日本酒の小部屋

No.081−100


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2011年7月1日
No.81: 月桂冠 プチムーン にごりのお酒
 げっけいかん ぷちむーん にごりのおさけ
月桂冠 にごりの酒 review
月桂冠 にごりの酒  おしゃれな形状のボトルに入った、月桂冠プチムーンシリーズの「にごりのお酒」。
 シリーズとしては、何種も出ているようだが、当サイトでは以前に「澄める月」という大吟醸を 取り上げただけで、これが2種めである。もちろんもっと取り上げたいが、 最近はあまり、というか、ほとんど売られているのを見ないのだ。

 外観は乳白色で、もちろん淀んでいる。注ぐ前にびんをゆっくり上下させたので、 左写真のような感じになるが、しばらくそのままにしておくと、わかりにくいが、右写真のように下に沈殿する。
 香りは、見た印象どおり、甘酒のよう。甘そうで、フルーティ。
 味は粉っぽさがあるが、酸がかなりしっかりしている。 飲み込んだ後から、甘味がくる感じ。粉っぽい感じも残る。
 アルコール分:10.5度。原材料名:米・米こうじ・醸造アルコール。
 にごり酒は合わせる食事がむずかしいが、やはり魚の粕漬けとか、西京焼きなら、 バッチリだろう。
製造者:(株)月桂冠
2011年7月7日
No.82: 月桂冠 生貯蔵
 げっけいかん なまちょぞう
月桂冠 生貯蔵 review
 これを飲んだのはもうだいぶ前になるが、アップできないまま日にちが経った。 確かコンビニで入手したものである。

 外観は透明で、曇りなし。
 香りは、バナナやりんごの甘い香りを感じ、きゅうりのような青臭さも少々。
 味はほんのりと甘味があるが、全体的にはすっきりと淡麗。フレッシュかつフルーティ な魅力満載。お手軽に飲める。
 アルコール分:14度以上15度未満。原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール。
 びんには「香り贅沢」の文字があり、確かに香りはリッチで、ふくよか。

 サイト情報によれば、日本酒度+5.0、酸度1.4、アミノ酸度1.1。
製造者:(株)月桂冠
2011年7月15日
No.83: 淡桜咲 ASAKI
 あさき
御代桜 淡桜咲 review
 淡い桜が咲くと書いて「あさき」と読む。ワイン酵母で仕込んだ甘口清酒。
 これは私が自分で購入したものではない。だいぶ前になるが、誕生日のプレゼントにと、 妻が買ってきてくれたものだ。ずいぶん安そうなプレゼントだと思われるかもしれないが、 四捨五入すれば20年にもなる夫婦なんて、せいぜいこんなものだ。妻の誕生日だって、 私がケーキを買ってくる(家族全員分)くらいのものである。いちおうやり取りがあるだけマシだと思いたい。

 閑話休題。中身をレビューしたい。
 外観はやや黄色に色づく。
 香りを嗅ぐと、ふくよかでまろやか。優しい味わいが想像される。
 味は確かにふんわり甘く、そして酸もちゃんと効いている。清酒らしい麹っぽい香りもわりときっちり感じられる。
 アルコール分:10度以上11度未満。特別純米酒。原材料名:米・米こうじ。 使用米:美山錦100%。精米歩合:麹・主母60%、掛米60%。杜氏:酒向博昭。日本酒度:-25(甘口)。 ワイン酵母仕込み。御代桜醸造(株)、岐阜県美濃加茂市太田本町3丁目2番9号。
 淡桜咲(あさき)とは、既存の日本酒の枠に当てはまらないその味わいをイメージして名付けました。 原料は磨き上げた美山錦100%と木曽川伏流水を使い、ワイン醸造用の酵母を用いる製法により醸しました。
 今までの日本酒のイメージを一新する、フルーティな香り、柔らかな舌触り、甘口ながら酸味がほど良く口の中を引き締める 爽やかな飲み心地をお楽しみください。
 日本酒度-25なんてお酒、初めて飲んだ。甘くて、酸っぱくて、イメージとしては リースリング種の白ワインに似ている。非常に面白い製品だが、面白いの域を出ないと言ったら、言い過ぎだろうか。 瑠璃色のスリムなボトルに、シルバーと淡い紅色を配したラベルが非常におしゃれで、 贈り物には良いと思う。
製造者:御代桜醸造(株)
2011年7月18日
No.84: 白鶴 まる
 はくつる まる
白鶴 まる review
 CMもよく見るし、コンビニで普通に売られている銘柄。 当サイトでは、純米酒は掲載済だが、ふつうの「白鶴まる」はなんと未掲載だった。

 外観はほぼ透明で曇りなし。
 香りはまろやか、やわらか、おとなしい。複雑さはない。
 味はややざらっとした甘味と、ほのかな酸。適度なふくよかさで、 スルスル飲める。
 アルコール分:13度以上14度未満。原材料:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール・糖類・酸味料。
 検索すると、次のデータが得られた。
 日本酒度:+1、酸度:1.2、アミノ酸度1.1。
製造者:白鶴酒造(株)
2011年8月1日
No.85: 香住鶴
 かすみつる
香住鶴 review
 兵庫県の香住鶴という清酒。

 外観はほぼ透明だが、ほんの少し黄色みが差している。
 香りはやや甘いニュアンスをまといながらも概ねすっきり。
 味わいは、旨口というほどの濃さではなく、強いて言えば中口か。 甘味がかなり強く、豊かな味わいだが、同時に酸もしっかり残存していて、バランスは悪くない。
 アルコール分:15度。原材料名:米・米こうじ・醸造アルコール。天然乳酸菌発酵。山廃仕込。
 香住鶴という名前は、蔵元のある兵庫県の香住に由来している。ラベルには、「但馬の誇り」 の文字もある(香住は旧但馬国に位置する)。ラベルデザインもなかなか高級感があって良い。
製造者:香住鶴(株)
2011年9月15日
No.86: 純米酒 ずZOOっと旭山 / 高砂酒造
 じゅんまいしゅ ずずーっとあさひやま / たかさごしゅぞう
ずZOOっと旭山 review
ずZOOっと旭山  北海道の物産展でみつけた1本。
 おそらく旭山動物園とのコラボで生まれた商品と思われ、グラスに動物たちが描かれている。

 外観はやや黄色く色づいている。
 香りを嗅ぐと、ふっくらと丸く、純米酒らしい甘さを湛えた香りである。
 味はやや濃醇。ホットなアルコール感に、やさしい甘さが心地よい。酸も強いので、 後口は意外にさっぱり。
 アルコール分:14度以上15度未満。精米歩合60%。原材料名:米・米麹(原材料米はすべて北海道産)。 高砂酒造(株)、北海道旭川市宮下通17丁目。
 検索すると、次のデータが得られた。
 日本酒度:+3、酸度:1.4。
 中身が同じでイラストの違うものが、何種か出ているらしいが、買ったのはこの1本のみ。
 入手価格は350円。お土産品としては、まあ、高くはないだろう。
製造者:高砂酒造(株)
2011年10月5日
No.87: 特別純米 くーる / 男山
 とくべつじゅんまい くーる / おとこやま
男山 くーる review
 先日掲載した、純米酒 ずZOOっと旭山と一緒に、北海道の物産展でみつけた1本。 実は飲んだのはもうだいぶ前だが、掲載が遅れていた。

 外観はほぼ透明。
 香りはすっきり軽く、非常に穏やか。丸っこい印象。
 味は最初軽やかな酸が感じられるが、ほどよく丸い味わい。飲み進めるうちに、 甘味が強く感じられるようになるが、後味は比較的すっきり。
 アルコール分:13度。精米歩合60%。原材料名:米・米麹。 男山(株)、北海道旭川市永山2条7丁目。
 検索すると、次のデータが得られた。
 日本酒度:+4、酸度:1.5。
 300mlびん入りで、入手価格は460円。
製造者:男山(株)
2011年10月11日
No.88: 国盛 にごり酒
 くにさかり にごりざけ
国盛 にごり酒 review
 陽気が涼しくなってくると、こういったものを飲みたくなる。
 「国盛」(くにさかり)の酒銘で有名な愛知県の中埜酒造がつくるにごり酒。

 外観はやや灰色がかった白。濃度は高い。
 香りは粉っぽいが丸みあり。やさしく、くせがない。
 味もまろやかで、甘味が強く、非常に飲みやすい。 にごり酒を飲み慣れない人ばかりか、日本酒そのものをあまり飲まない人にも、 甘酒感覚で楽しんでもらえそう。優しく、人なつっこい味わい。
 アルコール分:14度。原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール・糖類。 中埜酒造(株)、愛知県半田市東本町2丁目24番地。
 やや甘味が強いので、食事に合わせるとなると、少し難しいが、 魚の西京焼のようなものには、バッチリだろう。ちなみに今日私は、おでんを食べながら飲んだが、 相性は良かった。
製造者:中埜酒造(株)
2011年10月17日
No.89: 上撰 NEW TOPTEN / 鷹正宗
 じょうせん にゅーとっぷてん / たかまさむね
鷹正宗 上撰 ニュートップテン review
 近所のコンビニ(LAWSON)で売られているカップ酒。他店では見ないので、 とりあえず買ってみた。

 外観は透明。
 香りはすっきり澄んでいる。軽やかな味わいが想像される。
 味は香りの印象どおり、甘さは弱く、すっきりした口当たり。コクが感じられず、 後味もスキッと軽い。
 アルコール分:13.0度以上14.0度未満。原材料名:米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール、糖類、酸味料。 鷹正宗(株)、福岡県久留米市大善寺町黒田297。
 九州の酒だからだろうか、関西ではあまり見ない。 "NEW" のつかない TOPTEN というのもあるようだが、見たことがない。
製造者:鷹正宗(株)
2011年10月19日
No.90: 風よ水よ人よ / 福光屋
 かぜよ みずよ ひとよ / ふくみつや
風よ水よ人よ review
 スーパーで偶然みつけた清酒。金沢の福光屋という蔵元の酒だが、 「風よ水よ人よ」というユニークな名前である。

 外観は透明。
 ふっくらと米らしい香りがし、適度なコクを感じさせる。
 味は香りの印象よりももっとスリムで、すっきりと淡麗。酸味がしっかり中心に座り、 後味もキリッとしている。 やや酸が鼻につく感じもある。
 アルコール分:12度。精米歩合:70%。原材料名:米・米麹。 (株)福光屋、金沢市石引2丁目8-3。
 当サイトで以前に取り上げた「おんぼらあとBAR」という名の壜入りカクテルは、この福光屋の製品である。 あちらを飲んだ後にこの製品を近所のスーパーでみつけたので、購入した次第。
製造者:(株)福光屋
2011年10月31日
No.91: 本醸造 太平山 ユアカップ
 ほんじょうぞう たいへいざん ゆあかっぷ
太平山 ユアカップ review
 成城石井さんで以前から売られているもので、秋田の小玉醸造というところがつくる清酒。
 ラベルの印象からは、質実剛健な内容が想像されるが、いったいどんな感じなのか、飲んでみたい。

 外観は透明。
 香りは酸味が強そうで、かつ甘そう。
 口に含むと、最初に甘味を感じるものの、やはり酸も豊富。中庸にバランスが取れている。 飲みやすく、和食に合わせやすい。
 アルコール分:15.0度以上16.0度未満。精米歩合:65%。原材料名:米・米麹・醸造アルコール。 小玉醸造(株)、秋田県潟上市飯田川飯塚字飯塚34の1。
 悪く言うとあまり特徴らしきものはなかったが、広く好まれる味わいではないか。
製造者:小玉醸造(株)
2011年11月1日
No.92: 月桂冠 エコカップ(LAWSON限定)
 げっけいかん えこかっぷ(ろーそんげんてい)
月桂冠 LAWSON限定 review
 この製品、LAWSON限定だそうである。
 月桂冠のサイトには載っていないし、他店で売られているのも見ないので、調べてみたら、 LAWSONのサイトに、 記事をみつけた。 同記事では今年1月から4月の期間限定と書かれているが、 最近でも売っているから、継続しているのかもしれない。

 外観は透明で、曇りなし。
 香りは強く香らず、スッキリした印象。
 味わいも甘味があっさり、酸味も軽い。麹の香りなども軽やか。全体的にスリム。
 アルコール分:13度以上14度未満。原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール。
 とりたてて特徴の乏しい清酒だが、それだけに毎日飲んでも飲み飽きない。
製造者:月桂冠(株)
2011年11月3日
No.93: 常きげん 純米生貯蔵酒
 じょうきげん じゅんまいなまちょぞうしゅ
常きげん 純米生貯蔵酒 review
 常きげんと書いて「じょうきげん」と読む。加賀のお酒である。

 外観はやや黄色みがかっている。
 香りはつんと酸がたちつつ、ふっくらとしたふくらみも感じる。
 味は酸が強く、それと同時に純米酒らしいふくよかな甘さがある。全体的に強い。 導入は柔らかく、甘やかだが、すっきりした後味も持つ。
 アルコール分:16度。原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)。精米歩合55%。
 鹿野酒造(株)、石川県加賀市八日市イ6。
 色々検索してみると、次のデータが得られた。
 日本酒度+3、酸度1.6、アミノ酸度1.4。原料米:五百万石。
製造者:鹿野酒造(株)
2011年11月5日
No.94: ねのひ 超淡麗冷酒
 ねのひ ちょうたんれいれいしゅ
ねのひ 超淡麗冷酒 review
 暑い時期に良さそうな冷酒を、涼しくなってきたこの時期に飲む。
 「ねのひ」は、名古屋の盛田(株)のブランドである。

 外観は無色透明。
 香りはやわらか。透明感あり。
 含み香も穏やかで、スッキリとした口当たり。甘味は弱い。コクも弱い。 後味もクリアで、さらさらと、まさに超淡麗な辛口。
 アルコール分:12.0度以上13.0度未満。原材料名:米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール。
 木曽御嶽山の湧水(超軟水)仕込み。澄んだ味わいが冷やすほどに冴える逸品です。(辛口)
 盛田(株)、名古屋市中区栄1丁目7番34号。
 検索してみたが、商品情報はほとんどなく、肝心の生産者(盛田)のサイトも現在閉鎖されている模様。
製造者:盛田(株)
2011年11月12日
No.95: 花の舞 大吟醸
 はなのまい だいぎんじょう
花の舞 大吟醸 review
 通常、当コーナーではワンカップ、あるいは300ml程度の小壜入り清酒を掲載しているのだが、 今日の製品は720ml。いただき物なので、取り上げることにした。
 義理の姪の旦那(ややこしいですね。妻の姉の娘の結婚相手です)がお土産にと持ってきてくれたもので、 地元では有名なお酒だそうである。 女性陣は飲まないから、男2人で飲んだ。

 外観はやや黄色っぽい。
 香りは、表現は悪いがキュウリの皮のような青臭さ、あるいは、メロンの皮のような 生臭さみたいなものがある。いわゆる吟醸香だが、少し垢抜けない感じ。
 口に含むと、まず芳醇な甘さがあり、ホットなアルコール感とともに、米の底力みたいなパンチを感じる。 予想以上に甘味が強くて驚くが、ふわっと広がり、後味はきれい。
 アルコール分:16度以上17度未満。原材料名:米・米麹・醸造アルコール。 原料米:山田錦100%使用。精米歩合45%。日本酒度+7。酸度1.2。花の舞酒造(株)、静岡県浜松市浜北区宮口632。
 花の舞の契約農家が栽培した山田錦を原料米に、全行程手作業でつくりあげた当社の最高級酒です。 かぐわしい吟醸香と優雅な味わいをご堪能ください。
 日本酒度や酸度の数値から、淡麗辛口という表記もあるが、 味わった感じでは淡麗というよりはかなりふくよかで、甘さが目立った。
製造者:花の舞酒造(株)
2011年11月21日
No.96: 虎の神撃 / 日本盛
 とらのしんげき / にほんさかり
日本盛 虎の神撃 review
 関西では、阪神タイガースのマークを付けたら売れるという法則があるが、 この製品をみつけた時、私もすぐさま買い物かごに入れていた。
 容器はなんと紙コップ。中身は日本盛上撰が180mlだ。

 色は透明でくすみなし。 香りは甘そうで、やや単調。
 口に含んだ時、強めの甘さを感じるが、適度なスッキリ感がある。 栗のような甘味と、少し荒削りなアルコール感。
 アルコール分:15度以上16度未満。原材料名:米(国産)、米こうじ(国産)、醸造アルコール。
 これだけパッケージを簡素化したら、さぞ利益率は高いだろう。虎柄というだけで買ってしまう 阪神ファンは、メーカーさんの思うつぼである。いや、べつにそれでいいんですけどね。
製造者:日本盛(株)
2011年11月23日
No.97: 日本盛 晩酌 辛口
 にほんさかり ばんしゃく からくち
日本盛 晩酌 辛口 review
 大手日本盛がつくる「晩酌」という名の手軽なお酒。その「辛口」である。

 外観はほんのりと黄色が入っている。
 香りはスッキリ系だが、やや甘いニュアンスも。
 含み香は穏やか。スッキリとした口当たり。酸味中心。 後味もさらっとスッキリ、淡麗。
 アルコール分:13度以上14度未満。原材料名:米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール、糖類、酸味料。
 日本盛のサイトに、次の情報があった。
 日本酒度+4.5。酸度1.3。アミノ酸度1.4。
製造者:日本盛(株)
2011年12月5日
No.98: 大関 のものも 辛口
 おおぜき のものも からくち
大関 のものも 辛口 review
 CMなどでもおなじみ大関「のものも」の辛口である。

 外観は無色透明。
 香りは非常に引き締まっており、強くは香らない。
 味は極めて淡麗。甘味やふくらみは乏しく、酸も控えめ。すべてにおいて、さらっとしている。
 後味もキリッとキレがよい。反面、あっさりとしすぎのきらいがあるが、それは 日常酒としては致し方ないところ。料理の邪魔をしないので、晩酌にはうってつけ。
 アルコール分:13度以上14度未満。原材料名:米・米こうじ・醸造アルコール・糖類・酸味料。
 大関のサイトに、次の情報があった。
 日本酒度+5。酸度1.2。
製造者:大関(株)
2012年1月2日
No.99: 松竹梅白壁蔵 澪 / 宝酒造
 しょうちくばい しらかべぐら みお / たからしゅぞう
松竹梅 澪 review
 新年の1本目は、スパークリングワインを飲むことが多いのだが、 今年はスパークリング清酒を開けてみた。おせちにも合わせやすいだろうということで。
 松竹梅ブランドから出ている「澪」という製品。

 スパークリングワインのように、大きめの気泡が踊る。
 香りは酸をハッキリと感じさせ、軽快だが清酒らしい深みもある。
 口当たりはほんのり甘いが、酸も立っていて、適度にシャープ。 まるでイタリアのアスティ・スプマンテのようなマスカット香に近いフルーティな香味がありながら、 清酒としての基本的なクオリティも高い。
 アルコール分:5度。原材料名:米(国産)、米麹(国産米)。
 宝酒造のサイトには、製品名について、次のような説明がある。
 『澪』とは、「浅瀬の水の流れ」、「船の通った泡の跡」という意味。 浅さを低アルコール、泡の跡を発泡性にたとえ、清酒の新しい流れを作る、という思いを込めて『澪』と名付けました。 そして“MIO”はイタリア語で「私の」という意味。 「私においしいお酒」と感じてもらえるよう、願いを込めた発泡性清酒です。
 スタイリッシュなボトル形状、きれいな瑠璃色、描かれた可愛らしいデザインが、 いずれも「澪」という名前にマッチしている。企画として、非常に練られた製品。もちろん、 中身のクオリティも確か。
 発泡性清酒は他社からも色々と出ているが、トータルの完成度がここまで高い製品は少ない。 開発者のセンスに脱帽。革命的製品と言っていい。
製造者:宝酒造(株)
2012年1月5日
No.100: ワンカップ大関 上撰 新米新酒 <季節限定> 平成二十三年度産新米使用
 わんかっぷおおぜき じょうせん しんまいしんしゅ <きせつげんてい> へいせいにじゅうさんねんどさんしんまいしよう
ワンカップ大関 上撰 新米新酒 H23 review
 ワンカップ大関の「新米新酒」。新米を使ったものであるが、 当サイトで取り上げるのは、平成22年度に続き、2度目となる。

 外観は透明。
 香りはころっと甘く、米の香りが豊かで、ふくよか。
 口当たりは甘味が強いが、べたつく感じはない。酸はマイルドだが、フレッシュで透明感がある。
 後味は意外にもクリアで、さらっとした味わい。
 アルコール分:15度以上16度未満。原材料:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール。
 本年度収穫された新米だけで仕込んだ、軽やかでフレッシュな味わいの新酒です。
 軽妙な味わいが魅力の初々しいお酒。サイト情報によれば、日本酒度0、酸度1.4。
製造者:大関(株)

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