利酒日記 kikizakenikki

2006年6月


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2006年6月3日 ROUGE 
LA TOURELLE DE CROIZET-BAGES / PAUILLAC
ラ・トゥレル・ド・クロワゼ・バージュ / ポイヤック
VINTAGE: 1999
La Tourelle de Croizet-Bages 99 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー 
地区: HAUT-MEDOC
オー・メドック
AOC: PAUILLAC
ポイヤック
生産者: Ch. CROIZET-BAGES 輸入者: アールアンドダブリュ(株)
review
 メドック格付5級Ch.クロワゼ・バージュのセカンドワイン。

 色は深いが、やや青みがかっている。香りはカシスやブルーベリーのジャム、 甘苦いスパイスに、焼けた炭のニュアンス。
 口当たりは思いのほか柔らかく、少々拍子抜け。果実っぽい酸が豊かで、やや細身。 土っぽい感じはあるものの、どっしり感には乏しい。タンニン分はかなりしっかり、口中にひっかかる。

 そこそこ期待が大きかっただけに、ちょっと肩すかしを食らった感じ。 もちろん日常酒レベルは超えているが、値段を考えればあたりまえ。
 たとえて言えば、名門女子校出身って聞いたから期待してたのに落研だったなんて、みたいな。
評定: D 価格 3,360円(本体価格3,200円+消費税160円) 購入店: 阪神百貨店本店(大阪市北区)
2006年6月5日[1] BLANC 
MACON BLANC VILLAGES / LOUIS JADOT
マコン・ブラン・ヴィラージュ / ルイ・ジャド
VINTAGE: 2002
Louis Jadot Macon Blanc Villages 02 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ 
地区: MACONNAIS
マコネー
AOC: MACON VILLAGES
マコン・ヴィラージュ
生産者: LOUIS JADOT 輸入者: 兼松(株)
review
 今日のワインは、売場でジャドがいくつか並んでいる中から、試飲をして買ったもの。 何種類かあったのだが、いずれも内容が素晴らしく、どれにしようか迷ったものだ。 結局3本入手したのだが、まずはお手頃AOCのマコンから。

 色は淡い麦わら。柑橘よりもはちみつの香りが強い。丸っこい感じだ。
 酸のアタックがそこそこ強く、想像以上にレモン的な収斂性がある。ミネラル豊かで滋味がある。 蜜の甘味があって、適度なふくらみを感じる。それでもスリムな体型であるところが、ジャドらしい。

 軽やかにすいすいと飲めてしまうけれど、ゆっくりと付き合えば、 十分に繊細さを見せてくれる。この値段で、まったく文句はない。
評定: C+ 価格 1,680円(本体価格1,600円+消費税80円) 購入店: 阪神百貨店本店(大阪市北区)
2006年6月5日[2] BLANC 
神戸葡萄 白 / (財)神戸みのりの公社
こうべぶどう しろ / こうべみのりのこうしゃ
VINTAGE: N.V.
神戸葡萄 白 JAPAN
日本
地方: 兵庫県
兵庫県 
地区: 神戸市西区・北区
神戸市西区・北区
AOC:
 
生産者: (財)神戸みのりの公社 輸入者:
review
 確か4月くらいに売り出された新製品だが、買っておいてなかなか開ける機会がなかった。 関西ではおなじみ神戸ワインのいわばカップ酒バージョン。
 色は淡いイエロー。香りはなんだか酢酸系の匂いがする。干しぶどうみたいな匂いでもある。
 口当たりは意外ときりっとしている。レモンのような酸が効き、スッキリと飲みやすい。 甘味は抑えられている。もちろん、ふくらみはないし、ミネラル感にも欠けるが、 こういったお手頃ワインにそこまで求められないのは、当然。

 このワイン、容器に「やや甘口」と書かれ、次のような説明がある。 「神戸産100%のリースリングとシャルドネを使用した爽やかでフルーティな 甘味のある上品ですっきりした白ワインです。」
 爽やかでフルーティなのは確かだが、ぜんぜん甘口ではないと思う。 甘口を期待して飲んだら、酸っぱいと思うのではないだろうか。もちろん、根っからの白ワイン好きには、 この酸味はOKである。可もなく不可もない仕上がり。

 なお、原料ブドウ生産地として、神戸市西区押部谷町、平野町、北区大沢町と書かれている。
評定: C 価格 120ml入り249円 購入店: 阪神百貨店本店(大阪市北区)
2006年6月7日 ROUGE 
CORTON GRAND CRU / LOUIS PAGE
コルトン グラン・クリュ / ルイ・パージュ
VINTAGE: 1998
Louis Page Corton Grand Cru 98 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ 
地区: COTE DE BEAUNE
コート・ド・ボーヌ
AOC: CORTON
コルトン
生産者: LOUIS PAGE 輸入者: 中部貿易(株)
review
 1ヶ月前にポマール1級を取り上げた、お買得ブルゴーニュのルイ・パージュ。 一緒に買ったのだが、こちらは今日まで開ける機会がなかった。コルトンの特級。

 色は深みのあるルビーで、やや青みがかっている。香りはイチゴのような赤い果実香と、 樽のクリーミーな香り。なかなか落ち着きがある。ピノ特有のなめし革の香りはないが、 火薬のような香りはある。
 味はベリー系が前面に出て、確かに凝縮感はあるものの、結構若い印象。 重みは今ひとつ。軽やかな甘酸っぱさが特長。
 なかなか密度の濃い味わいだが、グラン・クリュというには、 力強さが足りない。もちろん、値段に比べて著しく劣るわけではないし、 これが村名クラスなら苦言を呈することもないのだが、 痩せても枯れても特級だからね。もうちょっと、ガシッときて欲しい。
評定: C 価格 3,580円(本体価格3,410円+消費税170円) 購入店: e-shopping wine(ネット)
2006年6月9日 BLANC 
POUILLY FUME "LES ANGELOTS" / DOMAINE MASSON BLONDELET
プイィ・フュメ "レ・ザンジュロ" / マッソン・ブロンドレ
VINTAGE: 2004
Masson Blondelet Pouilly-Fume 04 FRANCE
フランス
地方: VAL DE LOIRE
ロワール 
地区: CENTRE
中央
AOC: POUILLY FUME
プイィ・フュメ
生産者: MASSON BLONDELET 輸入者: (株)スマイル
review
 最近飲んだかな?と思いながら購入したが、既に1年以上前に、03ヴィンテージを飲んでいた。 今回は04だ。

 外観は淡い麦わら色。まるで初夏の草原のような緑あふれる風景の浮かぶハーブ香。スモーキーな感じも。
 味はレモンやグレープフルーツ的な酸がキリッとし、爽やかな飲み口。それとともに、むせかえるような グリーンのニュアンス。ミネラル感が強く、塩と化学調味料が入っているかのごとき味わいがある。

 まさにプイィ・フュメらしいプイィ・フュメ。これからの季節にぴったり。 ソーヴィニヨン好きにはおすすめ。値段以上のクオリティ。
評定: B 価格 2,100円(本体価格2,000円+消費税100円) 購入店: 阪神百貨店本店(大阪市北区)
2006年6月11日 ROUGE 
CHATEAU LES GRANDS CHENES (CRU BOURGEOIS SUPERIEUR) / MEDOC
シャトー・レ・グラン・シェーヌ(クリュ・ブルジョワ・スペリュール)/ メドック
VINTAGE: 1999
Chateau Les Grands Chenes 99 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー 
地区: MEDOC
メドック
AOC: MEDOC
メドック
生産者: CH. LES GRANDS CHENES 輸入者: (株)成城石井
review
 これは見た目の印象で選んだようなところがあるのだが、果たして中身はどうだろうか。

 色はしっかりした深紅で、グラスの向こう側が見えない。縁までほぼ均一で、 まだ熟成している感じはない。
 香りは、黒い果実、漢方薬、バニラ。重く、落ち着きがある。
 口当たりは甘く、酸はやや弱い感じだが、タンニンはガッシリしている。 やはり、まだまだこれから熟成するのだろうか。後味にメロンやマスカットみたいな甘さが残るが、 同時に力強い渋みがまとわりつく。

 エチケットのデザインは、なかなかの高級感を醸し出してはいるが、値段が値段だけに、 あまり期待せずに臨んだ。ところが、予想以上にしっかりした内容。この値段でこの実力とは、すばらしい!
評定: A 価格 2,289円(本体価格2,180円+消費税109円) 購入店: 成城石井阪急三番街店(大阪市北区)
2006年6月14日 ROUGE 
DOMAINE DE SALINE PINOT NOIR / VIN DE PAYS DE L'ILE DE BEAUTE
ドメーヌ・ド・サリーヌ ピノ・ノワール / ヴァン・ド・ペイ・ド・リル・ド・ボーテ
VINTAGE: 2003
Dom. de Saline Pinot Noir 03 FRANCE
フランス
地方: CORSE
コルス
地区:
 
V.d.P: ILE DE BEAUTE
イル・ド・ボーテ
生産者: DOM. DE SALINE 輸入者: (株)飯田
review
 今日は、夕食に焼き鳥を食すために、お手頃ピノを酒屋さんに探しに行った。 このV.d.P、私はこれまで飲んだことがないし、気軽に飲めるプライスなので、購入した。

 色は輝きのあるルビー。なかなかキュートなルックスである。 香りは夏みかんの実+皮みたいに、苦酸っぱそうな感じ。特に、きゅんと香り立ってくる柑橘香は、 ピノというか赤ワインにしてはめずらしい。その奥に、赤い果実の香りも。
 味は、酸のアタックが鋭く、色鉛筆のような、黒鉛に絵の具が混ざったような感じがある。 クランベリーやアセロラみたいな甘酸っぱさがある。タンニンはほどほどで、 余韻も長くはないが、すうーっと安らかに減衰してゆく感じ。

 V.d.P名のile de beauteとは、英訳すればisland of the beauty。沖縄ことばで「美ら島」か。 思わずコルシカの美しい風景が偲ばれる。って、行ったことないが。
 ピノの醍醐味とは違うけれど、スタイリッシュでキュートなワインだ。値段以上の満足が得られる。 焼き鳥の甘いタレにもよく合った。
評定: B 価格 987円(本体価格940円+消費税47円) 購入店: 酒のまえなか(大阪府吹田市)
2006年6月16日 BLANC 
LOS VASCOS CHARDONNAY / VINA LOS VASCOS
ロス・ヴァスコス シャルドネ / ロス・ヴァスコス
VINTAGE: 2005
Los Vascos Chardonnay 05 CHILE
チリ
地方:
 
地区:
 
D.O:
 
生産者: VINA LOS VASCOS 輸入者: サントリー(株)
review
 カジュアルで、それでいて失敗のないシャルドネを選ぼうとすると、このクラスのチリになる。 同じ値段のブルゴーニュよりは、ある意味期待できる。

 色は極めて淡いイエローグリーン。清酒程度。香りは、グレープフルーツ、白い花、若草。
 アタックはやわらかく、適度な柑橘的甘さが口に広がる。酸は尖りがない。香りの印象ほど細身ではない。 まあ、チリにしてはスリムだが。 後味にグレープフルーツみたいな苦味があって、凛とした感じ。
 普通、チリのシャルドネといって想像されるのは、もっと濃密で肉感的なもの。ロス・ヴァスコスも、 以前のヴィンテージでは、もっと蜜のような甘さが強かったように記憶する。 この味わいの変遷は、単にヴィンテージの違いによるものと理解すべきなのだろうか。個人的には、こんなスタイルのほうが いいとは思うが。
評定: B 価格 1,550円(本体価格1,477円+消費税73円) 購入店: 酒のまえなか(大阪府吹田市)
2006年6月17日 CIDRE 
CIDRE SUMMER SPARKLING / NIKKA
シードル サマー・スパークリング / ニッカ
VINTAGE:
NIKKA CIDRE SUMMER SPARKLING JAPAN
日本
地方:
 
地区:
 
AOC:
 
生産者: ニッカウヰスキー(株) 輸入者:
review
 シードルはリンゴを発酵させて造ったお酒なので、厳密に言うとwineではない。しかし、 仏ノルマンディー地方のシードルも過去に当日記に収録しているし、このニッカ・シードルシリーズも同様。 といった成り行き上、この利酒日記に収録する。

 色はごくごく淡いグリーンで、涼しげ。青リンゴのような、酸がツンと立った香りも爽快。 野菜汁のような、やや青臭い感じもある。
 味も酸がキュンと口中を引き締め、それでいてしっかりしたリンゴの味わいがある。 甘味も強いが、それ以上に酸が目立ち、飲み進めるほど酸っぱくなる。
 アルコール分4%未満。原材料:リンゴ、リンゴ酸、酸化防止剤(亜硫酸塩)。

 今月14日の発売で、季節限定商品とのこと。名前のとおり夏にふさわしい仕上がりだ。 200ml入りで213円。文句のない内容。
 で、これがなんと当日記収録888本目となった。
評定: A 価格 213円(本体価格203円+消費税10円) 購入店: LAWSON
2006年6月18日 ROUGE 
CHATEAU LABEGORCE ZEDE (CRU BOURGEOIS EXCEPTIONNELS) / MARGAUX
シャトー・ラベゴルス・ゼデ(クリュ・ブルジョワ・エクセプショネル)/ マルゴー
VINTAGE: 1997
CH.LABEGORCE ZEDE 97 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区: HAUT-MEDOC
オー・メドック
AOC: MARGAUX
マルゴー
生産者: CH. LABEGORCE ZEDE 輸入者: (株)成城石井
review
 いつも購入している成城石井で、これまたおなじみ97ヴィンテージのハーフボトル。 今日はマルゴーのブルジョワ級だ。しかも03年の格付で、最上級のCRU BOURGEOIS EXCEPTIONNELSに 位置づけられているもの。同じクラスには、シャス・スプリーンとか、ポタンサックとか、オー・マルビュゼとか、 かなりの名前が並ぶ。

 色は深いルビー。エッジは微かにオレンジ。黒ベリー系の香りに、樽のバニラ香がうまく溶け込む。
 アタックは酸が結構目立ち、やや細身。甘味は強くない。 タンニンがしっかりとし、若干まとわりつく感じ。
 ACマルゴーというと、もっと妖艶なものを想像するが、かなり細身。それでいて決して薄っぺらい印象がないのはさすが。 フルボトル換算で4,000円以上だが、十分値段に見合っている。
評定: C 価格 2,089円(フルボトル換算4,178円) 購入店: 成城石井阪急三番街店(大阪市北区)
2006年6月21日 BLANC 
BOURGOGNE GRAND ORDINARE CHARDONNAY / GEORGES LINIER & FILS
ブルゴーニュ・グラン・オルディネール シャルドネ / ジョルジュ・リニエ・エ・フィス
VINTAGE: 2003
G.LIGNIER BOURGOGNE GRAND ORDINARE 03 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区:
 
AOC: BOURGOGNE GRAND ORDINARE
ブルゴーニュ・グラン・オルディネール
生産者: GEORGES LIGNIER & FILS 輸入者: (株)成城石井
review
 色は淡いイエロー。香りは、黄色い花のような少しぼけた甘さと、育ちすぎたみかんのようなゆるい柑橘香。
 味は酸がそこそこ効いているものの、だらっとした甘味が強く、なんとも締まりがない。 まるでガムシロップを薄めて飲んでいるかのよう。華やかさはほとんどない。
 シャルドネとわざわざ銘打っているけれど、ほとんどシャルドネらしいところはなし。 特長に乏しいワイン。この値段の価値は認められない。
 写真で、エチケットが斜めになっているのは最初からではなくて、卓上で汗をかいたあと、冷蔵庫のポケットに入れたら、 ずれてしまったのだ。

 なお、このBOURGOGNE GRAND ORDINAREというAOC名を、上記では「グラン・ルディネール」と書いたが、 本当はリエゾン(liaison)して「グラン・ルディネール」と読むのが正しいと思う。 ただ、日本では一般に「グラン・ルディネール」と呼ばれることが多いので、そのように表記したもの。
 ちなみにググったら、「ブルゴーニュ・グラン・オルディネール」では657件、「ブルゴーニュ・グラン・トルディネール」では たったの8件、うち1件は当日記の過去記事だった。
評定: E 価格 1,895円(本体価格1,805円+消費税90円) 購入店: 成城石井阪急三番街店(大阪市北区)
2006年6月23日 ROUGE 
CHATEAU CISSAC (CRU BOURGEOIS SUPERIEUR) / HAUT-MEDOC
シャトー・シサック (クリュ・ブルジョワ・スペリュール)/ オー・メドック
VINTAGE: 1997
CH.CISSAC 97 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区: HAUT-MEDOC
オー・メドック
AOC: HAUT-MEDOC
オー・メドック
生産者: DOMAINES VIALARD 輸入者: 東京ヨーロッパ貿易(有)
review
 色は深紅でかなり黒に近い。縁までほとんど均一。
 香りは柔らかな黒ベリーや樽のバニラのほか、皮革、土などの落ち着いた感じも。
 口に入れると、まるで絹のようにスルスルと入ってゆく。タンニンがきめ細かく、 桃のような甘さを伴い、酸は適度。やや凝縮感に欠けるきらいがあるが、このなめらかさ、穏やかさは特筆もの。 メルロー比率が高いんだろうか。

 決して大柄ではないが、自らの身の程をしっかりとわきまえた上で、その魅力を最大限に開花させているタイプ。 時々こういう女性がいるでしょ。とびきりの美人というわけではないのに、自分のアピールポイントをちゃんと熟知して、 うまく自己表現できているひと。私はこういうタイプにとっても弱いです。あ、評定はそんな私の嗜好ではなく、 客観的に見て非常にコストパフォーマンスが高いからこそのAですよ。この内容なら5,000円と言われても、 そんなに驚かない。
 中堅クラスだからこそ、まさに今飲み頃を迎えている感じ。色に熟成感がなかったから、まだまだかと思っていたが、 このくらいで飲むのが良さそうだ。ところで「飲み頃」というのが人の何歳に該当するのかは、各人のご判断にお任せする。
評定: A 価格 2,889円(本体価格2,752円+消費税137円) 購入店: 成城石井阪急三番街店(大阪市北区)
2006年6月25日 BLANC 
BOURGOGNE ALIGOTE / PAUL JACQUESON
ブルゴーニュ・アリゴテ / パウル・ジャクソン
VINTAGE: 2002
Paul Jacqueson Bourgogne Aligote 02 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区:
 
AOC: BOURGOGNE ALIGOTE
ブルゴーニュ・アリゴテ
生産者: PAUL JACQUESON 輸入者: (株)飯田
review
 今日は、気取らずに和食に合わせられる1本として、アリゴテを選んだ。値段も、まあまあ庶民的である。

 色はほんのりレモン色。香りは、はちみつ、アーモンド、くるみなど、とてもアリゴテとは思えないふくよかさ。
 口に含んだ瞬間、かなりのボリューム感がある。蜜のような甘さ+ナッツの香ばしさ。グレープフルーツの苦さもあるが、 アルコール感が豊潤で、ホットな味わい。
 後味にも甘いニュアンスが残り、アリゴテというよりは、ボーヌ地区のシャルドネかと思う。
 期待せずに購入しただけに、うれしい誤算であった。あまり冷やしすぎずに、この濃密で図太い味わいを楽しみたい。
評定: B 価格 1,942円(本体価格1,850円+消費税92円) 購入店: 酒のまえなか(大阪府吹田市)

本日までで・・・今月合計13本/今年合計77本/当日記累計892本



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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