利酒日記 kikizakenikki

2018年11月


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2018年11月5日 ROUGE
VIGNES D'OC CABERNET SAUVIGNON / PAYS D'OC
ヴィーニュ・ドック カベルネ・ソーヴィニヨン / ペイ・ドック
VINTAGE: 2016
Vignes d'Oc Cabernet Sauvignon 16 FRANCE
フランス
地方: LANGUEDOC
ラングドック
地区:
 
IGP: PAYS D'OC
ペイ・ドック
生産者: SO VIGNERONS 輸入者: (株)オーバーシーズ
review
 なんと 4か月ほど前 に飲んだばかりなのに、 まったく同じものをまた買ってしまった。店頭でボトルを見て、その高級そうな雰囲気に惹かれたのだが、 おそらく3ヶ月前も同じ感覚で手に取ったにもかかわらず、すっかり忘れていた。 年はとりたくないものである。
 同じヴィンテージだが、個体差もあるかも知れないので、 まっさらな気持ちで再度臨む。

 外観はやや青みの強い紫色で、かなり若い雰囲気。
 香りはカシスなどの黒っぽいベリー香と、チョコやバニラの甘さが共存。適度に深みがあるが、 やや単調であり複雑さはない。
 味は柔らかな甘味が中心で、やや平板。タンニンはまろやか。少しだけ酸が刺す感じもある。 香りに感じたチョコのような甘味に伸びはあるが、深みはなく余韻も短い。

 複雑さはなく、べたっと平板な味わい。ただ、濃すぎないところが長所と言えば長所か。
 と、ここまで書いて、前回の私自身のコメントと見比べてみたが、ほぼ変わらない感想。 いや、前回は動物臭と書いてあるが、今回はアニマリィな感じはしなかった。違いはそのくらいだろうか。
評定: C 価格 950円(本体価格880円+消費税70円) 購入店: カルディコーヒーファーム江坂店(大阪府吹田市)
2018年11月15日 ROUGE
BEAUJOLAIS NOUVEAU 2018 CROIX ROUGE / BRAC DE LA PERRIERES
ボージョレ・ヌーヴォー 2018 クロワ・ルージュ / ブラック・ド・ラ・ペリエール
VINTAGE: 2018
Beaujolais Nouveau Croix Rouge18 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区: BEAUJOLAIS
ボージョレ
AOP: BEAUJOLAIS
ボージョレ
生産者: CROIX ROUGE 輸入者: (株)徳岡
review
 新酒解禁日。
 今日は鶏肉のトマト煮込みに合わせるということを主眼にして、 このヌーヴォーを選んだ。べつに試飲をして決めたわけではない。 新酒の試飲など、どこでもさせてくれないのが通常だ。ではどういうチョイスか。 事前情報では、今年はぶどうの出来が良かった(天候が良かった)と聞いているので、 実力ある造り手のヴィラージュなどでは強すぎるのではと考え、 さりとてスーパーで売っているレベルの安新酒ではジュースっぽいのかな?とも思い、 デパートでこのビオ(organic)を選んだ。

 グラスに注いだ外観は、濃い青紫。かなり深い色で、グラスの向こう側が見えにくいくらいだ。
 香りは、かなりシャープな赤果実。ヌーヴォーらしいフレッシュ感には乏しく、 その代わりに、まるでピノ・ノワールみたいな、はじけるような果実感がある。
 味は香りの印象どおり酸が立っている。チェリーのような可憐さと、柑橘っぽい鋭さも伴った自然な伸び。 今年は天候が良かったということで、もっと分厚いものを想像していたが、 冗長にならないように、あえて酸を際立たせたかのようだ。造り手の技巧を感じる。 ほんの少しだけ絵の具っぽい感じがあるのが、ガメイらしい、新酒らしいところか。 但し、タンニンがわりとしっかり感じられる。

 昨年(2017年)は、はっきり言ってかなり痩せた感じのwineが多かったが、 それと比べると、明らかにぶどうのパワーを感じる。この造り手は、それをうまくコントロールして、 繊細に仕立てたような感じだ。
評定: A+ 価格 ハーフ1,404円(本体価格1,300円+消費税104円) 購入店: 阪神百貨店本店(大阪市北区)
2018年11月17日 ROUGE
TOPVALU BEAUJOLAIS NOUVEAU 2018 / LE CEP D'OR
トップバリュ ボージョレ・ヌーヴォー 2018 / ル・セップ・ドール
VINTAGE:2018
TOPVALU Beaujolais Nouveau 2018 FRANCE
フランス
地方: BOUROGOGNE
ブルゴーニュ
地区: BEAUJOLAIS
ボージョレ
AOP: BEAUJOLAIS
ボージョレ
生産者: LE CEP D'OR 輸入者: コルドンヴェール(株)、販売者: イオントップバリュ(株)
review
 ここ数年、毎年のように飲んでいる、イオンP.B.である"TOPVALU"のヌーヴォー。 今年も買ってみた。ペットボトル入りで、税抜き本体価格は千円未満。

 外観はやや濃いめの青紫色。透過性はあるが、やや深い。
 香りは、軽い赤果実香があり、適度な華やかさ。新酒らしいバナナのようなニュアンスはない。
 味は酸が鋭い。タンニンは当然ながら、なめらか。 香りの印象どおり、あまりフレッシュ感はなく、しっかりとした味わい。 ただ、インクのような風味がある点は、ガメイらしい。甘味はほんのり。

 前評判(今年は気候が良かった)から、安物でも甘味が強かったり、ぼやけた味わいなのかと想像していたが、 意外にも酸がキッチリと立っていて、緊張感がある。 新酒ではない通常のボージョレを飲んでいるかのようだ。バランスは良い。
評定: A 価格 1,026円(本体価格950円+消費税76円) 購入店: ダイエー(スーパー)

本日までで・・・今月合計3本/今年合計33本/当日記累計1835本
今月のワイン投資額・・・3,380円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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