利酒日記 kikizakenikki

2021年12月


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2021年12月3日 SPARKLING
セブンプレミアム 熟成シードル / NIKKA
せぶんぷれみあむ じゅくせいしーどる / ニッカ
VINTAGE: N.V.
セブンプレミアム NIKKA 熟成シードル JAPAN
日本
地方:
 
地区:
 
AOC:
 
生産者: ニッカウヰスキー(株) 販売者: アサヒビール(株)
review
 おなじみ NIKKA CIDRE(シードル)だが、これはセブン&アイグループP.B.であるセブンプレミアムとして出された 「熟成シードル」。発売日は、10月11日であった。

 グラスに注いだ液色は、ごく淡い麦わら色。気泡は非常に細かく、グラスの中を断続的に立ち昇る。
 香りは、キリッと酸の立ったりんご香主体で、その点は通常のニッカシードルと同系統だが、 明らかに違うのは、樽熟成のシャルドネ種の白ワインみたいな樽香が感じられること。
 味は甘味が非常に抑制的で、香りの印象以上に酸味がキリッとしている。 さらに、アミノ酸的旨みと、香りに感じた少しひねたようなバニラ的な熟成香も同時に広がる。苦味も強め。 旨みの余韻が非常に長い。
 アルコール分3%。原材料名:リンゴ(日本産)/炭酸、リンゴ酸、酸化防止剤(亜硫酸塩)。
 国産リンゴを発酵させた後、フレンチオークチップを漬け込んだ原酒をブレンドすることで、 バニラやロースト香のある芳醇で深みのある大人のシードルです。
 販売者:アサヒビール株式会社、東京都墨田区吾妻橋1-23-1。製造場:ニッカウヰスキー株式会社、青森県弘前市大字栄町2-1-1。
 NIKKA CIDRE シリーズの品質の高さは疑いのないところではあるが、味わいの系統はそんなに違わないだろうと思い、 さほど期待はしていなかったのだが、ここまで違うとは驚いた。 「熟成」の名に恥じない、本当に熟成感のある味わい深いシードルだ。
 なぜこれをセブン&アイのP.B.セブンプレミアムとして出したのだろう。 開発はセブン側からのアプローチなのだろうか。販売範囲を限定せずに定番化して欲しいくらいのクオリティである。
評定: AA+ 価格 200ml入り294円(本体価格268円+消費税26円) 購入店: セブンイレブン(コンビニ)
2021年12月24日 ROUGE
LA PETITE PERRIERE PINOT NOIR / VIN DE FRANCE
ラ・プティット・ペリエール ピノ・ノワール / ヴァン・ド・フランス
VINTAGE: 2020
La Petite Perierre 20 FRANCE
フランス
地方:
 
地区:
 
VIN DE FRANCE
ヴァン・ド・フランス
生産者: SAGET LA PERRIERE 輸入者: 東京ヨーロッパ貿易(株)
review
 VIN DE FRANCE のピノ・ノワール。大きな期待はせずに飲んだ。

 外観は、やや濃いめの暗いルビー色。エッジはピンク色。
 香りはラズベリーのような赤ベリー香に、皮革っぽさが混じる。 さらに、インクのような匂いも。
 味はやや甘くジューシーな赤ベリー。少しだけ土っぽいニュアンスがあるが、複雑さはない。 タンニンはしなやか。押しが弱く、さらっとしたタッチ。最後にふわっと甘い余韻が残る。

 等級は最下位のいわゆるテーブルワインなので、その点で高いクオリティは求められないものの、 値段を考えると、やや物足りない。
 但し、食事との相性は良かった。今日は生ハム+クリームチーズ、ミネストローネ、ローストチキンの夕食に合わせたが、 ほんのりとした甘さが生ハムの塩気にも、トマトの甘酸っぱさにも、チキンのやや甘いソースにもよく合っていた。
評定: C- 価格 1,419円(本体価格1,290円+消費税129円) 購入店: 成城石井阪急三番街店(大阪市北区)
2021年12月28日 ROUGE
CHÂTEAU LES AUBITRIES / BORDEAUX
シャトー・レ・ゾービトリー / ボルドー
VINTAGE: 2018
Ch. Les Aubtries 18 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOP: BORDEAUX
ボルドー
生産者: CH.LES AUBITRIES 輸入者: (株)ベルーナ
review
 通販のベルーナが運営している My Wine Clubというサイトから購入した ボルドー10本10,978円のセットの4本目。
 CH.LES AUBITRIES というACボルドーである。

 外観はかなり黒みの強い紅色。エッジはオレンジ色に近い。
 香りは赤果実っぽい酸っぱさと、キノコのような土臭さ、甘草のような甘苦い感じ。
 口当たりはタンニンがしっかりと引っかかる感じがあり、 ベリー系の酸が尖り気味で強いが、適度に甘いコクも。

 セパージュはメルロー70%、カベルネソービニヨン30%。
 単体での通常価格は1,958円とのこと。それを前提とすると、まあこんなものだろう。
評定: C 価格 12本セット10,978円(1本あたり1,097.8円) 購入店: My Wine Club PayPayモール店
2021年12月29日 ROUGE
CHÂTEAU LE VIEUX CHÊNE / BORDEAUX
シャトー・ル・ヴュー・シェーヌ / ボルドー
VINTAGE: 2018
Le Vieux Chene 18 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOP: BORDEAUX
ボルドー
生産者: CH.LES AUBITRIES 輸入者: (株)ベルーナ
review
 通販のベルーナが運営している My Wine Clubというサイトから購入した ボルドー10本10,978円のセットの5本目。
 CH.LE VIEUX CHENE というACボルドーである。

 外観は黒みの強い濃いすみれ色。エッジは赤茶っぽい色。
 香りは黒果実と赤果実、土っぽさが混じり、深みがある。
 味は酸のアタックが強く、タンニンは少しざらついた感じで引っかかる。 幾分かワイルドな印象。酸の切り込みの後に甘いコクが広がり、その甘さの余韻も残る。

 セパージュはメルロー60%、カベルネソービニヨン30%、カベルネフラン10%。
 単体での通常価格は1,958円とのこと。それを前提としても、十分な内容。
評定: C+ 価格 12本セット10,978円(1本あたり1,097.8円) 購入店: My Wine Club PayPayモール店

本日までで・・・今月合計4本/今年合計52本/当日記累計2023本
今月のワイン投資額・・・3,908.6円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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