2018年8月31日[1]
No.6941: 黒ラベル 黒 <2018限定醸造> / サッポロ
くろらべる くろ <2018げいていじょうぞう> / さっぽろ
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サッポロ黒ラベルの派生商品「黒ラベル黒」。発売日は、8月28日。
通常のサッポロ黒ラベルは淡色ラガーであるピルスナーだが、
こちらは濃色ラガーである。ビアスタイルとしては、シュバルツと思われる。
グラスに注いだ液色は、かすかに透過性があるかな?という黒色。
一般的なアイスコーヒーよりは濃い。泡はカフェオレ色できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、強いロースト香が特徴で、甘い香りはほとんどない。
味は香りの印象どおり引き締まっており、ビシッとした苦味と渋味、そして焦げ感がある。
甘みが弱いため、非常にスリムな味わい。飲み込んだ後には、非常に収斂性のある苦味と、スモーキーな余韻が残る。
アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ、米、コーン、スターチ。
前回発売は 昨年10月 であったが、中身は変わっていないようである。
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ビール
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2018年8月31日[2]
No.6942: ウィルキンソン・ハード 無糖ドライジンジャ / アサヒ
うぃるきんそん・はーど むとうどらいじんじゃ / あさひ
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シャープな刺激で人気のアサヒ ウィルキンソン・ハード シリーズから「無糖ドライジンジャ」
が出た。発売日は、8月28日。特に期間限定等の文字もないので、通年販売の新顔のようである。
グラスに注いだ液色は、無色透明。注いでいる時、ジュワジュワと大きな音を立てているが、
すぐに大人しくなり、その後は細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇る。
香りは、甘さの抑えられたジンジャーエール香で、非常にストイックな印象。
但し、辛みが強そうな感じはそんなになく、ふわっと柔らかな甘さも感じさせる。
口に含むと、やはり香りの印象よりはかなりシャープ。味気ないと感じるくらいに甘さはほとんどなく、
スキッとした口当たりで、飲み進めると生姜の辛みが喉にくる。
強いアルコールと生姜の作用で、胃の中が温かくなる。
アルコール分9%。原材料:ジン、レモンライムスピリッツ、酸味料、香料。
今夏の酷暑も手伝って、世間はすっかり炭酸水ブームだが、その中でも老舗中の老舗 ウィルキンソン は、
かつてないほどブランドバリューがアップした夏だったのではないだろうか。ウィルキンソンといえば、
手加減のないハードな炭酸というイメージが、マニア以外にもかなり定着したと思うので、
この ウィルキンソン・ハード シリーズもその恩恵を受け、短期間で人気R.T.D.ブランドに育ったと言えるだろう。
なお、商品名は「ドライジンジャ」であって、ドライジンジャー ではない。
同社のソフトドリンクのほうも以前から ジンジャーエール ではなく、ジンジャエール という商品名になっているから、
この商品もそのルールに従ったまでであろう。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43343DAKO#03 |
2018年9月1日
No.6943: −196℃ ストロングゼロ ビターシトラス <限定> / サントリー
まいなす196ど すとろんぐぜろ びたーしとらす <げんてい> / さんとりー
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サントリー -196℃ ストロングゼロシリーズの期間限定「ビターシトラス」。
発売日は、8月28日。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色に近いが、ほんのりと白濁。注いでいる時、炭酸がジュワジュワと音を立てているがすぐに収まり、
その後は大量の細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
香りは、柚子とすだちということで、グリーンな感じのシャープな柑橘香。
味は香りの印象どおり酸味が極めて強く、そして苦味も強い。
甘さは抑え込まれて、青臭い風味。アルコール感はもちろん強い。
アルコール分9%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。すだち果汁0.1%。柚子ピール浸漬酒使用。
原材料:すだち、柚子ピール、ウオツカ、スピリッツ、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK)、
酸化防止剤(ビタミンC)。
柚子果皮のほろ苦さと、すだちのキリッとした酸味が食事によく合う、甘くないビターなシトラステイスト!
昨年の製品 と、中身は昨年と変わっていないようである。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43344DAKO#04 |
2018年9月2日
No.6944: りらくす さっぱりグレープフルーツビネガー / サッポロ
りらくす さっぱりぐれーぷふるーつびねがー / さっぽろ
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サッポロ りらくす シリーズから「さっぱりグレープフルーツビネガー」が登場。
発売日は、8月21日。
今年4月に登場したこのシリーズも、今のところブレイクしているようには見えない。
今回の商品も、私の行動範囲内では取扱店舗がほとんどなく、これまで入手できずにいたが、
本日ようやく発見した。特に限定等の文字はないので、通年新ラインナップと思われる。
グラスに注いだ液色は、透明感のある淡いゴールド。細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇る。
香りは、グレフルの皮を想起させる苦味の強そうな柑橘香。酢酸っぽい匂いは非常に弱い。
口に含んで最初に強く感じるのは苦味。そして次に強い甘味。
もちろん酸味もあるのだが、後からくる感じ。
グレフルの苦味が制しているためか、お酢の味わいは目立たない。
アルコール分8%。無果汁。原材料:果実酢・ウォッカ・糖類・酸味料・香料・ビタミンC・甘味料(アセスルファムK,スクラロース)
・カラメル色素。
果実酢がポイントとなっている
りらくす シリーズは健康志向のイメージだが、
甘み設定が結構強く、アルコールも強いので、見た目と中身のギャップが激しい。
ふんわり柔らかそうに見えて実は結構硬派。
そうか! だからイメージキャラクターに田中みな実さんを起用したのかな。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43345KSES#12 |
2018年9月3日[1]
No.6945: 本搾りチューハイ 秋柑 <期間限定> / キリン
ほんしぼりちゅーはい あきかん <きかんげんてい> / きりん
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キリン本搾りチューハイの期間限定「秋柑」。発売日は、明日9月4日。
2015年から始まり、毎年この時期に出ているものである。
グラスに注いだ液色は、しっかり深い、濁りのある濃い黄色。
香りは、苦味が強そうな柑橘香。柑橘の皮のイメージ。
一方、酸はそれほど強くなさそう。
口当たりは香りの印象以上にさっぱり。苦味が強く、キリッとしている。
酸味も実は結構強い。おそらくシークヮーサーであろうグリーンな風味が目立つ。
飲み進めると、酸のヒリヒリした感じがどんどん感じられるようになる。
果汁11%。アルコール分5%。香料・酸味料・糖類無添加。
原材料:レモン・うんしゅうみかん・オレンジ・シークヮーサー・ウオッカ。
昨年の製品 と中身は変わっていないようである。
缶デザインも、基本的には変わっていない。
キリンさんの製品では、ビールの 秋味 とチューハイの秋柑が出ると、
もう秋なんだなあという感じがする。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43346DAEE#-01 |
2018年9月3日[2]
No.6946: 御殿場コシヒカリラガー / 御殿場高原ビール
ごてんばこしひかりらがー / ごてんばこうげんびーる
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富士山の麓・御殿場にあるブルワリー 御殿場高原ビール から出ている「御殿場コシヒカリラガー」。
御殿場コシヒカリという米があることを、この商品を買うまで知らなかったのだが、
その米を使ってつくられたラガービールである。新幹線の三島駅で入手。
グラスに注いだ液色は、やや暗めだが淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、いかにも穀物。悪く言うと家畜の飼料みたいな糠の匂いがする。
ホップ香はほぼ立たない。いや、これは鮮度が良くないのだろうか。
味は香りの印象どおり穀物っぽく粉っぽい。苦味は弱くはないのだが、
それよりもジューシーな甘みがあって、繊細な味わい。
飲み込んだあとにも、その繊細な甘みと粉っぽい味わいが口に残る。
アルコール分5.5%。原材料:麦芽・ホップ・国産米(静岡県産御殿場こしひかり)。
製造所:静岡県御殿場市神山字前原703番地、御殿場高原ビール株式会社。
御殿場コシヒカリラガーとは
富士山の伏流水により育った御殿場コシヒカリを使用して仕込みました。
お米の風味とスッキリとした飲み口が特徴。御殿場高原ビールからお届けするプレミアムビールです。
副原料に米を使ったビールは国内にたくさんある。例えば大手のアサヒスーパードライ、
キリンラガー、サッポロ黒ラベルなどは皆そうであるが、ここまで「米」の特徴、味わいを前面に出したラガービールも珍しい。
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ビール
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2018年9月4日
No.6947: 寶 極上レモンサワー 熟成つけ込みレモン / 宝酒造
たから ごくじょうれもんさわー じゅくせいつけこみれもん / たからしゅぞう
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寶 極上レモンサワー シリーズに新顔「熟成つけ込みレモン」が登場。発売日は、本日9月4日。
これまで、瀬戸内レモン、丸おろしレモン、
つけ込み塩レモン
と3種出ており、これが4種めとなる。
グラスに注いだ液色は、ほんのり黄色く濁っている。
注いでいる時、炭酸がジュワジュワ音を立てて踊り、その後もグラスの中を大量の細かな気泡が立ち昇る。
香りは、やや尖りがあって、しかも深みやコクも感じさせるレモン香。
しっかりとしたボディ感が想像される。
味はとても酸が強いだけでなく、甘みのコクがあるのが特徴。
爽やかでありながら、飲みごたえもある。アルコールの刺激も強い。
飲み込んだ後には、強い酸味のヒリヒリ感と、穏やかな甘みと軽い苦味が残る。
果汁8%。アルコール分7%。糖づけレモンシロップ使用。
原材料名:レモン、レモンシロップ、レモンエキス、焼酎(国内製造)、糖類/酸味料、香料、トレハロース。
繁盛店がこだわるレモンサワーの味わいを参考に、樽貯蔵熟成酒を厳選しブレンドした宝焼酎と、
こだわりのレモンを使用したひとクラス上のレモンサワー。
<熟成つけ込みレモン>は、レモンをじっくり砂糖につけ込んだ、熟成感のある贅沢なコクが特長。
いろいろなレモンサワーの味わいをお楽しみください。
この4作目も、シリーズのブランドイメージにぴったりというか、
予想を大きく超える素晴らしい出来映えと言える。
4種の中では一番甘みのある製品だが、わざとらしくなく、必然性のある甘さ設定だ。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43347DAEE#00 |
2018年9月5日[1]
No.6948: 愛のスコール 赤りんごサワー <期間限定> / サッポロ
あいのすこーる あかりんごさわー <きかんげんてい> / さっぽろ
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サッポロビールと南日本酪農協同(デーリィ)
のコラボによる、愛のスコールホワイトサワー の派生商品「愛のスコール 赤りんごサワー」。
発売日は、9月4日。
グラスに注いだ液色は、濁りのある薄黄色。まさにホワイトソーダにりんご果汁が入ったような色。
香りは、ツンとしたりんご香に乳臭い感じが混じる。
豊潤な味が想像される。
味は香りの印象どおり甘酸っぱさ満載。りんご味はこんなに乳酸飲料に合うのかという感動は、
カルピスサワーでも同様に感じたことがある。たっぷりと豊潤。少々くどいが、それがキャラクターだ。
アルコール分4%。果汁1%。原材料名:りんご、乳等を主要原料とする食品、ウォッカ、糖類/炭酸、酸味料、安定剤(大豆多糖類)
、香料、黄色4号、赤色40号。
赤りんごサワーが出たとなると、次は青りんごサワーを期待することになる。乳酸飲料との相性は、
むしろ青りんごのほうが良いだろうと思われるので。
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チューハイ・カクテル等
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2018年9月5日[2]
No.6949: ウィルキンソン・ハード 無糖ドライ / アサヒ
うぃるきんそん・はーど むとうどらい / あさひ
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人気の アサヒ ウィルキンソン・ハード「無糖ドライ」が新しくなっている。
8月28日の発売であった。
グラスに注いだ液色は、無色透明。注いでいる時、ビリビリと音を立て、
その後もグラスの中を断続的に気泡が立ち昇る。
香りは、ほんのり控えめで鋭い柑橘香。レモンのようである。
味は、無糖ドライの名にふさわしく、とてもシャープ。但し、スピリッツのほろっとした甘さは少しある。
さらに、レモン的なややジューシーな風味もある。
舌触りがビリビリとし、アルコール感もとても強い。
アルコール分9%。無果汁。GIN使用。糖質0。甘味料0。プリン体0.0。
原材料:ジン、レモンライムスピリッツ、グレープフルーツスピリッツ、酸味料、香料。
ニュースリリースによると、今回のリニューアルは、次のように説明されている。
お客様にご支持いただいている、炭酸強めで甘くない味わいをよりお楽しみいただくために、
原材料の配合バランスを見直すことで、飲みやすさを向上させて発売します。
どういう点が飲みやすくなったのだろうと考えてみると、
従来品 よりも柑橘感がやや立ったかな?という程度。
もっと酒臭かったように記憶しているが、
ほんの少しだけジューシー感が増したのではと感じた。
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チューハイ・カクテル等
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2018年9月6日[1]
No.6950: 氷結ZERO 白ぶどう / キリン
ひょうけつぜろ しろぶどう / きりん
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キリン氷結ZEROシリーズに通年新フレーバーとして「白ぶどう」が登場。
発売日は、8月28日であった。
グラスに注いだ液色は、無色透明。
いや、かすかに黄色っぽいようにも見える。
香りは、ころっと甘い白ぶどう香。この香りの印象だけだと、ある程度こってりした味わいが想像される。
味は、悪い言い方をすれば、薄い。でもそれはけなし言葉ではない。
糖類ゼロでありながら、ぶどうらしい味わいを追求した結果のこのあっさりさである。
ただ、甘味料(ステビア)特有の引っかかる甘さが口に残るので、
これが気になる人は、味が薄いわりに変な甘みがあるというふうに感じるだろう。
アルコール分5%。ポリフェノール入り。糖質0。プリン体0.0。人工甘味料0。
原材料:ブドウ果汁(マスカット果汁)・ウォッカ・酸味料・香料・ヘスペリジン・甘味料(ステビア)
使われているステビアは天然の甘味料なので、缶表記に人工甘味料0とあるわけだ。
糖質摂取を気にする女子には、ぴったりのRTDではないだろうか。
なお、既存のシチリア産レモンとグレープフルーツの2種も新しくなっているので、
後日取り上げたい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43349DAKO#09 |
2018年9月6日[2]
No.6951: ウィルキンソン・ハード 無糖レモン / アサヒ
うぃるきんそん・はーど むとうれもん / あさひ
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人気の アサヒ ウィルキンソン・ハード 無糖シリーズが新しくなっている。
昨日 無糖ドライ を飲んだので、今日はもう一方の「無糖レモン」を。
発売日は、8月28日であった。
グラスに注いだ液色は、無色透明。注いでいる時、ビリビリと音を立て、
その後もグラスの中を断続的に気泡が立ち昇る。
香りは、非常に素っ気ないレモン香。むしろアルコール臭のほうが強い。
味は、軽やかなレモン感と、強いアルコール感。甘さはほんのりと感じられる程度。
シャープであっさりしていて、切れ味抜群。
酒臭さが魅力と言いたくなる味わいだ。
アルコール分9%。無果汁。GIN使用。糖質0。甘味料0。プリン体0.0。
原材料:ジン、レモンライムスピリッツ、酸味料、香料。
昨日飲んだ 無糖ドライ も、レモン風味がついているので、
違いがほとんどわからない。口の中で転がした時、こちらのほうがレモンのジューシー感がより強いかな?
と感じる程度だ。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43349DAKO#09 |
2018年9月7日[1]
No.6952: アサヒ ザ・ダブル / アサヒ
あさひ ざ・だぶる / あさひ
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アサヒから変わり種ビールが登場。
9月4日にファミリーマート・サークルK・サンクス限定で発売された「アサヒ ザ・ダブル」。
何がダブルかというと、ピルスナーとエールを混ぜたビールだということ。
こんな試みは、おそらく史上初ではないだろうか。
グラスに注いだ液色は、深い黄金色。オレンジ色に近い。
泡はかすかに黄色っぽく、きめ細かく、力強く盛り上がって泡持ちも良い。
香りは、非常に甘く深い。但し、ベースにはスーパードライを彷彿とさせる、乾いた穀物香のようなものが感じられる。
味は香りの印象どおり甘苦い。野太いコクがある。
甘さと苦さが拮抗しているので、いずれに引っ張られることなく、緊張感のある味わいが続くのだが、
飲み込んだ後には、舌の根の両奥に収斂性のある苦味が残る。
アルコール分5.5%。原材料:麦芽・ホップ。
アサヒ社のニュースリリースでは、商品特性を次のように説明している。
『アサヒ ザ・ダブル』は、麦芽100%のピルスナータイプのビールと麦芽100%のエールタイプのビールをブレンドした日本初のビールです。
すっきりした味わいのピルスナーに、華やかな香りとコクのある味わいが特長のエールをブレンドし、
双方の特長を活かした新しい味わいを実現しました。また、アルコール分5.5%で、しっかりした飲みごたえをお楽しみいただけます。
ビール好きには改めて説明する必要は無いと思うが、ピルスナーとはラガー(下面発酵)のうちの1種で、
国内大手製造の売れ筋ビールの多く(スーパードライ、プレモル、キリンラガー、一番搾り、黒ラベル等)はこのスタイル。
一方、エール(上面発酵)はラガーとは使用する酵母が違い、また発酵温度は基本的に下面発酵よりも高い。
世界中のビールのほとんどはラガーかエールに二分される(他に、ランビックと呼ばれる自然発酵がある)。
この製品はピルスナー&エールと説明されており、エールについては具体的なスタイルが明示されていないが、
色合いと風味からしてペールエールであろうか。
ビールは嗜好品なので、消費者目線で言うと、飲む人が美味しいと感じられれば、実は製法などどうでもいい。
しかし、造る側からすると、異なる製法のものを混ぜるなど、やってはいけないというか、とても考えられないことかもしれない。
今回の発想って、技術屋さんではなく営業畑のほうから出たものかなあと、素人ながら想像する。
営業部責任者:「ラガーとエールをそれぞれオールモルトで造って後から混ぜたら、今までにない、面白いものができるんじゃないか?」
醸造技師:「え゛! 今なんて言いました!? バカなこと言わないで下さい!! 一生懸命ビールを造っている者を冒涜するような話ですよ!!」
「S社のプレモルと香るエールでも混ぜて飲んどきゃいいでしょ!」
もしそんなせめぎ合いがあったとするなら、私は心情的に技術屋さんに近いので、
こんな突飛な発想の商品はあまり売れて欲しくない。もっと正攻法で勝負して欲しいと思う。
とまあ、こんなに騒いでいること自体、大多数の消費者にはピンと来ないことなのかもしれないが。
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ビール
CODE:43350FMEEK#03 |
2018年9月7日[2]
No.6953: 氷結ZERO シチリア産レモン / キリン
ひょうけつぜろ しちりあさんれもん / きりん
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キリン 氷結ZERO シリーズが新しくなっている。7月製造品からのリニューアルである。
通年2種あるうち、今日は「シチリア産レモン」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、無色透明。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、通常の氷結シリーズと同じく、フレッシュ感とジューシー感にあふれるレモン香。
スキッとクリアな印象だ。
味は香りの印象どおり透明感があり、キュンと酸味が強い。甘さは極めて抑えられている。
アルコール感は強くない。飲み進めると、口中に酸っぱさが蓄積される感じ。
ZEROの名に恥じないあっさりした味わい。
果汁4.2%。アルコール分5%。糖類0。プリン体0。人工甘味料0。
原材料:レモン果汁・ウォッカ・酸味料・香料・ビタミンC・甘味料(ステビアK)。
シチリア産レモンの氷結ストレート果汁を主に使用した、3つのゼロ(糖類0、プリン体0、人工甘味料0)のクリアで爽快なおいしさ。
なお、同時に新しくなっているグレープフルーツは、明日以降掲載予定。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43350DAKO#RN07 |
2018年9月8日[1]
No.6954: もぎたて まるごと搾り洋梨 <期間限定> / アサヒ
もぎたて まるごとしぼりようなし <きかんげんてい> / あさひ
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アサヒもぎたて の期間限定品「まるごと搾り洋梨」。発売日は、9月4日。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明だが、かすかに白濁。
香りは、生っぽい洋梨香だが、やや苦味が強そうな印象。
味は、強めの苦味とたっぷりとした甘み。この2つの要素が押してくる。
アルコール感も極めて強いので、極めてパワフルな味わい。
もう少し甘さを抑えることはできなかったのか?と思ってしまうほど、
強い甘さが口に残る。
アルコール分9%。果汁2%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。着色料ゼロ。
原材料:ウオッカ、西洋なし果汁、ブドウ種子エキス、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース、
アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)。
2018年9月〜11月までの出荷予定
前回発売は昨年7月であったので、約14か月ぶりの登場となる。前回は 手摘み洋梨
という商品名だったが、中身はどうやら変わっていないようである。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43351KSES#04 |
2018年9月8日[2]
No.6955: 氷結ZERO グレープフルーツ / キリン
ひょうけつぜろ ぐれーぷふるーつ / きりん
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キリン 氷結ZERO シリーズが新しくなっている。7月製造品からのリニューアルである。
通年2種あるうち、既に昨日 シチリア産レモン を飲んでいるので、今日は「グレープフルーツ」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、ほんのりと白濁。
香りは、一般的なグレフルチューハイにありがちな、ガムのように甘そうなグレフル香だが、
軽やかであり、そんなに甘ったるくはなさそうである。
味は軽やか。すっきりとした口当たりであり、かつ、苦味もマイルド。
思わず薄いと言ってしまいたくなる軽やかさだ。
アルコール分5%。果汁4.2%。糖類0。プリン体0。人工甘味料0。
原材料:グレープフルーツ果汁・ウォッカ・酸味料・香料・甘味料(ステビア)。
グレープフルーツの氷結ストレート果汁を使用した、3つのゼロ(糖類0、プリン体0、人工甘味料0)のクリアで爽快なおいしさ。
こちらも レモン 同様、天然甘味料のステビアを使用しているため、
人工甘味料0をうたっている。
しかしそのステビアの甘さが口に残るため、決して後味が爽やかなわけではない。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43351DAKO#RN07 |
2018年9月9日
No.6956: 赤玉パンチ / サントリー
あかだまぱんち / さんとりー
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サントリーからコンビニエンスストア限定で発売された「赤玉パンチ」。発売日は、9月4日。
グラスに注いだ液色は、透明感のある暗赤色。泡はピンク色。
細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
香りは、お菓子などの"赤ワイン味"といったら思い起こされるような、たっぷり甘みが強いぶどうジュースみたいな感じ。
まさに赤玉スイートワインの匂いだ。
味は香りの印象どおり、べたつくような甘さ。ジュースでもここまで甘いものはないんじゃないかと思える甘みの強さ。
炭酸はピリピリと効いているけれども、爽やかさはほぼない。
赤玉由来のこのたっぷりとした甘さを楽しむべき製品。
甘味果実酒。輸入果汁使用。アルコール分6%。
原材料名:濃縮還元ぶどう果汁(外国産)、ぶどう(日本産)/炭酸、酸味料、ぶどう色素、酸化防止剤(亜硫酸塩)。
販売者:サントリーワインインターナショナル(株)、東京都港区台場2丁目3-3。
製造場:サントリースピリッツ(株)、栃木県栃木市仲方町字堤下20。
1907年に誕生した赤玉スイートワインをソーダで割ったワインサワーです。シュワッと爽快、
スッキリした甘さをお楽しみ下さい。
缶にスッキリした甘さなんて書いてあるが、ほとんどスッキリはしていないので、ご注意を。
赤玉スイートワインは、当初、赤玉ポートワインと名乗っていた。
ポート(ポルト酒=酒精強化ワイン)に似せて造ったからだと思われるが、
一般的な日本人がまだ本格的なワインの渋味や酸味に十分に慣れていない時代に、
甘く飲みやすいものをという意図で開発されたもので、大きな存在意義のあった製品。
100年以上経った今も続いているのは、一定のファンがいるからであろう。
その歴史ある製品を、最近のお酒に強くない若者にも飲んでもらうため、
あえてコンビニにしぼって提供しようという戦術なのだろう。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43352FMEEK#05 |
2018年9月10日[1]
No.6957: もぎたて 手摘み白桃 / アサヒ
もぎたて てづみはくとう / あさひ
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アサヒもぎたて「手摘み白桃」は、今年2月に期間限定品として初登場したものだが、
人気を博したとのことで、めでたく通年品として帰ってきた。中身をリニューアルしており、
缶左肩に New! の文字がある。
発売されてから少々時間が経ってしまったが、発売日は8月7日であった。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。
当初は、炭酸がジュワジュワと音を立てているが、すぐに静まる。
香りは、甘さが強調された生っぽい白桃香。ややわざとらしいかもしれない。
味は香りの印象どおり甘味が強いが、酸も効いている。ただ、バランスとしてはやはり圧倒的に甘味が強く、
さらにアルコールのボリューム感も手伝って、こってりした味わい。
アルコール分9%。果汁1.2%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。着色料ゼロ。
原材料:ウオッカ、もも果汁、ブドウ種子エキス、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
限定発売時 の私自身のコメントと比べても、味の違いはよくわからなかった。
ニュースリリースによると、
「今回、更に白桃の華やかな香りと果実感を楽しめる味わいに変更し、アルコール度数は9%で、しっかりとした飲みごたえです。」
とのことだが、前回も十分華やかだったので、どう変わったのか感じ取れなかった。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43353SEST#34 |
2018年9月10日[2]
No.6958: トリスハイボール 合うんだナ トリカラ缶 / サントリー
とりすはいぼーるかん あうんだな とりからかん / さんとりー
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先日、セブンイレブンで偶然に発見したもの。
「Special Edition」とあり、
「合うんだナ トリハイ&カラアゲ」の文字とともに、
キャラクターのアンクルトリスがハイボールと唐揚げを手にしているイラストがついている。
中身は通常のトリスハイボールなので、味についてのコメントは割愛する。
アルコール分7%。レモン浸漬酒使用。果汁0.1%。
原材料名:ウイスキー、レモンスピリッツ、レモン、糖類、香料、酸味料。
ほとんど情報がないので、どの範囲で売られているのか定かではない。
買った当初は、セブンイレブン限定品なのかと思ったが、検索してみると、ファミマで購入したと書いている方もいる。
もしかすると、コンビニ限定品なのかもしれない。
トリハイは昨年、ローソン限定缶、ファミマ限定缶などを出していたが、今年はチェーンを区別せず、
同一缶で全コンビニをカバーしようということか。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43353SEST#UK |
2018年9月11日[1]
No.6959: カクテルパートナー ラムオレンジ <期間限定> / アサヒ
かくてるぱーとなー らむおれんじ <きかんげんてい> / あさひ
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アサヒカクテルパートナーシリーズ(通称カクパー)に限定品2種が登場。発売日は、本日9月11日。
2種のうち、今日は「ラムオレンジ」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある淡いオレンジ色。注いでいる時シュワシュワと音を立て、
その後は細かい気泡がグラスの中をピキピキと断続的に立ち昇る。
香りは、比較的尖りのあるオレンジ香。酸が強そう。
アルコール臭は強くない。
味は香りの印象どおりオレンジの酸味が効いている。さらに炭酸の刺激がビリビリとしているので、
引き締まった印象。但し、甘味も弱いわけではなく、しっかりと感じられる。
ウォッカや焼酎ではないアルコール風味が確かにあり、ラムだと言われればそんな気はするのだが、言い当てるのは難しい。
果汁1%。アルコール分3%。
原材料:ラム、オレンジ果汁、糖類、酸味料、香料、カラメル色素、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、ベニバナ色素。
2018年9月〜11月までの出荷予定
缶を見れば、ハロウィン向け商品ということがわかる。
近年はハロウィン商戦が活発で、クリスマスに次ぐ市場規模とも言われている。
最近の若者はいわゆる草食系が多いので、カップルで過ごすことが推奨されるクリスマスやバレンタインなどと比べ、
ハロウィンは大勢で盛り上がることができるからいいということらしい。その真偽はともかく、
イベント好きな人が多いのは事実なようだ。
ところで、昨年 までカクパーのハロウィン向け商品は、
2種を混ぜると違う色、違う味になるといった工夫がなされていた。それなりに面白くはあったが、
同時に2本飲まなければならないのがネックとも言えた。まあ、パーティが想定されているから、
混ぜてから複数人で分けて飲んだらいいのだが、そういうニーズはそう多くはなかったのかもしれない。
そもそも混ぜるのが難しく、混ぜても思ったような仕上がりにならないという問題もあった。
そういったことが理由なのかは分からないが、今年は2種別々のカクテルとして出された。
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チューハイ・カクテル等
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2018年9月11日[2]
No.6960: 残波 ゆずスパークリング / 比嘉酒造
ざんぱ ゆずすぱーくりんぐ / ひがしゅぞう
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沖縄の泡盛 残波 を使ったびん入りカクテル「残波 ゆずスパークリング」。
いつ入手したのか忘れてしまうほど放置してあったが、ようやく飲むことに。
グラスに注いだ液色は、かすかに濁りのある淡いレモン色。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、ゆずの青臭さもあるが、レモンのようなジューシー感のある柑橘香が特徴。
泡盛とはすぐには分からないが、とにかく酒臭い。
味は香りの印象どおりキュッと酸っぱいが、同時に泡盛の深みある甘さが感じられる。
一般的なゆず味チューハイに比べれば、かなりくせが強いのは当然。
飲みごたえ十分。
果汁3%。アルコール分5%。
原材料:泡盛、糖類(果糖ぶどう糖液糖、オリゴ糖)、ゆず果汁、香料クエン酸、ビタミンC、炭酸ガス。
製造者:大円食品工業株式会社、兵庫県神崎郡福崎町西治862-23。
販売者:有限会社比嘉酒造、沖縄県読谷村字長浜1061。
甘さすっきり、ゆず果汁3%の飲みやすい炭酸入り低アルコール飲料です。
琉球泡盛「残波」がベースです。
泡盛残波は、たぶんどこかの飲食店で飲んだことはあるけれど、その味わいをしっかり覚えているわけではないので、
どこまで個性が活かされているのかは私にはわからない。ただ、泡盛独特のパンチ、後味はよくわかる。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43354WAGZ#UK |