利酒日記 kikizakenikki

2011年6月


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2011年6月1日 ROSE
KOBE WINE SELECT ROSE / 神戸みのりの公社
こうべわいん せれくと ろぜ / こうべみのりのこうしゃ
VINTAGE: 2004
神戸ワインセレクト ロゼ 04 JAPAN
日本
地方: 兵庫県
兵庫県
地区: 神戸市
神戸市西区押部谷町、平野町、北区大沢町
AOC:
 
生産者: (財)神戸みのりの公社 輸入者:
review
 神戸ワインのロゼだが、なんとヴィンテージが2004年である。どんなふうに熟成しているのか、していないのか。

 グラスに注いだ色は、グレナデンシロップのような暗赤色。ロゼにしてはかなり濃い部類であり、 フランスでいうとタヴェルのロゼみたいである。
 香りに若々しさはなく、煮詰めたいちごジャムのような、甘酸っぱさを想起させながらも落ち着いた香り。
 味は甘味が強くはないが、いちご的。タンニンは非常に弱く、さらさらしている。
 およそ熟成感などはなく、軽やかだが、香りが落ち着いており、味わいにもフレッシュ感がないので、 熟成というより老成した印象がある。
 最高級品種カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー等を使用。 芳醇な香り、豊かなボディ感と淡い渋味が特徴です。
 使用ブドウ品種:神戸市内産カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー使用。
 エチケット(ラベル)を見ただけでは、同じ KOBE WINE SELECT の赤と区別がつかないが、 瓶が緑色ではなく透明瓶である点が違う。
評定: C+ 価格 ハーフ670円(フルボトル換算1,340円) 購入店: amor Pantry 新大阪店(大阪市淀川区)
2011年6月5日 SPARKLING
CIAO PROSECCO / MARCA TREVIGIANA
チャオ・プロセッコ / マルカ・トレヴィジアーナ
VINTAGE: N.V.
Ciao Prosecco ITALY
イタリア
州: VENETO
ヴェネト
地区:
 
IGT: MARCA TREVIGIANA
マルカ・トレヴィジアーナ
生産者: SGARZI 輸入者: (株)オーバーシーズ
review
 イタリアの缶入り微発泡性白ワイン。200ml入りなので、非常にかわいい缶である。

 色は濃いイエロー。濁りを取ったパインジュースくらいの濃さがある。泡はきめ細かい。
 香りはかなり深みがあり、やや丸い柑橘香と、パインのような甘さ。
 口当たりはピリッと辛く、炭酸が強い。酸味も強く、シャープな味わいだが、 余韻は短く、スッと切れる感じ。爽快感が身上。

 普段の販売価格は278円らしいが、入手価格は1割引の250円。
 スパークリングの場合、このような飲みきりサイズの缶は非常に重宝する。 価格に対して不足なし。
評定: B 価格 200ml入り250円(フルボトル換算938円) 購入店: KALDI COFFEE FARM 江坂店(大阪府吹田市)
2011年6月10日 ROUGE
C' MONPLAISIR / BORDEAUX
セ・モンプレジール / ボルドー
VINTAGE: 2007
C'Monplaisir 07 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOC: BORDEAUX
ボルドー
生産者: LES VINS D'HELMINA 輸入者: (株)アストル
review
 いわゆるジャケ買い。 安ワインらしからぬラベルの雰囲気に惹かれて。

 外観はやや青みの強いガーネット色。
 香りは黒果実、皮革などで落ち着きがある。ボルドーらしい。ただ、グラスを回してもあまり香りが立たず、 若すぎて開いていないというわけでもなさそうだから、単に非力なワインなのかも。
 味は酸のアタックが鋭い。タンニンも強く、引っかかる。やっぱり力を秘めていそう。
 時間をおいたら少しだけ甘味が出てきたのだが、相変わらず線が細く、余韻も短め。

 セールで購入したため1割引だったが、通常価格を前提とすると、結局値段なりの内容だったと思う。
 ところで、C'MONPLAISIR で、セ・モンプレジールと読ませるのだが、 C'は本来 Ce+est(=This is)の略で C'est と書くものなのに、それをさらに省略しているわけだ。
 ちなみに、C'est mon plaisir. は、This is my pleasure. すなわち、「これが私の喜び」という意味である。
 と、当初は上記のように解釈したのだが、このワイン、兄貴分が CRU MONPLAISIR(クリュ・モンプレジール) であり、こちらはそのセカンドワイン。
 だから、C' は、もしかすると、兄貴分を匂わすため CRU の略なのかも。 C だけでも セ(あるいはセー)と読むわけだし。まあ、それであっても、C'est mon plaisir. をも 含意しているとは思うが。
評定: C 価格 1,422円(通常価格1,580円) 購入店: KALDI COFFEE FARM 江坂店(大阪府吹田市)
2011年6月23日 ROUGE
有機ワイン カベルネ / サントネージュ
ゆうきわいん かべるね / さんとねーじゅ
VINTAGE: N.V.
サントネージュ 有機ワイン カベルネ JAPAN
日本
地方:
 
地区:
 
AOC:
 
生産者: サントネージュワイン(株) 輸入者:
review
 当サイトが「葡萄酒的日常」から実質的には「チューハイ的日常」に変質してしまって、いったいどれだけの月日がたつだろう。
 今月も気づいてみると、当日記はまだ3種しかwineを掲載しておらず、これがやっと4種めである。実は、飲んでいないわけではないのだが、 アップする時間がなかったり、面倒だったりして、記録だけ取って未掲載のものがいくつかある。
 これは、スーパーで売られている国産ワインだが、輸入果汁を使った有機ワイン。 300ml入りの小瓶である。

 外観は青みが強いが、かなり薄い。
 香りはまるでヌーヴォーみたいに、やきいものようなほっこりした、新鮮で甘そうな香りがあり、 その後ろにすみれ的な紫の香りが。
 味は梅のような酸が立ち、ボディは極めて細身で、やはりコクはない。 タンニン分はわりとしっかり感じられる。

 輸入有機ぶどう果汁使用とのことで、ECOCERT(エコサート・ジャパン)の認証マークもついている。
 この価格帯で有機ワインというのは、ひとえに日本人の健康志向に訴えかけるためのものであって、 品質はやはりそれなりである。
 まあ、思っていたよりは飲みごたえはあったが。
評定: C- 価格 400円(フルボトル換算1,000円) 購入店: グルメシティ(スーパー)
2011年6月25日 CIDRE
CIDRE SUMMER SPARKLING ふじリンゴ / NIKKA
シードル サマー・スパークリング ふじりんご / ニッカ
VINTAGE: N.V.
NIKKA CIDRE SUMMER SPARKLING JAPAN
日本
地方:
 
地区:
 
AOC:
 
生産者: ニッカウヰスキー(株) 販売者: アサヒビール(株)
review
 6月21日発売の ニッカシードル サマー・スパークリング ふじりんご。
 毎年出ている製品かと思ったが、当サイトでサマースパークリングを前回取り上げたのが、なんと 2007年。 もう4年も前のこと。もしかしたらその間にも出ていて、私が見落としていただけかもしれないが。

 色は極めて淡いグリーン。ほとんど色がないと言ってもいいくらい。
 香りをかぐと、青りんごのように、酸っぱそうなイメージ。
 実際、味も酸味が鋭く、甘味はほのか。夏向きのシャープな味わい。
 アルコール分4%。原材料:リンゴ、リンゴ酸、酸化防止剤(亜硫酸塩)。
 まさに季節限定であることに納得のゆく、素晴らしい出来映え。
評定: AA 価格 200ml入り258円(フルボトル換算968円) 購入店: ダイエー(スーパー)

本日までで・・・今月合計5本/今年合計43本/当日記累計1341本
今月のワイン投資額・・・3,000円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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