利酒日記 kikizakenikki

2006年1月


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2006年1月1日 ROUGE 
LES PAGODES DE COS / SAINT-ESTEPHE
レ・パゴド・ド・コス / サン・テステフ
VINTAGE: 1999
Les Pagodes de Cos 99 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区: HAUT-MEDOC
オー・メドック 
AOC: ST-ESTEPHE
サン・テステフ
生産者: Ch. COS DESTOURNEL 輸入者: アールアンドダブリュ(株)
review
 皆さま、あけましておめでとうございます。 今日から当日記はこのスタイルで行きます。
 新年1本目は、いただきものから。あのコスのセカンドだ。例によって、人からいただいたものでも、 容赦なく批評しよう。

 色はかなり深いが、縁には少しオレンジ色が入り始めている。 香りは黒い果実や甘苦い漢方薬。深みがあって、落ち着いている。
 酸が結構生きているが、タンニンはとてもシルキー。 余韻もそこそこ長く、安定感がある。
 確かに素性が良いのだが、ちょっとあっさりした印象も否めない。
 まあ、新年1本目として、不足はない。反面、値段も立派なはずなので、 それ相応ということで。
評定: C 価格 購入店: いただきもの
2006年1月3日 SPARKLING 
JACOB'S CREEK SPARKLING ROSE
ジェイコブズ・クリーク スパークリング・ロゼ
VINTAGE: N.V.
Jacob's Creek Sparkling Rose AUSTRALIA
オーストラリア
地方: SOUTH AUSTRALIA
南オーストラリア
地区: BAROSSA VALLEY
バロッサ・ヴァレー

生産者: ORLANDO WINES 輸入者: ペルノ・リカール・ジャパン(株)
review
 新年2本目は、やっぱり泡。昨年末にはBRUTを飲んでいるJacob's Creekだが、今度はめでたくロゼ。

 色はオレンジとピンクの中間くらい。泡の立ち方は最初勢いがあるが、やはり持続はしない。
 レモンのようなフレッシュな柑橘香と、トマトみたいな赤い香りが良いバランス。
 口当たりはほのかに甘く、やさしい導入部。酸はそれほど強くない。柑橘の味わいがとても爽やか。 それほど長くはないが、イチゴのような余韻がかわいらしい。
 この値段で飲めるスパークリングのロゼとして、何も文句はない。気軽にお祝い気分を味わいたいときにお薦め。
評定: B 価格 1,600円(本体価格1,524円+消費税76円) 購入店: Ciel江坂店(大阪府吹田市)
2006年1月6日 BLANC 
CUVEE SELECTIONNEE CHARDONNAY / VIN DE PAYS D'OC
キュヴェ・セレクショネ シャルドネ / ヴァン・ド・ペイ・ドック
VINTAGE: 2001
Cuvee Selectionnee Chardonnay 01 FRANCE
フランス
地方: OC (LANGUEDOC)
オック(ラングドック)
地区:
 
VdP: OC
オック
生産者: BARON PHILIPPE DE ROTHSCHILD 輸入者: エノテカ(株)
review
 先月購入したWine Shop ENOTECA のchoice6本セットの5本目はこれ。オックでバロン・フィリップがネゴシアンとして 生産者からワインを買い付け、ブレンドし、オーク樽で熟成させ製品化しているキュヴェ・セレクショネ・シリーズ。

 色はかなり濃く、しっかりめのイエローというか、淡い黄金色というか。 柑橘、黄色い花、バナナなどの香りを感じる。
 酸は決して弱くはないのだが、ふくよかな口当たりは、アルコール度数の高さ(13.5%)ゆえだろう。ヘーゼルナッツ的香ばしさに、 樽のヴァニラ香が競演。ふっくら広がって、最後は酸がキュッと締める。カスタードのような余韻も長い。
 分厚く、いかにも南の味わいでありながら、だらけてはいない。適度なまとめ方の妙味を感じさせる。
評定: C+ 価格 6本セット11,550円 / 単体通常価格 1,995円 購入店: エノテカ大阪店(大阪市北区)
2006年1月8日 ROUGE 
MOTEPULCIANO D'ABRUZZO / FORRACHIARA
モンテプルチャーノ・ダブルッツォ / フォッラキァラ
VINTAGE: 2003
Forrachiara Montepulciano d'Abruzzo 03 ITALIA
イタリア
地方: ABRUZZO
アブルッツォ州
地区:
 
DOC
 
生産者: MORETTONI 輸入者: 大丸興業(株)
review
 大きな声では言えないが、ある筋から、福袋に入れるのと同じ内容のものを同じ値段で分けてあげると言われ、 ありがたく購入したもの。なんと3本1,000円である。そのうちの1本がこれ。

 色はざくろのもうちょっと深い感じ。少しオレンジがかっている。
 香りはセイロンティー、干しぶどう、わずかにチョコレート。正露丸のような薬臭さも少々。
 味は干しぶどう的甘酸っぱさがあり、軽やかで果実っぽい。 酸中心で、甘味は柔らかく、タンニンも弱い。
 3本で5,000円相当のものを1,000円で、とのことだったが、このワインの通常価格は、せいぜい1,500円程度だろう。 それを前提に評価すれば、ほぼ値段に見合っている。チャーミングな香りが魅力のワインだ。
評定: C 価格 3本セット1,000円 / 単体通常価格 ・・・? 購入店: −
2006年1月12日 ROUGE 
BARBERA DEL MONFERRATO / INFERNOTTO
バルベーラ・デル・モンフェッラート / インフェルノット
VINTAGE: 2003
Infernotto Barbera del Monferrato 03 ITALIA
イタリア
地方: PIEMONTE
ピエモンテ州
地区:
 
DOC
 
生産者: CALAMANDRANA 輸入者: 大丸興業(株)
review
 3本1,000円で購入したお買い得品の2本め。

 色はかなり薄く、グラスの向こうがはっきり透けて見えるほど。ドイツのシュペートブルグンダー(ピノノワール)で、この程度のものがよくある。 香りもどこかピノっぽい。ゴム、皮革、野いちごなどの香り。
 口当たりは、酸がキュートで軽やかなめらか。まるで新世界のピノを水で薄めたみたいに、 ほんのり甘いが、線は細く、タンニンもなめらか。
 人なつっこい甘酸っぱさで、赤ワインを飲み慣れない初心者にも受け入れられやすいだろう。
 3本1,000円だから1本当たり333円だが、もちろんそんな安物ではない。このワインの通常価格は、おそらく1,500〜2,000円程度か。 それを前提に評価しても、損のない内容。
評定: C 価格 3本セット1,000円 / 単体通常価格 ・・・? 購入店: −
2006年1月14日 BLANC 
BOURGOGNE CHARDONNAY / DOMINIQUE LAURENT
ブルゴーニュ・シャルドネ / ドミニク・ローラン
VINTAGE: 2002
Dominique Laurent Bourgogne Chardonnay 03 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区:
 
AOC: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
生産者: DOMINIQUE LAURENT 輸入者: 合同酒精(株)
review
 色は濃いめのイエロー。 香りは、オレンジ的柑橘香のほか、少し湿ったハーブ、マヨネーズ。若干、栗きんとんみたいな感じも。
 口当たりは、酸が丸く、ややぼけていて、締まりのない印象。香りの段階からちょっと感じていたが、 少し劣化しているか?
 飲み進めると、適度にナッティな感じもあるし、直ちに劣化ワインというレッテルを貼るのもかわいそうだ。 だけど私は体験的に知っている。こういうワインは、明日まで残したら、かなり堪え難い味わいに変化するであろう事を。 だからといって、今日全部飲み干そうという気にもなれない。
 せっかく素性の良さを感じるワインなのに、ちょっと残念。この栗やさつまいもみたいな、ほっこり感はたぶん今日限定だと思うから、 存分に楽しんでおこう。
評定: D 価格 2,180円(本体価格2,077円+消費税103円) 購入店: カルフール箕面店(大阪府箕面市)
2006年1月15日 BLANC 
ARNAUD NOUVEAU / VIN DE PAYS DE L'HERAULT
アルノー・ヌーヴォー / ヴァン・ド・ペイ・ド・レロー
VINTAGE: 2005
Arnaud Nouveau 05 FRANCE
フランス
地方: LANGUEDOC
ラングドック
地区:
 
VdP: L'HERAULT
レロー
生産者: DOMAINE ARNAUD (LAURENT MIQUEL) 輸入者: 片岡物産(株)
review
 近所のディスカウント酒店で、福袋を買った。 2本入って税込2,006円。その1本がこれ。南仏エロー県のVdPだ。

 色は淡い麦わら。 香りは、黄色い花(蜜のたっぷりありそうな)、オレンジ、生クリーム。
 酸はやさしく、ふっくらとした甘味。 力強さとか、輪郭のくっきり感はないが、とてもシンプルでわかりやすい味。 このぼやっと感を肯定すれば、なんと飲みやすいワインだろうか。
 1本あたり1,003円で入手できたことを思えば、何も不足はない。 ただ、普段の値段は1,500円程度らしい。それを前提にすれば、ちょっともの足りないかな。ということで、下記評定。
評定: C- 価格 2本セット2,006円 / 単体通常価格1,500円程度 購入店: Ciel江坂店(大阪府吹田市)
2006年1月18日 ROUGE 
ARNAUD NOUVEAU / VIN DE PAYS DE L'HERAULT
アルノー・ヌーヴォー / ヴァン・ド・ペイ・ド・レロー
VINTAGE: 2005
Arnaud Nouveau 05 FRANCE
フランス
地方: LANGUEDOC
ラングドック
地区:
 
VdP: L'HERAULT
レロー
生産者: DOMAINE ARNAUD (LAURENT MIQUEL) 輸入者: 片岡物産(株)
review
 近所のディスカウント酒店で買った2本入り2,006円福袋には、 上の白と、今日の赤とが入っていた。

 色はやや青みがかってはいるが、結構深い。 香りは新酒らしく、いちごのような可憐で甘酸っぱい香り。
 アタックはやわらかく、口中いっぱいにフレッシュな果実味が広がる。 タンニンはやわらかく、酸も丸い。しかし、赤ワインらしい味わいもちゃんとある。
 1本あたり1,003円。解禁直後のバカ高いボージョレ・ヌーボーに比べれば、 とってもお買得感がある。普段の値段は1,500円程度らしいが、それを前提にしても、 損はない内容。
評定: C 価格 2本セット2,006円 / 単体通常価格1,500円程度 購入店: Ciel江坂店(大阪府吹田市)
2006年1月19日 ROUGE 
CHATEAU D'ARCINS / CRU BOURGEOIS
シャトー・ダルサン / クリュ・ブルジョワ
VINTAGE: 2002
Ch.d'Arcins 02 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区: HAUT-MEDOC
オー・メドック
AOC: HAUT-MEDOC
オー・メドック
生産者: CH. D'ARCINS 輸入者: 大丸興業(株)
review
 先日3本1,000円セットを買ったと紹介したが、これは3本10,000円セットのうちの1本。

 色は深く、いかにもといった感じの"ボルドーカラー"。 香りを嗅いだ瞬間に、あっ素性が良いな、と思う。 黒い果実、トリュフのような土臭さ、皮革っぽい動物臭。どっしりと落ち着いている。
 口に含むと酸がかなりフレッシュで、予想したほどずっしりとは来ないものの、 タンニンはやわらかく、すべすべしたテクスチャー。
 特に何が突出しているわけでもなく、ややおとなしめな印象は否めないが、 それだけにすいすいと飲み進めてしまう。
 1本あたり3,333円ということだから、大絶賛とまではいかない。でも、日常レベルを超えていることは、確か。
評定: C 価格 3本セット10,000円 / 単体通常価格・・・? 購入店: −
2006年1月21日 BLANC 
ISOLA DEI NURAGHI / ALBUS
イゾラ・デイ・ヌラギ / アルブス
VINTAGE: 2002
Albus Isola dei Nuraghi 02 ITALIA
イタリア
地方: SARDEGNA
サルデーニャ州
地区:
 
IGT
 
生産者: CANTINE SARDUS PATER 輸入者: 大丸興業(株)
review
 イタリア3本1,000円セットの3本め。

 色はしっかりめのイエロー。 香りはグリーンな感じが強い。椿のような深緑の葉のイメージ。 ところが、グラスを回すと、リースリングにも似た石油香、あるいはジッポオイルみたいな感じが際立ってくる。
 口に含むとそのオイルっぽい、あるいはセルロイドみたいな味と、少し湿った草の味が感じられる。 たとえていうなら、買ったばかりのタッパーに1日中入れておいた柏餅みたいな。
 私は個人的にあまり好きな部類ではないが、個性的という意味で、なかなか見所のある奴。 1本あたり333円だが、本来やっぱり1,500円〜2,000円くらいはするのだろう。別に損はないと思う。
評定: C 価格 3本セット1,000円 / 単体通常価格・・・? 購入店: −
2006年1月23日 ROUGE 
BEAUJOLAIS-VILLAGES NOUVEAU VIEILLES VIGNES / LES CAVES TAILLEVENT
ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー ヴィエイユ・ヴィーニュ / レ・カーヴ・タイユヴァン
VINTAGE: 2005
Taillevent Beaujolais-Villages Nouveau vv 05 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区: BEAUJOLAIS
ボージョレ
AOC: BEAUJOLAIS-VILLAGES
ボージョレ・ヴィラージュ
生産者: MJD 輸入者: エノテカ(株)
review
 昨年末にWine Shop ENOTECAから購入した6本セットの最後の1本が残っていた。 なんとなく開けるタイミングがなかったのだ。

 色は新酒にしてはかなり深い。 光にかざすと確かにピンクっぽくはあるが、ローヌのカベルネフランくらいの濃さはある。
 香りにもしっかり感がある。蒸しバナナというよりは、ふかし芋。 イチゴ系の香りもフレッシュ感には乏しく、煮詰めたイチゴジャムのよう。
 ただし、味のほうは酸がしっかりとあり、若々しさは確かにある。 でも骨格がしっかりしているし、肉料理にもちゃんと合ってくれそうな厚みがある。
 ヴィラージュである。V.V.である。この実力には裏付けがあるのだけれど、 値段も3,000円と立派である。
 私は新酒には「ヌーヴォー基準」を適用し、飛行機代その他の割高分を除外して評価しているから このワインもB評価となる。ある意味新酒にあるまじき力強さがあるし。しかし、多くの方が指摘しているように、 3,000円も出してわざわざ飲むほどの内容か?と言えば、答えは残念ながら、否。 例えばACブルで3,000円出したら、相当しっかりしたものが飲めるからね。
 でも私は、ボージョレ・ヌーヴォーを、飲む価値無しとして、単純に切り捨てる態度は取らない。 多くの人がお祭りに浮かれている以上、割高であることは百も承知で、付き合い続けている。 1本の値段のうち、1,500円くらいがお祭り参加費だと割り切っている。 その点を、訪問者の皆さんもお含みいただいた上で、私のコメントを読んでいただきたい。
評定: B 価格 6本セット11,550円 / 単体通常価格3,150円 購入店: エノテカ大阪店(大阪市北区)
2006年1月25日 ROUGE 
CONNETABLE TALBOT / SAINT-JULIEN
コネターブル・タルボ / サン・ジュリアン
VINTAGE: 1997
Connetable Talbot 97 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区: HAUT-MEDOC
オー・メドック
AOC: SAINT-JULIEN
サン・ジュリアン
生産者: CH.TALBOT 輸入者: 重松貿易(株)
review
 これは2,006円福袋(1本入り)に入っていたもの。Ch.タルボのセカンドだ。 見た瞬間「やった」と思ったのだが、 このヴィンテージだと普通でも3,000円はしないようである。

 色は少し褐色がかっていて、やや枯れた印象。 香りも黒い果実香よりもむしろ土の感じが強く、 そこに樽のヴァニラが加わる。
 香りの印象がなかなか良いので期待が高まったのもつかの間、 味のインパクトは弱い。保管状態に難があったのか、 それとも最初からこんな腑抜けな内容なのか、 とても線が細い。
 タンニンがもう十分になめらかになっているので、ピークを過ぎたということだろうか。 いくらオフヴィンテージだからといって、この力なさは、 もしかすると熱による過熟なのかもしれない。
 まあ3,000円未満ならば、こんな程度でも仕方ないだろう。 ということで、いちおうC評価。
評定: C 価格 2,006円(通常価格2,000円台後半くらい) 購入店: Ciel江坂店(大阪府吹田市)
2006年1月27日 BLANC 
BOURGOGNE CHARDONNAY "CUVEE SAINT-VINCENT" / VINCENT GIRARDIN
ブルゴーニュ・シャルドネ "キュヴェ・サン・ヴァンサン" / ヴァンサン・ジラルダン
VINTAGE: 2003
Vincent Girardin Bourgogne Chardonnay 03 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区:
 
AOC: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
生産者: VINCENT GIRARDIN 輸入者: (株)やまや
review
 これは正月にでも飲もうかと思って、昨年末に、初めて寄った大阪のやまやでみつけたもの。 ちょっと良さげな白を探していたのだが、あれ?ACブルとはいえ、この値段でいいの? と、見つけた瞬間カゴに入れた。まあこれはネゴシアンものらしいのだが。さて、その実力は・・。

 色はしっかりした麦わら色。 香りは、「ん?これがシャルドネ??」と思うくらいにふくよかで、まるでローヌの白みたいな感じ。 白い花や、蜜の多いリンゴの香り。
 口当たりも柔らかく、豊かな甘味が広がる。ミネラル分はやや足りない。 だが、飲んだあと適度に苦味が残って、ブルゴーニュらしさがかいま見える。 ごくっと飲んでもあまり引っかかりがなく、ついついグラスが進む。
 度数がなんと驚くなかれ13.5%。そのアルコール感が、ここまで分厚い味わいを作っているのだろうか。 いやこの厚みは、03ヴィンテージなればこそ、なのかもしれないね。
 やや間延びした感は否めないから、好みは分かれるかもしれない。だが、 この値段を考えると、かなりお買得な内容である。
評定: B 価格 1,580円(本体価格1,505円+消費税75円) 購入店: やまやOCAT店(大阪市浪速区)
2006年1月28日 ROUGE 
CHATEAU LES HAUTS DE PONTET / PAUILLAC
シャトー・レ・オー・ド・ポンテ / ポイヤック
VINTAGE: 1997
Ch.Les Hauts de Pontet 97 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区: HAUT-MEDOC
オー・メドック
AOC: PAUILLAC
ポイヤック
生産者: CH. PONTET-CANET 輸入者: 重松貿易(株)
review
 先日買った2,006円福袋の中に10%割引券が入っていたので、早速使って購入したもの。 Ch.ポンテ・カネのセカンドだ。

 色は結構黒っぽく、エッジは少しオレンジというか褐色に近くなっている。 土、コーヒー、墨汁などの香り。グラスを回すと、アニマル香も際立つ。
 口当たりは意外とあっさり。 酸がやや目立つが、タンニンはこなれた感じですべすべしている。 ただ、凝縮度は今ひとつで、さらっと口中に広がって、そのまま力なく消えてゆく感じ。 余韻はおとなしい。
 セカンドワインというのは本当にピンキリだ。まあ、目安として一番信用できるのは金額だと思うから、 このワインも最初から大きな期待をしてはいけない。2,000円程度のワインとしては、まあ致し方ないかな、というレベル。
 以前に98ヴィンテージを飲んだことがあるが、97はやっぱり落ちる。
評定: C 価格 1,962円(通常価格2,180円) 購入店: Ciel江坂店(大阪府吹田市)
2006年1月31日 ROUGE 
BOURGOGNE PINOT NOIR / DOMINIQUE LAURENT
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール / ドミニク・ローラン
VINTAGE: 2002
Dominique Laurent Bourgogne 02 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区:
 
AOC: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
生産者: DOMINIQUE LAURENT 輸入者: 合同酒精(株)
review
 これは半月ほど前に飲んだ白と一緒に、 紅白でおめでたいからと、昨年末、正月用に買っておいたもの。 私が正月早々熱を出して寝込んでいたために、予定どおり消化できずに今日まで来たのだ。

 色はいかにもピノらしいルビー色。グラスを光にかざすとキラキラ光って美しい。 香りはいちご+皮革。軽やかな印象だ。
 味は酸が若々しく、はじけるような果実味がとてもキュート。凝縮感は今ひとつだが、 軽やかで飲みやすいのが特徴。
 後味に適度な甘味があって、最後まで極めてフレンドリーな味わい。 だからといって冗長なわけではなく、しっかりとブルゴーニュらしい。
 日常的に飲むのであれば、まったく不足はない。基本がしっかりしたワイン。
評定: C+ 価格 2,180円(本体価格2,077円+消費税103円) 購入店: カルフール箕面店(大阪府箕面市)

本日までで・・・今月合計15本/今年合計15本/当日記累計830本



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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