくす かろやかアップルビネガー / サッポロ
りらくす かろやかあっぷるびねがー / さっぽろ
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サッポロから誕生した新しいチューハイブランド「りらくす」。発売日は、4月3日。
3種のうち、昨日既に すっきりレモンビネガー を掲載したので、今日は2種めとして「かろやかアップルビネガー」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、しっかり濃いめのゴールド。透明タイプのアップル果汁のようである。
気泡は少なく、炭酸は弱そう。
香りは、りんご果汁のような甘酸っぱさと深み。そこにひっそりと酢酸の香りが感じられる。
あえて感じ取ろうとしているからわかるのかもしれない。そのくらい、ひっそりとしたお酢の匂いだ。
味は香りの印象どおり、りんご果汁的な甘さに、ややわざとらしく付け足した感じの酸味が乗る。
ただ、リンゴと酢は相性が良いので、うまく調和はしている。
アルコール感がとても強いので、飲みごたえはある。
アルコール分8%。無果汁。
原材料:りんご酢・ウォッカ・糖類・酸味料・香料・甘味料(アセスルファムK,スクラロース)・ビタミンC・カラメル色素。
りんご味チューハイは、ともすると甘さがべたっとしがちだが、
この製品は果汁ではなく果実酢を用いることで、シャープな味わいに仕上がっている。
一見、さらっと飲めそうなキャラクターなのだが、高アルコールのため、重たさがある。
誰をターゲットに、何をアピールしたいのかが、若干不明瞭な製品とも言える。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43202KSES#09 |
2018年4月13日[1]
No.6673: 海の向こうのビアレシピ オレンジピールのさわやかビール / サントリー
うみのむこうのびあれしぴ おれんじぴーるのさわやかびーる / さんとりー
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サントリーから数量限定新発売のビールブランド「海の向こうのビアレシピ」が誕生。発売日は、4月10日。
2種あるうち、今日は「オレンジピールのさわやかビール」を取り上げる。
グラスに注いだ液色は、ごく淡い黄金色。泡は粗く、当初こそもくもくと盛り上がるが、すぐに減衰。
香りは、ヴァイツェンを軽くしたような感じで、オレンジピールとコリアンダーが軽やかに香る。
そのベースには、ビールのしっかりしたモルト香の甘さがある。
口当たりは非常にまろやか。爽やかな風味を邪魔しない適度な苦味。
香りの印象ほど甘酸っぱすぎず、バランスが良く、さらっとした味わい。
アルコール分5%。オレンジピール使用。無果汁。
原材料:麦芽(大麦麦芽・小麦麦芽)、ホップ、コリアンダーシード、オレンジピール。
カリフォルニアで飲まれているビールスタイルをヒントにしました。
酒税法の改正により、今月から日本のビールの定義が変わった。
これまでビールの原材料として認められていなかったオレンジピールやコリアンダーシードなども認められることとなったため、
この製品も新法に従い、ビール表記となっている。
さすがサントリーさんは機を見るに敏である。早速、法律改正に乗っかった商品をリリースしたというわけだが、
売り方自体は、そこはかとなく キリン旅する氷結 を思い起こさせる。
海外で人気のスタイルをアレンジして持ち込み、缶には [カリフォルニアスタイル] との表記もある。
数量限定発売としたのは、売れ行きを探るためであろう。
多くの日本人は、いまだにビールというものの捉え方が非常に狭量というか、偏った固定観念が強く、
苦み走ってキレ味の良いピルスナースタイルだけを信奉する人も少なくない。
そういった消費者に対し、いかにビールの多様性を伝えていくか。ビールメーカー各社にはその使命があるし、
これを進めることが、売上拡大にもつながる。この取り組みが、一時のあだ花で終わらないことを祈る。
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ビール
CODE:43203SEST#03 |
2018年4月13日[2]
No.6674: りらくす ほろあまぶどうビネガー / サッポロ
りらくす ほろあまぶどうびねがー / さっぽろ
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サッポロから誕生した新しいチューハイブランド「りらくす」。発売日は、4月3日。
3種のうち、既に すっきりレモンビネガー
と かろやかアップルビネガー を掲載しているので、残るはこの「ほろあまぶどうビネガー」のみとなる。
グラスに注いだ液色は、しっかり濃いめの暗いゴールド。気泡は少なく、炭酸は弱そう。
香りは、白葡萄のたっぷりとした甘さが中心。酢酸の酸っぱさはあまり感じさせない。
味は香りの印象どおり、ころっとした甘さがまず感じられるが、そこに軽やかな酸っぱさと、
深いアルコール感が加わる。甘味が強いのに、それを制するように酸味が効いているので、こってり感はない。
飲み込んだ後には、軽い苦味すら残す。
アルコール分8%。無果汁。
原材料:ぶどう酢・ウォッカ・糖類・酸味料・香料・甘味料(アセスルファムK,スクラロース)・ビタミンC・カラメル色素。
シリーズ3種の中では、一番しっくりくるというか、果実酢の良さがうまく活かされているように思う。
甘くて若干重たいのは、昨日飲んだ かろやかアップルビネガー と同じだが、こちらのほうが全体的なバランスが良いように感じた。
しかしながら、この新ブランド全体に対して苦言を呈するとすると、女性受け、健康志向、高アルコールと、
トレンドを盛り込みすぎて、何を目指しているのかわからない商品になってしまっている。
もちろん、女性にもストロングなお酒を求める人たちが多くいるのは確かだが、そういう方はもっと男前な商品を好むと思われるので、
誰がこのブランドを支持するのか、なかなか難しいように思う。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43203KSES#10 |
2018年4月14日[1]
No.6675: 海の向こうのビアレシピ 芳醇カシスのまろやかビール / サントリー
うみのむこうのびあれしぴ ほうじゅんかしすのまろやかびーる / さんとりー
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サントリーから登場した数量限定新発売のビールブランド「海の向こうのビアレシピ」。発売日は、4月10日。
2種あるうち、昨日既に オレンジピールのさわやかビール を掲載しているので、
今日はもう一方の「芳醇カシスのまろやかビール」を。
グラスに注いだ液色は、透明感のある淡い赤紫。泡はピンク色できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りは、カシスに少し酸っぱそうなニュアンスが加わっているので、ラズベリーみたいな感じ。
ベースにはしっかりとビールのモルト香がある。
味は香りの印象どおり甘酸っぱい。カシス自体は甘いコクがあるのだが、ビールの酸味が加わるために、
かなり軽やかな飲み口になる。苦味は穏やかで、飲み込んだ後には、甘酸っぱさが口全体に、軽い苦味が舌の奥に残る。
アルコール分5.5%。カシス果汁使用。
原材料:麦芽、ホップ、カシス。濃縮果汁3%使用(発酵前の原材料に占める割合)。
ベルギーで飲まれているビールスタイルをヒントにしました。
今回登場した2種は、いずれもしっかりビールの味わいがありながら、副原料によって飲みやすく、軽快な味となっている。
ビールを果汁などで割ったいわゆるビアカクテルとは違い、果汁等を副原料として用いて醸造したビールであるため、
味わいに一体感がある。
ただ、合わせる食事にはかなり制約がある。ピザとかサンドイッチなどの軽食には、概ね合いそうなので、
初夏の公園でランチを楽しむ時などのお供としたい。
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ビール
CODE:43204SEST#04 |
2018年4月14日[1]
No.6676: キリン・ザ・ストロング ハードコーラ / キリン
きりん・ざ・すとろんぐ はーどこーら / きりん
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キリンビールから誕生した新しいチューハイブランド「キリン・ザ・ストロング」。
発売日は、4月10日。
3種出たうち、既に ハードレモン と ハードドライ をレビュー済。
今日は3種めとして「ハードコーラ」を紹介する。
グラスに注いだ液色は、まさにコーラ。グラスの向こう側がほぼ見えないくらい、しっかり濃い黒。
香りは、甘そうなコーラ香とアルコール臭がうまくマッチ。
味はかなり甘味が強く、まさにコーラなのだが、ビリビリした炭酸の刺激と、強いアルコール感が、
強烈な味わいをつくる。飲み込んだ後にも、たっぷりとした甘味が口に残る。
アルコール分9%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。
原材料:ウオッカ・シトラスエキス・酸味料・香料・カラメル色素・甘味料(アセスルファムK・スクラロース)。
ハードな炭酸感×ハードな味わい×ハードなアルコール感。グッとくるコーラの刺激と飲みごたえ。
コーラ味チューハイというのは、各社から期間限定等で時々出される人気フレーバーではあるが、
味がわかりやすいために、飽きられるのも早いようである。
今回のこの製品も、一口飲んですぐおいしい、といった製品で、しかも度数が強いので、
残念ながら定番品としてロングセラーとなるのは難しそう。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43204DAKO#04 |
2018年4月15日[1]
No.6677: グランマイルド / アサヒ
ぐらんまいるど / あさひ
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アサヒビールから新ビールブランド「グランマイルド」が登場。発売日は、明後日4月17日。
グラスに注いだ液色は、しっかり深い黄金色。泡はほぼ白で非常にきめ細かく、泡持ちも非常に良い。
香りは、甘く凝縮感のあるモルト香が強く、そこにふわっと爽やかなホップ香が乗っている。
変な言い方だが、ケーキのような甘さで、まるでこれからデザートを食べるみたいな気分に。
口当たりは非常に柔らかく、香りに感じたやさしい甘味が広がる。苦味はマイルド。
とげとげしさやパンチがないので、悪く言うと新ジャンルの甘さにも似た舌触り。
苦味が弱いようにみえて、実は飲んだ後に、舌の根っこ両側にしっかりと苦さが余韻として残る。
アルコール分7%。原材料:麦芽、ホップ、米、コーン、スターチ、レモングラス。
ゴクゴク飲むタイプではなく、じっくり温度が上がるのを楽しみながら味わいたい1本だが、
どうにも居心地の悪さを感じる。
この製品について、ニュースリリースでの説明は次のようなものである。
これまでの高アルコールビール類は、時間の経過と共に"もったりとした穀物香"や"アルコール臭"が際立ってくるといった特性があり、
ゆっくり時間をかけて楽しむことが難しいという課題がありました。
そのような中、当社は高アルコールでありながら時間をかけて楽しめる味わいをつくりだすため、2つの特許技術を活用しました。
1つは、ビールの定義変更で使用可能となる副原料を使い、香気をコントロールすることで、主に"もったりとした穀物香"の低減を可能にする技術です。
もう1つは、原料となる麦芽から"アルコール臭"を抑制する効果のある成分を抽出する技術です。
非常に意欲的なチャレンジであることはわかるが、結果として求める姿が先にあり、
そこに近づけるために最大限努力しました、という試作のようにも感じる。
こんなことを言うと、開発者から「製品はすべてこういうものが欲しいという目標があって開発するものだ」
とお叱りを受けそうだが、それに対して再反論すれば、この製品は、こんなビールが欲しいという醸造家の情熱がベースというよりは、
今売れる商品は何かという打算がスタートラインのように見えてしまう。
つまり、味に対するパッションが感じられず、売上に対するパッションしか感じられない。
頑張ったのはわかるけど、"これじゃない感"がハンパない。
言ってみれば、プロダクトではなくコモディティではないかと。
べつに、無理して高アルコールに仕立てる必要はないし、副原料を欠点除去のために使うというのもどこか違う気がする。
なかなか多くの支持を取り付けることが難しい新製品ではないか。雑穀臭に近いものが口に残ってしまうし、
飲みごたえとは違う重たさがあるのも事実。アサヒさんの勇み足のような気がしてならない。
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ビール
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2018年4月15日[2]
No.6678: トリスハイボール缶 コーラハイ <限定> / サントリー
とりすはいぼーるかん こーらはい <げんてい> / さんとりー
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トリスハイボール缶の期間限定「コーラハイ」。発売日は、4月10日。昨年もこの時期に出ていたものである。
グラスに注いだ液色は、やや透過性のある焦げ茶色で、コーラとしても少し薄い。
気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは甘いコーラ香で、ウイスキー臭はほんのりと弱い。キャンディのように甘い。
味は香りの印象どおり甘味がとても強い。コーラ味はしっかりとしているし、
そこにウイスキーらしい味が加わって、飲みごたえは十分。
アルコール分6%。原材料名:ウイスキー、レモン浸漬酒、糖類、カラメル色素、香料、酸味料。
中身は、昨年 から変わっていないようであるし、パッケージも同じ。
期間限定品ではあるが、もうすっかり定着している。
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チューハイ・カクテル等
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2018年4月16日[1]
No.6679: 頂 極上ZERO / サントリー
いただき ごくじょうぜろ / さんとりー
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サントリーの高アルコール新ジャンル「頂」の派生商品「頂 極上ZERO」が誕生。
発売日は、4月17日。
グラスに注いだ液色は、わりとしっかりめの黄金色。
泡は当初は盛り上がるが、泡持ちはあまりよくない。ただ、新ジャンルにしては、泡立ちは良い方。
香りは、通常の 頂 と同様、アルコールのふわっとした甘さを感じるが、
適度にすっきりしている。
口当たりも香りの印象どおり、かなりクリア。通常の 頂 が圧倒的なボリューム感をもって押してくるのに対し、
こちらは上品さがある。苦味がしっかりめで、甘さは弱く、後キレも概ね良い。
ビールらしいコクはないけれど、不思議にバランスが良い。
アルコール分7%。原材料:発泡酒(麦芽、ホップ、糖類、カラメル色素、醸造アルコール、食物繊維、大豆たんぱく分解物)、
スピリッツ(小麦)。
糖質オフ新ジャンルのコクのないすっきり感に、強いアルコール感が合わさることにより、不思議な一体感というか、
味わいのバランスが生まれている。いわば、短所と短所が合わさって、なぜか長所が生み出されてしまった。
通常版の 頂 より、こちらのほうが完成度が高いように思う。
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新ジャンル
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2018年4月16日[2]
No.6680: ほろよい フルーツパンチ <限定> / サントリー
ほろよい ふるーつぱんち <げんてい> / さんとりー
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サントリー ほろよい の限定品が2種出た。発売日は、4月17日。
2種のうち、今日は「フルーツパンチ」のほうを飲みたい。
グラスに注いだ液色は、微かに濁りのある薄黄色。
気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、マンゴーが一番強く、次いでパイン。いずれにせよ、トロピカルな雰囲気の香りである。
味はマンゴーの甘さ、パインの甘酸っぱさを、りんごがやや薄めている感じ。
甘味はかなり強いのに、くどさはなく、すっきりと飲みやすく仕上げている。
飲み込んだ後には、パインを中心としたトロピカルな風味が残る。
アルコール分3%。果汁2%。
原材料名:りんご、マンゴー、パイナップル、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、紅花色素。
パイナップル・マンゴー・りんごをミックスした、トロピカルな味わいが楽しめる初夏にぴったりのほろよいです。
フルーツパンチという商品名から、もっとオーソドックスなりんご、もも、みかん・・みたいな味を想像したが、
こんなにトロピカルな雰囲気の味わいとは意外だった。
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チューハイ・カクテル等
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