利酒日記 kikizakenikki

2009年2月


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2009年2月1日 BLANC
MEURSAULT / ROBERT AMPEAU & FILS
ムルソー / ロベール・アンポー・エ・フィス
VINTAGE: 1988
Robert Ampeau Meursault 88 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区: COTE DE BEAUNE
コート・ド・ボーヌ
AOC: MEURSAULT
ムルソー
生産者: ROBERT AMPEAU ET FILS 輸入者: (株)モトックス
review
 昨年10月末、近所のディスカウント店が閉店するということで、セールを行っていたときに入手しておいたもの。
 88年のムルソーが約5,000円という値段を見て、少々不安はあったものの一か八か買ってみたのだ。

 色はしっかりと飴色。かなり熟成が進んでいることが分かる。
 アプリコットのような濃密な甘い香りが中心だが、若干劣化を感じさせる蒸れたような匂いもある。イヤな予感。
 味は甘味が豊かでねっとりしているが、酸もまだ生きている。 カスタードクリームやたまごの味わい。ボリューム感はある。もうだいぶ体力が削がれ、 老けた味わいだが、なんとか飲める。しかし、飲み進めるごとに、蒸れたような臭みがどんどん気になる。

 元値は5,140円だったが1割引で入手。
 残念ながら、保管状態が良かったとは言えない。 勝負事には徹底的に弱い私らしく、こういうチャレンジにはことごとく失敗する。
評定: - 価格 4,626円(本体価格4,406円+消費税220円) 購入店: Ciel江坂店(大阪府吹田市 / 閉店)
2009年2月3日 BLANC
TRIENNES LES AURELIENS BLANC / VIN DE PAYS DU VAR
トリエンヌ レ・ゾーレリアン・ブラン / ヴァン・ド・ペイ・デュ・ヴァール
VINTAGE: 2006
Triennes Les Aureliens Blanc 06 FRANCE
フランス
地方: PROVENCE
プロヴァンス
地区:
 
VdP: VAR
ヴァール
生産者: DOM. DE TRIENNES 輸入者: (株)ラック・コーポレーション
review
 高コストパフォーマンスで有名なトリエンヌ。当日記では、以前、2005年ヴィンテージを レビューしているが、今回は06。

 外観は淡いレモンイエロー。
 香りは黄色い花、蜜入りりんご、パインなど、ボリューム感がある。
 味は甘味が強く、オイリー。酸はオレンジ的で丸みがあり、 肉付きの良い分厚い味わい。だが、酸もちゃんと効いている。

 裏ラベルには "CHARDONNAY" と書かれているのだが、 とてもシャルドネとは思えない・・と、以前に05VTを飲んだとき にも、同じことを書いている。
 その時に調べてわかったのだが、シャルドネ+ヴィオニエというのが、 正解のようである。南仏らしいボリューム感に、 シャープな酸がプラスされた、普通のVdPとは思えないクオリティ。
評定: A 価格 2,090円(本体価格1,991円+消費税99円) 購入店: 成城石井阪急三番街店(大阪市北区)
2009年2月10日 ROUGE
CHATEAU BEAUMONT [CRU BOURGEOIS SPERIEUR] / HAUT-MEDOC
シャトー・ボーモン [クリュ・ブルジョワ・スペリュール] / オー・メドック
VINTAGE: 2004
Ch.Beaumont 04 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区: HAUT-MEDOC
オー・メドック
AOC: HAUT-MEDOC
オー・メドック
生産者: CH. BEAUMONT 輸入者: (株)成城石井
review
 エチケット(ラベル)の雰囲気からも、ボルドーの正統派を感じさせる1本を。

 色はやや黒みの強い深いガーネット。
 カシスや薬草の香り。しょうゆや黒豆みたいな感じも。
 タンニンはすべすべで、口当たりはベルベットのようになめらか。 酸は丸く、甘味はほんのり。喉ごしも非常になめらか。黒果実のような余韻。

 突出した要素がなく、おとなしくまとまっているが、 育ちの良さを感じさせる高貴な味わい。
評定: A 価格 2,390円(本体価格2,277円+消費税113円) 購入店: 成城石井阪急三番街店(大阪市北区)
2009年2月13日 BLANC
MACON-VERZE / DOMAINE LEFLAIVE
マコン・ヴェルゼ / ドメーヌ・ルフレーヴ
VINTAGE: 2006
Dom.Leflaive Macon-Verze 06 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区: MACONNAIS
マコネー
AOC: MACON-VILLAGES
マコン・ヴィラージュ
生産者: DOM. LEFLAIVE 輸入者: (株)ラック・コーポレーション
review
 いつも買っている成城石井さんで、珍しくルフレーヴのワインをみつけたので、 購入してみた。

 淡い麦わら色。
 香りはパイン、黄色い花、オレンジのような柑橘香、はちみつなど。 ふくよかな印象。
 味はまず伸びやかな酸があり、丸みとコク、芯のある太い味わい。 後味もジューシー。

 さすがに、緊張感と奔放さのバランスの良い1本。値段に対して、不足はなし。
評定: C+ 価格 3,790円(本体価格3,610円+消費税180円) 購入店: 成城石井阪急三番街店(大阪市北区)
2009年2月18日 BLANC
DOMAINE LABRANCHE LAFFONT / PACHERENC DU VIC-BILH SEC
ドメーヌ ラブランシュ・ラフォン / パシュラン・デュ・ヴィック・ビル・セック
VINTAGE: 2006
Dom.Labranche Laffont 06 FRANCE
フランス
地方: SUD-OUEST
南西地方
地区: MADIRAN
マディラン
AOC: PACHERENC DU VIC-BILH SEC
パシュラン・デュ・ヴィック・ビル・セック
生産者: DOM. LABRANCHE LAFFONT 輸入者: (株)成城石井
review
 極甘口で有名なAOCだが、これは SEC の文字がついているのを見ればわかるように、 辛口である。実は買うとき、初めてだと思って買ったのだが、 以前に05VTを飲んでいた。

 色は深いイエロー、あるいは淡い黄金色。
 黄色い花や蜜のほか、若草の香りもあって爽やかな印象。
 口に含むと、最初の口当たりは甘い感じだが、酸は強い。 レモンやグレープフルーツなどの柑橘フレーバーと、ミネラル分も豊か。

 鋭い部分とふくよかな部分が絶妙に交錯した不思議な魅力。
評定: A 価格 2,090円(本体価格1,991円+消費税99円) 購入店: 成城石井阪急三番街店(大阪市北区)
2009年2月25日 ROUGE
CHATEAU LA VERRIERE / BORDEAUX SUPERIEUR
シャトー・ラ・ヴェリエール / ボルドー・スペリュール
VINTAGE: 2007
Ch.la Verriere 07 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOC: BORDEAUX SUPERIEUR
ボルドー・スペリュール
生産者: CH.LA VERRIERE 輸入者: (株)成城石井
review
 気づけば最近、千円台のワインというのが、少なくなっている。 これではイカン、ということで、これはよさそうというものを、買ってきた。

 色は非常に深いガーネット。赤みが強く、まるでどろっとしているかのように見える。
 香りはカシスのような黒果実香のほか、インクや墨汁、枯れ木、土など。
 味は甘味がほんのりとしているが、意外にも酸がしっかり。 タンニンはワイルドで、やや粉っぽいのだが、滑らかなテクスチャーも持っている。

 はっきりとわかりやすいキャラクター。日常飲みのワインとして、申し分なし。
評定: C+ 価格 1,490円(本体価格1,419円+消費税71円) 購入店: 成城石井阪急三番街店(大阪市北区)

本日までで・・・今月合計6本、今年合計13本/当日記累計1144本
今月のワイン投資額・・・16,476円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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