利酒日記 kikizakenikki

2021年01月


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2021年1月1日 ROUGE
DEAKIN ESTATE SHIRAZ / AUSTRALIA
ディーキン・エステート シラーズ / オーストラリア
VINTAGE: 2018
Deakin Estate Shiraz AUSTRALIA
オーストラリア
地方:
 
地区:
 
AOC:
 
生産者: DEAKIN ESTATE 輸入者: 日本酒類販売(株)
review
 千円未満で入手したオーストラリアのシラーズ。

 外観はごく淡い、やや暗めのルビー色。透過性が高く、エッジはピンク〜オレンジ色。
 香りは皮革や土など、見た目よりも重そうな香りがまず感じられ、落ち着いている。
 味は香りの印象から一変。酸がシャープで、赤いベリー系の味わいが広がる。 適度に土っぽく、適度にスパイシー。 明らかにパワー不足だが、ほんのり甘い余韻が残る。

 オーストラリアのシラーズというと、もっとべたっと濃いものを想像しがちだが、 最近は色んなスタイルのものがあるようで、このワインはかなり繊細なところが売りのよう。 その結果、さらっとしすぎてパワー不足なのは否めない。
評定: A 価格 981円(本体価格892円+消費税89円) 購入店: いかりスーパーJR大阪店(大阪市北区)
2021年1月10日 ROUGE
WILD PUDA CABERNET SAUVIGNON / ESPIRITU DE CHILE
ワイルド・プーダ カベルネ・ソーヴィニヨン / エスピリトゥ・デ・チリ
VINTAGE: 2020
Wild Puda Cabernet Sauvignon 20 CHILE
チリ
地方:
 
地区:
 
DO:
 
生産者: ESPIRITU DE CHILE 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
 近所のスーパーでいつでも入手できるチリワイン、Wild Puda。 今売られている最新ヴィンテージが、2020年。そのカベルネを飲みたい。

 外観は濃い青紫色で、エッジはピンク。とても濃そうで、若い見た目だ。
 香りは、チリカベらしいインクのような匂いや、プラムあるいはブルーベリージャム、 チョコレートなど。濃密。
 味は香りの印象どおりべたっと甘く、濃い。 非常にわかりやすく、単調な味。

 値段が値段なので、これで十分だろう。 日々の食事とともに、気軽に楽しみたい。
評定: C 価格 638円(本体価格580円+消費税58円) 購入店: ダイエー(スーパー)
2021年1月16日 ROUGE
WILD PUDA WINTER BLEND / ESPIRITU DE CHILE
ワイルド・プーダ ウィンター・ブレンド / エスピリトゥ・デ・チリ
VINTAGE: 2019
Wild Puda Winter Blend 19 CHILE
チリ
地方: CENTRAL VALLEY
 
地区:
 
DO: CENTRAL VALLEY
 
生産者: ESPIRITU DE CHILE 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
 先日、2020年のカベルネを飲んだ Espiritu de Chile の "Wild Puda"。
 今日飲むのは、およそ3年前に一度掲載している Winter Blend という冬限定商品。

 外観は暗めの青紫色。エッジはピンク色から若干オレンジ色に傾いている感じ。
 香りは古いタンスのような木材、養命酒のような薬草っぽさ、プルーンみたいな黒っぽいベリー香がある。
 味は香りに感じた薬草っぽさが強く、タンニンは粗く引っかかる。 甘さは穏やかで、むしろ酸が目立つ。ゆえに重たさはあまりなく、余韻も短め。

 約3年前に 2017年ヴィンテージ を飲んだ時の私自身のコメントと見てみると、 もっと甘く重たく、しっかり飲みごたえがあったようだ。 今回は幾分かさらっとしており、チリらしさには欠けるものの、 やや上品な印象を受けた。
評定: C 価格 638円(本体価格580円+消費税58円) 購入店: ダイエー(スーパー)
2021年1月23日 ROUGE
PIERRE DUPONT PINOT NOIR / VIN DE FRANCE
ピエール・デュポン ピノ・ノワール / ヴァン・ド・フランス
VINTAGE:2019
Pierre Dupont Pinot Noir 19 FRANCE
フランス
地方:
 
地区:
 
VIN DE FRANCE
ヴァン・ド・フランス
生産者: PIERRE DUPONT 輸入者: (株)イナブコトレーディング
review
 VIN DE FRANCE という仏産では最低等級に位置する ピノ・ノワール。
 以前に同じ造り手の ガメイ&シラー を飲んでおり、あまり納得のいく内容ではなかったので、 こちらもあまり期待をせずに臨む。

 外観は極めて淡いガーネット色。ピノらしいルビー色というよりは、かなりくすんでおり、 安いカベルネみたいな見た目。エッジは若干オレンジ色っぽい。
 香りはやや単調で、ラズベリーのような甘酸っぱさを中心に、あとはアクリルみたいな匂いがする。
 味は香りの印象ほど酸が立っておらず、いちごキャンディみたいな甘酸っぱさ。 タンニンは非力で、あまりコク深さも感じない。余韻も当然のことながら短い。

 やはり力不足であったが、このクラスにあまり多くを求めるのは酷というもの。
評定: C- 価格1,408円(本体価格1,280円+消費税128円) 購入店: いかりスーパーJR大阪店(大阪市北区)
2021年1月28日 ROUGE
WILD PUDA CABERNET SAUVIGNON / ESPIRITU DE CHILE
ワイルド・プーダ カベルネ・ソーヴィニヨン / エスピリトゥ・デ・チリ
VINTAGE: 2019
Wild Puda Cabernet Sauvignon 19 CHILE
チリ
地方:
 
地区:
 
DO:
 
生産者: ESPIRITU DE CHILE 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
 近所のスーパーでいつでも入手できるチリワイン、Wild Puda。
 今月既に同じwineの2020年ヴィンテージを飲んでいるが、 今日はたまたま入手した2019年を飲む。

 外観は濃い青紫色で、エッジはピンク。見た目は先日飲んだものとほぼ同じ。
 香りは、赤いベリー香を中心に、醤油、鉛筆の黒鉛のような匂いも感じる。 甘いニュアンスはあまり強くなく、先日飲んだ2020年ヴィンテージと比べると、 ややスリムである。
 味は香りの印象どおり、まずはシャープな酸味が感じられ、ボリューム感やコクは中程度。 だからといって繊細さがあるかと言えばそれほどでもなく、やはりチリカベである。

 先日飲んだ2020年が陽だとすると、こちら2019年はやや陰。パワーが弱い分だけ飲み疲れすることなく、 すいすい飲めるのが特徴。これがヴィンテージ差なのか、ボトル差なのかはわからない。
評定: C+ 価格 638円(本体価格580円+消費税58円) 購入店: ダイエー(スーパー)

本日までで・・・今月合計5本/今年合計5本/当日記累計1976本
今月のワイン投資額・・・4,303円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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