2019年8月15日[1]
No.7521: −196℃ 秋りんご <限定出荷> / サントリー
まいなす196ど あきりんご <げんていしゅっか> / さんとりー
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毎年出ている -196℃の秋限定品。今年の発売日は、8月13日。
3種あるうち、昨日 秋梨 を飲んだが、今日は2種めとして「秋りんご」を取り上げる。
グラスに注いだ液色は、ほんのり淡いゴールド。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、ツンと酸が立ったようなシンプルなりんご香。
味は香りの印象どおり酸が立っている。すっきりとしているものの、甘みもそれなりに強い。
アルコール感は弱い。飲み込んだ後には、軽い苦味も残る。
アルコール分4%。りんご浸漬酒使用。青森産サンつがる使用。
原材料名:りんご、スピリッツ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、カラメル色素。
昨年の製品 から中身は変わっていないようである。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43692DAEE#02 |
2019年8月15日[2]
No.7522: −196℃ メロンソーダパンチ <限定> / サントリー
まいなす196ど めろんそーだぱんち <げんてい> / さんとりー
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本日はサントリー"196"続き。
8月6日にコンビニのファミリーマート限定商品として登場した −196℃「メロンソーダパンチ」。
グラスに注いだ液色は、毒々しいグリーン。かき氷のメロンシロップを薄めたようであり、
昔ながらのメロンソーダそのままの色。最近の缶チューハイは、自然指向というか、
あまり着色料バリバリの製品が多くない中、この製品はそんな風潮に真っ向から挑む。
そうそう、我々が欲していたメロンソーダとはこの色!と思わず叫びたくなる。
香りも、昔ながらのメロンソーダ。
メロンとは名ばかり。しかし、メロンソーダとは、こんな作り物っぽい匂いなのだ。
味は甘味が恐ろしく強い。コクがなく、ただ甘味料が多量に入っているだけのような味。
いわば不健康極まりない味だが、なぜかホッとする。飲んだ後にもたっぷりとした甘味が口に残る。
当然ながら、メロンらしい味わいではない。
アルコール分8%。レモン浸漬酒使用。
原材料名:スピリッツ(国内製造)、メロン蒸留酒、レモン/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、
黄色4号、青色1号。
一口飲んですぐに思うのは、アイスクリームをのせたいということ。できればハーゲンダッツみたいな高級なアイスを、
しかも業務用のように大きな容器からディッシャーで思い切りすくって、乗せてみたい。
とっても贅沢な大人のクリームソーダが出来上がるだろう。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43692FMEEK#09 |
2019年8月16日[1]
No.7523: −196℃ 秋ぶどう <限定出荷> / サントリー
まいなす196ど あきぶどう <げんていしゅっか> / さんとりー
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毎年出ている -196℃の秋限定品。今年の発売日は、8月13日。
3種あるうち、既に 秋梨 と 秋りんご はレビュー済。
今日は最後となる「秋ぶどう」を。
グラスに注いだ液色は、極めて淡いピンク色。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、ころっと甘そうなぶどう香。
味は香りの印象どおり基本的には甘いが、そんなにコクはなく、さらっとしている。
軽い酸と渋味も感じる。巨峰と言いながら適度な重みで、くどさはない。
アルコール分4%。巨峰浸漬酒使用。山梨産巨峰使用。
原材料名:ぶどう、スピリッツ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、ぶどう色素、甘味料(アセスルファムK)。
昨年の製品 から中身は変わっていないようである。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43693DAEE#03 |
2019年8月16日[2]
No.7524: camphor ペールエール / 黄桜
かんふぁー ぺーるえーる / きざくら
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イオンで見つけたビール。
マスターソムリエ高野豊氏監修による「カンファー」という商品名のペールエール。
つくっているのは黄桜だ。
グラスに注いだ液色は、ややオレンジがかった、少し濁りのある深いブロンド。
泡は粗く、注いでいるそばから減衰する。
香りは、ペールエールらしい干しぶどうやトロピカルフルーツ。
また、シャンパンの熟成香みたいな香りも感じる。
口に含むと、香りから続く甘酸っぱさはあるものの、収斂性のある苦味の存在感が強い。
あえて広がらずにこの締まった感じは、和食に合わせようという意図か。
焼き魚の苦味にもいいし、焼き鳥の焦げ感とか、煮物の甘味にも良さそうだ。
飲み込んだ後の余韻も、華やかさより苦味の締まりが強い。
アルコール分5%。原材料名:麦芽・ホップ。
缶裏に、次のような説明がある。
佐賀県産二条大麦を10%使用したペールエールです。"モザイクホップ"を使用し、
ハーブやトロピカルフルーツなど様々なアロマを楽しめ、日本料理にあわせやすい味わいに仕上がりました。
マスターソムリエ 高野 豊 監修
敢えて抑制的にしたのだろうが、もうちょっと主張を強くしても良かったような気もする。
缶は鮮やかな紅色であり、遠目にはワインカクテルかと思った。手に取ってみて、pale ale と書かれているから、
ビールだとわかる。
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ビール
CODE:43693AEIT#UK |
2019年8月17日[1]
No.7525: ニッカ ジャーハイスタイル 香り楽しむハイボール 涼やか大葉 <期間限定> / アサヒ
にっか じゃーはいすたいる かおりたのしむはいぼーる すずやかおおば <きかんげんてい> / あさひ
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ニッカウヰスキーから、進化形ハイボール缶が出た。それも業態限定、チェーン限定での展開。
具体的には、コンビニエンスストア限定商品として 軽やかオレンジピール、
ファミリーマート限定商品として 涼やか大葉、ローソン限定商品として きりっと和山椒 の3種同時発売である。
発売日は、8月13日。
その中から、今日はファミリーマート限定の「涼やか大葉」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、ごく淡いゴールド。気泡は少なめで、そんなに炭酸は強くなさそうに見える。
香りを嗅ぐと、とても穏やかなシソといった感じ。そんなに緑っぽい感じはなく、
爽やかであり、ウイスキーらしいアルコール臭も控えめ。
味も香りの印象どおり、軽やか。大葉らしい風味はやさしく、さっぱりとした口当たり。
アルコール感も弱いが、ウイスキーの味わいはしっかりある。
無果汁。アルコール分8%。原材料名:ウイスキー(国内製造)、食物繊維/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素。
2019年8月〜9月までの出荷予定。
ジャーハイとは、ジャー(蓋付きの硝子ポット等)にウイスキーとハーブなどの材料を入れて漬け込んで寝かし、
それをソーダで割ってつくるハイボールのこと。以前からニッカウヰスキーがプッシュしている飲み方であるが、
そんなジャーハイのおいしさを手軽にR.T.D.で楽しんでもらおうというのが、今回のシリーズである。
ウイスキーとハーブがこんなに合うなんてと、小さな驚きのある製品。
大葉は最もベーシックな素材と言え、スーパーで簡単に入手できるから、あとはブラックニッカを購入し、
明日にでも自宅でこの味を目指して自作することもできる。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43694FMEEK#04 |
2019年8月17日[2]
No.7526: 塩ライチサワー <限定出荷> / サッポロ
しおらいちさわー <げんていしゅっか> / さっぽろ
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毎年夏の恒例となっているセブン&アイグループ限定商品のサッポロ「塩ライチサワー」。
発売日は不明。
グラスに注いだ液色は、無色透明。気泡は少なく、炭酸は弱そう。
香りは、これぞライチという甘い香りだが、少し苦そうというか、シャープな感じもあり、それがおそらく塩なのだろう。
味はライチの甘さよりも、塩気が勝っている。非常にさっぱりとした口当たりで、夏向き。アルコール感は強くない。
飲み込んだ後にも口中に塩気が残る。アルコール度数が6%もあるとは思えない軽やかさだが、飲み進めると段々強さを感じてくる。
アルコール分6%。果汁1%。
原材料名:ライチ、ウォッカ、食塩、糖類/炭酸、酸味料、香料。
昨年の製品と中身は変わっていないようである。
非常に完成度の高い製品だから、手を入れるところはないと思われる。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43694SEST#UK |
2019年8月18日[1]
No.7527: ニッカ ジャーハイスタイル 香り楽しむハイボール きりっと和山椒 / アサヒ
にっか じゃーはいすたいる かおりたのしむはいぼーる きりっとわさんしょう / あさひ
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ニッカウヰスキーから、進化形ハイボール缶が出た。それも業態限定、チェーン限定での展開。
具体的には、コンビニエンスストア限定商品として 軽やかオレンジピール、
ファミリーマート限定商品として 涼やか大葉、ローソン限定商品として きりっと和山椒 の3種同時発売である。
発売日は、8月13日。
その中から、昨日既にファミリーマート限定の 涼やか大葉 を掲載済。
今日は2本目として、ローソン限定の「きりっと和山椒」を飲む。
グラスに注いだ液色は、ごく淡いゴールド。気泡は少なめで、そんなに炭酸は強くなさそうに見える。
香りを嗅ぐと、確かに山椒だ。パンチのあるスパイシーな香りだが、抑制的。
味はまずピリッとした口当たりだが、その後ウイスキーらしい味わいが広がる。
それほど辛いわけではなく、むしろほのかな甘味が優勢。
度数のわりに、アルコール感は強くない。
無果汁。アルコール分8%。原材料名:ウイスキー(国内製造)、食物繊維/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素。
2019年8月〜9月までの出荷予定。
ジャーハイは、ウイスキーにハーブなどの材料を入れて漬け込んでつくるハイボール。
昨日の大葉は材料としてすぐに思い浮かぶものだが、山椒はちょっと意外性がある。
でもしっかりウイスキーに馴染んでいた。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43695LSEE#05 |
2019年8月18日[2]
No.7528: ドライゼロ ライム <期間限定> / アサヒ
どらいぜろ らいむ <きかんげんてい> / あさひ
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アサヒのノンアルコール・ドライゼロの派生商品「ドライゼロ ライム」。
期間限定品で、発売日は8月6日。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は割りときめ細かく、勢いよく注いだらかなりこんもりと盛り上がり、
泡持ちも悪くはない。
香りは爽やかなライム香が前面に出て、ノンアルコールビール特有の酸化したビールみたいな臭みは弱い。
味はググッと苦味が強く、ライムのジューシーな柑橘風味がそれに追随。
当然ながらアルコール感はもちろんないのだが、ビアカクテルみたいな飲みごたえがある。
飲み込んだ後には、しっかりとした苦味が口に残る。
アルコール分0.00%。炭酸飲料。原材料名:食物繊維(韓国製造、国内製造)、大豆ペプチド、
ホップ、香料、酸味料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK)。
ライム風味がノンアルの欠点を隠すことは、サントリーオールフリーで既に実証済。
但し、ドライゼロは苦味が強くて男性的だから、透明感のあるオールフリーとはかなりキャラクターが違う。
ビールっぽい飲み応えという点では、こちらのほうが勝っている。
見た目もビールっぽく、とても優秀なノンアルコールだ。
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ノンアルコール飲料
CODE:43695LSEK#12 |
2019年8月19日[1]
No.7529: ニッカ ジャーハイスタイル 香り楽しむハイボール かろやかオレンジピール / アサヒ
にっか じゃーはいすたいる かおりたのしむはいぼーる かろやかおれんじぴーる / あさひ
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ニッカウヰスキーから、進化形ハイボール缶が出た。それも業態限定、チェーン限定での展開。
具体的には、コンビニエンスストア限定商品として 軽やかオレンジピール、
ファミリーマート限定商品として 涼やか大葉、
ローソン限定商品として きりっと和山椒 の3種同時発売である。
発売日は、8月13日。
その中から、既にファミリーマート限定の 涼やか大葉、
ローソン限定の きりっと和山椒 を掲載済。
今日は3本目として、コンビニエンスストア業態限定(つまり、セブンイレブンでも売っている)の「かろやかオレンジピール」を飲む。
グラスに注いだ液色は、ごく淡いゴールド。気泡は少なめで、そんなに炭酸は強くなさそうに見える。
香りは、ややジューシーな感じのオレンジ香が立ち、ウイスキーの甘さとシンクロしている。
味もその香りの印象そのまま、爽やかなオレンジの酸と、ウイスキーのアルコール感が溶け合う。
ただ甘いだけでなく、適度な苦味もあり、引き締まっている。非常にバランスが良い。
無果汁。アルコール分8%。原材料名:ウイスキー(国内製造)、炭酸、香料、酸味料、カラメル色素。
2019年8月〜9月までの出荷予定。
今回、このジャーハイスタイル3種飲んだ中で、最もバランスが良かった。
オレンジがウイスキーに合うことはよく知られたことで、飲む前から味の想像はついたが、
オレンジピールを漬け込んだことで、良いハーモニーが生まれている。
もしこれがオレンジ果汁だったら、酸が少しぶつかるだろう。
大葉 も 和山椒 もよくできているが、最も万人受けするであろうこのオレンジピールを全コンビニに流通させる戦略は正しいと思う。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43696LSEE#06 |
2019年8月19日[2]
No.7530: まろみ蜜柑酒 / 花の舞酒造(販売者:キャメル珈琲)
まろみみかんしゅ / はなのまいしゅぞう
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カルディコーヒーファームで売られている「まろみ蜜柑酒」。
同社サイトで今年4月3日付で新商品として紹介されているため、少なくとも発売から4か月以上が経過している。
カルディ(キャメル珈琲)が販売者となっており、製造者は花の舞酒造(浜松市)。
グラスに注いだ液色は、非常に濃いオレンジ色でややくすんでいる。
どろっととろみがある感じで、まるで濃縮したみかんジュースのようでもあり、
色合いはニンジンジュースみたいでもある。
香りは、なぜかどぶろくみたいな、酒粕みたいな酒臭さがあり、
温州みかんの深い香りがそれに寄り添っている。
味もその香りの印象どおり、たっぷりと濃い。酸味が強く、甘味も伴い、さらに非常に酒臭い。
飲み応えは抜群。氷を入れたり、ソーダで割ったりしたほうが飲みやすいだろう。
口の中でしばらく転がしていると、みかんの豊潤な香味が広がる。
アルコール分7%。静岡県産三ヶ日みかん果汁30%。
原材料名:みかん果汁(静岡県三ヶ日産)、米(静岡県産)、醸造アルコール、米こうじ(静岡県産)。
販売者:株式会社キャメル珈琲 東京都世田谷区代田2-31-8。製造所:花の舞酒造株式会社 静岡県浜松市浜北区宮口632。
原材料を見れば、やはり日本酒ベースであることがわかる。30%も果汁を入れても、
これだけしっかり日本酒の味わいがするのがすごい。
蜜柑酒という名前から、てっきりみかん果汁から造った醸造酒、あるいはみかんを漬け込んだお酒(浸漬酒)かと思ったが、
実体は日本酒のみかん果汁割りであった。
ほとんど果汁のような見た目だから飲みやすそうなどと思って飲むと、びっくりする。
7%という度数以上にアルコール感が強い。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43696KDES#138 |
2019年8月20日[1]
No.7531: 紅 / アサヒ
くれない / あさひ
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アサヒから秋限定ビールが出た。本日8月20日発売の「紅」(くれない)だ。
グラスに注いだ液色は、しっかり深い黄金色。紅という商品名から、もっと赤っぽいのか?と思っていたが、
しっかり紅色をしているわけではない。わずかに赤みが差している程度。
もっとも、ラガービールがクリークのような色をしているわけはないので、この程度で文句はないが。
泡はほんのりベージュ色で、当初サワサワと細かく盛り上がり、その様子はビールよりは新ジャンルっぽいとも言えるが、
温度あるいはグラスの状態によるものかもしれない。泡持ちも、そんなに良くはない。
香りは、爽やかさ、フルーティな甘さ、穀物っぽさなど、複層的。
派手さはなく、落ち着いている点が、秋向きだとは言える。
味はジューシーでありながら、ググッと苦味の押しが強い。香りの複雑さがそのまま味になった印象。
ゆっくり時間をかけて飲めば、甘いコクや深い余韻が楽しめる。
アルコール分6.5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ。
麦芽の製造地順・割合は、一昨年の使用実績。
冷やしすぎず、また、焦ってゴクゴク飲まないことが肝要。少し温くなったくらいの方が、ジューシーさが楽しめる。
ところで、秋限定ビールといえば、長年の歴史を誇る キリン秋味 があるが、
それにぶつけてきた製品であることは間違いない。発売日まで一緒である。
また、この製品は一般にアサヒビールに期待される味わいとは180度違う。色んな意味でチャレンジングな製品だが、
名前、味、パッケージのどれをとっても、完成度は高い。
缶まで キリン秋味 に似せていると非難されるかもしれないが、ロゴ配置などデザインは伝統的なアサヒビールであり、
実に巧妙。
少し意地悪く言えば、所詮二番煎じは本家に勝てるわけはないと思うのだが、
目新しさで手に取った人が、あれっ?面白い!と感じてくれれば、数は出るかもしれない。
味の傾向はまったく違うので。
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ビール
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2019年8月20日[2]
No.7532: WATTA リラックスシークヮーサー / オリオン
わった りらっくすしーくゎーさー / おりおん
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1日も早くこれを取り上げたかった。
オリオンビール初のチューハイブランド"WATTA"が誕生。発売日は、5月14日。
基本的にオリオンの通常販売エリア(沖縄県及び奄美地区)限定ということもあるが、
発売早々、一部の製造委託先が保健所の営業許可を未取得であったことにより、
オリオン社が商品の自主回収に踏み切った。この一件により、一時流通がストップしてしまい、入手困難に。
いわば出鼻をくじかれた格好だが、その後出回るようになり、本州でも わしたショップ((株)沖縄県物産公社の運営するアンテナショップ)
などで入手できるようになったのだ。
まずはシリーズ3種での展開であるが、今日はその中から「リラックスシークヮーサー」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、ほんのり濁ったイエローグリーン。
注いでいる時ジュワジュワと音を立て、その後は多量の細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇る。
香りは、実にシークヮーサーらしい、非常に青臭い柑橘香。いや、柑橘の皮の香りと言ったほうが良いようだ。
とてもシンプルで、混じりけのない印象。
味はその香りの印象どおり、非常に青臭い。鋭い酸と強い苦味が前面に立ち、甘さは抑え込まれている。
ジューシーで、ヒリヒリしたタッチ。度数が低いので、アルコール感は乏しいはずなのだが、
シークヮーサーの特質だろうか、何だかとても酒臭い感じがする。
アルコール分4%。果汁1%。沖縄県産フルーツシークヮーサー果汁一部使用。
原材料名:シークヮーサー果汁、ウォッカ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、ビタミンC。
缶真ん中に、大きく 4 と書かれており、アルコール分4%であることが一目瞭然。
このデザインは秀逸。
リラックスシークヮーサーという名前から、適度に甘いのか?と勝手に想像していたが、
極めてシャープであり、酒呑みの好む味わい。
ところで、ブランド名の WATTA とは、
「私たち(わったー)自慢の沖縄の恵み・魅力的な素材を、おいしく・楽しく割ったお酒」という意味だそうである。
何より沖縄らしいし、上手いこと考えたなあと、感心するネーミングである。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43697WAGZ#98 |
2019年8月21日[1]
No.7533: 金麦 琥珀のくつろぎ <2019限定醸造> / サントリー
きんむぎ こはくのくつろぎ <2019げんていじょうぞう> / さんとりー
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今週は、ビール系飲料の秋限定品が目白押し。昨日飲んだのはアサヒのビールだったが、
今日はサントリーの新ジャンル。発売日は、8月20日。
金麦「琥珀のくつろぎ」は、2014年に誕生した製品で、今年が6年目となる。
グラスに注いだ液色は、淡いアンバー(琥珀)。ちょっと濃いめの麦茶程度の色。
泡はほんのりベージュ色で、当初こそよく盛り上がるが、泡持ちは良くない。
香りは、柔らかく甘い。軽いロースト香で、焦げ感はない。
ふわっとした甘さは、いかにも新ジャンルだ。
味は香りの印象どおり、ふわっと甘い。適度なロースト感。苦味も大人しい。
飲み込んだ後には、新ジャンル特有の甘さが口に残る。
アルコール分6%。原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、糖類)、スピリッツ(小麦)。
ニュースリリースには、次のような説明がある。
今回は、ロースト麦芽一部使用、アルコール度数6%といった特長はそのままに、醸造工程を見直し、
深い味わいと飲みやすさのより良いバランスを実現しました。
パッケージは、深みのある赤を基調とし、色とりどりの紅葉がゆらめくイラストで"落ち着きのある上質な秋"を表現しました。
確かにより柔らかく、飲みやすく、バランスが良くなったようには感じた。
缶デザインは例年のものを踏襲しているが、今年は表側と裏側で景色が違う。
というか、ぐるりと全面続いた風景になっている。金麦らしいし、サントリーらしいデザインである。
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2004年6月6日から続いている当サイトの連続無欠勤更新記録が、本日をもって5,555日となりました。
毎日ご覧頂いている皆さまに、ここでお礼を申し上げます。
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新ジャンル
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2019年8月21日[2]
No.7534: WATTA ストロング フルーツシークヮーサーMIX / オリオン
わった すとろんぐ ふるーつしーくゎーさーみっくす / おりおん
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5月14日に誕生した、オリオン初のチューハイブランド"WATTA"。
まずは3種での展開であり、昨日1種めとして リラックスシークヮーサー を既に飲んでいるが、
今日は2種めとして「ストロング フルーツシークヮーサーMIX」を取り上げたい。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色だが、かすかに白濁。
細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇る。
香りは、基本的にシークヮーサーの鋭く青臭い柑橘香が強い。すっきりしており、酸味が強そう。
口当たりは確かにすっきりとし、シークヮーサーらしい酸味が強いのだが、
どこか"ほわっ"とした甘味がある。これは、2種類のシークヮーサーを使用したことによる味の厚みと、
甘味料独特の引っかかりと推測される。
でもその"ほわっ"とした甘味は、やがて舌の奥の方に引っ込み、いつしか圧倒的な苦味とヒリヒリした酸味と豊かなアルコール感に占拠される。
いわば、時間を追って味がドラマチックに変化する。
アルコール分9%。果汁0.3%。沖縄県産フルーツシークヮーサー果汁一部使用。
原材料名:シークヮーサー果汁、ウォッカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、ビタミンC、甘味料(アセスルファムK)。
高アルコールのストロングチューハイは最近のトレンドと言えるが、ただガツンとアルコール感が強いわけでもなく、
味わいの押しが強いわけでもない。適度なふくらみを持ちつつシャープさをキープしている点がオリオンらしく、好印象。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43698WAGZ#99 |
2019年8月22日[1]
No.7535: 秋味 <限定醸造> / キリン
あきあじ <げんていじょうぞう> / きりん
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今週は、ビール系飲料の秋限定品が目白押し。一昨日にアサヒのビール、昨日にサントリーの新ジャンルを飲んだが、
今日はキリンの定番、今年でなんと発売29年目となる「秋味」だ。発売日は、8月20日。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。意外と濃くはない。
泡は純白できめ細かく、当初はよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りはキリンビールらしく非常に落ち着いている。とても凝縮感のある甘いモルト香が中心で、華やかさはない。
味はとにかく苦味がガシッと強い。さらに渋味が引き締める。
骨格がしっかりしている反面、真ん中のコクがそこまで分厚くないところが特徴。
アルコール分6%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ。
「秋だけの贅沢な味わい」 麦芽たっぷり1.3本分
缶下部に since1991 の文字があり、歴史の長さは一目瞭然。同日にライバル製品がたくさん出ても、
動じない先輩としての落ち着きを感じさせる。
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ビール
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2019年8月22日[2]
No.7536: WATTA ストロング ドライ / オリオン
わった すとろんぐ どらい / おりおん
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5月14日に誕生した、オリオン初のチューハイブランド"WATTA"。
3種での商品展開であるが、既に リラックスシークヮーサー と
ストロング フルーツシークヮーサーMIX を掲載済。
今日はラストとして「ストロング ドライ」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇る。
香りは、非常にシャープ。シークヮーサーの鋭く青臭い柑橘香が強いのだが、ジューシー感はほぼなく、アルコール臭い印象。
口に含んだ瞬間、間違いなくシークヮーサーだとわかる。非常に青臭く、苦い。酸味も強い。甘さはほぼない。
まさにドライで、極めてシャープな味わい。
飲み込んだ後にも、鋭い酸味と苦味と強烈なアルコール感が残る。
アルコール分9%。果汁0.3%。沖縄県産シークヮーサー由来エキス使用。
原材料名:シークヮーサーエキス、ウォッカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、ビタミンC。
甘味料が使われていないから、甘くない。だから、アルコールの強さが際立つ。
シークヮーサーエキスによるシャープな味わいが、まさに沖縄。
今回3種発売され、3種ともシークヮーサー味というのはどうなんだろう? 差別化できるのか?と、最初は疑問に思ったが、
これだけ三者三様のキャラクターとは驚いた。1.柔らかくてジューシー、2.強くて複層的な味、
3.強くてまったく甘くない という、それぞれの個性が際立ったメニュー構成。
満を持してチューハイ分野に乗り込んだだけのことはある。
オリオン社は、日本の5大ビールメーカーに数えられる大手ではあるが、こうして地域色を大事にした商品展開に徹しており、
非常に好感が持てる。本州でももっと容易に入手できたら、確実に他の大手製品を脅かす存在になるだろう。
ぜひ、業務提携しているアサヒさんに全国展開をお願いしたいところだが、自社製品が食われるからイヤかな?
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チューハイ・カクテル等
CODE:43699WAGZ#100 |
2019年8月23日[1]
No.7537: 焙煎生ビール <秋限定> / サッポロ
ばいせんなまびーる <あきげんてい> / さっぽろ
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今週は、ビール系飲料の秋限定品が目白押し。昨日まで、アサヒのビール、サントリーの新ジャンル、
キリンのビールと飲み進めてきたが、今日取り上げるのは、サッポロ「焙煎生ビール」。
発売日は、8月20日。
グラスに注いだ液色は、淡いアンバー(琥珀色)で、透過性がある。
泡は淡いベージュ色で、当初こそよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは、甘くブラウンな感じのロースト香が中心だが、大人しい。適度な焦げ感がある。
味も香りの印象どおり、ロースティでジューシー。
ふわっとした甘さは、一昨日に飲んだサントリー 金麦 琥珀のくつろぎ に似ているとも言えるが、
決定的に違うのは、ビールとしてのしっかりしたコクがあること。
新ジャンルのほうは、どうしてもコクを伴わないわざとらしい甘さなのだが、
こちらはしっかり凝縮感があって、浮ついたところがない。
飲み込んだ後には、しっかりした苦味と、甘やかなコクの余韻が残る。
アルコール分6%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ。
昨年も同時期に出ていたが、もう少し淡い色だったように思う。今年は焙煎麦芽のキャラクターがもっと強くなり、
香りと味わいのパンチが出たように感じた。
秋限定ビールの王者である キリン秋味 に対し、アサヒは 紅 という新キャラで挑み(+新ジャンルの2本立て)、
サントリーはビールでの戦いを諦めて新ジャンルで挑んでいる(*)。一方、サッポロ社は昔取った杵柄で、
1992年誕生の 焙煎生ビール ブランドを昨年に引き続き持ってきた。明らかに劣勢であることは否めないが、
出さなければ余計にシェアを持って行かれるので、参戦せざるを得なかったといったところか。
品質的にはもちろん素晴らしいので、弱者の味方の当サイトとしては、強力に本品をプッシュしておきたい。
* 後日記:サントリー社は1週間遅れて、秋限定ビール ザ・プレミアム・モルツ 秋香るエール
を27日にリリース。よって、アサヒ社と同様、ビール&新ジャンルの2本立てで秋限定品を世に問うていることになる。
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ビール
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2019年8月23日[2]
No.7538: スーパードライ ジャパンスペシャル 世界遺産デザイン缶 白神山地 <特別限定醸造> / アサヒ
すーぱーどらい じゃぱんすぺしゃる せかいいさんでざいんかん しらかみさんち <とくべつげんていじょうぞう> / あさひ
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アサヒから夏のギフト限定商品として投入された、アサヒスーパードライ ジャパンスペシャル「世界遺産デザイン缶」。
近年、ギフト限定品は各社から多種リリースされており、その全部をフォローするのも大変なので、
全種制覇は最初から諦めているのだが、今回、4種4缶ギフトセットを偶然イオンで発見したので、購入した。
ニュースリリースによると、完全予約受注制で第1回6月25日、第2回7月30日発売とのこと。
4種デザインがあるうち、まずは「白神山地」を取り上げる。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡はほぼ白できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りは、ホップ香の芳しさと、モルトの落ち着いた穀物っぽさがうまく共存。
味は基本的にドライ。苦味が強いが、クリアな味わい。ドライらしく、キレも良い。
アルコール分5.5%。国産原料100%使用。原材料名:麦芽(大麦(国産))、ホップ、米、スターチ。
白神山地(青森県、秋田県) 1993年登録
美しい缶は、まさにギフト向き。しかし、自家消費用としてバラ売りしてくれれば、かなり人気が出るのではと思う。
まあ、そんなことをすると稀少性や特別感がなくなるから、セット販売しているわけだが。
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ビール
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2019年8月24日[1]
No.7539: クリアアサヒ 秋の宴 <限定醸造> / アサヒ
くりああさひ あきのうたげ <げんていじょうぞう> / あさひ
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今週は、ビール系飲料の秋限定品が目白押し。昨日まで、アサヒのビール、サントリーの新ジャンル、
キリンのビール、サッポロのビールと飲み進めてきたが、今日取り上げるのは、クリアアサヒ「秋の宴」。
発売日、8月20日。昨年も同時期に出ていたものである。
グラスに注いだ液色は、淡いアンバー(琥珀色)。
泡は淡いベージュでかなりきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りは、先日飲んだ サントリー金麦 琥珀のくつろぎ に近い。
軽いロースト香に、ふわっとした甘さ。但し、サントリー製品より若干シャープな印象である。
味は、甘さとともに苦味があり、ロースティな香味は弱い。
目をつぶって飲んだら、琥珀色だとは思わないかもしれない。
味わいのバランスが良く、飲み込んだ後にもふわっとした甘さ+苦さ+渋さが余韻として残る。
アルコール分6%。原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、大麦、コーン、スターチ)、スピリッツ(大麦)。
今週出た各社の秋限定品は、キリンとサッポロがビール、サントリーが新ジャンル、そしてアサヒはビールと新ジャンル。
これだけのものが同時に店頭に並ぶと、消費者はとまどうだろう。いや、全種を取りそろえている店は、
GMS等の大規模店舗に限られるであろう。
まずは店頭に並べてもらうことが、各社の最初の関門であり、
味の違いで選んでもらう段階にまではなかなか至らないだろうから、結局は見た目、
即ちパッケージのインパクトに頼ることになるのだろう。
その肝心のパッケージデザインも、今年は各社似通っている。
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新ジャンル
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2019年8月24日[2]
No.7540: スーパードライ ジャパンスペシャル 世界遺産デザイン缶 富士山 <特別限定醸造> / アサヒ
すーぱーどらい じゃぱんすぺしゃる せかいいさんでざいんかん ふじさん <とくべつげんていじょうぞう> / あさひ
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アサヒから夏のギフト限定商品として投入された、アサヒスーパードライ ジャパンスペシャル「世界遺産デザイン缶」。
今回、4種4缶ギフトセットを偶然発見したので、購入した。
ニュースリリースによると、完全予約受注制で第1回6月25日、第2回7月30日発売とのこと。
4種デザインがあるうち、今日は「富士山」を取り上げる。
中身は当然、4種とも同じなので、味については 昨日の記事 を参照されたい。
アルコール分5.5%。国産原料100%使用。原材料名:麦芽(大麦(国産))、ホップ、米、スターチ。
富士山−信仰の対象と芸術の源泉(静岡県、山梨県) 2013年登録
富士山はどちら側から見るのが美しいのかと、よく論争になるが、
この缶の写真は湖面に映る富士なので、恐らく山梨側と思われる。
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ビール
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