2021年4月18日[1]
No.8641: スタイルフリー <生> / アサヒ
すたいるふりー <なま> / あさひ
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アサヒ スタイルフリー が新しくなっている。
2月中旬製造分からのリニューアルである。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白でやや粗く、
当初はよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは、糖質ゼロ製品にしてはある程度パンチがあり、穀物っぽいモルトの力強さを感じるものの、
基本的にはクリアで軽やかである。
味は極めて透明感があり、すっきりと雑味がない。苦味は適度に効いている。
浮ついた甘さなどはなく、ひたすらクリアな味わいで、キレが良い。
アルコール分4%。糖質0。原材料名:麦芽、ホップ、大麦、米、コーン、スターチ、糖類(国内製造)酵母エキス、
食物繊維、大豆たんぱく/カラメル色素。麦芽使用率25%未満。
ニュースリリースでは、次のように説明する。
今回のクオリティアップでは、『アサヒ ザ・リッチ』の製造で初めて採用した革新的な製法「微煮沸製法」
で培った知見を活かし、仕込み工程において、煮沸時間を短くすることで、
麦の芳醇な香りを高め、ビールらしい飲みごたえを向上させました。
飲みごたえがそれほど向上したとは感じなかったが、
この製品に求められるひたすらクリアな味わいは、変わっていない。
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発泡酒
CODE:44304DAEE#RN02M |
2021年4月18日[2]
No.8642: 烏龍チューハイ / サントリー
うーろんちゅーはい / さんとりー
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サントリーのロングセラー「烏龍チューハイ」。
当サイトで前回取り上げたのは、2008年。なんと13年前である。見た目は変わっていないが、
もしかしたら中身に変化があるかもしれない。そう思い、コンビニで買ってみた。
グラスに注いだ液色は、アイスティー程度の褐色。ウーロン茶そのものよりは当然のごとく薄い。
しかし香りは、しっかりとサントリー社のウーロン茶らしく、渋味や重たさを感じさせる。
アルコール臭い感じはあまりない。
味はしっかりコクがある。ウーロン茶特有の渋味、焙煎による適度な焦げ感。
そこに焼酎のふんわりとした甘みが加わる。
度数のわりに、しっかりお酒の味がする。
アルコール分4%。福建省茶葉使用。無糖。無炭酸。
原材料名:焼酎(国内製造)、烏龍茶/香料、ビタミンC。
サントリースピリッツ(株) 東京都港区台場2丁目3-3。
中国烏龍茶葉の豊かな香り。さっぱりとした後味です。
どうやら中身はずっと変わっていないようである。では、取り上げる必要性はなかったのでは?
と思われるが、原材料表記等のルールが変わっているので、取り上げた次第。
ところで、注意点として「温めるときは、容器のまま直火、電子レンジにかけないでください。
破裂する恐れがあります。また内容液によるヤケドにご注意ください。」とある。
温めて飲めばおいしいであろうことは、多くの人が思いつくだろうが、
必ず耐熱容器に移してレンジにかけるなどして頂きたい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44304LST3#UK |
2021年4月19日[1]
No.8643: ヘルシースタイル / アサヒ
へるしーすたいる / あさひ
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アサヒのノンアルコールビールテイスト飲料「ヘルシースタイル」が新しくなっている。
発売日は、今年2月24日。
グラスに注いだ液色は、わりとしっかりめの黄金色。泡はやや粗く、当初こそよく盛り上がるが、
泡持ちはほどほど。
香りは、かなり芳しいホップ香がして、ノンアルとは思えないほど。
但し、そのベースには一般的なノンアルコールによくある酸化したビールのような、
紅茶の茶葉みたいな匂いがあるが。
味は香りの印象どおり、かなりすっきりとクリア。苦味は強め。軽い酸味を伴う。
いかにもアサヒらしく、後キレも良い。
消費者庁許可(特定保健用食品)。アルコール分0.00%。カロリーゼロ。糖質ゼロ。
原材料名:食物繊維(難消化性デキストリン)(米国製造)、大豆ペプチド、
ホップ/炭酸、香料、安定剤(大豆多糖類)、酸味料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)、
甘味料(アセスルファムK)。
今回、パッケージのみのリニューアルなので、中身は 従来品 と同じである。
2016年に登場以来、5年も続いているので、売れ行きは悪くないのだろう。さらに今回はTVCMも大量に投入し、
知名度拡大を図っている。
家飲み需要が増え、アルコールの摂り過ぎで、改めて健康を考える人も多いであろうことから、
今ノンアル市場は活気づいていることだろう。
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ビール
CODE:44305DAEE#542 |
2021年4月19日[2]
No.8644: SINGHA シンハー
しんはー
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タイを代表するビール「シンハー」。
輸入品が多く出回っているが、当サイトではかなり昔にびん入りを一度取り上げたのみで、缶入りは初めて。
今回、当サイトのご協力者
森康哲さん から寄贈いただいたので、
改めて掲載する。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、
力強く盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りは基本的に軽快。ハーブっぽいホップ香があり、ベースにはしっかりモルト香を感じる。
口当たりは香りの印象どおりクリア。
苦味は弱めですっきりと飲みやすく、雑味が少ない。
しっかりと旨みはあるが、後キレが良い。
アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ、糖類。原産国:タイ。
輸入者及び引取先:モルソン・クアーズ・ジャパン株式会社 東京都渋谷区桜丘町12-10。
さすがのスムーズさ。さすがのドリンカビリティ。ベストセラーらしい、納得の内容である。
なお、SINGHA の HA は本来無音のため、現地では「ビア・シン」と呼ばれているとのことである。
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ビール
CODE:44305PRST#UK |
2021年4月20日[1]
No.8645: 寶 極上レモンサワー 瀬戸内レモン / 宝酒造
たから ごくじょうれもんさわー せとうちれもん / たからしゅぞう
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寶 極上レモンサワー シリーズのパッケージが新しくなった。
発売日は、3月23日。
通年3種のうち、既に 丸おろしレモン と
熟成つけ込みレモン を掲載しているので、
今日は残る「瀬戸内レモン」を紹介。
中身はリニューアル前 と変わっていないが、簡単にレビュー。
グラスに注いだ液色は、ほんのりと白濁。
香りはスキッとキレのある、酸の強そうなレモン香。
味は香りの印象どおり酸が強く、ほぼ甘くない。飲み込んだ後にも強い酸味が口に残る。
果汁0.1%。アルコール分7%。原材料名:レモン、レモンエキス、レモンスピリッツ(国内製造)、焼酎、糖類/炭酸、酸味料、香料。
本当に甘くない すっきり爽快なレモン感
今回のリニューアルで、かなりパッケージデザインが変わった。ところがリニューアルといっても外観だけであり、
中身は変わっていない。どこにも手を入れる必要がないくらい、完成度の高いシリーズだからであろう。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44306DAEE#28 |
2021年4月20日[2]
No.8646: CHANG CLASSIC チャーン・クラシック / COSMOS BREWERY
ちゃーん・くらしっく / こすもす・ぶるわりー
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タイのビール「CHANG CLASSIC」。
昨日飲んだ SINGHA と一緒に、当サイトのご協力者
森康哲さん から寄贈頂いたものである。
グラスに注いだ液色は、極めて淡い黄金色。
泡は純白できめ細かく、当初は盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは、非常に軽快。あまり強くは香らず、さらっとした印象。
味は透明感にあふれ、苦味は弱い。ほんのりと甘みがある。
少し日本の発泡酒みたいな麦芽不足の雑穀臭のようなものが感じられるが、
劣化によるものか。
基本的には爽やかで、ゴクゴク飲めるタイプ。
アルコール分5%。原材料名:麦芽・ホップ・米。
原産国名:タイ。輸入者及び引取先:山陽物産株式会社 大阪市北区松ヶ枝町1-3。
日本と同じお米の国らしく副原料に米が使われている。そこからくる穀物っぽさも日本のビールに近いから、
非常に親しみやすいキャラクターである。
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ビール
CODE:44306PRST#UK |
2021年4月21日[1]
No.8647: ほろよい クリームソーダサワー <限定> / サントリー
ほろよい くりーむそーださわー <げんてい> / さんとりー
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サントリー ほろよいの限定品「クリームソーダサワー」。
発売日は、4月20日。昨年もこの時期に出ていたものである。
グラスに注いだ液色は、鮮やかで毒々しい、人工的な緑色。かき氷のメロン味シロップのよう。
懐かしさを感じさせる色だ。
香りは、まさにクリームソーダ。見た目と同じ、とても懐かしい香りで、甘味がとても強そう。
味は確かに甘みが強いが、あまりコクがなく、炭酸のビリビリ感もあるので、
そんなにくどくはない。本物のメロンとは似ても似つかないし、アイスクリームらしいコクもないが、
クリームソーダといえばこれ!という味だ。
アルコール分3%。無果汁。原材料名:スピリッツ、はちみつ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、
黄色4号、青色1号。
甘く爽やかなメロンソーダにクリーム風味を加えた味わいです。
大人が昔を懐かしんで手に取る。最近の ほろよい シリーズは、そういったコンセプトのもとに作られている商品が多い。
お酒を覚えたての若い人向けでもあり、中年以降世代向けでもある。
シリーズのCMキャラクターに、俳優の黒木華さんと佐藤二朗さんが起用されているのも、そのあたりに狙いがあるのだろう。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44307DAEE#01 |
2021年4月21日[2]
No.8648: オリオン ザ・ドラフト / オリオン
おりおん ざ・どらふと / おりおん
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オリオンビールの基幹商品 オリオンドラフト は、昨年(2020年)6月にリニューアルし、
「ザ・ドラフト」と名を変えた。
そのリニューアル品を未掲載だったため、遅ればせながら取り上げる。
実はその後、本年(2021年)2月に再度リニューアルしているのだが、それはまた後日取り上げたい。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白で概ねきめ細かいが、泡持ちはほどほど。
香りに華やかさはなく、落ち着いた穀物香が中心。
口当たりは概ねクリアで軽快。これぞオリオンというすっきりした味わいに、じんわりとした旨み。
後キレは良い。
アルコール分5%。沖縄県伊江島産大麦使用。原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ、大麦、米、コーン、スターチ。
製造者:オリオンビール株式会社、沖縄県豊見城市豊崎1-42。製造所:沖縄県名護市東江2-2-1。
昔の製品に比べると、かなりしっかり飲みごたえのある味わいに変化したように思う。
基本的に透明感のある味わいである点は変わっていないが。
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ビール
CODE:44307WALIUM#RN2006 |
2021年4月22日[1]
No.8649: トリスハイボール缶 そよぐ風とレモン <限定> / サントリー
とりすはいぼーるかん そよぐかぜとれもん <げんてい> / さんとりー
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トリスハイボール缶の限定品「そよぐ風とレモン」。発売日は4月20日。
グラスに注いだ液色は、やや黄色みの強い、淡いゴールド。
注いでいる時、大粒の気泡が踊り、その後は細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
香りは、酸っぱそうなレモン香がアルコール臭と同居。
爽やかなようでいて、かなりウイスキーの主張が強い。
口に含んだ瞬間は、レモンのキュンとした酸味が感じられるが、すぐにウイスキーのアルコール感がくる。
基本的には爽やかだが、飲みごたえもある。後口はさっぱり。
アルコール分6%。レモンピール浸漬酒使用。果汁0.1%。
原材料名:ウイスキー(国内製造)、レモンレモンスピリッツ、レモン、糖類/炭酸、香料、酸味料。
トリハイ缶はこうして定期的に色んなフレーバーを出し、ファンを飽きさせない。
さすが、ハイボールブームをつくったサントリーさんだ。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44308LSEE#02 |
2021年4月22日[2]
No.8650: オリオン ザ・ドラフト / オリオン
おりおん ざ・どらふと / おりおん
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オリオン「ザ・ドラフト」は、以前、オリオンドラフトの名で売られていた同社の代表銘柄であるが、
昨年(2020年)6月に生まれ変わったもの。その製品を昨日レビューしたが、今年2月製造品からリニューアルしており、
いわば ザ・ドラフト の第2世代となっている。沖縄県伊江島産大麦を増量し、沖縄クラフトにこだわったというのが、
リニューアルの特徴である。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。
泡は純白で概ねきめ細かく、泡持ちも悪くない。
香りは、オリオンらしい乾いた穀物のようなモルト香が強く、華やかさはない。
味は従来品に比べると、苦味が強いよう。基本的にクリアな味わいながら、麦らしい旨みが強くなったようだ。
但し、キレの良さは変わらない。
アルコール分5%。伊江島産大麦使用 やんばるの水仕込み。
原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ、大麦、米、コーン、スターチ。
製造者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-42。製造所:沖縄県名護市東江2-2-1。
缶裏に、飲み方に関するサジェスチョンがある。
冷蔵庫で冷やしたザ・ドラフトを、30分冷凍したグラスに注いでください。
オリオンビールが考えるザ・ドラフトの「のどごし」が最も良くなる理想の温度3℃に近づきます。
温度が上がるにつれて徐々に増す澄んだ旨味を感じながら、なめらかな「のどごし」を楽しむのが、
ザ・ドラフトの最高の飲み方です。
ビールメーカー各社は、HPその他でおいしい飲み方の解説などをしているが、
こうして商品に直接書いて頂くと、非常にわかりやすい。商品によってベストの飲み方は違うであろうから、
こんなふうに具体的に製造者のねらいを伝えて頂けるのは、ありがたい。
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ビール
CODE:44308WALIUM#RN02 |
2021年4月23日[1]
No.8651: 淡麗グリーンラベル / キリン
たんれいぐりーんらべる / きりん
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先日、キリン淡麗グリーンラベルの 最新版(2021年3月リニューアル)を
飲んだが、その時、旧製品をまだ飲んでいないことに気づいた。
まだどこかに残っているはず。そう信じて探しに行き、わりと簡単にみつけることができた。
ということで、今日飲むのは1つ前のバージョン(2020年3月リニューアル)である。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。
泡は発泡酒らしくやや粗く、勢いよく注ぐと力強く盛り上がるが、程なくして減衰。
香りはわりと透明感がある。昔ながらの発泡酒らしく、少しミルキーな甘いニュアンスはあるが、
それほど臭みが強いわけではない。
味は非常にクリア。苦味は弱く、透明感がある。水のようにさっぱり爽快。
ビールらしい飲みごたえはまったくないが、その分、臭みもないから飲みやすい。
アルコール分4.5%。糖質70%オフ。麦芽使用率25%未満。原材料名:麦芽、ホップ、大麦、コーン、糖類(国内製造)。
今年リニューアルした最新バージョンに比べ、苦味のパンチが弱く、一層透き通っているように感じた。
即ち、今年のリニューアルで少し味わいが強くなり、その分、スッキリ感が後退したように思う。
糖質オフ製品にどうせ本格的な飲みごたえなど期待できないのだから、
潔く軽やかさだけ追求すればいいのに。最新版より今日飲んだ前バージョンのほうがよかった。私はそう思う。
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発泡酒
CODE:44309DAEE#RN03 |
2021年4月23日[2]
No.8652: ビアサプライズ 至福の香り <限定醸造> / サッポロ
びあさぷらいず しふくのかおり <げんていじょうぞう> / さっぽろ
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ファミリーマート限定商品のサッポロ ビアサプライズ「至福の香り」。
発売日は、4月20日。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡はほぼ白色できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、非常に鮮烈なホップ香が強い。若草のような香り。
なめらかな口当たりでクリアな味だが、すぐに強い苦味がグッと押してくる。
香りに感じたホップの華やかな香味が広がる。苦いのに外側だけ固く、ボディの厚みはあまりない。
やや荒削りで若い味わいと言える。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
前回発売は、2年前の 2019年4月。当時の味を覚えているわけではないが、
私自身の書いたレビューを見る限り、感想はほぼ同じなので、中身は変わっていないよう。
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ビール
CODE:44309FMEEK#03 |
2021年4月24日[1]
No.8653: TOKYO CRAFT I.P.A. 2021 <限定醸造> / サントリー
とうきょうくらふと あい・ぴー・えー 2021 <げんていじょうぞう> / さんとりー
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サントリー TOKYO CRAFT「I.P.A.」。毎年出されているもので、今年の発売は、4月20日。
グラスに注いだ液色は、やや濁りの見られる深い黄金色、あるいはオレンジ色。
泡はほんのりベージュっぽく色づき、非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、I.P.A.らしい柑橘のような鋭さ、甘さが強く、トロピカルな印象。
奥深いが、あまり野太さは感じない。
口に含むと、力強い苦味がグッと押してくる。
反面、甘さはそれほどでもなく、ボディの厚みはほどほど。
昨年の印象だと、もっと圧倒的なボリューム感があったように思うのだが、
今年は若干スリムになり、ジューシー感も穏やかに。
飲み込んだ後には、舌の奥に収斂性のある強い苦味が残る。
アルコール分7%。原材料名:麦芽(国内製造、外国製造)、ホップ。
鮮烈な香りと力強い苦味のI.P.A.
シトラホップを一部使用した鮮烈な香りと力強い苦味が特徴です。
I.P.A.(インディアペールエール)
かつてイギリスからインドにビールを運ぶ際にビールのおいしさを保つためホップを大量に投入して生まれたビアスタイルです。
サントリー社のサイトでは、開発者の声として、次のような説明がある。
2021年の東京クラフトI.P.A.は、力強い苦みをより一層強化しました。
その力強い苦味とシトラホップを使用した鮮烈な香りを両立することでバランスの良い味わいに仕上げています。
是非、余韻まで続く良質な苦味の世界を味わってみてください。
ホップの香りと苦味を強化したとのことだが、確かに苦味の押しは強くなったものの、
その結果外側の殻が固くなって、昨年
よりも中身のジューシーさが引っ込んだように私には感じられた。
たとえばヤッホーブルーイングの インドの青鬼 みたいな
有無を言わさぬ苦味のインパクトが好きという人には向くが、
妖艶なボリューム感を好ましく思う私には少し残念。あくまでも私の好みで言えばだが。
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ビール
CODE:44310LSEK#04 |
2021年4月24日[2]
No.8654: 赤玉パンチ / サントリー
あかだまぱんち / さんとりー
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サントリー「赤玉パンチ」が新しくなっている。2月上旬出荷分からのリニューアルである。
以前はコンビニ限定商品であったが、現在ではその限定は解かれている。
グラスに注いだ液色は、透明感のある暗赤色。泡はピンク色だが、すぐに静まり、
その後は細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇っている。
香りは、ぶどうジュースのような甘さだが、コクはなさそう。
まさに赤玉スイートワイン
を薄めたような香り。
味は香りの印象どおり、ぶどうジュースのようにしっかりと甘いが、
以前の製品に比べると、だいぶシャープな感じになった。
もちろん缶入りR.T.D.としては依然として極めて甘い部類ではあるが、
赤玉スイートワインのべたつくような甘さではなく、炭酸の刺激も手伝って、すっきりと仕上がっている。
甘味果実酒。輸入果汁使用。アルコール分6%。
原材料名:濃縮還元ぶどう果汁(外国産)、ぶどう(日本産)/炭酸、酸味料、ぶどう色素、酸化防止剤(亜硫酸塩)。
販売者:サントリーワインインターナショナル(株)、東京都港区台場2丁目3-3。
1907年に誕生した赤玉スイートワインをソーダで割ったワインサワーです。シュワッと爽快、
スッキリした甘さをお楽しみください。
今回のリニューアルについて、ニュースリリースでは次のように説明している。
中味は、「赤玉パンチ」らしいほのかな甘みは残しつつ、よりすっきりとした後味に仕上げました。
パッケージは、「はじける甘さのワインサワー」の文言や「赤玉パンチ」のイラストで中味の特長を訴求するとともに、
ブランドカラーである赤色を全面に出すことで、店頭での視認性を高めました。
確かに後味がかなりすっきりしたようだ。但し、ほのかな甘みというほどほのかではない。
サングリアのフルーティさとも違うので、好みは分かれるだろう。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44310LSEK#RN02U |
2021年4月25日[1]
No.8655: 夜のソフトクリームカクテル / ドトールコーヒー
よるのそふとくりーむかくてる / どとーるこーひー
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発売を知らなかったが、偶然発見して入手。
4月13日にコンビニLAWSON限定で発売された ドトール「夜のソフトクリームカクテル」。
発売前からネット上では静かに話題となっていたようで、一部では、売り切れ必至などといったコメントも見られる。
あまりおいしそうには思えなかったので、乗り気ではなかったが、紹介する使命ありと考え購入した。
香りをしっかりと嗅ぐため、ショートカクテルグラスに注いでみた。
液体はどろっとして、どぶろくみたいだ。
その香りはというと、驚くほどにソフトクリームそのもの。少し粉っぽい感じはあるが、酒臭さはない。
飲んでみて更に驚く。ほとんどソフトクリームだ。溶けてしまったソフトクリームを飲んでいるかのよう。
ほのかにアルコール感があるが、ミルキーさを邪魔するほどではない。
しっかりねっとりとした舌触りで、それでいてくどすぎることはない。
飲んだ後に、アイスを食べたような満足感がある。
アルコール分3%。原材料名:砂糖(国内製造)、乳等を主要原料とする食品、ウォッカ、全粉乳、たん白加水分解物、
食塩、生クリーム風味調味料/セルロース、乳化剤、香料、増粘多糖類、カゼインNa、pH調整剤、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、塩化物(K、Mg)、調味料(アミノ酸等)、(一部に乳等を含む)
販売者:株式会社ドトールコーヒー 東京都渋谷区神南1-10-1。製造者:株式会社ニッセー 静岡県焼津市下江留896-6。
1日の終わりにデザートみたいなご褒美カクテルでしめて、今夜は自分を甘やかしてしまいましょう。
ソフトクリームがとろけたような、新しいのにどこか懐かしい味わいです。
製造者名を見て、あのソフトクリームのトップブランド
日世 か?と思ったが、まったく関係はないようである。
人騒がせな NISSEI違いである。スミマセン、
製造者 ニッセーさんに何の罪もありません。
キワモノに見えて、買うのに一瞬躊躇したが、飲んでみたら内容は素晴らしく、
個人的にはリピートしても良いと思った。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44311LSEK#12 |
2021年4月25日[2]
No.8656: ROKKO BEER WEST COAST SESSION IPA / 六甲ビール醸造所
ろっこうびーる うえすと・こーすと せっしょん あい・ぴーえー / ろっこうびーるじょうぞうしょ
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神戸の 六甲ビール醸造所 による「WEST COAST SESSION IPA」。
存在を知らなかったが、偶然遭遇して入手。
グラスに注いだ液色は、深い濁りのある濃いめの黄金色。オレンジ色に近い。
泡はほぼ白色で概ねきめ細かく、勢いよく注ぐと盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りは、しっかりIPAらしく柑橘っぽいホップ香がとても強い。
華やかな味わいが想像される。
口に含んだ瞬間、極めて強い苦味のインパクトがくる。
これもIPAらしい特徴だが、その後に続く味わいが比較的さらっとしていて、ボリューム感は乏しい。
このスリムな感じが、セッションIPAの特徴。
飲み込んだ後には、収斂性の強い苦味が舌の奥に残る。
アルコール分4.5%。原材料:麦芽(イギリス製造、ドイツ製造)、オート麦、ホップ、糖類。
製造者:(有)アイエヌインターナショナル 神戸市北区有野町有野字堀越351-1 六甲ビール醸造所。
製造所:神戸市北区有野町有野字森下164-1 六甲ビール第二工場
オレンジやライムを思わせる柑橘系の香りに、大地を思わせる香り。しっかりとした苦味に、少し厚みがある飲みやすいIPA。
重たすぎないので、これからの暑い季節にぴったり。ただ、400円オーバーという値段はネック。
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ビール
CODE:44311ASCH#UK |
2021年4月26日[1]
No.8657: SORACHI 1984 / サッポロ
そらち 1984 / さっぽろ
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サッポロ「SORACHI 1984」が新しくなっている。
3月製造分からのリニューアルである。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。泡はほぼ白色できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りは、この製品特有の非常に青臭いホップ香が強く感じられる。
ソラチエースの個性である。
味はキリッと苦味が立ち、そして青臭いホップの香味が強い個性を主張。
その代わりに、力強さは今ひとつ。ほわっと柔らかい甘味があり、飲み込んだ後には、強い苦味の余韻が残る。
アルコール分5.5%。ソラチエース100%使用。上富良野産ソラチエースホップ一部使用。
原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
ソラチエースは、1984年に北海道の空知郡上富良野町でサッポロビールが開発し、
アメリカにわたって脚光を浴びた、日本が世界に誇れる「伝説のホップ」です。
本商品では、アメリカ産に加え、オリジナルの上富良野産ソラチエースも一部使用し、
「凜として、香り立つ」ゴールデンエールに仕上げました。
個性が強すぎて当初は国内で受けず、海外に渡って評価され、逆輸入のような形で日本に帰ってきた。
ソラチエースが悪いのではなく、日本人のビールに対する許容範囲が以前は狭く、
その後のクラフトビールブームなどを経て、我々の味覚がやっと国際基準に近づいたというべきだろう。
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ビール
CODE:44312DAEE#RN03 |
2021年4月26日[2]
No.8658: NIPPON PREMIUM 福井県産 梅 / 合同酒精
にっぽんぷれみあむ ふくいけんさん うめ / ごうどうしゅせい
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GODO NIPPON PREMIUM「福井県産 梅」。
以前に期間限定品として出されたものだが、今年3月23日に再度出され、
限定の文字もないことから、通年品になったようである。
いつも書いていることだが、GODO社製品は私の通常行動範囲内にはあまりなく、入手困難なのだが、
今回は仕事で出かけた際に大きなイオンモールに立ち寄り、発見した。
グラスに注いだ液色は、極めて淡いゴールド。注いでいる時、炭酸がジュワジュワ音を立て、
その後は細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
香りは、適度にコクのありそうな梅の香りがツンと立つ。梅酒っぽい香りだが、梅酒は使われていない。
味は酸味が立ち、甘味はそれほど強くない。バランスの良い仕上がり。
適度にコクがあり、適度にキレがある。飲み込んだ後には、梅らしい甘酸っぱさが残る。
アルコール分3%。果汁2.3%。
原材料名:梅果汁(福井県産梅)、ウォッカ、果糖ぶどう糖液糖/炭酸ガス、酸味料、香料、カラメル色素。
原料原産地名:国内製造(果糖ぶどう糖液糖)。
江戸時代の天保年間からおよそ180年の歴史を誇る、三方五湖湖畔の名産品「福井梅」。
福井県は日本海側最大の梅産地です。
梅のイラストのほか、恐竜も描かれている。福井といったら恐竜しかないのか?というのはいさかか失礼か。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44312AEIT#34 |
2021年4月27日[1]
No.8659: −196℃ ザ・まるごとパイナップル <限定出荷> / サントリー
まいなす196ど ざ・まるごとぱいなっぷる <げんていしゅっか> / さんとりー
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サントリー・−196℃ ザ・まるごと シリーズの限定「パイナップル」。
発売日は、4月27日。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。わずかに黄色っぽいかな?という程度。
多量の細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
香りは、あまりコクのなさそうなパインの甘い香りがツンと立っている。
果汁感はあまりなく、いかにも香料だ。
味は香りの印象どおりコクがなく、甘さも控えめ。酸味が鋭く、アルコール感も強い。
甘いのにキリッとシャープな味わい。飲み込んだ後にも、鋭い酸味と軽い苦味が口に残っている。
アルコール分7%。パイナップル果汁3%。パイナップル浸漬酒使用。
原材料名:パイナップル、ウオツカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
このシリーズに共通のキャラクターである、甘ったるくない味わい。しかし、食事に合うとは思えない。
合うとすれば、それこそパイナップルの乗ったピザくらいではないか。
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チューハイ・カクテル等
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2021年4月27日[2]
No.8660: 神の河 ハイボール / 薩摩酒造
かんのこ はいぼーる / さつましゅぞう
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コンビニでたまたまみつけて購入。
鹿児島の薩摩酒造がつくる麦焼酎 神の河(かんのこ)を炭酸で割ったハイボール。
調べてみると、コンビニ限定で4月6日の発売だったようである。
グラスに注いだ液色は、淡い琥珀色。
麦焼酎神の河は、まさにこんな色だ。
注いでいる時はハイボールらしいが、静まると細かな気泡が少しグラスの中に見える程度。
香りを嗅ぐと、まさに神の河。樽熟成させたシャルドネ種の白ワインみたいな樽香で、
バターを思わせる脂っぽいこってりとした甘い香りだ。
味はその香りの印象どおり甘くふくよか。但し、糖分の甘さではなく、熟成焼酎の自然な甘さ。
その甘さを、舌に感じる炭酸のピリピリ感が引き締めてくれる。
芳醇なのにドライ。アルコール感豊かなのに、キレがある。
アルコール分7%。プリン体0。糖類0。原材料名:本格焼酎(国内製造)/炭酸、酸味料。
販売者:薩摩酒造株式会社 鹿児島県枕崎市立神本町26番地。
製造所:三幸食品工業株式会社 広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。
実は当サイトで9年前(2012年)に、今回の商品とは違う
ボトル缶入りの 神の河ハイボール を取り上げている。
当時の商品は糖類を使っていて、少し甘さが気になると私は書いているが、今回の商品に添加されているのは酸味料で、
糖類は用いていない。それにより、今回のもののほうがよりナチュラルな味わいになっているようだ。
パッケージデザインも、「神の河」のラベルそのままであり、ファンにはうれしいところ。
私は個人的に 神の河 が好きなのだが、なぜかといえば、白ワインの樽香に近い匂いがするから。
ワイン好きには、一度は試して頂きたい焼酎だ。
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チューハイ・カクテル等
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