2018年10月22日[1]
No.7041: サッポロラガービール 2018 / サッポロ
さっぽろらがーびーる 2018 / さっぽろ
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通称「赤星」と呼ばれる「サッポロラガービール」。
普段は料飲店限定のビールなのだが、10年ほど前から時折缶入り製品として、酒販店で全国販売されている。
当サイトで把握している限り、これまで
2008年、
2009年、2014年、
2016年7月、同年11月、
2017年6月、同年11月、
2018年7月 と8回登場し、これが9回目で、
今回は10月16日の発売。わずか3か月のインターバルでの復活である。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りの印象としては、どっしりと重みがあり、土や乾いた穀物のような少し甘いニュアンスの香りがする。
華やかさはない。実にサッポロらしい特徴だ。
味は香りの印象どおり、ズシッとした苦味の重みがあり、引き締まった味わい。
モルトの力強さを感じる。
アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ、米、コーン、スターチ。
缶裏に、次のような説明文がある。
1930年代、昭和モダンと称されるこの時期には、西洋文化が浸透し、
ビヤホールやカフェでビールを楽しむ人も増えました。
戦前のビールの売上はピークを迎え、家庭で飲むビールも少しずつ定着してきたものの、
まだまだ高価で高嶺の花でした。期せずして第二次世界大戦が始まり、
全てのビールの商標が「麦酒」と統一されるのは1943年になります。
ラベルの赤い星は「北極星」。日本で最も歴史あるビールブランド、サッポロラガービール。
昨日飲んだ アサヒ生ビール が現在のスーパードライの礎だとするなら、
この製品は現在の サッポロ黒ラベル の源流と言える製品。
それぞれの会社のビールづくりのポリシーのようなものが現れていて、それぞれに魅力がある。
日本という国は、本当に良いラガービールに恵まれた贅沢な国だとつくづく思う。各メーカーさんに感謝。
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ビール
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2018年10月22日[2]
No.7042: Sounama DRY BEER(韓国産ビール / 輸入:日本流通産業)
そうなま どらいびーる
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当サイトのご協力者・
森康哲さんから戴いたもの。
日本流通産業は、全国の中堅スーパーチェーンが加盟するニチリウグループの総本山で、
私の住む関西の加盟社には、ライフ、平和堂、コープこうべ等がある。
Sounama というのは、以前からニチリウのP.B.として売られていた韓国産新ジャンルのブランドで、
漢字で「爽生」と書く。今回は、そのビールである。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、当初こそ盛り上がるが、すぐに減衰。
香りを嗅ぐと、少し劣化していることに気づく。製造から時間が経っているからだろう。
元々はすっきりと透明な香りであろうことは分かる。軽快なホップ香があるが、
もしかすると麦芽使用率が低いのか、雑穀臭のようなものが感じられる。
味も香りの印象どおり、概ねクリアなのだが、ふわっとした甘さがあるのに、
ビールらしいコクは乏しい。ドライだからというのではない。基本的にエキス分の不足というか、
味に力がない。これ本当にビールか?と思わざるを得ない。
アルコール分5%。原材料名:麦芽、ホップ、コーンスターチ。
輸入者及び引取先:日本流通産業(株)、大阪市中央区本町3丁目1番15号。
原産国名:韓国。
もしかすると、今年春に改正された酒税法に基づき、麦芽使用率が相当低い
(麦芽が原材料中の50%以上であればビールを名乗れるようになった)のではないかと想像する。
ビールらしいコクがまったくなく、新ジャンルのような臭みすらある。
バドワイザーのようなアメリカンライトラガーよりも、さらにスカスカな味である。
念のため言っておくが、決して私の好みの問題ではない。当サイトでは、私の個人的好みは排して、
客観的な品質の良し悪しを評価するのを旨としている。
人様から戴いたのに、散々な書き方をして大丈夫か?とご心配の向きもあろうかと思うが、
私が人様から物を戴く時には、率直に酷評しますよ、というのを条件にしている。
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ビール
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2018年10月23日[1]
No.7043: −196℃ 冬のみかん <限定出荷> / サントリー
まいなす196ど ふゆのみかん <げんていしゅっか> / さんとりー
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サントリー -196℃の期間限定品2種が登場。発売日は、本日10月23日。
2種のうち、今日「冬のみかん」を飲みたい。昨年もこの時期に出ていたものだ。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色だが、かすかに黄色っぽく色づいている。気泡は少なく、炭酸は弱そう。
香りは、かなり甘味が強そうだが、基本的にはスキッと酸が立ったオレンジ香。
味は、実際かなり甘味が強い。香りの印象とは少し違い、柔らかな口当たり。
アルコール感は弱め。すっきりと飲みやすい。
アルコール分5%。みかん浸漬酒使用。
原材料名:みかん、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
和歌山県の温州みかんを使用。じんわり広がるやさしい甘さとやわらかな酸味が特長の味わいです。
昨年の製品 から中身は変わっていないようである。
パッケージもほぼ同じであるが。
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チューハイ・カクテル等
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2018年10月23日[2]
No.7044: Style ONE シャイン・モルト / 眞露
すたいる・わん しゃいん・もると / じんろ
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今日もまた、当サイトのご協力者・
森康哲さんから戴いたものを飲む。
Style ONE(スタイルワン)は、ユニー(アピタ・ピアゴ)、イズミヤ、フジが共同で立ち上げたP.B。
SHINE MALT(シャイン・モルト)は、同ブランドの新ジャンルであるが、当サイトでは2012年に取り上げたのが最初である。
元々これらチェーンの店が近隣にないことから、私には縁遠い商品であり、
リニューアルされたとしても気づかないことが多い。
今回も、ありがたく頂戴して、最新商品を知ることとなった。
グラスに注いだ液色は、新ジャンルにしてはかなりしっかり濃い黄金色。
泡は当初盛り上がるが、すぐに減衰。
香りは、かなり爽快なホップ香が立ち、少しびっくりする。
新ジャンル特有の臭みはほとんど感じない。
味は苦味が強く、飲みごたえがあるが、どうしても新ジャンル特有の甘味が気になる。
強い苦味がそれを制し、かなりビールに近い雰囲気はあるが、飲み込んだ後に甲類焼酎のような甘味が少し残る。
アルコール分6%。原材料:発泡酒(コーンスターチ、麦芽、大麦、ホップ)、スピリッツ(大麦)。
原産国:大韓民国。輸入者及び引取先:眞露株式会社、東京都港区六本木4-4-8。
韓国で造ったものを輸入している形だが、輸入者・ジンロも元々韓国の会社である。
安いP.B.新ジャンルの中では、かなり優秀な部類であることは間違いない。
バランスが良く、毎日飲んでも飲み飽きないキャラクターには仕上がっている。
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新ジャンル
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2018年10月24日[1]
No.7045: −196℃ 冬の柚子 <限定出荷> / サントリー
まいなす196ど ふゆのゆず <げんていしゅっか> / さんとりー
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サントリー -196℃の期間限定品2種が登場。発売日は、10月23日。
2種のうち、昨日既に 冬のみかん を掲載したので、今日はもう一方の「冬の柚子」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、ほぼ透明だが、かすかに黄色っぽく濁っている。細かい気泡がグラスの中を断続的に昇る。
香りは、柚子らしく青臭いが、ジューシー感がかなりある。
柑橘らしいと言える。
味は香りの印象どおりジューシー。甘味が強く、同時にゆずの青臭い香味がある。
しっかりと濃い味わい。
アルコール分5%。柚子浸漬酒使用。
原材料名:柚子、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
徳島県の香り豊かな柚子を使用。ふわっと華やかな柚子の香りとすっきりした甘酸っぱい味わいです。
昨日飲んだ 冬のみかん 同様、
こちらも 昨年の製品 と中身は同じもののようである。
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チューハイ・カクテル等
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2018年10月24日[2]
No.7046: Style ONE シャイン・モルト 糖質70%オフ / 眞露
すたいる・わん しゃいん・もると とうしつ70ぱーせんとおふ / じんろ
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今日もまた、当サイトのご協力者・
森康哲さんから戴いたものを飲む。
昨日、Style ONE シャイン・モルト を掲載したが、
今日は同ブランドの「糖質70%オフ」を取り上げる。
Style ONE(スタイルワン)とは、ユニー(アピタ・ピアゴ)、イズミヤ、フジの共同P.B.である。
グラスに注いだ液色は、新ジャンルの糖質オフ製品とは思えない、しっかりとした黄金色だ。
泡を立てるため、注ぐ時に思い切り高いところからグラスに落としたら、
かなりきめ細かい泡が盛り上がったが(写真)、すぐに減衰した。
香りは、昨日飲んだ通常版シャイン・モルトと同じく、爽快なホップ香が立っている。
新ジャンル特有の臭みはほとんど感じないが、やや甘そうなニュアンスはある。
味は香りの印象どおりスッキリとした口当たりで、適度な苦味が効いている。
クセが無く、すいすい飲めるが、飲み進めると、やはり新ジャンル特有のアルコールの甘味のようなもの
(甲類焼酎の後味みたいな感じ)が少し残る。
アルコール分4%。原材料:発泡酒(麦芽、糖類、食物繊維、ホップ)、スピリッツ(大麦)。
原産国:大韓民国。輸入者及び引取先:眞露株式会社、東京都港区六本木4-4-8。
味の透明感は新ジャンルとしては素晴らしく、毎日飲んでも飲み飽きないキャラクターに仕上がっている。
適度な苦味が効いている点がポイントである。
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新ジャンル
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2018年10月25日[1]
No.7047: 一番搾り とれたてホップ生ビール 2018 <限定出荷> / キリン
いちばんしぼり とれたてほっぷなまびーる 2018 <げんていしゅっか> / きりん
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毎年この時季に出ているキリン「一番搾り とれたてホップ 生ビール」。
今年の発売は、10月23日。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、力強くよく盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りは、みずみずしく爽快なホップ香が力強く立つ。
基本的キャラクターは例年同様ではあるが、今年は特にフレッシュ感が強いように思う。
その分、モルトの存在感が少し後退しているようにも感じる。
昨年まではこんなに強く香り立ってはいなかった。
味はやや甘いニュアンスを帯びたジューシーなコクがあり、
そこにしっかりとした渋味がからんでいる。苦味もビシッと感じられる。
決して重たくはなく、最後まで軽やかでジューシーな香味が存在感を主張する。
アルコール分5%。原材料:麦芽・ホップ。岩手県遠野産ホップ使用。
※2018年に岩手県遠野市で収穫したての生ホップ「IBUKI」を急速凍結し、使用しています。
キリン社のビールのキャラクターとして、華やかさを前面に出すということがあまりなく、
これまでいくら「とれたてホップ」と名乗っていても、とれたて感が強調されることはなかった。
決して浮ついた味のものは出さない。地味と言われても苦味を中心に据える。
えぐみと捉えられたとしても、押し出しの強い味に仕立てる。
そういう戒律があるのではないか?と言いたくなるのがキリンビールだが、
今回はかなり踏み込んだ感じがする。
なぜ今年は急に華やかになったのだろう。ニュースリリースをチェックしたら、次のような記述があった。
さらに今年は、より「IBUKI(いぶき)」のフレッシュなホップ感が引き立つよう、ホップの使用量・投入方法を工夫しています。
このように変えたのは、マーケティングの結果なのだろうと思うが、
往年のキリンビールファンの中には、こんな女性的で華やいだビールは飲みたくない、という人も多いかもしれない。
実は 通年品の一番搾り が昨年リニューアルしたときから、その変化は既に始まっていたように思うのだが。
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ビール
CODE:43398YMMS#02 |
2018年10月25日[2]
No.7048: 寶クラフト 愛知蒲郡みかん <地域限定> / 宝酒造
たからくらふと あいちがまごおりみかん <ちいきげんてい> / たからしゅぞう
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今年3月6日に地域限定で発売された 寶クラフト 「愛知蒲郡みかん」。
販売地域は愛知県、三重県、岐阜県ということで、関西在住の私は入手できないでいたのだが、
当サイトの中京地区在住ご協力者
森康哲さん からこの度寄贈頂いた。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある黄色。まさにみかん色と言える。気泡は少なく、炭酸は弱そう。
香りは、かなりシャープな感じの柑橘香で、みかんと一般的に言って想像されるよりも、かなり酸っぱそうな感じがする。
口当たりは香りの印象どおりヒリっとした酸味がアクセントになっているが、その後しっかり甘味もある。
両者が強く、それがコクを作っている。
このシリーズ特有の生っぽさというか、手作り感が満載であり、最後までジューシーでナチュラルな味わいが続く。
果汁10%。アルコール分7%。
原材料名:みかん(蒲郡産)、レモン、アルコール、焼酎、糖類/酸味料、香料、カロチン色素。
三河湾の暖かな潮風と自然に育まれた蒲郡みかんの果汁と、果実をまるごとつかった蒲郡みかんピューレ、
厳選した樽貯蔵熟成焼酎を合わせた「ひとてま造り」で丁寧に仕込みました。蒲郡みかんの上質な甘みと酸味に、
ほのかにピール感が残る味わいです。
尖った味わいの正体は、レモンであった。みかんだけでは足りないシャープさというかピチピチ感を与えてくれているから、
良い補佐役と言えよう。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43398PRST#233 |
2018年10月26日[1]
No.7049: ザ・カクテルバー プロフェッショナル ラム&コーラ <数量限定> / サントリー
ざ・かくてるばー ぷろふぇっしょなる そるてぃどっぐ <すうりょうげんてい> / さんとりー
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サントリー ザ・カクテルバー プロフェッショナル シリーズから限定品「ラム&コーラ」が出た。
発売日は、10月23日。
グラスに注いだ液色は、ほぼコーラ。いや、少し薄いかな?という程度。
注いでいる時、ジュワジュワと炭酸が音を立てているが、気泡はすぐに収まる。
香りは、コーラだけじゃない。ガラナ?黒糖?と思うほど、複雑な感じがあるが、
ラムによるものだと気づく。
味は香りの印象どおり、黒糖のような甘味がある。コーラとラムによる相乗効果だとは思うのだが、
かなりブラウンな味わい。飲み進めると、アルコール感がしっかりと感じられ、ずしっと胃に溜まってくる感じだ。
アルコール分7%。ライム浸漬酒使用。
原材料名:スピリッツ(国内製造)、ラム、ライム浸漬酒、糖類/炭酸、カラメル色素、香料、酸味料、苦味料。
コーラの刺激感トラムの芳醇な香りがマッチした、バーで飲むようなキューバリブレ(ラム&コーラ)。
上記説明文にあるように、ラムベースでコーラを使ったカクテルは、キューバリブレ(キューバリバー)と呼ばれる。
一般的には、強いカクテルを飲み慣れない人用のお子さまカクテルと思われがちだが、
こうしてしっかり強めの味わいにすれば、酒好きにも飲んでもらえる仕上がりとなる。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43399YMMS#03 |
2018年10月26日[2]
No.7050: 寶クラフト 伊勢路マイヤーレモン <地域限定> / 宝酒造
たからくらふと いせじまいやーれもん <ちいきげんてい> / たからしゅぞう
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今年9月25日に地域限定で発売された 寶クラフト 「伊勢路マイヤーレモン」。
販売地域は三重県、愛知県、岐阜県ということで、関西在住の私は入手できないでいたのだが、
昨日飲んだ 愛知蒲郡みかん と一緒に、当サイトの中京地区在住ご協力者
森康哲さん から寄贈頂いたもの。
グラスに注いだ液色は、やや黄色っぽく濁っている。気泡は少なく、炭酸は弱そう。
香りは、フレッシュでシャープなレモン香。鋭いが、生っぽさがあるので、適度にジューシー。
味は甘味が極めて弱く、香りに感じたフレッシュな酸っぱさが満載である。
非常に鋭い酸と、その周りにジューシーな肉付きがあるため飲みごたえ十分。
アルコールが決して弱いわけではないのだが、飲んでいる時は酸っぱさと苦さが前面に立ち、
アルコールがあまり感じられない。しかし、飲み進めると、実はかなり高アルコールであることが、
程なくして実感される。
果汁2%。アルコール分8%。
原材料名:レモン(三重県産)、レモンペースト、レモンスピリッツ(国内製造)、焼酎、糖類/酸味料、香料。
レモンとオレンジの掛け合わせで誕生したといわれるマイヤーレモン。世界遺産「熊野古道」の伊勢路ルートにある
三重南紀産のマイヤーレモン果汁とレモンペースト、厳選した樽貯蔵熟成焼酎を合わせた「ひとてま造り」
で丁寧に仕込みました。レモンの豊かな香りとすっきりとした甘さ、コクのある味わいが特長です。
原材料選びから造りに至るまで、かなり贅沢な製品だから、
一般的なレモンチューハイとは一線を画す内容である。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43399PRST#233 |
2018年10月27日[1]
No.7051: ウィルキンソン・ハード 無糖オレンジ <期間限定> / アサヒ
うぃるきんそん・はーど むとうおれんじ <きかんげんてい> / あさひ
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アサヒ ウィルキンソン・ハード シリーズの期間限定「無糖オレンジ」。
発売日は、10月23日。
グラスに注いだ液色は、無色透明。注いでいる時、ジュワジュワと大きな音を立てているが、
すぐに大人しくなり、その後は細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇る。
香りは、ふわっと甘い、しかしコクのなさそうなチープな感じのオレンジ香が立つ。
このシリーズでオレンジとは、いったいどんな味なのだろう。少しは甘いのか?それとも、全く甘くないのか?
実際に口にしてみると、やはりほぼ甘くない。オレンジっぽい風味なのに、甘味だけスパッと切り取ったかのような、
不思議なシャープさ。ただ、ほわっとしたアルコールの甘さはある。
アルコール分9%。原材料:ジン、レモンライムスピリッツ、グレープフルーツスピリッツ、酸味料、香料。
なんと、原材料を見ると、オレンジの文字がまったくない。つまり、オレンジ風味は香料によるものだ。
シリーズの中では一番甘い製品だとは思うが、一般的な缶チューハイ、缶カクテルに比べれば、
味気ないくらいにすっきりした製品だ。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43400DAKO#04 |
2018年10月27日[2]
No.7052: ザ・プレミアム・モルツ 醸造家の贈り物 <限定醸造> / サントリー
ざ・ぷれみあむ・もるつ じょうぞうかのおくりもの <げんていじょうぞう> / さんとりー
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この製品を入手することはほぼ諦めていた。
2018年夏のギフト専用商品として、5月29日に発売されたもので、プレモル3種セットの中に入っている
「醸造家の贈り物」。残りの2種は通常のプレモルと香るエールで、各2本ずつの計6本パックという、
自家消費狙いの「カジュアルギフト」という名目で販売された。
先日たまたま酒D.S.の やまや に立ち寄ったところ、売れ残りをみつけた。もっと早くに探しに行っていれば、
もっと早くに入手できたということなのだが。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。
泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも悪くない。
写真ではあまり盛り上がっていないように見えるが、当初の注ぎ方が悪かっただけで、
もう一度注ぎ直したら、こんもりと盛り上がった。
香りは、プレモルらしい甘いホップ香が立ち、ファットで肉感的。だが、同時に苦味もかなりありそうである。
味は香りの印象どおり肉付きが良く、豊かな甘さの中にしっかりとした苦味もあるのだが、
どこか若々しいというか、繊細なジューシー感もある。
飲み続けると、苦味がどんどん蓄積されてくるので、力強いビールだと実感もするのだが、
しなやかなキャラクターであることは間違いない。
アルコール分5.5%。原材料:麦芽・ホップ。
今しか飲めない夏の爽やかなプレモルです。
缶裏に、次の文章がある。
皆様の大切なひとときを、よりすてきなものにしたい。
そんな想いで、厳選した麦芽とホップの配合に工夫を重ね、夏にふさわしい爽やかな味わいと香りを目指しました。
この夏限定のザ・プレミアム・モルツ、どうぞお愉しみください。
ビール醸造家 藤村朋子
飲んでいる間、普段のプレモルの甘さとは一段違う柔らかさというか、穏やかさを感じたのだが、
女性醸造家の作品だと知って、腑に落ちた。
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ビール
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2018年10月28日[1]
No.7053: 冬道楽 <限定醸造> / サントリー
ふゆどうらく <げんていじょうぞう> / さんとりー
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サントリーから季節限定の新ジャンル「冬道楽」が出た。
発売日は、10月23日。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。
泡は純白でやや粗く、当初は力強く盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りを嗅いで、少し驚く。甘いニュアンスを帯びたホップ香で、深みもある。
キャラクターとして、プレモルに近い。
味はまろやかでほの甘い感じなので、やはり新ジャンルかと落胆もするが、
苦味がズシッと強いので、バランスは悪くない。コク不足である点に目をつぶれば、
かなり充実した味わいである。
アルコール分6%。原材料:発泡酒(麦芽、ホップ、糖類)、スピリッツ(小麦)。
缶に「まろやかなコクと旨味」とあるように、柔らかい味わいが特徴。
コクがあると言ってもあくまでも新ジャンルとしてはという条件付であり、やはりビールとは違う。
ところで、「冬道楽」という商品名は、当サイトで把握している限り、
2002年 に同名の発泡酒が発売されてから、実に16年ぶりの復活ということになる。
名前を見た瞬間、懐かしいと思ったが、まさかそんなに昔のこととは、思いもしなかった。
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新ジャンル
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2018年10月28日[2]
No.7054: Style ONE EXTRA COLD / 眞露
すたいる・わん えくすとら・こーるど / じんろ
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今日もまた、当サイトのご協力者・
森康哲さんから戴いたものを飲む。
先日、ユニー(アピタ・ピアゴ)、イズミヤ、フジの共同P.B.である Style ONE の新ジャンル
シャイン・モルトを掲載したが、
今日は同ブランドの「EXTRA COLD」。こちらは新ジャンルではなく、ビールである。
グラスに注いだ液色は、極めて淡い黄金色。先日飲んだ新ジャンルよりも、むしろこちらのほうが薄い印象だ。
泡はやや粗く、当初こそ盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは、少し甘いマスカットのようなホップ香があるが、背後に新ジャンルみたいなアルコール臭さがあって、
麦芽使用率が低いのではないか?と想像する。
口に含むと、ピリッとした辛みというか刺激がある。
クリアで極めて軽い。コクはまったくない。
EXTRA COLD の名は、缶に書かれている氷点下熟成製法に由来するものだと思うが、
最初のピリッとした刺激が、冷たくも感じる。そのコールドなのかとも思う。
アルコール分4.5%。原材料名:麦芽、ホップ、コーンスターチ。
原産国:大韓民国。輸入者:眞露株式会社、東京都港区六本木4-4-8。
軽快すぎて、本当にこれがビールなのか?と訝しくなる。アルコールも弱いし、
さらっと1本飲み干せる感じだ。
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ビール
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2018年10月29日[1]
No.7055: 本搾りチューハイ スウィーティー&洋なし / キリン
ほんしぼりちゅーはい すうぃーてぃー あんど ようなし / きりん
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キリン本搾りチューハイ「スウィーティー&洋なし」。
イオングループ限定商品のようであるが、ほとんど情報がなく、発売日は不明。
入手したのは昨日(日曜)だったので、発売日設定としては、明日30日(火曜)ではないかと思われる。
グラスに注いだ液色は、濁りのある薄黄色。気泡は少なく、炭酸は弱そう。
香りは、グレープフルーツのように落ち着いて苦そうな柑橘香。
一方、洋なしらしい香りはほとんどしない。
味は本搾りらしく、甘味が極めて抑えられている。酸も穏やかなので、苦味が中心。
香りでは分かりづらかった洋なしの香味が確かにする。
あくまでもさっぱりとした味わいだが。
果汁38%。アルコール分4%。原材料:西洋なし・スウィーティー・グレープフルーツ・ウオッカ。
たっぷり果汁とお酒だけでできている、ギュッと搾ったスウィーティーと洋なしのやわらかい甘みと酸味の、
やさしい飲み心地が楽しめるチューハイ。
この苦さはやはりグレープフルーツによるものであった。
洋なしによって、本搾りらしからぬ甘いチューハイに仕上がっているのだが、
一般的な缶チューハイに比べれば、味気ないくらいにあっさりしていることは確か。
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チューハイ・カクテル等
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2018年10月29日[2]
No.7056: 本旨 麦仕込み 糖質70%オフ / HITE JINRO
ほんうま むぎじこみ とうしつ70ぱーせんとおふ / はいと・じんろ
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韓国の HITE JINRO がつくる「本旨 麦仕込み 糖質70%オフ」。
糖質オフでないレギュラーの 本旨 麦仕込み については、既に過去に掲載済だったが、
こちらは未掲載。今回、当サイトの中京地区在住ご協力者
森康哲さん から寄贈頂いたものである。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。
泡は純白で粗く、当初こそ盛り上がるが、泡持ちは良くない。
香りは、軽やかなホップ香があり、爽やかな印象だが、昔の発泡酒みたいな雑穀臭も少しある。
味はすっきりと澄んでいるが、ふわっと焼酎のような甘みがある。
このわずかな甘みを除けば、ほぼ味はなく、炭酸水のようにゴクゴク飲める。
香りに感じた臭みのようなものはそれほど広がらない。
アルコール分4%以上5%未満。原材料名:発泡酒(麦芽、糖類、食物繊維、ホップ)、スピリッツ(大麦)、炭酸ガス含有。
軽快で飲みやすい、最近の典型的な糖質オフ新ジャンルだ。
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新ジャンル
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2018年10月30日[1]
No.7057: 氷結 ロゼスパークリング <期間限定> / キリン
ひょうけつ ろぜすぱーくりんぐ <きかんげんてい> / きりん
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キリン氷結シリーズの期間限定「ロゼスパークリング」。発売日は、本日10月30日。
グラスに注いだ液色は、極めて淡いサーモンピンク。細かな気泡が、グラスの中を断続的に立ち昇る。
香りは、深みのある青っぽいベリー香で、カシスかブルーベリーのような感じもあるが、
正解はどちらでもなく、単にぶどうである。
味はころっと甘いぶどう味。香りに感じたように、少しブルーベリーみたいなコクと適度な渋味もある。
基本的な甘み設定が強めなので、あまりすっきりした味わいではない。
アルコール分5%。果汁1.3%。
原材料:ブドウ果汁・ウォッカ・糖類・酸味料・香料。
赤ブドウの氷結ストレート果汁を使用した、ふくよかな香りとフルーティな味わいが楽しめる、
いつもよりちょっと大人な氷結スパークリング。
昨年9月 にも出ていたが、中身は変わっていないようである。
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チューハイ・カクテル等
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2018年10月30日[1]
No.7058: のどごし ZERO / キリン
のどごし ぜろ / きりん
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キリンの新ジャンル のどごし生 の派生商品である「のどごしZERO」が新しくなった。
10月2日の発売である。
グラスに注いだ液色は、新ジャンルにしてはわりとしっかりめの黄金色。
泡はわりときめ細かく、当初はよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りはすっきり軽快で、ホップ香もかすかにする。新ジャンル特有の臭みはあまり感じない。
また、本家のどごしにあるような、接着剤みたいな匂いもほぼない。
味は極めて軽快でクリア。新ジャンル特有の甘味もほぼなく、透明感がある。
ただ、飲み進めると、甘くないクリームみたいな不思議なクセが感じられる。
本家のどごしにあるボンドみたいな臭みをものすごく控えめにした感じだ。
アルコール分4%。糖質ゼロ。プリン体ゼロ。人工甘味料ゼロ。
原材料:発泡酒(麦芽エキス・ホップ・糖類・食物繊維・大豆たんぱく・香料・乳化剤)・大麦スピリッツ。
リニューアル前 と同じく、麦芽を使った発泡酒がベースとなっている。
これは、麦芽をまったく使わない本家のどごしとは、根本的に異なる特徴である。
それゆえ、わずかにビールっぽい風味が感じられるのであろう。
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新ジャンル
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2018年10月31日[1]
No.7059: はちみつ男梅サワー <限定> / サッポロ
はちみつおとこうめさわー <げんてい> / さっぽろ
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サッポロ 男梅サワー の派生商品「はちみつ男梅サワー」。
限定品で、発売日は10月30日。昨年12月に出たものの再登場である。
グラスに注いだ液色は、やや透明感のある暗赤色。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、通常版男梅サワーのような、梅しそみたいな青臭さ。
少しだけ尖りがないというか、ふわっと甘いニュアンスがある。
味もやはり、男梅サワーらしく、酸っぱく、青臭い。かなりシャープな印象だが、
ほんのりとした甘さもある。とはいえ、あまりはちみつっぽくはない。
通常版男梅サワーがシャープすぎるので、それに比べれば確かに柔らかい。
アルコール分3%。
原材料:梅、はちみつ、梅肉エキス、スピリッツ、糖類/酸味料、炭酸、香料、果実色素、ビタミンC、カラメル色素。
昨年の製品 は缶裏側にスローガンのようなものが書かれていたが、今回はない。
中身のリニューアルについては、ニュースリリースで次のように書かれている。
この商品は、昨年限定販売しご好評をいただきましたが、本年はさらにはちみつの使用量を高め、
まろやかな後味に仕上げました。
確かにまろやかだが、後味が甘ったるくならない程度の絶妙なはちみつ量だと言える。
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チューハイ・カクテル等
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2018年10月31日[2]
No.7060: 沖縄シークヮーサーサワー ノンアルコール / KALDI COFFEE FARM
おきなわしーくゎーさーさわー のんあるこーる / かるでぃこーひーふぁーむ
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KALDI COFFEE FARM で売られている「沖縄シークヮーサーサワー ノンアルコール」。
同社サイトで7月2日付で紹介されているから、もう4か月くらい経ってしまったが、
遅まきながら飲んでみたい。
グラスに注いだ液色は、深く濁った薄黄色。見た目は、アルコール入りのサワーと変わりない。
香りも、シークヮーサーらしい青臭さ、シャープさ、苦そうな匂いが強く、まるでチューハイのよう。
味は香りの印象どおり、酸味と苦味が非常に強い。率直に「酸っぱい」と感じる。
アルコールが入っていないのにもかかわらず、チューハイを飲んでいるかのような充実感。
おそらく甘さがないからであろう。
アルコール0.00%。果汁10%未満。
原材料名:果糖ぶどう糖液糖、シークヮーサー果汁、オリゴ糖シラップ、難消化性デキストリン/炭酸、酸味料、香料、ビタミンC。
製造者:三幸食品工業(株)、広島県東広島市安芸津町三津4215-3。販売者:(株)キャメル珈琲、東京都世田谷区代田2-31-8。
缶裏に、次の説明文がある。
沖縄の南国らしい熱い風と燦々と輝く太陽の光をたっぷり浴び、農家のおじい、
おばあに大切に育てられたシークヮーサーを使ったノンアルコールサワー。
ピールのほろ苦さを感じるまさにシークヮーサーそのもの、大人テイストです。
やはりカルディのサワーシリーズは優秀で、ノンアルコールであってもそれは同じだ。
これだけシャープなら、ソフトドリンクという感じはほぼなく、
酔わないのが不思議なくらいにお酒っぽい。何ならこれに泡盛をたっぷりと入れて飲んでみたい。本末転倒だが。
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ノンアルコール飲料
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